岡本桂多のKill them All!格内フォーマット 『統率者(2015年版)』考察
タグ:岡本桂多, 岡本桂多のKill them All!, 格内フォーマット, 統率者, 統率者2015, 読み物どうも、統率者戦担当の岡本です!
『統率者2015』が発売されてしばらく経ちましたが、みなさん充実した統率者ライフを楽しんでいますか?
僕は早速新しい統率者《イロアスの信奉者、カレムネ/Kalemne, Disciple of Iroas》でデッキを組んで遊んでいます!
年末年始の季節を過ぎましたが、皆さんはこの冬はどう過ごされましたか?
友人宅に集まって年越しパーティ?だったら、下手なパーティゲームより統率者戦をやりましたよね!?
忘年会・新年会三昧?酔いを醒ますor加速させるためにも統率者戦をやりましたよね!?
恋人とクリスマスデートや初詣?もう一組カップルを探して双頭巨人統率者戦をやりましたよね!?
そう、年末年始はガチガチな構築フォーマットよりもカジュアルな統率者戦にぴったりの季節なのです!
(編:怖えーよ)
更に今週開催されるGP名古屋2016のサイドイベントでは、あの「格内フォーマット」が復活します。
今回の格内フォーマットは
・ 《NEW!》統率者には『統率者(2015年版)』に収録された経験カウンターを使う伝説のクリーチャーを使用すること。
・ 『統率者(2015年版)』のデッキから20枚までカードを入れ替えてもOK。
・ 入れ替え可能なカードは『ミラディン』以降に発売されたことのあるカード(プロモのみで配布されたものは含まない。販売されていれば『Duel Decks』や『From the Vault』、『統率者(2014年版)』などのセットからも使用可能。 )。
・ 追加でカード購入する場合はお小遣いで買える範囲で工夫すること。
となっています。
新しい統率者で遊べる、20枚しか入れ替えなくて良い+比較的新しいカードのみで良いのでお財布に優しい、と何やら楽しそうな雰囲気しか感じられませんね。
今回はこういった状況を加味して、「格内フォーマットVer.統率者2015を研究する」という内容で記事を書かせてもらいます。
20枚入れ替え制限かつ(準)モダンフォーマット基準でカードを紹介していきますが、もちろん皆さんが普段遊ばれているベーシックな統率者戦にも活用できるものばかりですので、新顔の統率者達でデッキを組んでみたいという方がいらっしゃいましたら読んでいただけたらと思います。
候補となる統率者は
《蘇りしダクソス/Daxos the Returned》
《イズマグナスのミジックス/Mizzix of the Izmagnus》
《ネル・トース族のメーレン/Meren of Clan Nel Toth》
《イロアスの信奉者、カレムネ/Kalemne, Disciple of Iroas》
《進化の爪、エズーリ/Ezuri, Claw of Progress》
以上5枚です。
1枚ずつ、スペックの再確認・作るべきデッキの方向性・入れ替えるカード候補を紹介していきたいと思います。
今回は大変長い記事になっております。上記のカード名をクリックするとその統率者の項目へのショートカットになっておりますので、気になる統率者について読みたい場合はご活用ください!
《蘇りしダクソス/Daxos the Returned》編
経験カウンター条件「エンチャント呪文を唱えるたび、あなたは経験カウンターを1個得る。」
経験カウンター参照「(1)(白)(黒):白であり黒であるスピリット・クリーチャー・エンチャント・トークンを1体戦場に出す。それは「このクリーチャーのパワーとタフネスはそれぞれ、あなたが持つ経験カウンターの総数に等しい。」を持つ。」
パッとみた感想では、エンチャント呪文を大量に用意する必要がありそうです。それに付随して「エンチャントシナジー」を持つカードも必要になりますね。
起動型能力で生み出されるトークン(以下簡略化のためダクソストークンと記載します)はパワー・タフネスは期待出来そうですが残念ながら回避能力を全く持たず、このままでは《ネル・トース族のメーレン/Meren of Clan Nel Toth》デッキのようにクリーチャーがたくさん出てくるようなデッキに対しては攻撃を通す事が出来ず、苦戦してしまいそうです。
となれば、「回避能力」「全体強化」を持たせるカードを探していきましょう。
また、ダクソストークンを大量に生み出すにしても、毎回3マナかかってしまうのはネックかもしれません。
白&黒だと色の組み合わせ的に「マナ加速」をするのはアーティファクトに頼らざるを得ませんが、これらを普段より多めに採用する事も考えた方がいいですね。
「エンチャントシナジー」
まずパッと思いつくのは"星座"です。
《エレボスの代行者/Agent of Erebos》
相性の悪そうな《ネル・トース族のメーレン/Meren of Clan Nel Toth》デッキに対して強力なアンチカードになります。
《厳かな守護者/Grim Guardian》
各対戦相手がライフルーズをするので、地味ながらもジワジワとボディブローのように効いていくはずです。本体がタフネス4とブロッカーとして優秀なのも良いですね。
《精神感化のラミア/Thoughtrender Lamia》
色の組み合わせ的に、黒で追加ドローをする以外に純粋なアドバンテージを得る方法は乏しいですね。であれば今度は対戦相手にディスカードさせましょう!
相手が手札0枚の時のドローステップ中にダクソストークンを出せば事実上ドローロックをかける事も出来るので強力なコンボになり得ます。
《空封じ/Skybind》
星座誘発で、「エンチャントでない」パーマネントをターン終了時までゲームから追放できます。
パーマネントはエンチャントで固める事になりそうなので使い道が中々難しいですが、自分の土地をアンタップさせた状態でターンを返す事が出来ます。
非常に回りくどいですが、《蘇りしダクソス/Daxos the Returned》に《幻術師の篭手/Illusionist's Bracers》を装備し、《空封じ/Skybind》《ハートストーン/Heartstone》(『プレミアムデッキ:スリヴァー』に新枠で収録)で各ターンにアンタップ状態で出せる(白)(黒)マナ(例えば《平地》と《沼》1枚ずつ等)×2体ずつダクソストークンを生む事が出来ます。
(白)(黒)でダクソストークンが2体生み出され、《空封じ/Skybind》が2回誘発し、ターン終了時に《平地》と《沼》が1枚ずつアンタップ状態で戻ってきます。
この時に《平地》と《沼》が例えば3枚ずつあれば3回起動して6体生み出し、ターン終了時に《平地》と《沼》を全部アンタップ状態で戻す事が出来ます。
つまり、無事にターンが返ってくればプレイヤー1人につき6体ものトークンを生み出す事が出来るのです!
