軍勢の整列/Marshaling the Troops

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Card of the Day -今日の1枚- 2014/01/31

軍勢の整列/Marshaling the Troops

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軍勢の整列/Marshaling the Troops

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「起立、気を付け、礼、休め」といった一連の動作をやらなくなってから一体どれだけの月日が経ったのだろう。小学校の時、皆も朝礼などで経験したことがあるはずだ。

 

あれ、もしかしたら世代によっては違う方法で整列してたんかな?並びは背の順?あれって合理的ではあるけどほとんど身長変わらんやつとか曖昧すぎる判断基準で決められてたのが今振り返るとどうなんって思う部分は...はい、整列の思い出話はこんなところで。

 

列を整えるというのは大事なことだ。特にそれが大軍になればなるほど。統率をとるには、まずはそれを率いる者がしっかりと全体を把握する必要がある。

 

命令を行き渡らせるためにも整列は必要不可欠なものだ。それはマジックにおいても同じようで、整列するとボーナスが得られるようである。

 

この《軍勢の整列》はクリーチャー1体をタップすることで4点の回復が見込める。2マナでクリーチャー1体タップしてそれなら割高すぎるが、これがタップするのは何体でもOKとくれば話は別だ。

 

2・3・4・5とタップしていけば20点以上の超回復も見込めることだろう。クリーチャーをブロックに回すことで防げるダメージを、この回復の点数が大いに上回っているのならばタップするという隙を作る行為もそれほど危惧すべきものではない。

 

問題は「カードを1枚消費するだけの価値があるのか」ということである。あくまで個人的な価値観ではあるのだが、僕は緑は守るよりも攻めることに真価を発揮する色だと思っているし、デッキもそのように作成している。

 

その中にあって、回復するしか使い道がないカードというのはどうにも...という訳だ。回復は決して悪いことじゃない、場合によっては相手とのライフの差をつけるという意味では赤の火力のような働きをすることもあるだろう。

 

《原初の命令》や《スラーグ牙》は本当に愛用した1枚である。しかし整列に出来ることは回復オンリーなのだ。これでクリーチャーをタップするなら殴りかかりたいと思う。

 

しかし、これが多人数戦などに発展すれば話は別だ。統率者戦で《胞子の教祖、ゲイヴ》でズラズラとトークンを増やして次のターン殴りかかるぞという構えを取っておきながら、隣からくる《瀉血》が怖いので超回復しておこうというのは完璧な動きだ。トークン系のデッキには採用してみて欲しい1枚である。

 

ずっとツッコミたかったのが、整列というアクションがタップであること。マジックでは怠けたり睡眠状態になったりすることをタップ状態で表現するのに、その対極のアクションが同じ表現というのは面白い。もしかしたら整列の疲れでドッと疲労しているのかもしれない。


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