2018年1月19日 BIG MAGIC契約プロが選ぶ『イクサランの相克』注目カードTOP5!を公開しました。
2018年1月17日 日下部恭平『くーやんの「今」、これを買え!』第115回~『イクサランの相克』発売日にはこれを買え!~を公開しました。
2018年1月17日 岡本桂多のKill them All!『イクサランの相克』ピックアップ編を公開しました。
2018年1月13日 BIGs 藤本岳大 はまち式カードレビュー『イクサランの相克』編を公開しました。
2018年1月12日 BIGs『イクサランの相克』注目カードTOP3を公開しました。
2018年1月4日 岩SHOW マジック:ザ・ギャザリング『イクサランの相克』プレビューを公開しました。
2017年11月29日 MTG『イクサランの相克』Bigweb特設ページを公開しました。
岩SHOW マジック:ザ・ギャザリング『イクサランの相克』プレビュー
BIGs『イクサランの相克』注目カードTOP3
画像をクリックすると、各プレイヤーのTOP3カードについてのコメントをご覧いただけます。
毎セット恒例のBIGs(BIG MAGICユニフォーム契約プレイヤー)による、注目カードTOP3寸評の始まりだ!
今回は『イクサランの相克』、最後の小型セットに収録されるカードは一体どのようなものなのか?今一度BIGsメンバーと一緒にチェックしてみよう!
石田龍一郎
1位《法をもたらす者、アゾール/Azor, the Lawbringer》
フルスポを見て一番最初にデッキの核として組んでみたい気持ちにさせられた一枚。
毎ターン疑似《スフィンクスの啓示》で気持ちよくなりたい。なりたくない?
2位《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix》
復活にコストが不要で、かつ速攻付与からラグが少ないため、歴代のフェニックスと比べても群を抜いて強いと思います。
現状《熱烈の神ハゾレト》もいますが、デザートレッドのように少し重い構成にして《栄光をもたらすもの》と一緒に使いたいです。
表のルーターが使いやすく、裏は割ととんでもないことが書いてある。
《アズカンタの探索》同様、伝説ながら手札で被っても腐りにくいのもいい。
加藤健介(イヨッ、新・環境名人~!)
マナコストは重いものの非常に強力な効果を持つアーティファクトです。メインボードで使用されることは少ないかもしれませんが、サイドボード後に息切れを防止すると同時に相手のプレインズウォーカーを封殺する役目を担うかもしれません。
現在のスタンダードで白があまり使われていないのは、実戦的な低マナ域の除去が存在しなかったことが一因です。以前、《絹包み》が活躍したように特に白系のアグロでは待望の1枚となるでしょう。仮に割られても追放したクリーチャーは戻ってこないのも◯。
「攻め」のカウンターとして使える《取り消し》の上位互換カード。強襲達成後に本命のスペルを通すために構えたり、こちらの攻撃クリーチャー指定後の《奔流の機械巨人》や《残骸の漂着》などの除去、エンド時のドロースペルもわずか1マナで打ち消すことができます。特にサイドボード後によく見るカードになるのではないでしょうか。強襲で使用しなくても最低限《取り消し》なので汎用性の高いオススメの1枚です。
加茂里樹
1位《凶兆艦隊の向こう見ず/Dire Fleet Daredevil》
《ケラル砦の修道院長》や《瞬唱の魔道士》を彷彿させる1枚。
今のスタンダードだと《稲妻の一撃》《霊気との調和》《削剥》《致命的な一押し》など軽くて使いやすいカードが多いので強力なカードとなりそうです。
ビートダウン同型だと、これを多く引いた方が簡単に勝ちそうですね。
2位《原初の死、テジマク/Tetzimoc, Primal Death》
能力で相手がクリーチャーを展開するのを牽制できるエルダー恐竜君。
上手くハマれば1枚で大量のアドバンテージが獲得できる一枚です。
本体も6/6/6に接死と放置できるサイズじゃないのでエルダー恐竜界(せまい)でもかなり強いです。
速攻や先制攻撃の多い今の環境の生物群なら簡単に条件が達成でき、フリップ後は相手の攻撃を受けながらライフを削ることができる脅威になります。
フリップした直後から好きな色のマナが使用できるので、実質1マナでマナ加速+マナフラッドをケアできます。
表面の能力である1点ダメージが刺さる相手が多いなら使われそうですね。
