みっくすは人間カンパニーについてかく語りき



 

マジでご無沙汰!みっくすです!

先月末「どうにかするから」って言いながらGP京都があった関係でまっっったくどうにもなりませんでした

具体的には執筆時間不足と言うよりは、モダンの纏まったマッチ数を回す時間が無くて、というアレなんですが・・・言い訳はこのくらいにして本編行きましょう!

 

 

今回紹介するのは人間カンパニー。

 

《死の影》が跋扈していた2017年5月末あたりにマジックオンライン上で殿堂プレイヤーのOlle Rade、ロシアの有名グラインダーButakov Dmitriy、アメリカのAndrew Cuneoが使用し、短期間で多くのリーグ5-0を繰り返した為に突然注目度が上がったデッキです。抜群の安定性や理不尽さを持ち合わせるデッキではありませんが、昨今では珍しいオンライン発のデッキと言ってもいいでしょう。

 

それではいつものデッキ概要です。

 

 

「人間カンパニー」とは

 

・《サリアの副官》を活かすためにデッキ全体を軽量人間クリーチャーで構成したビートダウンデッキ

・同マナ域のカードが非常に多く採用されており、それにより手札破壊されたことで動けないターンが発生しづらく、また《反射魔道士》で蓋をするので自らライフを大きく減らす《死の影》デッキ全般に対してデッキ構造上非常に有利

・《集合した中隊》を使う都合上デッキのほとんどがクリーチャーなため、直接的・即効性のある妨害手段が少なく極端に相性の悪いデッキも存在する

・マナフラッドに弱いにも関わらず《スレイベンの守護者、サリア》と《集合した中隊》を併用する矛盾を抱えており、5マナまで伸びてほしい事がしばしばある

・緑白ベースではあるものの、5色のマナ全てを捻出し捕色として赤、青、黒の優秀なサイドカードが採用可能と柔軟性は高い

・土地によるライフ喪失が大きく《血染めの月》耐性は非常に低い

 

こんな感じです。いい面、悪い面が同じ数だけあるようなデッキですね。

一応ブン回りがあるのでモダンの基本である4ターンキルは可能です。

 

 

次に今回紹介するデッキリストと各カードの役割説明です。

 

 

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【各カードの役割とセオリー】

 

《貴族の教主》

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モダンに存在するカードプールで最高のマナクリーチャー。《極楽鳥》と違い、黒はだせないものの人間シナジーと賛美を擁することから文句なしの4枚採用です。

 

 

《アヴァシンの巡礼者》

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《貴族の教主》だけでは安定して初手に引き込めないのでこちらも4枚。

マナクリーチャーがプレイ出来ているということは緑マナを供給できているので、メインカラーの白が出せるのはとてもありがたい。

最序盤「相手は絶対に1マナ除去を構えている」という確信があるならば《貴族の教主》よりこちらを優先してプレイし、除去を釣ってもいいでしょう。

 

 

《教区の勇者》

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デッキの構造上、クリーチャーを展開して面で押す動きの中、このカードだけは面ではなく点で押す役割も持ち合わせています。もちろん面の要員としても大変優秀です。オンラインでは勝手に誘発した分だけ表示されますが、現実では「忘れ」扱いになるので、ちゃんと誘発型能力は宣言して解決しましょう。僕はよく忘れます。

 

 

《スレイベンの守護者、サリア》

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Super Crazy Zoo時代から《死の影》系デッキにとても効果的な能力を持ち、バーンやコンボにも強いナイスカード。使っている側からすると「なんかこいつ小さいなあ」としか感じませんが、モダンで1マナ重くなると言うことは2アクションを封じるレベルの効果があり、実は非常に効いています。

他のカードの枠や初手に2枚ほしくないことから3枚採用ですが、明確な理由があれば4枚にしていいと思います。

その場合は後述の《翻弄する魔道士》と入れ替えが良いでしょう。

 

 

《サリアの副官》

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基本的には自身を大きくするよりも全体強化として呪文の様に使用するため、3~4ターン目にプレイすることが最も多いカードです。

また、《サリアの副官》をプレイ→誘発型能力がスタックに乗る→解決前に《集合する中隊》をプレイ。と動けば中隊から出る2枚にも+1/+1カウンターを乗せられます。合計6マナが必要となりあまり頻繁には使わないテクニックですが、小技として覚えておくといいかもしれません。今回は採用していませんが《アブザンの鷹匠》と一緒に使用するとより一層相手の意表を突けます。

