不可視の忍び寄り/Invisible Stalker
タグ:Card of the Day, Invisible Stalker, MTGシングル, イニストラード, 不可視の忍び寄り, 岩SHOWCard of the Day -今日の1枚- 2013/08/01
不可視の忍び寄り/Invisible Stalker
普通に遊んでいると、全く気付かないルール変更というものもマジックには存在する。
本当に細かな・ただの書式変更にすぎず、機能自体の変更ではないものがそれだ。
20年間の歴史に胡坐をかくわけではなく、より新規のプレイヤー達にとってわかりやすいカードゲームであろうとする努力・姿勢の表れだろう。
今回起こった密かな変更は、我々日本人にはあまり関係のない話かもしれない。
「~はブロックされない。」通称「アンブロッカブル」と呼ばれる回避能力の最上級。
これがアンブロッカブルと呼ばれるのは「~ is unblockable.」という表記からきたものである。
この英文での表記が、今回ひっそりと変更されていたのである。
これからは「~ can't be blocked.」という表記で統一されることになる。
アンブロッカブルという、専門用語的なものを排したかったのかもしれないが。
これでは「~ can't block.」と区別がつきにくくなって別の誤解を招きかねないのでは?という疑問は筆者が日本人だからだろうか。
日本語では英語表記がどちらでも「ブロックされない」の一言で済むので、混乱を招くことはほぼないだろう。ありがたい話である。
さて、今日の1枚だが最近最も使われた「ブロックされない」クリーチャーといえばこれだろう。
2マナ1/1と打点としては貧弱だが、「呪禁」「ブロックされない」という装備品・オーラをつけろと言わんばかりの能力の持ち主である。
「呪禁バント」と呼ばれるデッキではベタベタとオーラを4枚5枚貼り付けてワンパンチ二桁ダメージという光景もザラである。
リミテッドでは相性抜群の《肉屋の包丁》を手に取ると、デッキによってはそれだけで投了するしかないという強さを発揮した。
透明人間というフレイバーがゲームに活きた好例である。