これは是非採用したいコンボですね。
ちなみに《ハートストーン/Heartstone》が無くても《邪神の寺院/Temple of the False God》と《オルゾフの印鑑/Orzhov Signet》で各ターン2体ずつ生み出す事も可能です。
《荒廃唱え/Blightcaster》
修正値は低いものの、エンチャント呪文を唱える度にマイナス修正を与えられます。
カードを消費する事なく、展開するついでに除去が出来たらおいしいですね。
《オーラ術師/Auramancer》
《蓮眼の神秘家/Lotus-Eye Mystics》
このカード達はどれもエンチャントを回収する能力を持っています。
《浄化の印章/Seal of Cleansing》等の生け贄に捧げて効果を発揮するエンチャントと組み合わせて能動的に使えると強いですね。
《偉大なるオーラ術/Greater Auramancy》
自分の他のエンチャントに被覆を持たせて単体除去から守ります。
クリーチャー・エンチャントたちも被覆を持つので、非常に強力な除去耐性を持たせる事が出来ますね。
《安全の領域/Sphere of Safety》
エンチャントを多くコントロールする事になりそうなこのデッキにおいては、非常に強固な攻撃抑制カードになり得ますね。
比較的通常の戦闘がキーになるこの環境では重要なカードと言えます。
エンチャントシナジーに関してはこれぐらいでしょうか。
次に「回避能力」「全体強化」について見ていきましょう。
《戦慄の葬送歌/Dirge of Dread》
全体に畏怖を持たせます。相手によっては全然攻撃が通らない可能性はありますが、ダメな場合でもサイクリングがあるのでそこまで腐る事は無いでしょう。
《一枚岩の努力/Concerted Effort》
単体では何もしてくれませんが、1体でも飛行持ちのクリーチャーがいればみんな飛行を持つ事が出来ます。
他のキーワード能力についても同様に効果が働くため、そこも意識してカードを選択すれば容易にフィニッシュカードになり得るでしょう。
《アクローマの記念碑/Akroma's Memorial》
コストは重いですが効果はそれに見合っています。
打点だけはサポートしてくれませんが、それに関してはダクソストークンが素でちゃんとサイズアップできるのでそこまで問題ではないでしょう。
《太陽の神、ヘリオッド/Heliod, God of the Sun》
全体強化枠です。警戒を持たせるので、仮にチャンプブロックされ続けたとしても返しのターンに無防備にならないのは良いですね。
このカードもエンチャントである事や、エンチャントトークンを生み出せる事など噛み合っている要素もあります。
《勇気の元型/Archetype of Courage》
こちらも全体強化枠。
接死持ちのブロッカーを前にモジモジする事なく果敢に殴りかかる事が出来ます。
《イロアスの信奉者、カレムネ/Kalemne, Disciple of Iroas》に対しても強固なブロッカーを用意出来ますね。
続いて「マナ加速」ですが、先述の通りこの色の組み合わせではアーティファクト以外でマナ加速をするのは非常に困難です。
まずは2マナ域のマナ・アーティファクトから見ていきます。
《冷鉄の心臓/Coldsteel Heart》
《乳白色のダイアモンド/Marble Diamond》
《炭色のダイアモンド/Charcoal Diamond》
《星のコンパス/Star Compass》
この4種類のマナ・アーティファクトはタップ状態で戦場に出ますが色を確実に供給してくれます。
《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》
《友なる石/Fellwar Stone》
この3種類のマナ・アーティファクトは色に関しては若干不安定ですがアンタップ状態で戦場に出てくれます。
次に3マナ域のマナ・アーティファクトで使い勝手のいいものを見ていきます。
《彩色の灯籠/Chromatic Lantern》
《連合の秘宝/Coalition Relic》
《統率者の宝球/Commander's Sphere》
《摩滅したパワーストーン/Worn Powerstone》
この4種類のマナ・アーティファクトは一度に2マナ以上を生み出すものや、マナを生み出す以外の能力も備わったものです。
感覚的なものですが、マナ・アーティファクトは大体10枚~15枚入れると初手に1枚来やすい(マリガン込みで)ものです。
すでに5枚のマナ・アーティファクトが入っているので、上記のカードから5~10枚を採用しましょう。
大量のマナさえあれば勝てるというわけでも無いので、あまり入れすぎると息切れしてしまうので注意しましょう。
デッキの勝ち筋、根幹はこんな感じで良いと思います。
残る必要なものは「デッキの潤滑油」になります。
「ドローサポート」
《牧歌的な教示者/Idyllic Tutor》
《Demonic Tutor》(『デュエルデッキ:Divine VS Demonic』で再録)
《迷えるオーラ術師/Lost Auramancers》
《導きの嘆願/Plea for Guidance》
《夜の囁き/Night's Whisper》
《師範の占い独楽/Sensei's Divining Top》
エンチャントしか探せないカードはもしかしたら不要かもしれませんが、枠と相談の上で余裕があれば。
「妨害要素」
白と黒は除去呪文が非常に豊富にあるため、仮想敵に応じて様々な除去を採用する事が出来ます。
《ダークスティールの突然変異/Darksteel Mutation》
《禁固刑/Prison Term》
エンチャントでもあり除去でもある優秀なカードです。
特に経験カウンターを活用した統率者は何度も除去をしても意味が無い事が多く、逆に《ダークスティールの突然変異/Darksteel Mutation》をつけてやれば沈黙してしまう事が多いため、これは是非採用したいですね。
《全希望の消滅/Extinguish All Hope》
《報いの時/Hour of Reckoning》
全体除去ですが、この2種類は自分のダクソストークンを生き残らせてブロッカーを吹き飛ばすという事実上「回避能力」のような役割を持つカードです。
最もシンプルな全体除去《神の怒り/Wrath of God》に比べるともちろんその分コストが重くなっているので、本当に全体除去を取りたいのであれば《神の怒り/Wrath of God》や《審判の日/Day of Judgment》がまず優先的に採用されるでしょう。
《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
《流刑への道/Path to Exile》
《四肢切断/Dismember》
《殺し/Snuff Out》(『デュエルデッキ:ガラクVSリリアナ』で再録)
この4種類はこの色を使うならとりあえず入れろと言われるような、軽くて対象が広く、デメリットが軽微な単体除去です。
ここまででピックアップしたカードは41枚になりました。
ここから20枚に絞り、更に元々のリストから抜く20枚を選択します。
ちなみに入れるカードを選別する時、僕がまず注意するのは「潤滑油を十分入れる事」です。
自分のデッキ特有の動きを伸ばすカードを入れてしまいがちですが、デッキそのものが動かなければ(マナが無ければ、手札が無ければ、等々)どれだけ強いカードを入れていてもそれは無駄カードになってしまいます。
統率者セットのリスト特有の問題として、「土地が多すぎる」「潤滑油が少ない」事が挙げられるので、僕はいつもその部分から着手しています。
―Okamoto's Choice
In (☆はエンチャント)
☆《厳かな守護者/Grim Guardian》
☆《精神感化のラミア/Thoughtrender Lamia》
☆《エレボスの代行者/Agent of Erebos》
《幻術師の篭手/Illusionist's Bracers》
《ハートストーン/Heartstone》
《冷鉄の心臓/Coldsteel Heart》
《星のコンパス/Star Compass》
《友なる石/Fellwar Stone》
《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》
