石田弘「黒に染まりゃいいんだよ!」第13回 俺より黒いヤツに会いに行く!Vol.1 レガシー編:「デーモンストンピィ」解説
タグ:dds666, 「黒に染まりゃいいんだよ!」, 石田弘, 読み物この秋よりBIGMAGICユニホーム契約プレイヤーになりました!dds666こと石田です。
もちろんこうなったからには勝ちには行きたいですが...それを踏まえて尚、いつも通りに・今まで以上に!黒くありたい!
黒さと強さを両立することは出来るのか......答えはイエス!
なぜなら!黒こそ!MTG最強のカラーに決まっているからです!
(まぁ、スタンで黒単色は流石に厳しいですけどね......)
私のデビュー戦ともなったBMO Vol.5。黒単色で素晴らしい結果を残されたプレイヤーがいらっしゃいます!
チームレガシー1位(個人成績5-1!)!
翌日のモダンでは惜しくもTOP8を逃されましたが11位!
こちらが、その方が用いたデッキレシピになります。
21lands
14《沼/Swamp》 4《古えの墳墓/Ancient Tomb》 2《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》 1《ファイレクシアの塔/Phyrexian Tower》 12cretures 4《マルドゥの急襲指揮者/Mardu Strike Leader》 4《冒涜の悪魔/Desecration Demon》 4《深淵の迫害者/Abyssal Persecutor》 21spells 4《苦花/Bitterblossom》 3《夜の犠牲/Victim of Night》 4《Hymn to Tourach》 4《虚空の杯/Chalice of the Void》 4《金属モックス/Chrome Mox》 2《迫撃鞘/Mortarpod》 4《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》 2《黒き誓約、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis of the Black Oath》 sideboard 4《催眠の悪鬼/Mesmeric Fiend》 2《毒の濁流/Toxic Deluge》 1《記憶殺し/Memoricide》 1《頭蓋の摘出/Cranial Extraction》 4《虚空の力線/Leyline of the Void》 3《三なる宝球/Trinisphere》 |
24lands
24《沼/Swamp》 12cretures 4《ゲラルフの伝書使/Geralf's Messenger》 4《ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliterator》 4《深淵の迫害者/Abyssal Persecutor》 4《搭載歩行機械/Hangarback Walker》 20spells 2《喉首狙い/Go for the Throat》 4《夜の犠牲/Victim of Night》 4《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》 3《思考囲い/Thoughtseize》 3《迫撃鞘/Mortarpod》 4《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》 sideboard 2《苦花/Bitterblossom》 4《大爆発の魔道士/Fulminator Mage》 3《悲哀まみれ/Drown in Sorrow》 4《虚空の杯/Chalice of the Void》 2《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》 |
どちらも滅茶苦茶カッコいい黒単デッキで、黒使いなら心奪われること間違いなし!
かくいう自分もリストを見て、完全に惚れ込んでしまいました。
そこで今回は特別に、デッキリスト紹介だけでなく、製作者にコンタクト、特別インタビューを敢行しました!
題して...
「俺より黒いヤツに会いに行く!Vol.1」!!
ご紹介しましょう......「根絶」のニックネームで活動されております、中野彰教(ナカノ アキノリ)さんです!
●インタビュー
dds666
それでは本日はよろしくお願いします。
根絶
よろしくお願いします。
dds666
BMOのチームレガシーでは優勝、モダンでも11位という素晴らしい結果、おめでとうございます。しかもどちらも超カッコいい黒単デッキということで、もう、同じ黒使いとして感動してしまいましたよ!
根絶
ありがとうございます。意地でも黒単を使い続けてきた甲斐がありました。
dds666
いや~正直、全世界666万の黒使いすべてに勇気を与えてくれたと思いますよ!
自分としましても尊敬の念を抱かずにはいれず、感謝の気持ちを《奈落の王》の生け贄に捧げられる形で表現したいぐらいです!
根絶
いや、それは(笑)
dds666
まぁ、私が捧げられるかはさておき、早速本題に入りましょうか。
根絶
はい、よろしくお願いします。
第一部:レガシー編
dds666
どちらも非常に魅力的なデッキだと思いますが、まずはレガシーの方から伺わせてください。
こちらは「デーモンストンピィ」というかなり懐かしい、そして今ではあまり見なくなったデッキタイプですが...このデッキを選んだ理由は?
