Powerleech

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Card of the Day -今日の1枚- 2013/12/10

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色の役割...赤は火力、青はドローとカウンターとか、そういうのである。
その中で、緑の役割とは何だろうか?「力強いクリーチャー」「クリーチャー以外への万能な対処」というイメージが強いのではないだろうか。

 

特に後者は、最近は大型エキスパンション・基本セットに高い確率で収録されている《帰化》なんかがその象徴と言えるだろう。

 

一昔前、いや二昔前なら《忍び寄るカビ》がそのポジションだった。

 

これらのカードに加え《ウークタビー・オランウータン》《ヴィリジアンのシャーマン》と、緑はアーティファクウトの破壊に長けまくっている。

 

破壊に追放に何でもござれといった具合だ。

 

しかし、誰にでもルーキーな頃はある。

 

今は筋骨隆々・ゴツすぎる肉体を武器に大活躍の長距離砲も、入団当初は色白のヒョロヒョロ君だった、なんてことはよくあることだろう。

 

このアーティファクトぶっ壊し名人の緑さんにも、ヒヨッ子な時代があったのだ。

 

「アンティキティー」の頃は、フィーチャーされ大量に増えた強力なアーティファクトに対して、緑は猛烈に抵抗するポジションだが、まだノーリスクである直接的な破壊呪文を持っていないという、今では考えられないポジションだったのだ。

 

不器用な抵抗運動を続けるカード群の内の1枚が、この《Powerleech》だ。このエンチャントの効果はというと「対戦相手がコントロールするアーティファクトがタップ状態になるか、対戦相手がアーティファクトの起動コストに(T)を含まない起動型能力を起動するたび、あなたは1点のライフを得る。」というもの。

 

相手がアーティファクト主体のデッキならば、とりあえず2ターン目にペッと先貼りしておくと良い。そこそこの回復を見込めるだろう。

 

問題なのは、この回復が一体どれだけ意味があるのかということだ。

 

10点回復しようが20点回復しようが、相手に制約がかかっていない以上、回復が追いつかないレベルに展開されて踏み潰されるのがオチだろう。

 

まあ、古の抵抗手段ということで。現代では素直に現代のアイテムを使うべきだ。

 

統率者戦では《マイコシンスの格子》と共に設置して鬼の回復なんてしてみたくはある。


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