《アクローマの記念碑/Akroma's Memorial》
《全希望の消滅/Extinguish All Hope》
《報いの時/Hour of Reckoning》
《Demonic Tutor》
《夜の囁き/Night's Whisper》
《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
《流刑への道/Path to Exile》
☆《空封じ/Skybind》
☆《ダークスティールの突然変異/Darksteel Mutation》
☆《一枚岩の努力/Concerted Effort》
Out (☆はエンチャント)
《オルゾフのギルド門/Orzhov Guildgate》
《オルゾフの聖堂/Orzhov Basilica》
《隔離されたステップ/Secluded Steppe》
《やせた原野/Barren Moor》
・・・土地がそもそも多すぎるので、タップ状態で戦場に出るものから削っていきました。
《幽霊の特使、テイサ/Teysa, Envoy of Ghosts》
《戦慄聖歌隊のバンシー/Banshee of the Dread Choir》
《死体占い師/Corpse Augur》
《天軍の伝令/Herald of the Host》
《幽霊議員カルロフ/Karlov of the Ghost Council》
《血の盗人/Thief of Blood》
・・・特に《蘇りしダクソス/Daxos the Returned》と噛み合うカードでは無いので削りました。
☆《手の檻/Cage of Hands》
・・・何度も唱えられるエンチャントは《蘇りしダクソス/Daxos the Returned》には欲しいですが、唱えなおすのに5マナもかかってしまうのがネック。
☆《義務の誓約/Vow of Duty》
☆《敵意の誓約/Vow of Malice》
・・・自分につけるのも相手につけるのも弱いカードなので削りました。
《日の出から日没/Dawn to Dusk》
《金箔付け/Gild》
《命取りの大嵐/Deadly Tempest》
《正義の合流点/Righteous Confluence》
・・・どれもコストの割に効果が見合っていない、もしくは新たに入れるカードの方が強い。
☆《信仰の守り/Shielded by Faith》
☆《ヘリオッドの指図/Dictate of Heliod》
☆《屍術士の誓約/Necromancer's Covenant》
・・・どれもエンチャントなので最後まで残すかどうか迷ったのですが、やはりコストが重いといくらエンチャントであったとしても採用は難しいと感じました。
エンチャントの枚数は6枚入って6枚抜けて総枚数は変わっていません。
可能であればもっとエンチャントの枚数・種類を精査したい所ですが、20枚という枠では到底不可能でした。
正直な所を言うと、最初に《蘇りしダクソス/Daxos the Returned》を見た時は全く強そうには見えず、「どうしたらデッキの形になるんだ・・・」と途方にも暮れましたが、蓋を開けてみれば中々面白そうなデッキが出来たと思います。
単純な無限コンボで決めるだけじゃなくて「圧倒的な戦力で踏みつぶす」というコンセプトに基づいた白黒のデッキというのも珍しいので、是非試してみてください!
《イズマグナスのミジックス/Mizzix of the Izmagnus》編
経験カウンター条件「あなたが、点数で見たマナ・コストがあなたが持つ経験カウンターの総数より大きいインスタント呪文かソーサリー呪文を1つ唱えるたび、あなたは経験カウンターを1個得る。」
経験カウンター参照「あなたがインスタント呪文はソーサリー呪文を唱えるためのコストは、あなたが持つ経験カウンター1個につき(1)少なくなる。」
まず、経験を積むためにインスタントやソーサリーがたくさん必要です。しかもただ単に軽いインスタントやソーサリーを撃ち続けても経験にならないため、チョイスが難しいですね。それに応じて「インスタント・ソーサリーシナジー」を持つカードを採用しましょう。
色的にも統率者的にもどうやってもコンボデッキになります。コンボデッキはまず目の敵にされる事が容易に想像できるため、相手の攻勢を防いで「生き延びる手段」も重要になります。
まず格内フォーマット内で《イズマグナスのミジックス/Mizzix of the Izmagnus》関連のコンボを探してみると、
《反復/Reiterate》+「3マナ以上生み出すインスタント」+「適当な本体火力」
経験カウンターが4個以上ある時に「3マナ以上生み出すインスタント」(《発熱の儀式/Pyretic Ritual》《捨て身の儀式/Desperate Ritual》《煮えたぎる歌/Seething Song》)を唱え、それをバイバック込み《反復/Reiterate》(2マナで唱えられる)でコピーします。
その後、コピーを解決し、本体を解決する前にまたバイバック《反復/Reiterate》でコピーを解決するのを繰り返せば無限に赤マナが発生します。
その後、「適当な本体火力」(《稲妻/Lightning Bolt》など)を唱え、それをまた同じ原理でコピーし続ければ本体に致死量以上のダメージを叩き込んで勝ちとなります。
このコンボは、「マナを生み出すインスタント」として2マナのもの2種類、「適当な本体火力」として1マナのインスタント(《稲妻/Lightning Bolt》や《はらわた撃ち/Gut Shot》など)を用意すれば、《火想者の予見/Firemind's Foresight》1枚でコンボパーツが全て集まるので、勝ち筋として非常に優秀です。
「インスタント・ソーサリーシナジー」
インスタント・ソーサリーのサポートカードは環境に多数存在します。
《秘儀の打ち合い/Arcane Melee》
《雲の鍵/Cloud Key》
《ジェイスの聖域/Jace's Sanctum》
設置コストがそこそこかかるものの、唱えるためのコストが軽くなるのは非常に有効です。
例え唱えるためのコストが軽くなったとしても、「点数で見たマナ・コスト」はカードの右上に印刷されたものを参照するので、《イズマグナスのミジックス/Mizzix of the Izmagnus》の経験を積む事を妨害しません。
《思い起こし/Call to Mind》
《深海からの引き寄せ/Pull from the Deep》
《記憶の壁/Mnemonic Wall》
インスタント・ソーサリーを回収するカードです。
もし仮にコンボパーツが墓地に落ちてしまってもこのカードで回収して再度コンボの機会をうかがいましょう。
《炎の中の過去/Past in Flames》
これも回収するカードといえば回収するカードですが、《反復/Reiterate》などのバイバック持ちの呪文をこれでフラッシュバックしても手札に戻ってこない点だけ注意が必要です。
ただ、逆に言えば《反復/Reiterate》以外のカードはどれもフラッシュバックで事足りるので、《反復/Reiterate》をトップデッキしただけで勝ててしまった、などという劇的な状況を作り出す事も出来ます。
《水面院の歴史家、歌穂/Kaho, Minamo Historian》
戦場に出すだけでまずライブラリーからインスタントを3枚も探す事が出来、その後探してきたインスタントを唱えられるという強力な能力を持ちます。
最大の難点はもちろん起動にタップが必要という点。
下手にコンボパーツをこのカードで追放したままこのクリーチャーが除去されてしまうと非常に残念な事になってしまいます。
ドローカード2枚と《稲妻/Lightning Bolt》1枚というように当たり障りの無いように追放しておき、いざとなったら《稲妻/Lightning Bolt》だけ適当に打ち、墓地に落としておいて後々《炎の中の過去/Past in Flames》経由でコンボスタートする、等の工夫が必要です。
《月の神秘家/Lunar Mystic》
インスタント呪文を唱える度にマナを支払う必要はありますがカードを引くことが出来ます。
本体は非常に貧弱ですが、コンボパーツを探すにも妨害カードを探すにもまずはカードを引き増す所からスタートする事になるので、重要なカードになりそうです。
