ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas

タグ:, , , , , ,

Card of the Day -今日の1枚- 2015/04/25

ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas

ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas

ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas

今日の1枚のこのカードの購入ページはこちら
 

 ひっさしぶりのプレインズウォーカーの紹介である。《野生語りのガラク》以来だろうか。というかまだ2枚目か!割と意図的に避けてきたんだけど、避けすぎた説もある。まあ、そろそろ頃合いということで。「ダークブルー・ウィーク」のラストを飾るには愛好家・信者も多い、《ボーラスの工作員、テゼレット》をいってみよう!

 

 青黒のプレインズウォーカー、それだけでこちとらテンションあがってしまうというもの。《求道者テゼレット》がボーラスの配下に加わり、すったもんだの末改造人間的アプローチで元気になって、ちょいとファイレクシア化が進むミラディンへおつかいに来た、そんな状態のテゼレットさんをカード化。道を求めるあまり、悪に堕ちたもの証として黒を含む姿となってしまったが、全国の青黒好きからすればむしろ歓迎だったようだ。

 

 その能力は、テゼレットなので勿論アーティファクトにまつわるものオンリー。順を追って見ていこう。

 

 +1能力はライブラリーの上から5枚を捲って、その中からアーティファクトを1枚手札に加えてよいという、シンプルにアドバンテージを取りに行ける能力。当時、《精神を刻む者、ジェイス》の味を知り始めていたプレイヤー達には少々物足りなさを感じる部分もあっただろうが、冷静に考えて5枚の中から1枚探せる、というだけで十二分に強力なドローソースやからね。

 

 -1能力、これがこのテゼレットのセールスポイントとでも言おうか。アーティファクトを、5/5というフィニッシャークラスの巨大ロボに生まれ変わらせることが出来る。自身が以前持っていた大-能力に似ているが、全体ではなくなった代わりに効果が永続という変更を迎えている。これが強力で、自身を護るブロッカーにしても良いし、《墨蛾の生息地》がいきなり毒を5個乗っけてくるなんていう奇襲も狙える。相手のアーティファクトに使って、除去呪文で壊せるようにしてしまうというのも手だ。プレインズウォーカーの命題である、自己防衛を割と簡単に成し遂げてしまうこの能力は無視できないものだ。

 

 -4能力、自身のアーティファクトの数×2点のライフドレイン。まさしく奥義と呼ぶにふさわしい、インパクトと破壊力に溢れた能力。これの良い所は、出した次のターンに使えるというラグの少なさ。とりあえず5枚見て忠誠値を増やしつつ、次のターンのドレイン量を増やすアーティファクトを補充。次のターンにはスコーンと10点くらい吸い取ってしまえば勝利など容易い。

 

 青黒とアーティファクト依存という、一見クセの塊のような条件を持っているが能力自体はストレート極まりなく、扱いやすい良いカードだ。同じくボーラス配下に所属となっていた《狂乱のサルカン》と、3つの能力がいずれも同ベクトルなのは面白い。そして、格差があるのも...。


Card of the Day 過去のカード一覧(2015.11.19~)