アロサウルス乗り/Allosaurus Rider
タグ:Allosaurus Rider, Card of the Day, MTGシングル, アロサウルス乗り, コールドスナップ, 岩SHOWCard of the Day -今日の1枚- 2014/01/17
アロサウルス乗り/Allosaurus Rider
「アロサウルス」というのは実在の恐竜であり、ジュラ紀後期に北アメリカに多く生息していたとみられる、全長8.5メートルにも達する大型の肉食恐竜である。
名の意味は「異なるトカゲ」。アロサウルスはマジックとゆかりのある恐竜で他に《Pygmy Allosaurus》という個体が存在する。
このPygmy Allosaurus達は沸騰するように熱い血液をもって「アイスエイジ」の氷河期の世界でも生き抜いている。バルデュヴィアでは愛玩動物として・またソリを引くための家畜として飼育されているそうだ。
このカードで大事なのは、名前である。このカード、クリーチャータイプがよく見ればエルフ・戦士である。あれ、恐竜の要素は?恐竜は廃止されたんならせめてビーストは?「レギオン」とかにいた恐竜タイプのクリーチャーはビーストだったし...と、ここでもう一度言おう。大事なのは名前だ。
よく見て欲しい。あくまで《アロサウルス乗り》であって、「アロサウルスとアロサウルス乗り」ではないのだ。あくまでこのカードは、このアロサウルスの背にまたがり、それを乗りこなすことを生業としている、このエルフをカード化したものなのだ。たとえば「リシャーダの寿司屋」というクリーチャーがいたとして、それのイラストに巨大なマグロが描かれていても、タイプに「魚」が含まれていないことに文句を言う人はいないだろう。うん、ちょっと違うことを言っているのはわかっている。《灰塵の乗り手》が猫じゃないこととかの方がわかりやすいですね。「リシャーダの寿司屋」って言ってみたかっただけ。
このインパクトのある名前と、おもいっきり描かれているのにスルーされている恐竜と、そしてこれまた「微妙」としか言えない能力。これらが合わさると、カードとは人の記憶に残り続けるものとなるのだ。そもそもが土地が並んでいなければ弱いクリーチャーを、緑のカードを2枚も犠牲にして高速召喚することにどれだけの意味があるのだろうか?こういうツッコミどころをたくさん持っているカードを、僕は愛してやまないのである。