続いては「生き延びる手段」...を探す前に、唱えるコストが軽くなっても点数で見たマナ・コストが変わらない事に着目して、「代替コストで唱えられるインスタント・ソーサリー」を探していきます。
《氾濫の始源体/Diluvian Primordial》
と言っておいて、いきなりインスタント・ソーサリーじゃないカードの登場です(笑)
コストは重いものの誘発型能力はちゃんと呪文を唱えているので非常に強力で、ブロッカーとしても優秀です。
《呪文ねじり/Spelltwine》
これもまたコストは重いですが、《呪文ねじり/Spelltwine》、自分の墓地にある呪文、対戦相手の墓地にある呪文と一挙に3枚もの呪文を唱えるため、いきなり経験カウンターを3個貯める事も可能です。
《徴用/Commandeer》
《撃退/Foil》(『デュエルデッキ:ジェイスVSチャンドラ』で再録)
《誤った指図/Misdirection》
手札コストはかかりますが、(疑似)打消し呪文です。
どうしても《イズマグナスのミジックス/Mizzix of the Izmagnus》を出したターンが無防備になりがちなので、この辺のカードで守っていきたい所ですね。
《噴出/Gush》(『デュエルデッキ:ジェイスVSチャンドラ』で再録)
代替コストがそこまで厳しいものでは無いドロー呪文なので、是非採用したいですね。
《紅蓮操作/Pyrokinesis》(『デュエルデッキ:英雄VS怪物』で再録)
手札コストがかかりますが、大事な除去要素になります。
それでは「生き延びる手段」に移りましょう。
《プロパガンダ/Propaganda》
《狭い空間/Crawlspace》
《沈黙の調停者/Silent Arbiter》
攻撃を制限するカードです。
横に並べてわらわらと殴ってくる相手に対しては強力ですが、単体を強くして殴ってくるような《イロアスの信奉者、カレムネ/Kalemne, Disciple of Iroas》《進化の爪、エズーリ/Ezuri, Claw of Progress》に対しては効果が薄いため、採用する枚数は注意する必要があります。
《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》
統率者戦で青ならまず間違いなく入っているカード。
2マナで撃って小回りの利くバウンス呪文としても良し、超過で対戦相手の戦線を崩壊させるも良しの優良カードです。
《Maze of Ith》(『From the Vault: Realms』で再録)
単体で攻撃してくる相手にはこれです。
難点を挙げるとすればマナが出ないので土地枠に入れられない点と比較的高額になってしまう点でしょうか。
《稲妻/Lightning Bolt》
《はらわた撃ち/Gut Shot》
《噴出の稲妻/Burst Lightning》
1マナのインスタントの除去呪文です。
小回りが利き、《反復/Reiterate》コンボのフィニッシュにも使えますが...こればかり引いてしまうと相手のデカブツに対処しきれなくなってしまいます。
《猿術/Pongify》
《急速混成/Rapid Hybridization》
どちらも3/3のトークンを残してしまうので殴られ続けはしますが、いくら強力な能力を持つクリーチャーであってもたった1マナで処理できるので、いざという時に役に立ちます。
また、このデッキでもやはりダクソスと同じく「デッキの潤滑油」となるカード、特にマナ加速が少ないように感じました。
《冷鉄の心臓/Coldsteel Heart》
《緋色のダイアモンド/Fire Diamond》
《空色のダイアモンド/Sky Diamond》
《星のコンパス/Star Compass》
《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》
《友なる石/Fellwar Stone》
《彩色の灯籠/Chromatic Lantern》
《連合の秘宝/Coalition Relic》
《統率者の宝球/Commander's Sphere》
《摩滅したパワーストーン/Worn Powerstone》
先ほどの(ほぼ)コピー&ペーストですが、やはりこの中から選ぶのが妥当でしょう。
ドローサポートに関しては見た感じそこまで必要性を感じませんでしたが、
《師範の占い独楽/Sensei's Divining Top》
《深遠の覗き見/Peer Through Depths》
《衝動/Impulse》(『From the Vault: Twenty』で再録)
は追加しても良いかなと思いました。
ここまででピックアップしたカードは44枚になりました。
ここから20枚に絞り、元々のリストから抜く20枚を選択します。
―Okamoto's Choice
In (☆はインスタント・ソーサリー)
《冷鉄の心臓/Coldsteel Heart》
《緋色のダイアモンド/Fire Diamond》
《空色のダイアモンド/Sky Diamond》
《星のコンパス/Star Compass》
《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》
《友なる石/Fellwar Stone》
《連合の秘宝/Coalition Relic》
《統率者の宝球/Commander's Sphere》
☆《猿術/Pongify》
☆《衝動/Impulse》
☆《反復/Reiterate》
☆《捨て身の儀式/Desperate Ritual》
☆《発熱の儀式/Pyretic Ritual》
☆《煮えたぎる歌/Seething Song》
☆《稲妻/Lightning Bolt》
☆《炎の中の過去/Past in Flames》
☆《誤った指図/Misdirection》
☆《撃退/Foil》
☆《噴出/Gush》
マナ加速が9枚、コンボパーツが5枚、打消し+除去が3枚、ドローサポートが2枚、《炎の中の過去/Past in Flames》が1枚という内訳になりました。
元から比較的多めにドローやバウンスなどが入っていたのが良いですね。
Out (☆はインスタント・ソーサリー)
《イゼットのギルド門/Izzet Guildgate》
《背骨岩の小山/Spinerock Knoll》
《ならず者の道/Rogue's Passage》
・・・土地がそもそも多すぎるので、タップ状態で戦場に出るものから削っていきました。
《ジェイスの文書管理人/Jace's Archivist》
《精神の病を這うもの/Psychosis Crawler》
《エーテリウム角の魔術師/Etherium-Horn Sorcerer》
《変容する炎、アルジュン/Arjun, the Shifting Flame》
《群棲するバイパー/Broodbirth Viper》
《戦長の巨人/Warchief Giant》
《錯覚の伏兵/Illusory Ambusher》
・・・特に《イズマグナスのミジックス/Mizzix of the Izmagnus》と噛み合うカードでは無いので削りました。
☆《ウルザの激怒/Urza's Rage》
・・・火力としての性能はありますが、逆に言うとそれしか無く、何なら《稲妻/Lightning Bolt》で良いとなったので削りました。
☆《威圧/Dominate》
☆《手綱/Reins of Power》
☆《睡眠/Sleep》
☆《ミラーマッチ/Mirror Match》
☆《盗品/Stolen Goods》
☆《空砕きの呼び声/Call the Skybreaker》
《大空の暴君の目覚め/Awaken the Sky Tyrant》
《荒れ狂う嵐の儀式/Rite of the Raging Storm》
☆《暴突風/Blustersquall》
・・・コストの割にやっている事が地味だったり一時しのぎだったりするので削りました。
インスタント・ソーサリーは8枚抜けて11枚入りました。
総枚数が3枚増えたので経験がより積みやすく、更に無限コンボも採用したのでよりフィニッシュしやすくなっています。
個人的にはあまりこういったソリティア系のデッキは好きではないのですが(僕が使うとコンボパーツが集まらないので・・・)、このデッキであればすぐにフィニッシュに繋げやすいので、誰でもストレス無く使えると思います!
