ワンゲル



tozan agrro by Hayashi shoya

土地

4天保山

4高尾山

4伊予ヶ岳

4筑波山

 

 

「そこに山があるからだ」という言葉があります。

この言葉は「何故エベレストに登るのですか?」と質問されたジョージ・マロリーと言う登山家が残したと言われていますが、実際には誤訳だった(『原文:Because it is there.』直訳すれば「それがそこにあるから」なのですが、このそれと言うのは文脈的にエベレストそのものである可能性が高い)という説が有力です。

 

しかし、その言葉は誤訳であれど一度聞けば強烈に印象に残る言葉だと思います。

何故登るのか? そこに山があるからだ。

そこにある限りそれに挑戦し続ける事は、自分に取って息をするのと同じくらい自然な事だ、だから特筆する理由なんてない......と、そういう意味に捉える事が出来ます。力強いメッセージが感じ取れるという事ですね(誤訳ですが)。

 何故プレイするのか? そこにマジックがあるからだ。

マジックを楽しんでいる方にはきっとこういう考えの人が沢山いるはず!

 

 

......かどうかは定かではありませんが、日本に山が沢山あるのは事実でしょう。せっかくそんなに山があるのだったら、登らなきゃ損!

そう言うわけで、軽い(気持ちで登っても大丈夫な)山でデッキを組みましたので軽く紹介したいと思います。

 

 

 

・天保山

場所:大阪

標高:4.53m

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まず山に分類して良いのか?と思われるかもしれませんが、一応人工的に作られた「築山」です。

大阪の観光名所である海遊館や大観覧車はもちろん観覧船での大阪港周遊やマーケットプレイスでの買い物なども楽しめます。

全国2位の低さを誇る最軽量級なので、何の準備もなしに気軽に登る事が出来るのも良ポイント! アグロなら4積み確定レベルでしょう。

 

 

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《ゴブリンの先達》よろしく切り込み隊長として活躍してくれることでしょう。

登りきると近くの商店街の店舗で登頂証明書が貰えるので、記念品コレクターの方は要チェックです(在庫が無い場合ありなので要確認)。

 

 

 

・高尾山

場所:東京

標高:599m

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コラガンが住んでいそうな名前ですが、全然関係ありません。

登山客の数が世界一としてギネスに記録されており、ミシュランガイドからも星3つの認定を受けています。

 

 

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その筋のビートダウンならどんなデッキにも4積みレベルなのでさながら<キランの真意号>、今のうちに1000枚買え。

新宿から電車1本で行けるにも関わらず自然が残されており、有名になる前からゴミ問題などにも対処していたおかげでとても綺麗な状態で観光出来ます。

また自然観光だけではなく滝行体験や精進料理の食べれる寺など、The NIPPONを味わい尽くせるところも日本人はもちろん海外から来た観光客の心をもがっちりと掴んでいます。

 

 

 

伊予ヶ岳

場所:千葉県

標高:337m

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かなり岩々しい山です。

しかし、その厳めしい見た目とは裏腹に標高が337mしかないので地元の人達からは「房総のマッターホルン」として愛でられているそうです。

 

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凄まじい表情でありながら2/2サイズな「今田家の猟犬、勇丸」と似通ったところがあります。千葉県と言えば南総里見八犬伝ですし。

伊予ヶ岳の登頂に至るまでのハイキングコースには、八犬伝に出てきた地が度々登場します。この作品に出た伏姫が眠っているとされる伏姫籠穴であったり、作品の始まりの地となった富山山頂があったりと八犬伝の聖地巡礼には欠かせません。

山頂にある岩峰の上に立てば360°見渡す限りのパノラマ風景が楽しめます。登りきったと言う余韻に浸れる事間違いなしです。

 

 

 

・筑波山

場所:茨城県

標高:877m

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日本百名山の中で一番標高の低い山ですが、山の良さは高さだけでは語れません。西の富士、東の筑波と呼ばれるほどの名山です。

 

 

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全域が保護されたエリアであり、中腹から山頂付近は神域として特別保護地区となっており動植物の捕獲、採取、損傷などが一切禁止されています。

 

 

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火器の使用もダメなので歩きタバコなどしようものなら神様に呪い殺されてしまう事でしょう。

登山道は前述のとおり神域なので実際には参道であり、裏ルートなどの無茶苦茶な登り方は推奨されません。やはり呪い殺されます。

正規ルートは険しい道などもあり若干アグロ感は薄れますが、カードパワーの高さを考えるとデッキに入れざるを得ません。

余談ですが日本軍の攻撃合図の暗号であった「ニイタカヤマノボレ」は有名ですが、撤退命令は「ツクバヤマハレ」だったそうです。

 

 

このように、首都圏に存在する1000m以下の山でも「登山」は大いに楽しむことが出来ます。

他にも富士山ランプやノーマウンテンコントロールなどがあるのですが、その紹介はまたの機会に致しましょう。

日がな休日、軽い気持ちで山へ足を運んでみるのも良いのではないでしょうか?