 

 

《アヴァブルックの町長》

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全体強化能力持ちの追加枠です。

デッキの構造上手数が多いので、変身して裏の能力を積極的に狙うという展開はありません。サイドボードのカードとよく入れ替わる、抜きやすさナンバー1。

 

 

《翻弄する魔道士》

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苦手とするコンボデッキや、構成するカードがほとんどクリーチャーで相手に干渉する手段を持たないこのデッキにとって貴重な妨害枠。

《死せる生》《原始のタイタン》《むかつき》《至高の評決》《全ては塵》《罠の橋》《神々の憤怒》などを宣言することが多いです。

モダンはデッキの種類は多くとも、デッキリストは似たり寄ったりでキーカードが大きくずれることが無く、とりあえずこれらを暗記するだけでも使えます。

 

 

《異端聖戦士、サリア》

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3マナと重く、除去耐性も一切ない変わりにモダンにおいてほとんどのデッキに効果が見込めます。

土地コンボにはマナの使用を遅らせターンを稼ぎ、クリーチャーデッキにはブロッカーが寝ている間に1回多く攻撃できるので除去の薄いこのデッキにマッチした能力です。

除去主体の青いコントロール相手には簡単に除去されてしまうので、サイドのカードと少し入れ替えます。

 

 

《ザスリッドの屍術師》

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効く相手が限られているものの《至高の評決》や《鞭打ち炎》に合わせてプレイした《集合する中隊》から飛び出た場合とんでもない奇跡を起こすことも。

基本的にはジャンドや死の影など除去の多いフェアデッキに対してサイドから追加して、むかつきやストームなどのコンボには抜きますが。

ウルザトロンは《紅蓮地獄》を擁する赤緑相手の場合のみサイドアウトせず、緑白、緑黒、青単には不要です。

 

 

《反射魔道士》

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このスタンダードで禁止された坊主こそ、このデッキが《死の影》に対して有利な部分。

死の影デッキは軽量除去とハンデスの連打で相手が盛り返してくる前に勝負を決めにかかるので、この《反射魔道士》の稼ぐ2ターンとブロッカー排除の被害はあまりに大きく、こちらの《集合する中隊》が間に合います。
手札に複数枚ある《死の影》《タルモゴイフ》《グルマグのアンコウ》などの複数展開まで防止するので、ノーガードの相手をタコ殴りにしてやりましょう。

土地コンボ、手札コンボや重コントロールには効果が薄く、サイドアウトしやすいカードではありますが即全抜きとはなりません。

僕はリビングエンド、青赤黒のエムラシュート、青トロン相手には2枚残すことがよくあります。

 

 

《先頭に立つもの、アナフェンザ》

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マナクリーチャーから展開する高速アタッカーの役割を持ちつつ、地味ながら発掘やリビングエンドに対しても◎

小技としてマナクリーチャーを寝かせて育てていく事も可能です。

《電結の荒廃者》が接合できなくなる効果もありますね。

 

 

《集合した中隊》

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撃てば撃つだけ有利になり、デッキ名の由来でもあるパワーカード。

基本的には相手のターンエンドにプレイして《サリアの副官》と《反射魔道士》を探しに行きますが、捲れ方次第でそのターン勝てる場合や都合よく捲れなければ勝てないという状況では戦闘中やメインでプレイすることも。

相手の呪文プレイにスタックで撃って《翻弄する魔道士》を場にだしても、それはもう唱えられてしまっているので止めることはできないので注意。

 

 

《流刑への道》

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モダン環境の代表的除去ですが、デッキの構造上相手を妨害するよりもこっちが押していくので3枚に。

このデッキでは最後の最後、差し切る為に撃つイメージを持ってるといいかも。

 

 

《ミラディンの十字軍》

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BG系、死の影系などの相手に除去もブロックもし辛いアタッカーとしてサイドインしますが、タイタンシフト、呪禁オーラ、フェアリー相手には《反射魔道士》と入れ替えます。

 

 

 

《石のような静寂》

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説明不要の親和殺し。

今回紹介するリストでは2枚にしていますが、もし今オンライン上で使用するなら3~4枚でもいいと思います。

 