カード名が《胆力の道》ですけど2体以上の攻撃(なんなら低リスクで殴れる先制攻撃や二段攻撃持ち)でフリップするので別に胆力は要らない。
河浜貴和
1位《凶兆艦隊の向こう見ず/Dire Fleet Daredevil》
赤い逆《瞬唱の魔道士》。能力抜きでもマナレシオ良し。相手依存なので上振れ下振れあり得ますが、特にスペルの強いモダン以下の環境での活躍に期待。《罰する火》や《壌土からの生命》の対策にもなります一応。
2位《原初の死、テジマク/Tetzimoc, Primal Death》
こちらも6マナ6/6と素のサイズは十分(タイタン!)。相手のクリーチャー展開を抑制することができるので、除去カードではありますが、ギリギリまで引きつけるコントロールよりも、自身もクリーチャーを展開してプレッシャーをかけるミッドレンジデッキに活躍の場がありそうです。
3位《翡翠光のレインジャー/Jadelight Ranger》
上振れ3マナ4/3で占術1×2がついてくるようなもんなので強いはず(ざっくり)。《不屈の追跡者》と比べるのは可哀想ですが、デッキによっては《ならず者の精製屋》より優先される可能性はあります。
斉田逸寛
モダンの記事を書かせていただいてることもあり、やはりこのカードが目に止まります。
早めに設置することでフェッチランドを止められるので、《猿人の指導霊》や《発熱の儀式》を使って2ターン目にキャストしてもいいですし、「青赤エムラブリーチ」や「赤単氷雪」などメインに《血染めの月》が採用されているデッキでは併用・代用も考えられます。
「エルドラージトロン」のようなデッキに赤を足して使うことも検討できそうで、新しいデッキが出る可能性もあるくらい強力なカードだと思っています。
2位《凶兆艦隊の向こう見ず/Dire Fleet Daredevil》
こちらはスタンダードで活躍しそうな1枚。カードパワーだけで言えばモダン級です。
主に3~4マナ域としてカウントすると思いますが、緊急時には2マナでとりあえず出せる点は在りし日の《棲み家の防御者》を彷彿とさせるものがあります。
1T目《霊気との調和》
2T目《牙長獣の仔》
3T目《ハダーナの登臨》から全乗せアタックで4点
4T目同じく全乗せで6/6の《牙長獣の仔》に《顕在的防御》+変身土地になった《オラーズカの翼神殿》起動で16点!Win!
というのは大袈裟ですが、スタンダードは2マナ域に《歩行バリスタ》や《巻きつき蛇》など相性の良さそうなカードも多いので期待できる1枚だと思います。
田中陽
1位《オラーズカの暴君、クメーナ/Kumena, Tyrant of Orazca》
本人もそこそこ軽く、盤面をガチャガチャするととても楽しそうです。
有能そうなお供のマーフォークも出て来ているので、デッキを組んでみたくなる1枚です。
最低限表面でもルーターをしてくれる、イクサラントンデモ両面カードの1枚です。
今のスタンダード環境では唱えている暇なんてなさそうです...が、
裏面には夢とマナが溢れていますし、今後面白いデッキが産まれることに期待します。
3位《首謀者の収得/Mastermind's Acquisition》
シルバーバレット戦略ってかっこいいですよね。
Jon Finkel氏が2000年のアメリカ選手権で使用された「フローレスブラック」とか、本当に好きなデッキの1つです。
「願い」の方の効果もたくさんの名デッキを産み出しているので、密かに期待しています。
永井守
1位《翡翠光のレインジャー/Jadelight Ranger》
一回でも土地を捲ればアドバンテージが取れるので、使い勝手は良さそうです。
2位《凶兆艦隊の向こう見ず/Dire Fleet Daredevil》
相手の墓地に依存するのが気になるところですが、腐っても2マナ2/1先制と考えれば悪くなさそうです
3位《マーフォークの霧縛り/Merfolk Mistbinder》
待望のロードクリーチャー登場でマーフォーク強化に期待したいです。
中道大輔
1位《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix》
現在スタンの赤い4マナ域は《熱烈の神ハゾレト》と《反逆の先導者、チャンドラ》が絶対王者として君臨しており退けて入る隙間は無い...というのが最初見た時の感想でした。
しかし、フェニックスは上記2枚とは違い「伝説でない」ため複数枚引いても無駄牌にならないという隠されたメリットがあり、デザートレッドを始めとした様々なミッドレンジにマッチしたカードという印象です。