《ネル・トース族のメーレン/Meren of Clan Nel Toth》
経験カウンター条件「あなたがコントロールする他のクリーチャーが1体死亡するたび、あなたは経験カウンターを1個得る。」
経験カウンター参照「あなたの終了ステップの開始時に、あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とする。そのカードの点数で見たマナ・コストがあなたが持つ経験カウンターの総数以下であるなら、それを戦場に戻す。そうでないなら、それをあなたの手札に加える。」
経験を積む条件は非常に簡単で、黒緑によくいる「死亡に関係するカード」を入れれば良いとすぐに気づきますね。
また、経験カウンターを参照する能力も強力で、経験カウンター以下のマナコストのクリーチャーであれば戦場に、そうでないなら手札に加える、とどちらに転んでもアドバンテージを稼げてしまいます。
経験を積めば積むほど強力なクリーチャーを釣り上げる事が出来ますが、正直な所そこまでしなくても十分に強いです。
能力と噛み合うコンボは所謂メリーラ頑強などありますが、今回は最もシンプルで必要カード枚数の少ないコンボを採用します。
《トリスケリオン/Triskelion》
《不浄なる者、ミケウス/Mikaeus, the Unhallowed》
もはや説明の必要はありませんね。"不死"を得た《トリスケリオン》で無限ダメージ=You Win
どちらも6マナのクリーチャーなので経験カウンターが6溜まっていれば簡単に墓地から釣り上げる事が出来ます。
「死亡に関係するカード」を探す前に、まずはこのコンボを揃えるためのカードを探しましょう。
《生き埋め/Buried Alive》(『プレミアムデッキ:Graveborn』で再録)
《納墓/Entomb》(『プレミアムデッキ:Graveborn』で再録)
《死体の鑑定人/Corpse Connoisseur》
《召喚の調べ/Chord of Calling》
《激情の共感者/Fierce Empath》(初代『統率者』『アーチエネミー』で再録)
《歯と爪/Tooth and Nail》
どれもクリーチャーを探して手札or墓地or戦場に引っ張ってくる事が出来るカードです。
特に墓地に落とすカードはコンボパーツを無理に落とす必要は無く、何も揃っていない状況であれば《ネル・トース族のメーレン/Meren of Clan Nel Toth》の能力を有効活用するためにユーティリティークリーチャーを墓地に落とす選択肢もあるでしょう。
それでは、核になる「死亡に関係するカード」を探していきます。
と、自分で言っておきながら...これでは範囲が広すぎるので、
A.死亡した時に誘発するもの
B.トークンを生み出して生け贄の種を用意するもの
C.生け贄に捧げて何か効果を発揮するもの
の3ジャンルに分けて探していきます。
A.死亡した時に誘発するもの
《闇市場/Black Market》
クリーチャーが死亡すれば死亡するほど黒マナがわいてきます。
何かと手札が溢れてしまう事が多いと思うので、それを使い切れるようにマナを生み出してくれるのは良いですね。
《エレボスの指図/Dictate of Erebos》
《墓穴までの契約/Grave Pact》
《ゴルガリの女王、サヴラ/Savra, Queen of the Golgari》
無為にクリーチャーを生け贄に捧げてもアドバンテージに直結しづらいですが、このカードがあれば対戦相手の戦力も同時に削いでいく事が出来ます。
クリーチャーをあまり並べない《イロアスの信奉者、カレムネ/Kalemne, Disciple of Iroas》等に対しては非常に強力な疑似ロック手段になり得るでしょう。
《ゴルガリの女王、サヴラ/Savra, Queen of the Golgari》だけは生け贄に捧げるクリーチャーの色を参照するので注意が必要です。
《闇の予言/Dark Prophecy》
《里子/Foster》
《不気味な腸卜師/Grim Haruspex》
《魂の収穫者/Harvester of Souls》
《異端の癒し手、リリアナ/Liliana, Heretical Healer》
どれもクリーチャーが死亡した際にドロー等のカードアドバンテージに繋がります。
《闇の予言/Dark Prophecy》は強制的に誘発するので、暴発して自滅しないように気をつけましょう。
また、下3種はどれもトークンの死亡では誘発しないので注意しましょう。
《死裂の剣/Deathrender》
装備しているクリーチャーが死亡するだけで手札からクリーチャーカードを戦場に出す事ができます。
生け贄に捧げる手段があれば純粋に展開力が格段に上がりますし、墓地から釣り上げる目的で入れていた重いクリーチャーを引いてしまった場合にも活用出来ますね。
《デッドウッドのツリーフォーク/Deadwood Treefolk》
死亡した時だけでなく戦場に出た時にも誘発する回収能力持ちのクリーチャーです。
《ネル・トース族のメーレン/Meren of Clan Nel Toth》の能力でもクリーチャーは回収できますが、更にこのクリーチャーを経由する事で墓地があたかも手札かのようなリソース性を持ちますね。
「陰鬱」
《死の収穫の儀式/Deathreap Ritual》
《悪意の苦悶/Malicious Affliction》
《深淵からの魂刈り/Reaper from the Abyss》
《悲劇的な過ち/Tragic Slip》
クリーチャーが死亡、と聞いて駆けつけてくるのがこの"陰鬱"能力持ちのカード達です。
《死の収穫の儀式/Deathreap Ritual》は誘発が遅いもののコンスタントに誘発させられれば各プレイヤーのターン終了時にドロー出来るのでジワジワとアドバンテージ差を付けられますし、残りの3種類は強力な除去カードと化します。
B.トークンを生み出して生け贄の種を用意するもの
《地下墓地の選別者/Catacomb Sifter》
《ウラモグの手先/Pawn of Ulamog》
《目なしの見張り/Eyeless Watcher》
《血統の観察者/Brood Monitor》
《練達の育種師、エンドレク・サール/Endrek Sahr, Master Breeder》
《墓所のタイタン/Grave Titan》
《女王スズメバチ/Hornet Queen》
《分裂するスライム/Mitotic Slime》
《マイアの戦闘球/Myr Battlesphere》
《センギアの従臣/Sengir Autocrat》
《セロン教の隠遁者/Thelonite Hermit》
《飛行機械の組立工/Thopter Assembly》
《軋み森のしもべ/Creakwood Liege》
《目覚めの領域/Awakening Zone》
《増殖槽/Breeding Pit》(『デュエルデッキ:Divine VS Demonic』で再録)
一度に複数体生み出せるものや、一度に生み出せる個数が少なくても他にも優秀な能力を持っているものを中心にピックアップしていきました。
また、トークンを生むわけではありませんが1枚で何度も生け贄に捧げられるカードもこの項目で紹介しておきます。
《恐血鬼/Bloodghast》
《冥界の裏切り者/Nether Traitor》
《血に染まりし勇者/Bloodsoaked Champion》
《屍賊の貪り食い/Nim Devourer》
