タッサの二叉槍/Bident of Thassa
タグ:Bident of Thassa, Card of the Day, MTGシングル, タッサの二叉槍, テーロス, 岩SHOWCard of the Day -今日の1枚- 2013/12/11
タッサの二叉槍/Bident of Thassa
《泥棒カササギ》は素晴らしいカードだった。
4マナと重めではあるが、一度出てしまえば以降は殴って引いてカウンターしてを繰り返すのみである。さすれば勝利への道は開かれん。
このカードに心酔したプレイヤー達は「カササギブルー」と呼ばれるパーミッションを朝から晩まで回したものである。
カササギを出すタイミングなど難しく、使っても使われてもなかなかに面白いデッキだった。
そのカササギと同じマナにして、自軍が全てカササギ化するエンチャントが《沿岸の海賊行為》。
これも良いカードだったが、此度「テーロス」にて上位種が登場した。
《タッサの二叉槍》である。ストーリー上でも大きな存在である《海の神、タッサ》がふるうこの槍、その効果は槍の見た目に反して、知識の吸収と、敵の扇動である。
前述のタッサと《波使い》を中心に据えた「青単信心」と呼ばれるデッキが、現在のスタンダードのトップメタ、砕いて言えば最強デッキの一角なのだが、そのデッキでこのアドバンテージ発生装置はしっかりと採用されている。
小粒だが飛行を持っているクリーチャーが多く入っているこのデッキでは、攻めながら必殺の《波使い》に辿り着ける上に、青の信心を2つも稼いでくれるこのエンチャントは、一見重いが使ってみれば理想的なカードであることがわかる。
タッサのブロック不可能力とも相性が良く、また苦手な《至高の評決》を採用したデッキ相手でもこれと《変わり谷》があれば、戦線を一気に立て直すことも可能だ。
伝説であるため、2枚目を引くとどうしても使い道がなくなってしまうカードではあるが、それでも1枚引けるとゲームが大きく変わってくるためメイン2枚、サイドにも追加で1枚とっているリストをよく見る。
とにかくタッサと並んだ時の無双感はすごいので、まだ採用をためらっているというプレイヤーはFNMででも是非使ってほしい。