2014/04/14 カマキリ・エンジン - Card of the Day -今日の1枚-
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「安かろう悪かろう」という言葉がある。「どうせ買うなら高いものを買った方が良いよ」という先輩からのアドバイスをいただいたという話もよく耳にする。
往々にしてこれは正しい。僕も思い切って高いものを買って良かったと思うことが多々ある。一方で、金銭的な問題で安いもので済ませてしまうことだってある。常にリッチな気分が許される訳でもないし、我慢あってこその「はじけの時」だとも思う。
そして、安いもので間に合わせたつもりが「意外な掘り出し物」がみつかることもある。個人的に《カマキリ・エンジン》はなかなかの掘り出し物だ。まずはこのカードについて解説しよう。
5マナ3/3、2マナ支払うことで飛行か先制攻撃をターン終了時まで得ることが出来る。どの色でも使えるアーティファクトクリーチャーであるため、《チドリの騎士》に比べるとコストは割安である。
しかし、「安かろう」という訳で、高級品の《チドリの騎士》が常時備えている能力をコイツはターン終了時まで得るために2マナの追加予算が必要になってくる。確かに、相手がクリーチャーを出していなければそれらの能力は必要無い訳で、平地が2枚無くても場に出せる点が勝ることもある。しかし往々にして、《チドリの騎士》の方が優秀なのは言うまでもない。
さらには同じマナコスト・アーティファクトクリーチャーであり、能力も似ているが自分のみならず他者に付与することもできるという超上位互換である《ゴーレムの職工》が登場してますます肩身の狭いカードになってしまった。向こうは先制攻撃を得られない?サイズで負けちゃうよ…
さて、このカードのどこが掘り出し物なのか。答えは「イラストが最高にかっこいい」「名前がたまらない」というもの。カマキリにときめかない男の子はいないでしょ。能力がどうとかじゃないから。「男は見た目じゃない」と言うが、「見た目が全て」である時だってあるのだ。