根絶
そうですね、まずレガシーを始めたきっかけからお話しすることになるのですが......。
自分はずっとスタンダードを追いかけており、レガシーには『イニストラード』の頃から興味を持つようになりました。
そのころはレガシーのデッキは取りあえず禁止カードさえ使わなければ何でもok!と思っており、《復讐の亜神》とか《暗黒の儀式》を使ったデッキを使用しておりました。
身内と、ちょっと小さい大会に出る程度だったのでかなりカジュアルな形でした。当然、使用しているデッキも「デーモンストンピィ」とはかけ離れたような、そもそもその単語すら知らなかったですね。
dds666
ああ、わかります。そういう(やったことがないフォーマットをカジュアルに遊び始めた)時期ってすごく楽しいですよね。
根絶
はい。
そして時が流れ、モダンシーズンに入り(GP神戸2014)、一旦レガシーからは手を引いていましたが...その秋に、『統率者2014』が発表となり《黒き誓約、オブ・ニクシリス》の情報が出回った時、これはレガシーで使うしかない!と思い立ち、5マナのこのカードをプレイするにはと考えたところ、「デーモンストンピィ」というデッキを軸にすればきっと使えそうだと思い、そこからデッキを組むようになりました。
dds666
なんと、オブ・ニクシリスから構築を初められたんですか!
このオブに関しては、ちょうど前回記事にしていて、そこでも「デーモンストンピィ」に触れたので運命を感じますね。
しかしこのオブ様、なかなか見ないカードだと思うのですが実際使い心地はどうですか?
根絶
対「奇跡コントロール」には普通のクリーチャーは除去されやすいですが、プレインズウォーカーということで干渉されにくく、維持すればかなり有利になれますね。これで勝てた試合も多かったです。
dds666
なるほど。確かに奇跡相手に設置さえできれば、除去されにくいエンドカードですね。
根絶
反面、5マナという重さに加えてデーモントークン生成能力の2ライフルーズ、《古えの墳墓》によるダメージも相まって《目くらまし》有するデルバー系にはかなりきついですが、そこは他のカードで補っています。
基本は、着地してマイナスとプラスを交互に使い続けますが、《深淵の迫害者》を処理するために奥義まで伸ばすこともありますね。まあ、その間に追加のサクリ手段を引けることもありますが(笑)
dds666
なるほど、悪魔を生け贄に捧げる紋章とは非常に悪魔的で良いですね(笑)
お話を伺う限り「奇跡コントロール」やデルバー系を強く意識されているようですが、その辺り、メタゲーム的な観点も踏まえて、どのデッキを想定してカードを選んだか、など伺えますか?
根絶
《深淵の迫害者》《冒涜の悪魔》といった、このデッキの代名詞ともとれる2大デーモンについては、その戦闘力の高さからフェアデッキ・コンボデッキ両面において活躍できるため最大枚数を維持しました。
ただ後述しますが、サイド後では《深淵の迫害者》をサイドアウトせざるを得ないマッチもあるため、実質的には最強戦力は《冒涜の悪魔》となります。
ddds666
ここは「デーモンストンピィ」の名前にもなっている部分ですし根幹部分ですね。2マナランドも活かして素早くプレイし蹂躙する、まさにストンピィのムーブです。
根絶
そうですね。本来なら《にやにや笑いの悪魔》から来ているデッキ名ですが、2体の優秀な後輩たちに席を譲ってしまいました......