フェニックスを相手とした時、除去しようとすると追放でない限りは最低2枚は必要になりますし、それは他のクリーチャーが生き残りやすくなるという事でもあります。
さらに飛行持ちのためブロックで倒す事も困難です。
《暴れ回るフェロキドン》とは相性が悪いですが《再燃するフェニックス》→《栄光をもたらすもの》という流れは今後よく見る光景となるかもしれません。
初期投資の3マナだけ支払えば、あとは戦闘のたびに+1/+1カウンターを乗せられるとなるとかなり破格な能力だと思います。
特に《巻きつき蛇》デッキとは相性が良く、伝説のため複数枚採用し辛かった《ピーマの改革派、リシュカー》と散らせるようになったので安定した2→3マナの動きが期待できます。
裏面へ変身する条件もかなり緩く、かつサイズアップ+回避能力付加と大盤振る舞い。是非《逆毛ハイドラ》を飛ばしてみたいですね。
3位《凶兆艦隊の向こう見ず/Dire Fleet Daredevil》
みんな大好き僕も大好きな《瞬唱の魔道士》が赤くなって帰ってきました。
能力上、相手に依存してしまうため強さはメタ次第といったところではありますが、現状でも《霊気との調和》《蓄霊稲妻》《削剥》《致命的な一押し》《選択》といった軽くて強力なスペルが使われていますし、かつ先制攻撃持ちで戦闘能力は高いのでスタンでは十分活躍するのではないでしょうか。
本家よりは使いにくいため、モダン以下の環境では厳しいと思いますが、青を使わない赤系デッキで採用の可能性はあると思います。
野稲和弘
1位《翡翠光のレインジャー/Jadelight Ranger》
恒例となった?緑の3マナアドバンテージ生物。
マーフォークなので部族シナジーも期待できるとにかく凄い奴。
テキストに悪用しろと書いてある素敵なカードです。
割るなりバウンスするなりブリンクするなり好きな方法で悪用 しましょう。
変身条件も割りと緩めで変身後はとんでもない打点を稼ぎだしてくれます。
《巻きつき蛇》のお供に。
朴高志
1位《狂信的扇動者/Fanatical Firebrand》
赤単の欲しかった強い追加の1マナクリーチャーがついに来ました!
速攻と気の利いたタップ能力のお陰でいつ引いても腐らず、またスペックも及第点とかなり優秀なのではないでしょうか。
活躍間違いなしの凄い奴です!
2位《凶兆艦隊の向こう見ず/Dire Fleet Daredevil》
今のスタンダードなら、1マナで強いスペルは結構ありますので、割と早いターンに出してもそれなりに強そうです。
特に赤単同士の戦いでは、これを多く引いた方が勝ちそう!
3位《贖罪の聖騎士/Paladin of Atonement》
《シェフェトの砂丘》などを使って戦場に出せば、結構な早さで大きくなる気がします。
白のウィニーや吸血鬼デッキなどが流行るかは分かりませんが、カードとしての強さはありそうです。
松原一郎
1位《法をもたらす者、アゾール/Azor, the Lawbringer》
コントロールのフィニッシャー性能としてはかなり良いと思います。上の能力は、返しの《秘宝探究者、ヴラスカ》で除去されるのが気になりますが。
待望の銀エラ、ロードを得てマーフォークが組めるなら一緒に使ってみたいところですね。
3位《貪欲なチュパカブラ/Ravenous Chupacabra》
時代や名前が変わっても強いもんは強いんじゃないかと。《スカラベの神》で再利用されると絶句しそう。
光安祐樹
1位《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix》
歴代フェニックスの中でも最強クラスのスペックですね。戻ってくるのにマナがいらない上に速攻まで付くのはやりすぎですね。《熱烈の神ハゾレト》と違い《栄光をもたらすもの》との共存が容易なので、ミッドレンジ寄りの赤単は強化されそうです。
2位《凶兆艦隊の向こう見ず/Dire Fleet Daredevil》
能力が相手依存ですが普通にキャストしても及第点で、火力が飛び交う赤単ミラーではかなりの威力を発揮しそうです。
3位《風雲艦隊の疾走者/Storm Fleet Sprinter》
カード単体でのダメージ期待値が高そうなのでバーンよりのデッキでチャンスがあるかもしれません。同じセットの《執着的探訪》を付けたりするのも楽しそうです。フレーバーテキストもかっこいいです。
三宅恭平
《爆発的植生》に2ドローがついてる?(違う
《面晶体の記録庫》の2ドローが先にもらえる?(違う
でも2ドロー後に7マナにジャンプしてはいる。7マナといえば何か?
