ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth
タグ:Card of the Day, MTGシングル, Tomb of Yawgmoth, Urborg, ヨーグモスの墳墓、アーボーグ, 岩SHOW, 次元の混乱Card of the Day -今日の1枚- 2013/10/17
ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth
ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth
最近はマナが出ない能力土地はデザインされていないといったな、あれはウソだ。
いや、まあ結局のところマナが出るのだけれど。
ということで今日の1枚は《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》。
「次元の混乱」唯一の土地カードにしてレアであり、我らが「ヨーグモス様」の御名が刻まれた上に、構築でも強力なカードときたものだ。
そのシンプルなテキストも含めて、我々に与えたインパクトは尋常ならざるものだった。
「各土地はそれの他のタイプに加えて沼である。」即ち、これ自身も沼になるためマナが出る土地として計算できる。
2色、3色のデッキを使っていて黒のダブルシンボル・トリプルシンボルのカードも使っている...というような欲張りなデッキなら、沼を1~2枚これに替えてやることで随分と事故は軽減されるだろう。
実際、最初期にはそのような使われ方に留まった。
理由は勿論、「伝説」の土地であるからだ。2枚目以降は完全に腐ってしまう。
しかし、「プロツアー横浜07(時のらせんブロック構築)」にて優勝した青黒コントロールには大胆にも4枚採用されていた。
このカードを採用することで島10:沼1というマナ基盤のデッキが、十分な威力を誇る《堕落の触手》を使用できるようになるというわけだ。
頂点というものは、常識を超えたところにあるのだと痛感させられたものだ。
後に誕生した環境最強デッキ「DDT」でも、最速マリットレイジ降臨を可能にするため4枚積まれていたのは記憶に新しい。
この土地の効果範囲は広く、対戦相手をも巻き込んでしまう。
これが敵に塩を送ることも多々あるだろうが、悪用することだって出来るのだ。
《不浄》との相性は勿論良いし、《因果応報》《厳格な裁き人》といったカードがスーサイドな大打撃カードに早変わり。
ここで「統率者戦」での筆者のオススメコンボを紹介しよう。
統率者(ジェネラル)は《静寂の守り手、リンヴァーラ》。
アーボーグはあくまで土地であり、黒いカードではないからすんなりデッキに入れることが出来る。
この土地がある状況で《コーマスの鐘》というアーティファクトを設置。
すると、全ての土地がクリーチャーとなる。ここにリンヴァーラが合わさると...もう対戦相手は彼らの土地からマナを出すことが出来なくなってしまう。
強烈なロックコンボ、一度狙ってみて欲しい。