《組み直しの骸骨/Reassembling Skeleton》
《腐敗農場の骸骨/Rot Farm Skeleton》
この6種類は自力で戦場に戻れるクリーチャーです。単体での弱さが気になりますが、どれもコストが軽いのが良いですね。
《大霊堂の王、ゲス/Geth, Lord of the Vault》
《鬼の下僕、墨目/Ink-Eyes, Servant of Oni》
《くぐつ師の徒党/Puppeteer Clique》
《死蔵の世話人、死零/Shirei, Shizo's Caretaker》
これらは自分で戦場に戻るというわけではありませんが、(ほぼ)毎ターン、何かしらのクリーチャーを墓地から"釣り上げる"事によって、恒久的に生け贄の種を呼びだす事が出来ます。
どれもコストが少し重めですが、その分釣り上げたクリーチャーがずっと戦場に残ったり何度も釣り上げる事が出来たりとコストに見合った能力を備えています。
C.生け贄に捧げる手段
《進化の飛躍/Evolutionary Leap》
《爆破基地/Blasting Station》
《落とし子の穴/Spawning Pit》
《狂気の祭壇/Altar of Dementia》
《漸減/Attrition》(統率者で再録)
《出産の殻/Birthing Pod》
《選別の高座/Culling Dais》
《グール呼びのギサ/Ghoulcaller Gisa》
《危険な進出/Perilous Forays》
《ファイレクシアの蔵/Phyrexian Vault》
《息詰まる忌まわしきもの/Smothering Abomination》
《地底街の密告人/Undercity Informer》
《縞痕のヴァロルズ/Varolz, the Scar-Striped》
《臓物の予見者/Viscera Seer》
ただ単に生け贄に捧げるだけのカードであれば枚数はたくさんあります。
実際に採用する上で重視したいのは主に「起動にマナ・コストやタップが必要か」「インスタントタイミングで起動できるか」「起動した時の効果がアドバンテージに直結するか」の3点です。
いつもの統率者戦であれば《ファイレクシアの供犠台/Phyrexian Altar》と《アシュノッドの供犠台/Ashnod's Altar》でマナに直結させやすいのですが、旧枠カードが使えない格内フォーマットではそうもいきません。
「ロック用カード」
《煙突/Smokestack》(『From the Vault: Annihilation』で再録)
《墓への呼び声/Call to the Grave》
《小悪疫/Smallpox》
《死の雲/Death Cloud》
《上位の大峨、苦御/Kuon, Ogre Ascendant》
黒には"みんな平等に不幸になろう"と言いたいような効果を持つカードがいくつかあります。
このような疑似ロックカードは自分だけリソースを多くコントロールしておけば自分だけ被害を軽減させる事が出来、そのまま速やかに勝利する事も珍しくありません。
特に《煙突/Smokestack》と《死の雲/Death Cloud》は甚大な被害を与えるので、キーカードと言えるでしょう。
以上が《ネル・トース族のメーレン/Meren of Clan Nel Toth》を使うなら入れておきたいカードの種類別の紹介でした。
例によって、ここからカードをいくつか選択し、それに「デッキの潤滑油」となるカードを入れれば完成です。
今回紹介する「デッキの潤滑油」ですが、クリーチャー除去に関してはすでに入っているカードとこれから追加するカードで割とまかなえるので、「ドローサポート」を少量と、マナ加速のための「マナ・クリーチャー」をピックアップします。
「ドローサポート」
《夜の囁き/Night's Whisper》
《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》
《調和/Harmonize》
《森の知恵/Sylvan Library》(『Commander's Arsenal』で再録)
《師範の占い独楽/Sensei's Divining Top》
ドローサポートも「生け贄手段」のカード取捨選択に気をつければある程度は入れられるため、あまり数を多く採用していません。
「マナ・クリーチャー」
《極楽鳥/Birds of Paradise》
《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
《エルフの神秘家/Elvish Mystic》
《Fyndhorn Elves》(『From the Vault:Twenty』で再録)
《深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow》
《献身のドルイド/Devoted Druid》
《花を手入れする者/Bloom Tender》
緑のマナ・クリーチャーは非常に数多く存在するので、全てを列記はしません。
とりあえず採用する時は「それ自身が軽いこと」もしくは「一度に複数マナを生み出せること」を採用基準としましょう。
ここまでで紹介したカードは80枚になりました。
自分の好きなタイプの統率者だからか、今回は非常に多くのカードをピックアップしてしまいました(笑)
ここから20枚を選別するのは非常に難しいですね・・・
Okamoto's Choice
In (☆はクリーチャー)
☆《極楽鳥/Birds of Paradise》
☆《トリスケリオン/Triskelion》
☆《不浄なる者、ミケウス/Mikaeus, the Unhallowed》
☆《死体の鑑定人/Corpse Connoisseur》
☆《ゴルガリの女王、サヴラ/Savra, Queen of the Golgari》
☆《深淵からの魂刈り/Reaper from the Abyss》
☆《ウラモグの手先/Pawn of Ulamog》
☆《恐血鬼/Bloodghast》
☆《息詰まる忌まわしきもの/Smothering Abomination》
《夜の囁き/Night's Whisper》
《生き埋め/Buried Alive》
《死の雲/Death Cloud》
《悲劇的な過ち/Tragic Slip》
《漸減/Attrition》
《出産の殻/Birthing Pod》
《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》
《森の知恵/Sylvan Library》
《里子/Foster》
《狂気の祭壇/Altar of Dementia》
《煙突/Smokestack》
Out
《ゴルガリのギルド門/Golgari Guildgate》
《汚染されたぬかるみ/Polluted Mire》
《滑りやすいカルスト/Slippery Karst》
・・・今までと同様、土地が少し多めなのでタップインのものから削ります。
☆《ヴィリジアンの盲信者/Viridian Zealot》
☆《血の幼子/Blood Bairn》
☆《希望喰らい/Eater of Hope》
☆《彷徨える魂の勇者/Champion of Stray Souls》
・・・どれも生け贄関連のカードですが、コストに対して効果が地味であったり、只ひたすらに重いだけ等の問題があったため削ります。
☆《禿鷹ゾンビ/Vulturous Zombie》
☆《新緑の魔力/Verdant Force》