 

《安らかなる眠り》

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発掘、青赤ストーム、リビングエンドに対しては全力でサイドインし、青系コントロールには1~2枚だけ入れます。

死の影系デッキにもサイドイン可能ですが、そもそもメインから非常に有利なためヘイトカードに頼るのではなく展開で押しましょう。

 

 

《配分の領事、カンバール》

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青赤ストーム、バーン、アイアンワークスに対して効果的なカード。

バーン相手は序盤に出して除去されるのは勿体ないので、ギリギリまで引き付けてダメージ計算を狂わせるイメージでプレイしましょう。

 

 

 

 

【人間カンパニーの有利不利】

あくまでも今回紹介するリストでプレイした際のデッキ相性ですので「〇〇に不利とは我慢ならん!」という方は適宜構築を弄って下さい。

 

『有利』

・グリクシス死の影

・ジャンド死の影

・黒緑/白緑ウルザトロン

・青黒フェアリー

・バントエルドラージ

・エルドラージタックス(≠白黒エルドラージ)

・青白コントロール

 

 

『不利』

・バーン(サイドの構築次第で大きく改善可能)

・ランタンコントロール

・ジャンド

・白黒小悪疫

・むかつき(サイド多めなら五分まで可能)

・タイタンシフト

・リビングエンド(サイド多めなら五分まで可能)

・アミュレットタイタン

・ジェスカイコントロール

 

これらに記載のないデッキであれば構築次第で多少抗えますが、カードアドバンテージ獲得手段が《集合する中隊》しか無い以上、時間さえ稼げば必殺技が打てるコンボや重除去コントロールは厳しいものがあります。特定のデッキと相性を改善したい場合は《否認》《イゼットの静電術師》《戦争の報い、禍汰奇》《クァーサルの群れ魔道士》《再利用の賢者》《コーの火歩き》《永遠の証人》などから選択して同マナ域のカードと入れ替えるのが良いでしょう。

 

 

【キープorマリガン】

 

人間カンパニーのマリガンは、即死コンボがない、カードアドバンテージが取れない、軽いカードが多く後半までゲームが伸びてほしくないという性質上、マナスクリュー寄りでも軽く動ける手札はキープし、フラッド寄りの手札はマリガンするイメージを持ってください。

もちろんこれらはメインボードで対戦相手がわからない前提なので、サイド後はゲームスピードに応じてマリガン条件は緩くなって行きます。

 

 

A.先手、マナクリーチャー2枚、《スレイベンの守護者、サリア》《反射魔道士》《集合する中隊》《教区の勇者》白と緑が出る土地1枚

B.先手、《教区の勇者》《アヴァブルックの町長》《集合する中隊》3枚、《魂の洞窟》2枚

 

このような手札の場合、ほぼすべてのカードがドローとして許容できます。

Aはただのブン回りですが、もしBに近い手札で2マナ域が《スレイベンの守護者、サリア》である場合は自分の《集合する中隊》が5マナになってしまうことも考慮したうえで判断した方が良いでしょう。

 

また、次のような手札はマリガンすべきでしょう。

 

C.先手、マナクリーチャー1枚《サリアの副官》《流刑への道》土地4枚

D.後手、《流刑への道》《反射魔道士》《先頭に立つもの、アナフェンザ》《異端聖戦士、サリア》《ザスリッドの屍術師》《剃刀境の茂み》《ガヴォニーの居住区》

 

 

Cは5枚目の土地、2枚目の《流刑への道》、2枚目のマナクリーチャーは引きたいカードではありませんしここから勝てるドローの条件が厳しすぎます。

Dは黒と青のマナが供給できない状態で、ありながら追加の土地も必ず必要で、尚且つデッキの強みである序盤から積極的に動くことも放棄しており、相手のわからないメインボードの後手で到底キープできる手札ではありません。

 

 

 

【主要デッキへのサイドボーディング】

 

人間カンパニーはデッキ内のカードパワー差がはっきりしていること、マナ域を高くしすぎてデッキの動きが悪くなることを防ぐイメージを持ってサイドボーディングを行います。

