デッキテク 寺脇功士(奈良)の親和
text by Tomoya Tsujimoto
モダンは多種多様だ、例え同じアーキタイプでも数枚のカード構成が異なるだけで相性や強さが変わることも珍しくない。
その為ありふれたアーキタイプだとしても個人個人のデッキに対する理解を聞いてみる事は非常に有意義だと言える。
語るのが強者ならば猶更だ。
それでは参加者41名にて開催されたコンプリートモダン、その王者寺脇功士さんのデッキを見てみよう
-メインボード(60)-
4《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》
4《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》
4《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》
3《空僻地/Glimmervoid》
1《山/Mountain》
-土地(16)-
4《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》
2《メムナイト/Memnite》
3《信号の邪魔者/Signal Pest》
4《大霊堂のスカージ/Vault Skirge》
4《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》
3《鋼の監視者/Steel Overseer 》
2《呪文滑り/Spellskite》
4《刻まれた勇者/Etched Champion》
-クリーチャー(26)
4《頭蓋囲い/Cranial Plating》
3《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》
4《オパールのモックス/Mox Opal》
1《溶接の壺/Welding Jar 》
-アーティファクト(12)-
4《感電破/Galvanic Blast》
-呪文(4)-
2《アーティファクトの魂込め/Ensoul Artifact》
-エンチャント(2)-
2《呪文貫き/Spell Pierce》
3《思考囲い/Thoughtseize》
1《呪文滑り/Spellskite》
3《血染めの月/Blood Moon》
3《古えの遺恨/Ancient Grudge》
2《鞭打ち炎/Whipflare》
1《ギラプールの霊気格子/Ghirapur AEther Grid》
-サイドボード(15)-
-通常の親和と違う点はありますか?
寺脇 : まあ殆ど普通の親和ですね。メインに《アーティファクトの魂込め》が入ってるのと、《バネ葉の太鼓》が3枚な事くらいでしょうか。
-もし明日モダンの大会に出るなら現在のデッキリストから変更したい部分はありますか?
寺脇 : サイドボードを少し、《ギラプールの霊気格子》を増やしたいです。
-《ギラプールの霊気格子》は何に対してサイドインするんでしょうか?
寺脇 : 親和同型、青系のコントロール、あとエルフです。
-有利なデッキ、不利なデッキを教えてください
寺脇 : 有利なのはバーンとかマーフォークですね。逆に不利なのはソウルシスターズと、白黒トークン、あと青白コントロール。
親和はモダン黎明期から活躍している有名デッキだが、採用できるカードの幅が広くプレイヤーによって様々な違いが見られる。
またデッキ全体の値段も比較的安く、ある程度の強さが保証されているためモダンに新規参入されるプレイヤーにもお勧めできるデッキだ。
寺脇のデッキレシピを参考に自分だけの親和を組み上げてみるのも面白いだろう。