Bigweb 2015年シングルカード売り上げ枚数ランキング!
タグ:2015, Bigweb, シングルランキング, 通販text by 岩SHOW & Bigwebスタッフ
新年、あけましておめでとうございます!2015年はGPやBMOなどのイベントはもちろん、全国のBIGMAGIC各店舗も大変お世話になりました。
そして、ウェブショップであるBigwebも忘れてはいけません。
こちらも北は北海道から南は沖縄まで、日本全国の皆様にご利用いただき、誠にありがとうございました!
今回は、このBigwebで2015年に皆様がお買い上げいただいたシングルカードの売り上げ枚数ランキングをまとめて記事にしてみました。
どんなカードが全国のプレイヤーに愛されたのか?売り上げランキングを見れば、その年のマジック事情が手に取るように...わかるかも?
早速、見ていきましょう!まずは50位から!
集計方法
販売枚数でカウント。
集計期間は2015 1/1 ~ 2015 12/31
再録されたカードやプロモカードも全て同一カードとして扱う。
第50位 《族樹の精霊、アナフェンザ/Anafenza, Kin-Tree Spirit》
第49位 《僧院の導師/Monastery Mentor》
第48位 《精霊龍の安息地/Haven of the Spirit Dragon》
第47位 《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》
第46位 《荒野の確保/Secure the Wastes》
第45位 《引き裂く流弾/Rending Volley》
第44位 《前哨地の包囲/Outpost Siege》
第43位 《探検の地図/Expedition Map》
第42位 《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》
第41位 《コイロスの洞窟/Caves of Koilos》
タルキールブロック強し!スタンダードが盛り上がっていたことを垣間見ることができる。
《精霊龍、ウギン》と《精霊龍の安息地》が並んでいるのがちょっと熱い。
《探検の地図》は2015年夏を沸かせたモダンブームによるものだろう、メタに君臨する「トロン」の必須パーツは『モダンマスターズ2015年版』に再録されたためお求めやすい価格に。
「トロン」用カードということで、上述のウギンと一緒に購入される方も少なくなかった。
《ダークスティールの城塞》も同じくモダマス再録組でモダンの「親和」必須パーツであるが、このカードは『マジック・オリジン』発売後に誕生した「青赤アーティファクト」所謂ハサミデッキがスタンダードで活躍したこともあって、《探検の地図》より僅かながら勝ったのだろう。
第40位 《鐘突きのズルゴ/Zurgo Bellstriker》
第39位 《龍詞の咆哮/Draconic Roar》
第38位 《残忍な切断/Murderous Cut》
第37位 《究極の価格/Ultimate Price》
第36位 《シヴの浅瀬/Shivan Reef》
第35位 《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》
第34位 《暗黒の儀式/Dark Ritual》
第33位 《氷瀑の執政/Icefall Regent》
第32位 《予期/Anticipate》
第31位 《焙り焼き/Roast》
ズルゴ!それと《龍詞の咆哮》《焙り焼き》と、『タルキール龍紀伝』の赤いカードが勢ぞろい。
思えば2015年は「アタルカレッド」「赤単スライ」と赤くて軽いクリーチャーと火力で勝負するデッキがプロツアーで優勝した、赤が隆盛した年だった。《氷瀑の執政》は2015年殿堂入りの八十岡翔太プロがプロツアー『タルキール龍紀伝』にて使用した「青黒ドラゴン」に採用されていたためプロツアー後に爆発的に売れていた。
その他は黒の定番除去に《暗黒の儀式》《ワームとぐろエンジン》と納得の人気カードが並ぶ。
第30位 《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
第29位 《思考囲い/Thoughtseize》
第28位 《アタルカの命令/Atarka's Command》
第27位 《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
第26位 《思考掃き/Thought Scour》
第25位 《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》
第24位 《信仰無き物あさり/Faithless Looting》
第23位 《四肢切断/Dismember》
第22位 《勇敢な姿勢/Valorous Stance》
第21位 《命運の核心/Crux of Fate》
レガシーで活躍する低コストの強力カード群が名を連ね始める。フォーマットはレガシーにて開催されたGP京都。その1ヶ月ほど前にこのあたりのカードの注文がグッと増していたように思う。
《思考掃き》と《グルマグのアンコウ》の相性抜群コンビが並んでいるのも面白い。
そして相変わらずスタンダードで活躍するタルキールブロックのカードがランクイン。「アタルカレッド」なる2015年を代表するデッキを成立させた《アタルカの命令》。
「アブザンアグロ」同系対策のサイドカードはこれでキマリと言われた《勇敢な姿勢》、「エスパードラゴン」などの定番全体除去《命運の核心》と、バラエティに富んだ顔ぶれ。
デッキに4枚必須タイプの《アタルカの命令》よりも、入って1,2枚の《命運の核心》方が枚数が多く売れていたという事実はなかなか面白い。皆、青黒とかエスパーが大好きなんやね。
さて、TOP20からはBigwebのマジック販売部門スタッフのコメント付きで1枚ずつ紹介していこう。
上位にはどんなカードが名を連ねるのか...
