蛙変化/Turn to Frog

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Card of the Day -今日の1枚- 2013/11/07

蛙変化/Turn to Frog

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蛙変化/Turn to Frog

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変化カードが続いたので、いっそのこと変化ウィークにしてしまおう。
ということで比較的最近の変化カードを。

 

《蛙変化》の登場だ。

 

これはプレイヤーを変化させる先の2つとは違って、クリーチャーを変化させるトリッキーなインスタントだ。

 

蛙となったクリーチャーは全ての能力を失い、青の1/1のカエルになる。

 

この呪文は、ほとんどの場合コンバットトリックとして使っていくことになるだろう。

 

巨大なクリーチャーで喜び勇んでアタックしてきた相手のクリーチャーをちっぽけなカエルにしてこちらの貧弱なクリーチャー(だった。今は自分より弱いヤツがいる)でブロックしてベチャッと踏み潰してやれば、なんとも爽快なものだ。

 

クリーチャーなりなんらかのダメージ発生源なりが必要ではあるが、それらがある状況では実質青の《恐怖》のような除去として使っていける。

 

似たようなカードに《羊術》《お粗末》がある。

 

これらは能力を失わせた上で0/1というより安全なサイズに変更してくれる。

 

《縞瑪瑙の魔道士》が相手の後方に控えているなどの状況ならば、パワーを0にしてくれるこちらに軍配が上がるだろう。

 

しかし、相手が部族シナジーを重視するデッキだった場合...クリーチャータイプをカエルに書き換える効果がもたらす恩恵の方が大きくなるだろう。

 

まさか《真鍮の伝令》《順応する自動機械》で「カエル!」と宣言するプレイヤーもおるまい。いや、いたらその酔狂さを心から称賛したい。

 

相手のクリーチャーをちっぽけなカエルにして蹴散らすだけのカードと思われがちだが、実は自衛的な使い方・即ち自分のクリーチャーに対して使用する場面が、ないわけではない。

 

あるとは言ってないところが大事なところである。

 

筆者は、MOのM12プレリにてここを勝てば賞品がググッと増える最終戦、このカードを自分の《ウスーンのスフィンクス》に使用することになった。

 

相手の《垂直落下》をかわすためだ。バッサバッサと浮遊していたスフィンクスは、小さなカエルとなって地面にポトリと落ちた。

 

これにより除去を逃れ、相手のライフを削りきることに成功した時はなんとも言えない満足感に満ちていたものだ。

 

このウスーンが撃墜されれば敗北濃厚という場面で、相手はトップした《垂直落下》を叩きつけてくる。

 

負け、か...とコーヒーを口に含み、冷静にハンドを見る。カエル腐ったなーとテキストを読めば、そこに抜け道はあったというわけだ。

 

一見、限りなく勝利が遠のいた状況でも、最後まで冷静になれば道は見えるということを教えてくれた1枚である。

 

これでPTQ抜けたとかそういう話なら、もうちょっとカッコついたんやけどなぁ。


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