地獄乗り/Hellrider
タグ:Card of the Day, Hellrider, MTGシングル, 地獄乗り, 岩SHOW, 闇の隆盛Card of the Day -今日の1枚- 2013/09/28
地獄乗り/Hellrider
筆者が「闇の隆盛」スポイラーでたまらなくテンションの上がった1枚だ。
このデビル、4マナ3/3速効という《タールルームのミノタウルス》ボディに、ロード能力に近い打点底上げ能力を持っている。
数が並べば並ぶほどダメージが増すのは勿論だが、単純に更地でトップした場合、4マナで4点ダメージを与えることが出来る。
これだけでも十分使用に耐えうる数字だ。
このカードが評価されるまでには、少々時間を要した。
傷痕ブロックとの共存時は、当時流行った「ステロイド」に採用される余地はあったが、同じ4マナ域には《高原の狩りの達人》がまず4積まれるという傾向にあり《地獄乗り》はその後ろに2枚ほど採用される程度であった。
さらに「ラヴニカへの回帰」参入で「ラクドス」が全盛期を迎えると、いよいよ俺の出番か!...となるも、当初のラクドスの主流はゾンビのシナジーを主軸に据えたもの。
4マナ域には同エキスパンションの同期の桜《ファルケンラスの貴種》がおり、彼女の方がよりゾンビ達との相性は良かった。
《ゲラルフの伝書士》のトリプルシンボルとは共存しづらかったのだ。真に残念なことに。
しかし、このゾンビ型がメタられだすと赤単タッチ黒の中速デッキが突出し始める。
「ラクドスミッドレンジ」の登場だ。
ミッドレンジという言葉が広まることの立役者となったこのデッキ、遂に《地獄乗り》が《ファルケンラスの貴種》と肩を並べて・メタ次第では(《悲劇的な過ち》の採用が増えたなど)貴種よりも優先されて使われるようになった。やった!
さらにはM14発売を受け「赤単ミッドレンジ」なるデッキまで出てくるといよいよ4マナ域はこの俺だと4枚採用されることとなった。
《ラクドスの哄笑者》《流城の貴族》《灰の盲信者》らと共に駆け抜け、相手のダメージ計算を一発で狂わせる。
この環境の赤は本当に速効に恵まれていた。
赤が好きなプレイヤーにとっては、実にやりがいのある1年だったことだろう。
《雷口のヘルカイト》共々去ってしまうのはとても寂しいが、改めてありがとうと言いたい。
なぜここまで筆者がこのカードを推しているのかというと、英名が「ヘルライダー」だからだ。
カッコイイ。これに尽きる。