サイドアウトするカードに悩んだら《アヴァシンの巡礼者》1~2枚に加えて、《翻弄する魔道士》《ザスリッドの屍術師》《先頭に立つもの、アナフェンザ》《アヴァブルックの町長》《流刑への道》《反射魔道士》の中から一番そのマッチアップで不要と思われる同マナのカードを少しずつ選びます。

 

 

 

・エルドラージトロン

in:2《ザスリッドの屍術師》、2《石のような静寂》

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out:2《スレイベンの守護者、サリア》、2《翻弄する魔道士》

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メインは微有利くらいありますが問題はサイド後。今回のリストは《石のような静寂》以外採用していない関係で《墓掘りの檻》が致命的で、出されると《集合する中隊》からの逆転や展開力が低下してしまい、相手のクリーチャー群の前にモジモジした結果《全ては塵》を撃たれてるのが負け筋です。《漸増爆弾》《全ては塵》からの被害を少しでも軽減し《歩行バリスタ》へ少し強くなるのもあり《ザスリッドの屍術師》をサイドインしています。《先頭に立つもの、アナフェンザ》は《作り変えるもの》《搭載歩行機械》の能力を封じる渋い動きをするので抜きません。

また、可能であれば《虚空の杯》を乗り越える為の《魂の洞窟》は《幽霊街》で破壊されないよう手札に抱えておきましょう。

 

予想される相手のサイドカード:《漸増爆弾》《バジリスクの首輪》《墓掘りの檻》《搭載歩行機械》《次元の歪曲》

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・グリクシス死の影

in:2《ザスリッドの屍術師》、2《罪の収集者》、2《ミラディンの十字軍》

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out:2《アヴァシンの巡礼者》、2《アヴァブルックの町長》、2《翻弄する魔道士》

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非常に有利なマッチですが可能であれば相手の《コジレックの帰還》《神々の憤怒》くらいはケアしながら動きましょう。ただしそちらを警戒しすぎて《最後の望み、リリアナ》で蓋をされる展開が一番まずいので、そこだけは注意。サイド後はデッキが少し重くなっていますが除去の多い相手には当たり札を増量して全体除去に巻き込まれてしまう事が多く、ゲームを決定付ける活躍をしづらいマナクリーチャーを減量します。

 

予想される相手のサイドカード:《コジレックの帰還》《最後の望み、リリアナ》《イゼットの静電術師》《集団的蛮行》《神々の憤怒》

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・バーン

in:2《配分の領事、カンバール》、2《罪の収集者》

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out:3《異端聖戦士、サリア》、1《ザスリッドの屍術師》

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土地から多くダメージを受けやすい構造上、ライフを狙われると死活問題なうえに《大歓楽の幻霊》がやっかいですが、僕は微不利くらいかなと思っています。

しっかりと有利が欲しい場合は《ブレンタンの炉の世話人》《コーの火歩き》などをサイドに積んで《罪の収集者》を75枚の中に4枚採用すればOK。

 

予想される相手のサイドカード:《灼熱の血》《渋面の溶岩使い》

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・親和

in:2《石のような静寂》、2《オルゾフの司教》

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out:3《異端聖戦士、サリア》、1《ザスリッドの屍術師》

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飛行が全く止まらない関係で、先手ではそうでもありませんが後手だとサイド後ですら手も足もでず負けることがあります。

しかし、親和はサイドボードさえ取れば最弱にできるデッキですので《石のような静寂》の増量、《イゼットの静電術師》《古えの遺恨》《再利用の賢者》《戦争の報い、禍汰奇》などのカードをサイドに積めば問題解決。

《翻弄する魔道士》は《大霊堂のスカージ》との組み合わせでダメージレースを台無しにする《頭蓋囲い》を主に指定しますが、毒殺される負け筋を封じるために《電結の荒廃者》を宣言することもあります。

 

予想される相手のサイドカード:《墓掘りの檻》《鞭打ち炎》《ギラプールの霊気格子》《はらわた撃ち》

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・青白コントロール

in:2《罪の収集者》、2《ミラディンの十字軍》、2《ザスリッドの屍術師》、1《配分の領事、カンバール》

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out:4《反射魔道士》、3《流刑への道》

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《至高の評決》《ギデオン・ジュラ》《前兆の壁》と大量の除去とドローが入っている関係で、出し惜しみをしながらチクチク攻撃していてもゲームは長引いてなんとなく勝てそうな雰囲気だけ味わえますが、それは相手の手のひらで踊らされているだけで結局はアドバンテージ負けしてしまいます。そのため、基本は全力展開で総攻撃します。

