ギデオンの報復者/Gideon's Avenger
タグ:Card of the Day, Gideon's Avenger, MTGシングル, ギデオンの報復者, 基本セット2012, 岩SHOWCard of the Day -今日の1枚- 2015/07/17
ギデオンの報復者/Gideon's Avenger
ギデオン。がっしりした体型に着込んだアーマー、オールバックにヒゲ。カードは何れもクリーチャー化し自ら他のクリーチャーと肉弾戦を行う...男らしいお方だ。ぶっ飛んでいる連中ばかりのプレインズウォーカーだが、彼とアジャニは常識人というか正統派なイメージが強い。《ジェラード・キャパシェン》の後継と見ることも出来る。現在進行形の背景世界で「ヒーロー」という単語が一番似合うのは、この元不良少年の青年だ。
そんなギデオン、自身の名を冠する呪文...というかクリーチャーは、皆彼の正義・正しさ・高潔さ...そういったものに引っ張られたフォロワー達の様だ。今日紹介するのはギデオンフォロワーの中でもレアということで、飛び切り心酔しているであろう《ギデオンの報復者》をご紹介。
3マナ2/2、その能力は対戦相手のクリーチャーがタップ状態になる度に自身に+1/+1カウンターを置くというもの。出して、返しで対戦相手のクリーチャーが1体殴ってきたら3/3。つまり、対戦相手のパワー3以下のクリーチャーは殴って来れなくなってしまう。数で突破しようとしても、4/4、5/5とそのサイズを増すばかり。クリーチャーにして、対戦相手の攻撃を躊躇させる抑止力として機能するのだ。ただし、自身が強くなることを嫌がってもらう、というタイプの牽制にすぎず何かを具体的に封じるというわけではないので、開き直った大群やサイズの大きいファッティ、接死持ちなどのアタックを防げるわけではない点には注意。
例によってその名を冠するプレインズウォーカーと相性抜群シリーズ。このカードの場合、《ギデオン・ジュラ》の1番上の能力との相性が抜群だ。所謂「俺を殴れ」能力で対戦相手のクリーチャーに強制アタックさせ、一気に6/6くらいにサイズアップした報復者でキャッチ!同志である《ギデオンの法の番人》のタップ能力とも噛み合っていて、大正義ギデオン軍が結成するとクリーチャーデッキはもう勝負にならない。
髪型、武装とギデオンを模倣しているのがポイント高い。特に鎧。皮を手縫いで作った感溢れるその鎧は、彼の邪悪なるものを罰する覚悟・勇気の証明なのだ。