第20位 《渦まく知識/Brainstorm》
レガシーの基本スペル。
再録された回数も多く、さまざまなイラストが存在しますが...それらの中でも一番売れたのは『メルカディアン・マスクス』版です。
第19位 《マナ漏出/Mana Leak》
モダンの優秀なカウンターの一枚。
『モダンマスターズ2015年版』に再録された際に、かなり販売枚数を伸ばしました。
第18位 《雷破の執政/Thunderbreak Regent》
『タルキール龍紀伝』の前評判No.1だったカード。
シングル予約数が最も多かったカードです。堅実なスペックだったのもあって、その後も安定して売れていた印象です。
第17位 《乱撃斬/Wild Slash》
『運命再編』で登場した《ショック》の上位互換カード。
競合するカードが少なく「赤単スライ」系のデッキがスタンダードで猛威を振るっていたため常に売れているカードでした。
第16位 《黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang》
モダンで行われたPT『運命再編』で多くのデッキに採用され、鮮烈なデビューを飾ったのが印象的なカード。
テンポ、アドバンテージ面で優秀なカードで環境を問わず活躍したので販売枚数を伸ばしました。
第15位 《搭載歩行機械/Hangarback Walker》
『マジック・オリジン』屈指のパワーカード。
初動はあまり動いていませんでしたが、その強さが認知されるにつれ販売数を伸ばしてランクインしました。
第14位 《ドロモカの命令/Dromoka's Command》
『タルキール龍紀伝』で登場したアブザンの基本スペル。
一時期、アブザン一強といわれていた時期があったためか下半期によく販売されていました。
第13位 《コラガンの命令/Kolaghan's Command》
スタンダードでも使われていたカードですが、モダンでの強さも認知され一気に販売枚数が伸びました。
第12位 《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
元から売れていたカードでしたが、『戦乱のゼンディカー』が販売された際に(同セットの土地と相性が良いため)さらに需要が増え、よく売れていました。
第11位 《僧院の速槍/Monastery Swiftspear》
スタンダード、モダン、レガシーで活躍する赤の1マナクリーチャー。
赤の速攻デッキの基本カードであったため、1年を通して安定して売れていました。
第10位 《時を越えた探索/Dig Through Time》
スタンダードは勿論、主にレガシーで猛威を振るったカード。
10月にレガシーで禁止されるまで売れ続けていました。
第9位 《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
『戦乱のゼンディカー』登場で需要が増して販売枚数を伸ばしました。「アタルカレッド」や「赤緑上陸」などのアグロデッキで複数枚採用されるためよく売れていました。
第8位 《棲み家の防御者/Den Protector》
初動でも期待値の高さからか結構売れていたカードでしたが、そのカードパワーの高さが証明されスタンダードでの緑アグロ・ミッドレンジ系デッキの必須パーツとなったこともあり、安定した需要によりこの順位に。
第7位 《集合した中隊/Collected Company》
スタンダードでも強力なカードですが、加えて低マナ域のクリーチャーが優秀なモダンにて、アグロやコンボデッキで4枚採用されたことから安定して売れていたカードです。
第6位 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
第5位 《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
第4位 《汚染された三角州/Polluted Delta》
需要のある順番に売れています。「ジェスカイ」「ダークジェスカイ」「アブザン」「エスパードラゴン」などなど...2015年を代表するデッキを組む上でなくてはならない土地達で、なおかつモダンやレガシーでも使用されるとなれば上位独占も納得です。
