脂火玉/Tallowisp
タグ:Card of the Day, MTGシングル, Tallowisp, 岩SHOW, 神河謀叛, 脂火玉Card of the Day -今日の1枚- 2013/08/08
脂火玉/Tallowisp
日本人にはお馴染み、ヒュードロドロと現れる火の玉。
死者の魂として扱われる火の玉、色のイメージでは赤か黒絡みか?と思うところだが、神河にて姿を見せたそれは白。
スピリットで溢れたこの次元、お化けや妖怪は黒の専売特許という訳ではないようだ。
この妖怪、プレイヤーにとってはありがたい座敷童のように敬い大事にするべき存在である。
神河ブロックらしい秘儀あるいはスピリットにより何かボーナスを得られるサイクル・通称「スピリットクラフト」カードの一つ。
エンチャントの色の白らしく、クリーチャーにつけることができるオーラを探してくるありがたい妖怪だ。
リミテッドでは強化系オーラや所謂《平和な心》系オーラを1枚持ってこれるだけで十分に強力、2枚目以降はゲームを決めてしまえると言っても過言ではないアドバンテージを獲得させてくれる超強力なクリーチャーだ。
オーラというもの、殊更クリーチャーにつけるものは除去1枚で簡単に1:2交換を取られてしまうため、構築の場では避けられる傾向にあった。
しかしこのスピリットは、オーラを得ている時点で1枚分のアドバンテージを稼いでいるわけで、これらのリスクを背負っても十分に余りある強さだと判断したプレイヤー達の手によってデッキは作られ、檜舞台にオーラを主軸としたデッキが現れたのだ。
2006年プロツアーホノルルで鮮烈デビューを果たした「ゴースト・ダディ」、2008年グランプリフィラデルフィア(エクステンデッド)にて躍進した「ファントム・メナス」などがそれだ。
現在ではスピリットといえば《聖トラフトの霊》。呪禁も持っているのでオーラとも相性が良く、オーラ自体《天使の運命》のような強力なものが誕生している今、デッキを作ってみるのも面白いだろう。