そう!ボーラスが出ちゃうんです!つまり勝てちゃうんです!(違くはない
これはSDCCプロモのボーラスの購入を考えさせられる1枚ですね。
さてこのカードの表面ですが、そうです!何も書いてません!!そこは認めます。しかしこれは裏返ります。そこは構築です。(なんやかんや4ターン目に普通に条件満たすよきっと。)そして裏面は、そう!あれです!禁止カードのあれ!!よくわからんけど禁止カード4ターン目に出ます。
その後どーするか?まず5マナ出るので禁止カードの《マナ吸収(呪文詐欺)》を構えましょう。これでまたマナが増えます。もう10マナ以上余裕であるでしょう!つまり、そう!ボーラスが
3位《帝国の先駆け/Forerunner of the Empire》
"激昂"というキーワード能力で得られる恩恵は強力なものばかりですが、誘発させるのは難しい。そんな悩みを解決してくれる1枚です。
特筆すべきは《帝国の先駆け》が場にいる状態で緑の神話レアの《万猛竜》を場に出すとどうなるか?全てのクリーチャーに3点をあたえ、5/5が8体場に出ます。
このコンボがネタなのか、構築級なのか、デッキビルダーの腕の見せ所です。
8マナひねり出す方法については上記2枚をもう一度ご確認ください。
簗瀬要
1位《翡翠光のレインジャー/Jadelight Ranger》
『イクサランの相克』で一番幸せになれるカードといったらこれでしょう!
3マナ払って「土地2枚+2/1」か「土地1枚+3/2」か「4/3」なら探検結果がどうであれ、払ったマナに対する十分なリターンがあると言えます。ティムールエネルギーの《ならず者の精製屋》と《つむじ風の巨匠》は強すぎるので、これらを押しのけてまでデッキに入ることはないでしょうが、9枚目、10枚目の3マナ域のカードとしてデッキに入るポテンシャルがありそうです。
2位《凶兆艦隊の向こう見ず/Dire Fleet Daredevil》
《翡翠光のレインジャー》のような、場に出てカードを引くような幸せになれるカードが好きなんですが、《豪華の王、ゴンティ》や《慮外な押収》のように相手の幸せを奪うカードも好きなんですよね~(悪)《凶兆艦隊の向こう見ず》はそんな幸せを奪う系のカードです。ラムナプレッドもティムールエネルギーも10枚前後のインスタントかソーサリーが入っているので、結構な頻度で相手の墓地から唱えることができると思います。本体が2/1先制攻撃なので、普通に出しても最低限の仕事はしてくれるのもいいですね。
3位《オラーズカの暴君、クメーナ/Kumena, Tyrant of Orazca》
正直、ティムールエネルギーとラムナプレッドの2強体制を崩すのは難しいと思っていますが、崩れることを期待してこのカードをピックアップ!どちらのデッキも3点火力を基本の除去として使用しているので2/4というサイズはとても頼もしいです。またどちらのデッキもロングゲームになっても戦えるので、カードを引く能力もロングゲームに対抗できるいい能力だと思います。《銀エラの達人》というマーフォーク的幸せなカードもあるので、何とかならないかな~?