第3位 《強迫/Duress》
スタンダードから《思考囲い》が退場し、唯一の1マナハンデスとなったことで再び需要が上がったためか良く売れたカードでした。
再録回数も多いカードですが、一番良く売れていたのは『タルキール龍紀伝』のズルゴとコラガンが描かれているイラストのものでした。
第2位 《流刑への道/Path to Exile》
モダンでの白い定番除去。『モダンマスターズ2015年版』でこそ再録を逃がしましたが、FNMのプロモに採用され、これがモダン需要が高まる中、大変売れました。
第1位 《稲妻/Lightning Bolt》
モダン、レガシーでの赤の基本スペル。その採用率の高さから、一人で複数セット購入されるお客様も少なくないカードでした。
というわけで、1位は《稲妻》!
実は、2014年の売り上げ枚数ランキング1位もこの《稲妻》で、2年連続で首位の座をがっちりキープ。
入るデッキには4枚入り、複数のセットに収録されているためコレクション性も高く、言うまでもなく強力...
2016年はこの絶対王者《稲妻》が三度目の戴冠を果たすのか、それとも他のカード達が黙っちゃいないのか...2017年の発表をこうご期待!
2015年売り上げ枚数ランキングにランクインした商品のページはこちら!
~番外編~
売り上げランキング100位
《かき立てる炎/Stoke the Flames》
2015年は、かつてのスタンダードで最強と言われた火力が現役引退した年でもある。最後まで愛用したプレイヤーも少なくないはずだ。
カードタイプ別ランキング1位
インスタント:《稲妻/Lightning Bolt》
ソーサリー:《強迫/Duress》
クリーチャー:《僧院の速槍/Monastery Swiftspear》
アーティファクト:《搭載歩行機械/Hangarback Walker》 /クリーチャーを除くなら《真髄の針/Pithing Needle》(81位)
エンチャント:《前哨地の包囲/Outpost Siege》
土地:《汚染された三角州/Polluted Delta》
プレインズウォーカー:《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun's Champion》
さすがはテーロスブロックの主人公!『Duel Deck:エルズペスvsキオーラ』にて再録されのも一因か。
スタンダード各エキスパンションセット別ランキング1位のカード(そのセットが初出のカードのみで)
『タルキール覇王譚』: 《時を越えた探索/Dig Through Time》
『運命再編』:《黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang》
『タルキール龍紀伝』:《集合した中隊/Collected Company》
『マジック・オリジン』:《搭載歩行機械/Hangarback Walker》
『戦乱のゼンディカー』:《乱脈な気孔/Shambling Vent》
『戦乱のゼンディカー』は発売されてからの期間が短いため、どうしても他のセットのカードより売り上げ枚数が落ちてしまった。
この《乱脈な気孔》もランキング圏外からの登場。「アブザンアグロ」に「エスパードラゴン」に「マルドゥミッドレンジ」にと、大活躍のクリーチャー化する土地がこのセット内では最も売れたカードとなった。
ちなみに...あのカードは?
《包囲サイ/Siege Rhino》 ...52位
《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn's Prodigy》 ...71位
《龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutai》 ...72位
以上、数字やデータがお好きな皆さんに公開できる情報のみではありますが、ランキングを発表させていただきました。
2016年も、どうぞよろしくお願いいたします!お買い物は、是非Bigwebで!