「BMワンダーフォーゲル部」 第12回 《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》
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2015.06.05 山のみを並べるデッキと言えば赤単です。 フォーマットの階段をレガシーまで降りて行けば、《火炎破》と言う山を生贄にして対戦相手を沈めるカードもあります。 では、この疑問に対する最良の回答はエターナルのバーン? いいえ、さらにその上を行くデッキがありますね。 文字通り「《山》を使って勝つ」デッキです。 |
そう、このカード。まさに《山》そのもので勝っています。 最近は何やら突然に風景が様変わりし、《溶鉄の先鋒、ヴァラクート》と半分山っぽい土地達を一気に7枚以上場に出して勝つと言う方法が主流となっていますが... |
...スタンダードの頃は、正統派と言うか、実直に相手に6点を与え続けて勝っていたイメージが強いです。 《カルニの心臓の探検》《砕土》は元より、《原始のタイタン》の誘発で2枚ずつ、そもそも《原始のタイタン》のパワーが6だったりと、6と言う数字に恵まれています。3つ並べれば悪魔の数字ですね。 |
スタンダードの《溶鉄の先鋒、ヴァラクート》はそれこそ悪魔的な強さを誇っていました。隆盛していたジャンドデッキを環境から瞬く間に駆逐していく様は、客観的に見ていて圧巻でした。 そんな《溶鉄の先鋒、ヴァラクート》。山好きにとっては垂涎な代物だったのですが、僕はこのカードが好きではなく、どちらかと言うと相手の《原始のタイタン》を《反逆の印》で奪って殴り、そこに効果で持ってきた《ぐらつく峰》を2枚重ねてた系のプレイヤーでした。 それでも『ゼンディカー』込みのスタンダードでは一番インパクトに残っているデッキです。それこそあの環境を染め上げ支配した、悪名高いカウ・ブレードよりもです。 機会があれば使ってみたいカードではあります。 さて、ヴァラクートはイラストを見ればとても活発な火山である事が伺えます。 現実の火山と言えば? 僕はまず、キラウエア火山が思い浮かびます。 世界一安全な火山とも称されているこの火山で、噴火は爆発を起こすようなものではなく溶岩を流出させるタイプです。 パワースポットにもなっているらしいので、ハワイへ行く方はついでにどうでしょうか? |