吉森奨
表は軽いルーター、裏返ればフィニッシャーを出す元に。裏面の印象から一見カジュアル感がありますが、表の能力が強力なため案外バカにできないと思います。
待てば《取り消し》走れば《払拭》、ティムール等でマウントを取りに行くのに使えそうです。
役立つ能力のオンパレード。カジュアルでは言うまでもなく、ハッキリとした使い道ができればプレインズウォーカーに替わるアドバンテージ源としてスタンダードで使われるかもしれません。
以上、2018年のBIGs初仕事でした!今年もグランプリなどで活躍してくれるように、応援のほどよろしくお願いいたします!
...一人いませんけど、まあいつものようにぼやき混じりのレビューを書いてくれることでしょう!そちらもお楽しみに!
BIGs 藤本岳大 はまち式カードレビュー『イクサランの相克』編
岡本桂多のKill them All!『イクサランの相克』ピックアップ編
日下部恭平『くーやんの「今」、これを買え!』第115回~『イクサランの相克』発売日にはこれを買え!~
BIG MAGIC契約プロが選ぶ『イクサランの相克』注目カードTOP5!
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井上徹
《血染めの月》と比べると劇的に効く相手は少なそうですが、
フェッチランドを多用するようなデッキにとっては非常に鬱陶しいカードです。
こういった2枚目以降効果が無いカードはデッキに複数枚採用し難いですが、
キャントリップでそれが緩和されている点が特に高評価です。
各種神や《再燃するフェニックス》を無力化出来る凄い奴。
除去と一緒に使わなくても、単体で十分優秀なアタッカーです。
構えてくる相手に滅法強いカウンター。
通常コストが特に重くなっているわけでもないので、かなり使いやすそうです。
優秀な軽量除去。
破壊されても追放したクリーチャーは戻って来ないので、
《地揺すりのケンラ》や《機知の勇者》を安全に処理出来ます。
5位《攻角のケラトプス/Siegehorn Ceratops》
《ティロナーリの冠》を付ければ7/4トランプル。
リミテッドっぽいコンボですが、
色拘束の厳しささえクリア出来れば構築でも活躍出来そうです。
川崎慧太
1位《翡翠光のレインジャー/Jadelight Ranger》
土地ドロー、擬似占術のどちらでもデッキの安定感を高められますので往年の名脇役、《巨森の予見者、ニッサ》や《クルフィックスの狩猟者》のような働きを期待しています。+1/+1カウンターや種族マーフォーク、墓地にカードを落とせるなどシナジー要素も豊富なので色々なデッキで使われる可能性があると思っています。
2位《原初の飢え、ガルタ/Ghalta, Primal Hunger》
一目瞭然の圧倒的なサイズ。2マナ12/12は夢がありますね。
前環境のティムールエネルギーの様な緑系のミッドレンジが中盤以降5、6マナ程度で唱えるのが現実的な運用でしょうがそれでも対処法が限られ、十分ゲームを決めるインパクトがあると思います。
変身が比較的容易なわりに裏面の能力がどちらも強く、禁止となってしまった《ラムナプの遺跡》の穴を埋める為、赤系のアグロでボロスカラーの組み合わせはよく見ることになるのではないでしょうか。
昇殿という能力が未知数ではありますがリミテッドでは思っていたより早く達成できる感触だったのでトークンなど横に広げる戦略に特化したデッキで4ターン目の達成が安定するデッキを考えてみたいところです。
5位《法をもたらす者、アゾール/Azor, the Lawbringer》
《ラムナプの遺跡》の禁止に伴い青系のコントロールデッキも前より数を増やすかと思うのでそのフィニッシャーとしてピックアップ。同じマナ域に《奔流の機械巨人》という強すぎる競合がいますが《削剥》1枚で落ちない、翌ターンの相手の行動を制限できる、能力でライフが得られるなど機械巨人とは違った強さがありますので両者を散らして採用するのも面白いのでは。
松本友樹
1位《オラーズカの暴君、クメーナ/Kumena, Tyrant of Orazca》
カードそのものは強いけど活躍出来るかは微妙、ローテーション後に期待かな・・・
と、そう思っていました。
しかし禁止の発表により、すぐに活躍することが期待できる楽しみな1枚になりました!
