漁る軟泥/Scavenging Ooze
タグ:Card of the Day, MTGシングル, Scavenging Ooze, 基本セット2014, 岩SHOW, 漁る軟泥Card of the Day -今日の1枚- 2013/07/19
漁る軟泥/Scavenging Ooze
いよいよ本日、M14発売ということで本日はこの1枚を。泣く子も黙る、ウーズ様の登場である。
マジックのゲーム特典プロモであることが発覚した時に世間に与えた衝撃は大きいものだった。
いよいよこの最強のウーズがFoilとなる時が来たのである。
「統率者」にてポッと現れたこのクリーチャー、当初はイラストも一見地味であり《太陽の指輪》再録などの陰になってしまっている感はあった。
使用できるフォーマットは、統率者はもちろんのこと、エターナル環境も含まれている。
ことレガシーにおいて、墓地絡みのカード・デッキといえば...《タルモゴイフ》《聖遺の騎士》《敏捷なマングース》《罰する火》《恐血鬼》《壌土からの生命》《アカデミーの廃墟》《弱者の剣》《陰謀団の儀式》《不正利得》、そして「ドレッジ」「リアニメイト」というデッキコンセプトそのもの、といった具合に当時でもこれだけの相手に刺さるポテンシャルは持っていた。
これら相手に緑1マナが必要なこのカードが間に合うのか?という疑問を、このウーズは一瞬で消し去った。
《緑の太陽の頂点》という最強サーチとも言えるカードと、《ガイアの揺籃の地》という壊れたブーストの後押しも大きいだろう、このカードは一躍スターダムへとのし上がることになった。
しかし真に機が熟したと言えるのは、「イニストラード」ブロックの登場後である。
フラッシュバックを復活させたこのセット、《炎の中の過去》でANTがパワーアップ!...も、もちろんあるが、やはりレガシーに最大の衝撃をもたらしたのは《瞬唱の魔道士》、この1枚に尽きる。
手軽に勝負を決めるレベルの危険なこのクリーチャーに真っ向から立ち向かえ、ダメージレースを優位に進めるウーズは「最強」クリーチャーの称号を与えられてもおかしくないほどの活躍をみせたのだった。