極楽のマントル/Paradise Mantle
タグ:Card of the Day, MTGシングル, Paradise Mantle, フィフスドーン, 岩SHOW, 極楽のマントルCard of the Day -今日の1枚- 2015/07/06
極楽のマントル/Paradise Mantle
雨の季節が終わった...かな、もうボチボチ終わっていただきたい。とりあえず7月ということで、ここでは終わったことにしよう。毎年七夕の夜は雨が降っているような気もしなくもないが...。七夕で思い出したが、今でも幼稚園・保育園の子ども達がかわいい七夕飾りを作るという行事、行われているのだろうか。かつては僕も笹に自分が作ったカラフルな飾りをつけるのが毎年の楽しみだった_そして、皆で作ったそれらが園の入り口付近に飾られると、それはもう様々な色の洪水とでも言おうか、とにかくそういうのを見るのが好きだった。また、この時期は虹や夕焼けも綺麗なものだ。よし、今週は「カラフル・ウィーク」これで決まりだ。
何をするかというと別に特別な物でもなく、カラフルなイラストのカードを紹介して行くだけの話。先頭バッターは《極楽のマントル》、ご覧の通り極彩色の葉や羽毛のようなもので作られた装備品だ。マジックで言う「極楽」というのはあるものを指すキーワード...そう、《極楽鳥》だ。5色のマナを生み出すこの鳥を想起させる単語、そして色とりどりの羽毛らしきもの...ここから安易にイメージできる、クリーチャーを「極楽鳥化」させる装備品だろう、という読みは全くもってその通り。
これ自身は0マナ、1マナ支払ってクリーチャーに装備させ、これを装備したクリーチャーは好きな色のマナを生み出すタップ能力を得る。戦闘に関する能力は何一つ得られず、ただそれだけである。つまりは装備品としてはカウントしない方が良い。これはクリーチャーを必要とするマナ加速アーティファクトなのだ。そう考えると《バネ葉の太鼓》によく似ている。バネ葉との大きな違いは、クリーチャーが召喚酔い状態だと使用できないこと。このため、1ターン目に《メムナイト》などの0マナクリーチャーからマナを生み出して更なる展開、ということが出来ない。故に能力自体は似ているのに「親和」に採用されることはない。
しかしだからと言って、このカードが劣るという訳では全くない。装備品でありクリーチャーの能力でマナを出すという点が生きることケースもあるのだ。例えば、"警戒"を持つクリーチャーはこれを装備して攻撃しながらマナを出すことが出来る。アーティファクトの起動型能力を封じられても、これはクリーチャーに能力を与えているのでマナを生み出すことが出来る(勿論、先に装備させておく必要はあるので後出しの場合は泣こう)。中でも、クリーチャーをアンタップすれば再度マナを生み出すことが出来る点は特筆すべきものだ。《膨れコイルの奇魔》との組み合わせは、ひたすら軽いキャントリップ(1ドロー付き)呪文を連打することを可能にする。これを利用したデッキも登場しており、後になってから評価されたカードの典型例である。