2015/12/14 ボールドウィアの重量級 - Card of the Day -今日の1枚-

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ボールドウィアの重量級/Boldwyr Heavyweights

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毎朝、身体が重い。夏は瞬間的に起き上がれるが、冬は3倍ほど重く感じる。体重が増えただけ?いやいや、やっぱり冬場は気圧が、重力が違うよ!...と、現実逃避しつつ、今週は「重ッ!/Heavyウィーク」をお届けしよう。これを書いている今も身体が重いが、ズッシリヘビー級なカードを紹介していこう。

《ボールドウィアの重量級》、1枚目から重たいカード名が登場だ。ボールドウィアという単語が既に重い。ボールドウィアの名を冠するカードは他に《ボールドウィアの威嚇者》があり、この2枚は共に巨人。ここから、巨人の住まう谷かなんかだと推察できる。この巨人界の中でも、コイツらは重量級だと言われており、実際そのサイズは8/8。デケェ。昔の巨人なんて《丘巨人》の3/3が関の山だったのに。次元ローウィンでは生態系の頂点に君臨していることが窺える。してマナコストは...4マナ!?軽いじゃないか。4マナ8/8トランプルって、額面だけ受け取るとぶっ壊れではないか。すごいぞ巨人。

...勿論、こんな重量級スラッガーとタダで契約できるわけではなく...契約書にはなかなかイカツイことが書いてある。戦場に出た時、対戦相手は自分のライブラリーからクリーチャーを探してきて、戦場に出す。以上。いやいや、これは...同じローウィンブロックのクリーチャーを見てみようじゃないか。《叫び大口》、あー破壊された。《誘惑撒き》あーパクられた。いや~これは無謀すぎるぞ!相手のライブラリーにクリーチャーが入っていない可能性なんて、相当低い。特に『ローウィン』以降はクリーチャーインフレが続き、コントロールデッキもフィニッシャーは強力なクリーチャーに頼り、ノンクリーチャーのコンボデッキはほぼ消滅...となれば、このカードが戦場に着地した時にこれがデメリットにならないマッチは存在しないと言っても言い過ぎではあるまい。というか、《引き裂かれし永劫、エムラクール》《グリセルブランド》が飛び出て即死。

『モーニングタイド』発売から時は流れ、現在。上記のようにヤバすぎるクリーチャーも増えたが、同時にこのデメリットを相殺できるカードも増えた。《倦怠の宝珠》で能力の誘発を防ぎ、《墓掘りの檻》でライブラリーからクリーチャーが飛び出すのを防ぐ。ここまでやっても除去耐性がないというのが...いや、贅沢は言うまい。

イラストを見ると、男女のペアのようだ。フレイバーからは彼らが旅をする巨人だということがわかる。何も考えずのぼーっと旅して、キスキン達の小さなお家をバキバキと踏み潰す...無茶苦茶迷惑な話だが、昆虫など他の生き物たちから見た我々もこのような姿に映っているのかもしれない。エムラクール級のしっぺ返しが来ても、文句は言えそうにもない。

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