狩人スリヴァー/Hunter Sliver
タグ:Card of the Day, Hunter Sliver, MTGシングル, レギオン, 岩SHOW, 狩人スリヴァーCard of the Day -今日の1枚- 2013/07/12
狩人スリヴァー/Hunter Sliver
「挑発」というのはレギオンにて登場した、いわば相手のクリーチャーを一本釣りする攻めの能力である。
強引にブロックさせて一方的に倒したり、攻撃を通したいクリーチャーのための露払いをしたりと戦闘を一方的に有利に進められる。
そして挑発とともにレギオンのメカニズムとなったのが、ご存知スリヴァーである。
このカードはその両者の所謂「いいとこどり」な1枚として作られた。
本体自体は1/1と貧弱であり、相討ちもなかなか期待できない性能だが、そこはスリヴァー。
別にこいつ自身ではなくもっとサイズの大きい味方にその役目を委ねてもよし。
また、《毒素スリヴァー》と併せて確実に仕留める、それを《墓所スリヴァー》で一方的なものにしつつ《精油スリヴァー》でライフを...と、シナジーを形成しだすとキリがない。
逆に、《有翼スリヴァー》《変容スリヴァー》達とはウマが合わないので気を付けよう。
ちなみに、数が並べば1体のスリヴァーに挑発を2つ、3つと持たせることが可能。
さながら《寄せ餌》のように道を切り拓き本陣へスリヴァーの群れを殺到させることも可能だ。
頭部が二つあるイラストが印象的だが、これには彼が誕生した経緯が関わっている。
まず、最初期の彼は先制攻撃付与というデザインがなされていたのだが、それでは色違いの《かぎ爪のスリヴァー》に過ぎないということで、続いてデザインされたのが「2体以上のクリーチャーによってしかブロックされない」というもの。
このカードのイラストが用意されたのはこの第2段階の時・マジックでは双頭の生物が有するこの能力を与えられた時だったのだ。
これにも開発陣は納得せず挑発付与という形になったが、後にこの能力を持った《双頭スリヴァー》がしっかり登場している。