こちらが工夫できるポイントとしては、相手が4マナに届く前のターンでこちらの攻撃クリーチャーに《流刑への道》を撃たせてからの《異端聖戦士、サリア》をプレイすること。

4ターン目に《至高の評決》《謎めいた命令》がプレイできなければ大きなチャンスになりますからね。

 

予想される相手のサイドカード:《機を見た援軍》《仕組まれた爆薬》《墓掘りの檻》《ルーンの光輪》

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・青赤ストーム

先手

in:2《罪の収集者》、2《配分の領事、カンバール》、3《安らかなる眠り》、2《オルゾフの司教》

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out:3《異端聖戦士、サリア》、1《ザスリッドの屍術師》、1《先頭に立つもの、アナフェンザ》、3《流刑への道》、1《森》

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後手

in:2《罪の収集者》、2《配分の領事、カンバール》、3《安らかなる眠り》、2《オルゾフの司教》

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out:3《異端聖戦士、サリア》、1《ザスリッドの屍術師》、1《森》、4《教区の勇者》

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相手にストームを稼がせない為には《炎の中の過去》《ゴブリンの電術師》《遵法長、バラル》に対処する必要がありそれらに適したカードを適宜サイドインします。

後手の場合、マナクリーチャーから《反射魔道士》《配分の領事、カンバール》《罪の収集者》に繋げられるか《安らかなる眠り》《スレイベンの守護者、サリア》がなければマリガンしたほうがいいですね。ストーム側も墓地が対策されることは織り込み済みで《巣穴からの総出》を追加の勝ち手段として来ますから、それに抗えるように《オルゾフの司教》もサイドイン。

 

予想される相手のサイドカード:《稲妻》《残響する真実》《紅蓮地獄》※稀です

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・発掘

in:3《安らかなる眠り》、2《オルゾフの司教》

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out:3《異端聖戦士、サリア》、2《アヴァブルックの町長》

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《燃焼》+《壌土からの生命》の1発でライフを根こそぎ持っていかれないよう、土地から余計なダメージは受けないように注意してセットランドする、くらいしかメインでこちらが注意できることはありません。が、サイド後は別。《スレイベンの守護者、サリア》か《安らかなる眠り》が2ターン目にプレイできる手札を狙いに行きましょう。

《翻弄する魔道士》は《壌土からの生命》を宣言するのが基本ですが、《燃焼》《安堵の再開》を宣言することもあります。

《燃焼》で盤面が崩壊する危険はありますが《ザスリッドの屍術師》で維持するのではなく、あくまでも速度勝負というイメージで戦うと良いと思います。

 

予想される相手のサイドカード:《暗黒破》《集団的蛮行》《自然の要求》

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【終わりに】

人間カンパニー回、最後まで読んでくれてありがとうございました。

皆さんが普段行っている地元の大会ではほとんど見かけないんじゃないかな?と思って紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか。

個人的には同じ小粒デッキなら親和の方が好きだなあという印象でしたけど、《集合する中隊》で奇跡を起こし、《死の影》を蹂躙できるのは最高でした。

 

 

えーそしてここでお知らせがあります!

 

実は「かく語りきシリーズ」今回が最終回です!パチパチパチパチ~ミックス、マジオツカレー

何事も始まりがあれば終わりもあるってことですね~。

いつも読んでくれていた方、即リツイートしてくれていた方、そして今回初めて読んでくれた方も、皆さん本当にありがとうございました。

 

自分なりに色々と思いを込めながら毎回書いていたので、オンライン上や大会会場で反応があるのは、大いにやる気につながっていました。いや、本当ですよ(笑)

 

ここを深く掘り下げたらとても長くなりそうなのでそろそろ終わろうかな!

 

 

それじゃ、ばいばいっ!

 

 

人見 将亮

(編:2017年8月31日をもって期間満了となり、人見さんはBIGsを退団となります。当戦略記事連載にてモダンシーンを大いに盛り上げてくれたことに、こころから感謝の意を表します。今後もプレイヤーとして、より一層ご活躍されますようお祈りいたします。)