☆《戦慄聖歌隊のバンシー/Banshee of the Dread Choir》
☆《群れの招集者/Caller of the Pack》
☆《ケンタウルスの壊し蔦/Centaur Vinecrasher》
☆《髑髏蛇/Skullwinder》
☆《血の盗人/Thief of Blood》
《野生への貢ぎ物/Tribute to the Wild》
《骨溜め/Bonehoard》
《悪魔の隷従/Diabolic Servitude》
《墓場からの復活/Rise from the Grave》
《蜘蛛の発生/Spider Spawning》
《戦慄の召喚/Dread Summons》
・・・これらは《ネル・トース族のメーレン/Meren of Clan Nel Toth》の動きに噛み合わないものや、コストパフォーマンスの悪いカード達でした。
クリーチャーは11枚抜けて9枚入りました。
枚数自体は減ってしまっていますが、その分ちゃんと《ネル・トース族のメーレン/Meren of Clan Nel Toth》の目的に沿ったクリーチャー達ばかりなのでそこまで不自由はないと思います。
個人的に好きな部類のデッキなので、出来れば格内フォーマットではなく自由に組んで遊んでみたいデッキです。
《イロアスの信奉者、カレムネ/Kalemne, Disciple of Iroas》
経験カウンター条件「あなたが点数で見たマナ・コストが5以上のクリーチャー呪文を1つ唱えるたび、あなたは経験カウンターを1個得る。」
経験カウンター参照「イロアスの信奉者、カレムネは、あなたが持つ経験カウンター1個につき+1/+1の修整を受ける。」
経験を積む条件が「5マナ以上のクリーチャー呪文を唱える」と少し厳しめになっています。
もちろん5マナ以上のクリーチャーを全く入れないデッキが主であるというわけではありません。
ここまで紹介してきたデッキのように経験をたくさん積んで勝つ!ような動きはし辛い、もしくはしてもオーバーキルになってしまう事が予想されます。
経験を積んだ結果、《イロアスの信奉者、カレムネ/Kalemne, Disciple of Iroas》自身が+1/+1修整を受けるという割とシンプルな効果になっていますが、本人が二段攻撃と警戒を元から持っており、攻防共にとても頼りになる統率者となりそうですね。
本人の能力的にも、無限コンボなどは下手に採用せずに「《イロアスの信奉者、カレムネ/Kalemne, Disciple of Iroas》のレベル(経験カウンター)を上げて物理で殴る」のが分かりやすい勝ち手段になりそうですね。
経験を積みづらいとはいえ、何かしらの"裏ワザ"はあります。
まず、「マナ・コストを軽くするカード」があれば、支払うコストに関わらず5マナ以上のクリーチャーカードであれば経験を積む事が出来ます。
また、似たようなものですが「代替コスト」を使って5マナ以上のクリーチャー呪文を唱える事が出来れば(もちろん代替コストの重さにもよりますが)比較的簡単に経験を積む事も出来ます。
上記の2種類が適用できない場合は仕方がありません、「マナ加速」から高速で5マナ以上のクリーチャー呪文を唱える事にしましょう。
経験を積んだ後は《イロアスの信奉者、カレムネ/Kalemne, Disciple of Iroas》の「攻撃を通す手段」も選別しないといけませんね。
幸い素のパワーを上げる手段と打点を跳ね上げる二段攻撃は元から備わっているので、「除去耐性」「ブロックされにくくする能力」にだけ着目してカードを取捨選択しましょう。
「マナ・コストを軽くするカード」
この種類のカードを探していった所、「(特定の部族)を唱えるためのコストは(1)少なくなる。」といったカードが多い事に気づきました。
20枚という入れ替え枠、そしてすでにデッキ内に入っているクリーチャーを見直してみた結果、今回は「巨人」の部族デッキを作ってみる事にしました。
他の候補としてはドラゴンと兵士、後は親和を意識したアーティファクトデッキもありましたが、どれも必要枚数が多くなってしまうので今回はパスしました。
もちろん格内フォーマット内でも組む事は可能ですし、普通の統率者戦であれば他の部族でデッキを組んでも良いと思います。
「巨人シナジー」
《踏み潰し/Crush Underfoot》
《巨人の先触れ/Giant Harbinger》
《炉かごの巨人/Hearthcage Giant》
巨人という部族がクローズアップされているのはローウィンブロックだけなので、あまり枚数はありませんでした。
とはいえ《臭汁飲みの向こう見ず/Stinkdrinker Daredevil》や《雷雲のシャーマン/Thundercloud Shaman》《ウルザの保育器/Urza's Incubator》などの入れておきたいカードはすでに入っているので、そこまで問題はありません。
改めて「マナ・コストを軽くするカード」
《真珠の大メダル/Pearl Medallion》
《ルビーの大メダル/Ruby Medallion》
《ギルドパクトの印章/Seal of the Guildpact》
この3種類は色参照で軽くするカードたちです。
《雲の鍵/Cloud Key》
《破滅の伝導者/Conduit of Ruin》
《類似の金床/Semblance Anvil》
この3種類はカードタイプ参照で軽くするカードたちです。
《破滅の伝導者/Conduit of Ruin》でサーチしてくるカードは無いかもしれませんが、それでなくとも2マナも軽くしてくれる上に本体が5マナ以上のクリーチャー、そして5/5という無視できないサイズと、他の部分がガッチリ噛み合っているので採用に値します。
《類似の金床/Semblance Anvil》は後述しますが赤と白では色の組み合わせ的に手札を補充する手段が乏しく、1枚刻印してしまうだけでも相当な痛手になってしまう可能性があるので採用は難しいかもしれません。
「代替コスト」
《Force of Will》や《紅蓮操作》のような、分かりやすい代替コスト持ちの5マナ以上のクリーチャーおよび代替コストを持たせるカードは...ありませんでした。
代わりにキーワード能力を見ていくと"疾駆"と"想起"がどちらも代替コストを用いて唱えていました。
それぞれのキーワード能力を持つ5マナ以上のクリーチャーを羅列してみます。
「疾駆」
《炎駆の乗り手/Flamerush Rider》
《疾走する戦暴者/Sprinting Warbrute》
残念ながら"疾駆"はほとんど該当するカードが無く、この2種類だけでした。
《炎駆の乗り手/Flamerush Rider》はともかく《疾走する戦暴者/Sprinting Warbrute》は特に能力も無いので積極的に採用したいとは思えませんね。
「想起」
《断層削り/Faultgrinder》
《輝き帯び/Glarewielder》
《鋳塊かじり/Ingot Chewer》
《目覚ましヒバリ/Reveillark》
《恨み唸り/Spitebellows》
こちらも5種類しかありませんでした。これもローウィンブロックだけの能力なので、当たり前と言えば当たり前ですね。
《断層削り/Faultgrinder》はこのカードを使ってまで破壊したい土地が《Maze of Ith》(『From the Vault:Realms』で再録)《惑いの迷路/Mystifying Maze》ぐらいなので、無理に採用する必要は無さそうです。