dds666
《にやにや笑いの悪魔》(笑)いや~、良き黒いカード名が自然に出てきますねぇ(笑)
根絶
残るクリーチャー枠としては《マルドゥの急襲指揮者》に目が行くと思いますが、これもデッキにフィットしているクリーチャーでして、墳墓からチャリス(《虚空の杯》)x=1というストンピィ定番の動きに続くクロックが欲しくて。3ターン維持すれば3→5→7と、15点持っていけるのが魅力ですね。
dds666
チャリスから続く3マナのクロック。「ドラゴンストンピィ」で言えば《ギャザンの略奪者》にあたる部分ですかね。従来の「デーモンストンピィ」には見られなかったパーツで、確かに生き残った場合の打点は高いですね。
根絶
そうですね。今ではドラストの3マナ枠はラブルマスター(《ゴブリンの熟練先導者》)が枠を獲得していますが、デモストのラブル枠はこの急襲指揮者だと思っています。
また、「奇跡コントロール」相手にジェイスを着地させてしまうと中々対処ができずそのまま優位を取られてしまいがちでしたが、"疾駆"によって落とせるのが何よりの魅力ですね。
dds666
確かにこのデッキなら4マナの疾駆も出来ますし、トップした場合でも働いてくれそうですね。
根絶
ええ。また、デーモン達と共に攻撃すれば、実に2ターンで20点を削り切れるのが魅力ですね。
実質クリーチャー枠として《苦花》も4枚採用しており、これはより「奇跡コントロール」を意識しての採用となります。
dds666
そう《苦花》!これ「奇跡コントロール」相手にめちゃ強いですよね。自分も「ポックスリアニ」のサイドボードで使っていますが、1枚で勝てる時もあります。
根絶
そうですね。《金属モックス》のあるデッキですから、1ターン目に着地させることも可能ですし他のクロックもあるためこのデッキでは有効に働くことが多いです。
墳墓からのダメージが蓄積して気づいたらペイライフだけで一桁・・・なんてこともありますが(笑)
dds666
その辺りも黒らしいといえばらしくて魅力的だと思いますよ(笑)
根絶
ええ(笑)
また、《苦花》や急襲指揮者といったトークン生成手段とシナジーがあり、迫害者の処理手段にもなる《迫撃鞘》もポイントですね。
dds666
《迫撃鞘》!これは当時スタンではそこそこ見られたカードですが、かなり渋いチョイスですね!
根絶
デルバー相手には後手から墳墓かモックス経由で《秘密を掘り下げる者》の表面を処理できますし、《若き紅蓮術士》にも有効ですね。
dds666
確かに、今のレガシーのフェアデッキはタフネス1ばかりですよね。それらを封殺出来る可能性があるのは、確かに強力そうです。
根絶
そうですね。唯一、《死儀礼のシャーマン》が処理できないのだけネックですが...まあそこまで出来たら強すぎますしね(笑)
というか死儀礼が強すぎるというべきか・・・
dds666
あ!そうだ死儀礼と言えば、少し脱線になるかもしれませんが......
自分もこういった黒のデカブツ系のデッキを考えるときに、1マナ域すべて捨ててチャリス+モックスにするか、それとも《暗黒の儀式》+《死儀礼のシャーマン》+《思考囲い》みたいにするか、でどっちがいいか悩むんですよ。
根絶
あー、なるほど。わかりますね。
dds666
今回はそんな1マナ域をすっぱり切った構成になっていますが、それだけチャリスの支配力が強力と判断しての事でしょうか?
根絶
そうですね。一度チャリスを抜いて《思考囲い》を入れた形も試したのですが、ハンデスは《渦まく知識》を構えられていると効果が半減しますし、後引きされたカードには当然ながら意味がありません。その点、チャリスの制圧力は絶対的で、黒の弱点である「今引き」にも対応できます。
ただ、チャリスもそう毎回引けるわけでは無いため、追加の妨害手段として《Hymn to Tourach》だけは残しました。一応これも1ターン目にキャストできるため、後手でもコンボ相手に間に合ってくれます。
dds666
チャリスを使う際に重要なのが1ターン目に2マナを用意する動きだと思うのですが、このデッキの2マナランドは《古えの墳墓》だけで《裏切り者の都》の採用は見送られていますが、これについても聞かせて頂けますか?
根絶
《裏切り者の都》も当初は4枚入れていましたが、このカードを強く使うには3マナのカードが多く入った形で、且つ複数引いても無駄にならない形が理想だなと・・・即ち、「ドラゴンストンピィ」専用のカードだと思いました。
《血染めの月》と《月の大魔術師》のように、デメリットとメリットをうまく両立できるカードが黒には存在しなかったため、止む無くデッキから抜きました。
dds666
なるほど、かなり綿密なテストプレイの上に成り立ったバランスになっているわけですね。デッキへの思い入れが感じられて実に素晴らしいです。
根絶
例えばの話ですが、急襲指揮者や《ファイレクシアの抹殺者》、《冷酷な軍族》のような3マナの高パワー持ちばかりで固めるような形にすれば、都は入れて良いと思います。
僕のは4マナ以上のカードを優先したため、都をあきらめた次第です。
dds666
なるほど、そういった形(3マナ偏重)も面白そうですね。
その他のスペルに関しては、まぁ定番というか、定番というほどこのデッキタイプ周知されてないですけど(笑)
根絶
そうですね(笑)まあ黒いデッキならというか、ストンピィなら入ってもいいよなというカードばかりですね。
dds666
《ヴェリールのリリアナ》は言うまでもない強いカードですけど、こういうバラつきが出てしまうデッキではいらないハンドを処分できるのでありがたいですね。
根絶
そうですね。あと、チャリスとの兼ね合いで結局相手が不要牌を捨てているだけになることもありますが、逆に言えばドローソースで処理手段を探させることも無く、また《稲妻》等の火力が飛んでこないまま奥義を目指せるのでデッキに合っていると思っています。これまた迫害者の処理手段にもなりますしね(笑)
dds666
確かに。リリアナのおかげで《マラキールの門番》いなくてもよくなりましたね(笑)
自分は「ザ・ゲート」好きなんですけどね...
