SSSスタンダード(エルドラージ)ROUND9 佐藤邑星(大阪)vs 藤吉学(熊本)

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SSSスタンダード(エルドラージ)ROUND9 佐藤邑星(大阪)vs 藤吉学(熊本) text by Tomoya Tsujimoto このSSSはトーナメントをゼンディカーブロックとエルドラージブロックの二つに分けて行われているため、SEに進出するためにはそれぞれのトーナメントでTOP4に入らなけらばならない。 なのでプレイヤー達はそう簡単にIDを許されないのだ。最終戦まで全力で、気を抜くわけにはいかない。 SE進出を賭けた試合が幕を開けた。 IMG_20151122_173802[1] Game1 先行の藤吉、1マリガンの後ゲームスタート。1T目はお互い土地を置くのみでファーストアクションは藤吉の《荒野の後継者》となった。 それに応える佐藤の動きは同じく《荒野の後継者》。アブザンアグロミラーにおいて強いとされている《荒野の後継者》だが、お互いが並べあうと状況が硬直してしまう。 そしてこの状況の膠着が佐藤にとって有利に働いた。藤吉は土地が二枚で止まっていたのだ。強引に攻めてマナ不足を誤魔化す事もできない藤吉、この隙にクリーチャーを並べる佐藤。 IMG_20151122_174134[1] 気がつけば両者の戦力差は決定的なものとなっていた。 それでも諦めずにゲームを続ける藤吉だが、やがて二枚しかない土地を畳む時が訪れた。 佐藤 1-0 藤吉 Game2 藤吉は初手7枚を見て息を飲んだ。またしても先ほどと同じようなカードは強いが土地が無い手札。 いくらカードが強くとも唱えられなければ意味は無い、藤吉はgame1でそれを痛いほどよくわからされていた。すぐにマリガンを宣言。 が、そう簡単にMTGの女神は微笑んでくれなかった。 土地が少ないどころか土地が無い、ダブルマリガン。 それでも駄目。やむをえずトリプルマリガン。 藤吉の悲劇は四枚で止まった、勿論現在の状況が悲劇でないとはとても言えないのだが。 とはいえプロツアーでは瀧村和幸がトリプルマリガンからゲームに勝利し、最終的にプロツアーの優勝トロフィーを手に入れたという話もある。 まだ勝敗が決まったわけではない。 1T目はお互い土地を置くのみでターンを終える。藤吉は2T目も動けない、佐藤は《荒野の後継者》を戦場に送り込んだ。 続くターン藤吉は《始まりの木の管理人》を出すものの状況は良いとは言えなかった。 そのまま佐藤の《先頭に立つもの、アナフェンザ》が着地し、次のターンには《包囲サイ》が現れた。 アブザンを象徴するビッグクリーチャーを前に対抗手段の無い藤吉、納得できない、このような負け方はとても納得できないのだが……それが現実だった。 手札と場をもう一度確認した後、藤吉は紳士的な態度で右手を差し出すのだった。 佐藤 2-0 藤吉 佐藤Win  TOP8確定、シングルエリミネーション進出!