復活の声/Voice of Resurgence
タグ:Card of the Day, MTGシングル, Voice of Resurgence, ドラゴンの迷路, 岩SHOW, 復活の声Card of the Day -今日の1枚- 2013/08/19
復活の声/Voice of Resurgence
GP北九州直前ということで、今週はスタンダード最前線特集でいこうと思う。
今回は「セレズニア」「ナヤ」「呪禁バント」などのデッキをより強力なものへと躍進させ、それらの2マナ域をしっかりと支える強力な緑白のクリーチャーである《復活の声》をピックアップした。
2マナ2/2にプラスの能力を持つクリーチャーの活躍は、マジックの歴史が証明している。
それが相手の足をとてつもなく引っ張るものだったり、自己のアドバンテージ獲得につながるものは尚更である。
では、これらを合わせ持ったクリーチャーがいたとしたら?非常に強力なものとなるだろう。
まさしくこの《復活の声》がそうであるように。
対戦相手がこちらのターンに動くとトークンを産み出す。
このトークンがまた強力で、こちらがコントロールするクリーチャーの合計値のパワー/タフネスを持つ通称《役畜》トークン。
こんなものが出てくるなら、相手はまずこちらのターンに行動することはないだろう。実質的な《孤独の都》内臓クリーチャーと考えてよいだろう。
クリーチャーにオーラをつけるなどの、相手がインスタント・タイミングで割って入ってくると大損するようなアクションも、堂々と行うことが出来る。
このため「呪禁バント」では重宝される2マナ域となっている。
また、相手を縛るだけでなく、自らが死亡した時にもトークンを残していくという点が非常に重要だ。
相討ち上等の特攻・肉壁として活躍するのは勿論のこと、「セレズニア」や「ナヤ」において展開した返しの全体除去によるダメージを、最小限に食い止めてくれる点も重要である。
次の自分のメインでクリーチャーを展開し直し、膨れ上がった巨体で攻撃と攻め手を絶やさないように出来るのは非常に大きい。
また、能動的に生け贄に捧げてアドバンテージを得ることも可能だ。
《カルテルの貴種》を守りながら、《縞傷痕のヴァロルズ》の餌も調達しながら、巨大なトークンが場に出てくるのは強烈だ。
これはスタンダードは言うに及ばず、モダンでも強力なのだ。
《出産の殻》デッキに標準搭載されているこれを生け贄に《刃の接合者》なんて展開されてはたまったものではない。
北九州でもそこかしこで声を上げ続ける1枚となるだろう。