根絶
リリアナは先出ししておけますし、コンボにも強いですからね。
dds666
あの忌々しい《宝船の巡航》&《時を越えた探索》が禁止になって、またリリアナ様も輝けるようになりましたね。
メインでもう一つ気になったことがあるのですが、こういったストンピィ系、とくにトークン増産まで出来るタイプですが、定番の《梅澤の十手》や《火と氷の剣》などは使われていないんですね?
根絶
それら装備品も試しましたが、装備品単体では基本的に仕事をしないため他に枠を譲っています。《迫撃鞘》がその枠に収まっていますが、これは最初の一発を即効性のある除去として使えるのが大きいですね。ただ、ライフを獲得する手段が欲しいので、十手は今後また試してみようと思います。
dds666
なるほど、カード一枚一枚に明確な採用理由が伺え、実によく調整されたデッキレシピだということがわかります。
では、サイドボードについて教えて頂けますか?
根絶
分かりました。
dds666
《催眠の悪鬼》4枚が非常に目を引きますね。ヴィンテージ的と言うか......
根絶
基本的にコンボ相手に入れる追加のハンデスになります。コンボはどれも軽量ドローソースや《暗黒の儀式》のような1マナ呪文を主体としているためチャリスは絶対維持したいカードで、それに邪魔されないハンデスということで採用しております。
dds666
確かに、チャリスを使うデッキはサイドボードにも制限がかかりますからね。
根絶
また、クリーチャーのため《呪文貫き》や《狼狽の嵐》が当たらず、カードが置かれるのが墓地でなく追放なのも地味ながらメリットですね。
dds666
なるほど。主要なマッチアップでの具体的なIN/OUTのプランを伺えますか?
根絶
分かりました。それではまず、目下の仮想敵である「奇跡コントロール」から。
IN 《頭蓋の摘出》《記憶殺し》
OUT 《迫撃鞘》×2
メインから結構意識しているためサイドインはそこまで多くありません。負け筋が《天使への願い》ですので、これを抜き去ってしまえば即死は無いため、《終末》と《精神を刻む者、ジェイス》に気を付けながらクロックを確保してゆきます。このマッチでは普通のクリーチャーより《苦花》やニクシリスといったトークン生成手段に加え、リリアナが重要なマッチアップです。
dds666
確かに、「奇跡コントロール」視点からすれば《苦花》もリリアナも最悪レベルのカードですし、除外系カードを通してしまったらそこで負けみたいなものです。
根絶
因みに《夜の犠牲》をサイドアウトしない理由としては、ほぼ必ず《僧院の導士》が入ってくるためそれに触れる手段と、迫害者の処理手段のためです。
次に、「スニークショー」。
IN 《催眠の悪鬼》×4 《頭蓋の摘出》《記憶殺し》
OUT 《苦花》×4 《迫撃鞘》×2
追加のハンデスと、一撃で負ける《引き裂かれし永劫、エムラクール》を処理できるカードをサイドインします。
dds666
ストンピィのマナベースなら、4マナの除外系カードも相手に先んじて打てる可能性がありますね。
根絶
そうですね。その前にチャリスかハンデスを挟んでやれば尚良しです。
続いては対「ANT」。
まずOUTから。
《深淵の迫害者》×4 《苦花》×4 《迫撃鞘》×2 《夜の犠牲》×3 《ヴェールのリリアナ》×2
IN 全部(笑)
dds666
全部ですか(笑)
根絶
「ANT」だけをメタった訳じゃないんですが、サイドのカード全部有効なので全部入れます(笑)
dds666
ああ、なるほど確かに(笑)
根絶
因みに「ドレッジ」相手もサイド全部入れます(笑)
dds666
この辺りもヴィンテージ的ですね(笑)
根絶
そうですね(笑)
dds666
明確な殺意と役割のあるカードは好きです。《虚空の力線》とかね。
根絶
力線は凄く助けられていますね。リアニのようなカウンターもある相手だとそれをすり抜けて、且つ先手後手関係なく先置きできますからね。
最後に、RUGやBUG、グリクシスなどの、対デルバー系。
IN 《毒の濁流》×2 《三なる宝球》×3
OUT 《苦花》×3 《黒き誓約、オブ・ニクシリス》2
dds666
このマッチアップはレガシーでゲームをする上では避けて通れませんし、個人的にも興味があります。メインはチャリスが通るかどうかで大きく変わると思いますが、相性はどうでしょう?