デッキとしてのマーフォークは《クメーナの語り部》・《銀エラの達人》・《マーフォークの霧縛り》と非常に優秀なカードが揃っています。
《深根の水域》や《金属ミミック》などもいるため、色々な形が模索できそうです。
2位《原初の飢え、ガルタ/Ghalta, Primal Hunger》
5色のエルダー恐竜サイクルはどれもが強力ですが、その中でも一際輝くのがこのガルタくん。
構築ではオーバーキル気味な雰囲気も醸し出てますが、それでも12/12トランプルは使ってみたい!
平成の《迷える探求者、梓》こと《むら気な長剣歯》や《不屈の神ロナス》と組み合わせて、上手いこと使ってみたいカードです。
3位《原初の災厄、ザカマ/Zacama, Primal Calamity》
昨年ローテーションで退場した《絶え間ない飢餓、ウラモグ》で感覚が麻痺してしまっているかもしれませんが、このカード、実は書いてある事凄いんです。
幸いにも《雷群れの渡り》と《約束の刻》という強力なマナ加速が存在しているので、ザカマさんを使う下地は十分です。
出ても土地が起きる前に《ヴラスカの侮辱》をされてしまうと悲しいですが、火力相手ならばそうそうやられません。
《覚醒の太陽の化身》と合わせて、最強のミッドレンジキラーデッキとして活躍してくれるかもしれません。
4位《炎鎖のアングラス/Angrath, the Flame-Chained》
《光輝の勇者、ファートリ》と悩みましたが、昨日ドラフトリーグでこいつにやられたのを思い出してランクイン。
『イクサラン』のストーリーではミノタウルスだし残虐な奴なんだろうな~と思っていたのですが、実はとても娘思いで世話焼きなお父さんミノタウルスであるアングラスさん。
ファートリとの関係はかつてのサルカンとアジャニを思い出します。
カードの効果はひたすらに相手のライフを追い詰めるもの。
メインボードに搭載するのであれば、前環境で活躍してた黒単タッチ赤のアグロデッキがちょうど良さそうです。
+1を2回も使われたら大体ゲームは終わりでしょうし、相手のブロッカーをそのままフィニッシャーに変換してしまう-3も強力です。
ですが、このカードの本領はコントロールのサイドボードではないかと考えています。
グリクシスコントロールなどのミラーマッチでは凶悪の一言。
かつてのリリアナ・ヴェスと同じような役割になりますが、このカードはそのままライフを削り取ってくれます。
アドバンテージとフィニッシャーを兼ね備える上に、コントロール対決で強力な《周到の神ケフネト》も処理出来るのはおまけとしては充分でしょう。
流石に毎回やりすぎて申し訳なくなってきました。
今回の《パラドックス装置》枠です。
やはり《面晶体の記録庫》を失ったダメージは大きく、まだ《パラドックス装置》デッキは完全体には至っていません。
しかし、このカードはそんなパラドックスに新たな可能性を示してくれました。
アーティファクトやクリーチャーから大量のマナを生み出してフィニッシュ、というオーソドックスなパラドックスデッキでは、5~6回のルーティング+マナ加速をするだけ。
それでもそこそこ強そうなカードですが、言ってしまえばそこ止まり。
これまでとあまり変わりはありません。
しかし、このカードが中心になった場合、話は一変します。
《砂時計の侍臣》のようなパーマネントをアンタップ出来るカードと組み合わせて、《アゾールの門口》を中心に組むことでパラドックスに頼らずに膨大なマナを生み出せるようになります。
《パラドックス装置》デッキは《パラドックス装置》をどうにかされてしまうと手も足も出ずに負けるという弱点がありましたが、このカードがあればある意味2枚のパラドックス、2本の柱で戦うことができます。
もちろん《パラドックス装置》デッキ以外でも様々な可能性が見いだせるカードです。
ぜひ対戦相手を驚愕させるようなデッキを作ってみて下さい。
マジック:ザ・ギャザリング『イクサランの相克』情報
【発売日】2018年1月19日
【ブロック】『イクサラン』ブロック 第2セット/全2セット
【マジック交流会】2018年1月6日~7日
【プレリリース・イベント】2018年1月13日~14日
【公式発売日】2018年1月19日
【ドラフト・ウィークエンド】2018年1月20日~1月21日
【店内選手権】2018年4月7日~8日
【プロツアー『イクサランの相克』】2018年2月2日
マジック:ザ・ギャザリング公式サイト『イクサランの相克』ページ