日下部恭平『くーやんの「今」、これを買え!』第10回
タグ:『くーやんの「今」、これを買え!』, くーやん, これ買え, カジュアル, 日下部恭平, 読み物2015.06.17
text by Kusakabe Kyouhei
「くーやんの「今」、これを買え!」第0回
※初めて読む人は第0回からご覧いただけるとこの記事の趣旨がわかるかと!
さて、先週末(6/13,14)にはGPシャーロットが開催されました!
フォーマットはモダンで行われたこのトーナメント、TOP8にまさかの「グリセルシュート」という豪快なコンボデッキが食い込んだり、「エルフ」の優勝などメタの変動とともにカード価格も激しく変動させた1つの転換点となりました!
《僻地の灯台/Desolate Lighthouse》
モダンの双子デッキに1~2枚入ってるこのカード。『アヴァシンの帰還』が最近のエキスパンションとあって、1ドル以下で買えたりしますが...さすがに土地だし能力もドローが出来るもので強いとあって、今の価格は不当に安いと思います。
一年後に10倍になっていてもなんら驚かないレベルのカードなので、持っていない人は今すぐ買え!!!
《極楽鳥/Birds of Paradise》
マジックの最古のセット『ベータ』から22年に渡って活躍し続けるこの一枚は、現在はモダンの《集合した中隊》を軸にしたデッキで4枚採用されています。
再録回数がとても多いため、ある程度安値を維持していましたが...最後の再録は、気づけばもう4年前...。近年のプレイヤー増加を考えれば、もはや需要が供給に追いついていないように思います。
4枚使うカードは何時だって高騰する可能性を秘めています!
手遅れにならないうちに、今の手ごろな値段で揃えるんだ!
《けちな贈り物/Gifts Ungiven》
初代『モダンマスターズ』にて再録されたため、安値を維持していたこの一枚。
能力・独自色ともに強いカードなため、今月開催されるGPコペンハーゲンかGPシンガポールで、これを使用するデッキがTOP8に入った瞬間高騰!みたいなことがあるかも...
すべてのカードに言えますが能力の割りに「安いな」と感じたら、それはいつでも買い時なのです!
《召喚の調べ/Chord of Calling》
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
『基本セット2015』に再録されて、しかしスタンダードではあまり使われていなかったため一時期はワンコインまでいったこの2枚ですが...元はどちらも再録前に50ドルまで上り詰めたことのあるパワーカードなのです。
ここからはスタン落ちのタイミングで少しだけ下がって、あとは上がる一方になることが予想されます。なので、まだ揃えていない人は早めに揃えるべし!
~おまけ~
手遅れシリーズ
前回の手遅れシリーズが割りと好評だったので、これからは手遅れシリーズもちょくちょく書いていこうと思います(笑)
ほ、ほんとは知ってたけど書くタイミングがなかっただけやし(震え声
《遺産のドルイド/Heritage Druid》
モダン、レガシーの「エルフ」デッキで確実に採用されているこのカード。4枚使う・再録無しと、高騰の条件を満たしていましたが...ついにGPシャーロットで「エルフ」デッキが優勝したことにより高騰!
いや~書こう書こうと、前から思ってたんですよねぇ(震え
《オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldaren》
『イニストラード』の神話レアからこの一枚。モダンの「ジャンド」やグリクシスカラー(青黒赤)のメイン、サイドにちらほら散見されていましたが...神話レアで伝説のクリーチャーであるため再録なさそう、普通に強い、海外だとコマンダーでも人気がある、そして海外大手サイトでピックアップされたとあって、高騰!
現在の価格を、しばらくは維持しそうですね。
さて今週末はGPコペンハーゲン、さらに来週はGPシンガポールと2連続モダンが控えていて、モダンのカードはまだまだ値段が変動しそうですね!
今回のシャーロットのように《洞察のランタン》が使われるとか誰も予想できへん!
それではまた来週もお会いしましょう!