根絶
ライフをすり減らす墳墓を引きすぎなければ有利に立ち回ることができます。墳墓2枚とか引くと一瞬で負けます(笑)
チャリスが仮に通らなくとも、除去で相手の出鼻をくじいてデーモンを着地させればこちらが優勢になりますね。相手が《目くらまし》《Force of Will》複数ある時はHymnやリリアナをおとりにキャストしてゆきます。これは盤面にもよるので一概にこれだと言えるわけでは無いですが。
dds666
ええ、そこは承知しています。一度捌けば、カードパワー自体はこちらのデッキのほうが高いわけですしね。
根絶
因みに、ごくまれに《金属モックス》の刻印を《もみ消し》されることもあるのでそれは要注意、ですね。まあ、「カナディアン・スレッショルド」くらいしかいませんが。
dds666
なるほど、それは覚えておくべき事項ですね。
根絶
チャリスやサイド後の《三なる宝球》といった妨害手段、除去というこちらの序盤の動きが噛み合うかどうかによって左右されるマッチですね。あとデーモン2種の飛行がホントに偉いです。特に《若き紅蓮術士》にも屈しない迫害者。
dds666
確かに6/6飛行は相手からしたら対処不可能です。《冒涜の悪魔》がヤンパイのトークンに寝かされるのはご愛嬌ですね(笑)
根絶
そこだけがネックですね(笑)
dds666
こうして見ますと、色々な相手に対応できて、プレイングも楽しそうでしすごく良いデッキだと改めて思いました
それになにより、黒への愛が満ち溢れていますしね!
根絶
ええ、やっぱり自分のやりたい事をやったもん勝ちだと思っていますし(笑)
よく、ジェイス+2こちら対象にされた時、相手の顔がしかめっ面になることが多々あります(笑)
dds666
こういったオリジナリティの高いデッキだと、わからん殺しできるのも利点の一つですよね。
根絶
そうですね。特に疾駆を持つ《マルドゥの急襲指揮者》はその代表とも言えます。スタンですら中々見ないカードですしね(笑)
dds666
では最後に、このデッキについてのアピールポイントやレガシーで言いたいことなどありましたら、ご自由にどうぞ!
根絶
そうですね。 先人たちの技術をこうして引き継ぎ(半ば勝手に発掘して)、新しい形にできたのが何よりの喜びですね。
「デーモンストンピィ」は、普段レガシーではお目にかからないようなダイナミックなカードを使えるため、所謂ティミー向けなデッキだと思います。「ドラゴンストンピィ」と違うのはチャリス等の置物以外でもハンデスがある分コンボに強いところと、やはり黒くてデーモンが使えるところですね!
dds666
やっぱりデーモンはカッコいいですからね!(笑)
いや~このデッキすごく魅力的ですし実績もあるわけですし、これから使う人増えるかもしれませんね!
根絶
そうなると嬉しい限りです(笑)
レガシーはよくカードが高いと言われますが、このデッキはリリアナや《苦花》を除けば比較的安価なカードでも組めますし、人とは違う勝ち方を求める方にはオススメのデッキです。悪魔の力を是非ご堪能下さい!
dds666
いやぁ、本当に黒という色が好きなプレイヤーならではの回答がバンバン返ってきて、インタビューのし甲斐があります(笑)
それでは、続いてモダン編を...
~続く~