グリフィンの峡谷/Griffin Canyon
タグ:Card of the Day, Griffin Canyon, MTGシングル, グリフィンの峡谷, ヴィジョンズ, 岩SHOWCard of the Day -今日の1枚- 2013/09/07
グリフィンの峡谷/Griffin Canyon
ここ1、2年で旧枠のカード達の相場が全体的に上がってきているのをご存知だろうか?
「え、このカードこんなにするの?」というシンデレラストーリーを辿ったカードも少なくない。
特に「アイスエイジ」ブロックや「ミラージュ」ブロックでは、一通り基本的なカードが作られた後でより独自性のあるものを追求したことが見て取れる、後にも先にもない能力を持ったニッチなカードが多く存在している。
それらのカードは、例えゲームでは最良・劇的な効果をもたらす訳ではなくても「○○はこのカードにしか出来ない」という普遍の価値を持っているのだ。
また、それらは再録禁止だったり、ルールが複雑すぎたり現代のマジックのイメージにそぐわないなどの理由で、再録されることはまずないカード達ばかり。
そういった理由から、使うデッキはなくとも値上がりするカードというものがある。
具体的なカードを上げればキリがない。
そのため、今回は独断と偏見で選んだ、成り上がれる可能性がほんの僅かでも感じられる1枚を紹介しよう。
今はまだまだ安く買えるカードであり、これからも上がるかどうかはわからない(というよりは上がらない可能性の方が圧倒期に高い)。
しかし、このカードにしか出来ないことが出来る1枚であることは確かだ。
それが今日の1枚、《グリフィンの峡谷》。
その名の通り、グリフィンを援護する1枚だ。
普通に使うならば、グリフィンの打撃力を上げながら疑似的な警戒を与える、戦闘をサポートする土地だ。
現在存在するグリフィンは多相持ちを除けば33種類。
ゴブリンやエルフ達に比べればマイナー部族ではあるが、近年のセットでも収録されている姿を見るカードだ。
いつの日か、強烈なタップ能力を持ったグリフィンが登場し、それを使いまわせるこのカードにスポットが当たる可能性は否定できない。
そしてこのカード、しっかりとコンボにも使えるのだ。
まず《動く土地》などの土地をクリーチャー化するカードで命を与えたら、次は《ヴェリズ・ヴェルの翼》などグリフィンのタイプを与えてやる。
そうしたら後は自身を対象に能力を起動しまくるだけだ。
無限に膨れ上がったパワーで圧殺するもよし、《狂気の祭壇》で仕留めても良いだろう。
夢のあるこのコンボを備えたデッキは「ターボグリフィン」と呼ばれた。