《輝き帯び/Glarewielder》《恨み唸り/Spitebellows》はブロッカーをどかす役割があるので、こちらは是非採用したいですね。
《鋳塊かじり/Ingot Chewer》はただのアーティファクト破壊としても十分優秀なので採用に値します。
《目覚ましヒバリ/Reveillark》は他に採用するカード次第ですが、もし巨人デッキにするのであれば戦場に戻す能力はほとんど活用できそうにないので、今回はパスしましょう。そもそも想起コストが通常コストよりも重いという本末転倒感もあります。
《溶鉄鋼のドラゴン/Moltensteel Dragon》
これだけ毛色が違うのですが、ここで紹介します。
赤Φマナをライフルーズで支払えば、6マナのクリーチャーにして4マナで唱える事が出来ます。
特に他のカードを必要としないのでこれもすんなりとデッキに入りそうですね。
「マナ加速」
最終手段の「マナを伸ばしてゴリ押しでデカいクリーチャーを出す」の出番です。
赤に一時的なマナ加速(《煮えたぎる歌/Seething Song》等)はありますが、こういった一時的なマナ加速は長い目で見ると1枚分カードアドバンテージを損しています。
そのマナ加速の結果とんでもないパワーのクリーチャーが出せたり、一旦損したアドバンテージを一瞬で取り返したりできない限りは採用しない方が良いでしょう。
特に赤と白はドロー手段に乏しいため、カードアドバンテージを損しないカードを採用していくのが重要です。
そうなるとマナ加速手段はやはりマナ・アーティファクトしかありません。
《緋色のダイアモンド/Fire Diamond》
《乳白色のダイアモンド/Marble Diamond》
《星のコンパス/Star Compass》
《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》
《友なる石/Fellwar Stone》
《彩色の灯籠/Chromatic Lantern》
《連合の秘宝/Coalition Relic》
《統率者の宝球/Commander's Sphere》
《スランの発電機/Thran Dynamo》
《金粉の水蓮/Gilded Lotus》
はい、またもやコピー&ペーストです。
今回は4マナ以上のマナ・アーティファクトも2種類入れました。
これは、デッキ全体が必然的に重くなってしまうので、1度に2アクション以上行うには生ぬるいマナ加速だけでは補いきれないのでピックアップする事にしました。
カレムネが経験を積む手段についてはこれぐらいで問題ないでしょう。
次はいよいよ勝つためのカード、「攻撃を通す手段」を探しましょう。
まずは「除去耐性」です。
「呪禁」
《勇者の兜/Champion's Helm》
《派手な投光/Glaring Spotlight》
《速足のブーツ/Swiftfoot Boots》
"呪禁"は持たせた後に更に自分で強化する事が出来るので、最も使い勝手の良い除去耐性です。それ故にあまり呪禁を持たせるカードは枚数がありません。
「被覆」
《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》
《囁き絹の外套/Whispersilk Cloak》
どちらも後述する「ブロックされにくくする能力」とも噛み合うカードです。
"被覆"を持たせてしまうとそこから更に強化する事が出来ないので、呪禁よりは優先度が下がります。
ただ、《イロアスの信奉者、カレムネ/Kalemne, Disciple of Iroas》の打点自体はこれ以上強化する必要は無く、何なら自身の能力で勝手に強化されていくので被覆でも大抵事足ります。
「プロテクション」
後述の「ブロックされにくくする能力」とも通ずる点がある能力です(プロテクションの色が合っていればブロックされなくなるため)。
《アクローマの記念碑/Akroma's Memorial》
《五制術の護法印/Pentarch Ward》
《光波の護法印/Spectra Ward》
《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind》
《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》
《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》
《光と影の剣/Sword of Light and Shadow》
《戦争と平和の剣/Sword of War and Peace》
これらのカードは永続的にプロテクションを持たせるものです。
一旦プロテクションを持たせてしまえば、これらのカードが破壊されるまでずっとプロテクションを持ち続けるのでブロッカーを無視しつつ対戦相手が除去を後引きしても安心出来ます。
剣シリーズは色に制限があるので、自分のプレイする環境に合わせて使いましょう。《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind》のライブラリーを削る能力は対戦相手のデッキタイプによっては友情コンボをしてしまう可能性があるので、その点だけ注意したいです。
《使徒の祝福/Apostle's Blessing》
《魂の基点/Center Soul》
《無傷の発現/Emerge Unscathed》
《抵抗の妙技/Feat of Resistance》
《神々の思し召し/Gods Willing》
《ルーンの母/Mother of Runes》
《混迷の挽回/Redeem the Lost》
これらのカードは限定された期間中プロテクションを持たせるものです。
ほとんどのカードが非常にコストが軽くインスタントであるため、対戦相手の除去に対応して使う事で除去を無駄打ちさせつつ《イロアスの信奉者、カレムネ/Kalemne, Disciple of Iroas》を守る事が出来ます。
ただ単にプロテクションを持たせるだけであれば他にも種類はありますが、ここでは使いやすさや再利用性等の使いやすい付随効果があるものだけをピックアップしています。
除去耐性についてはこれぐらいで十分かと思います。
「破壊不能」も除去耐性の一種ではありますが、ほとんどの場合「呪禁」「被覆」「プロテクション」で事足ります。
この3種類でカバーしきれないのは全体除去ぐらいですが、他のデッキに比べてそこまでクリーチャーを並べる事が無いためデッキ自体が全体除去に強い構成になるはずですので、今回は採用しません。
個人的には「破壊不能」を持たせても白には《剣を鍬に/Swords to Plowshares》や《流刑への道/Path to Exile》、青にはバウンス、黒には生け贄除去(これは他の除去耐性でもどうしようも無いですが)、赤には《混沌のねじれ/Chaos Warp》で処理されてしまうのであまり除去耐性として強い能力では無いと考えています。
次は「ブロックされにくくする能力」です。
《聖なるマントル/Holy Mantle》
《霊魂のマントル/Spirit Mantle》
《疑いなき権威/Unquestioned Authority》
この3種類はプロテクション(クリーチャー)を持たせるカードです。
基本的にはブロックされないだけですが、たまにタップさせるクリーチャーや除去能力持ちのクリーチャーの能力からも守ってくれます。
《勝利の神、イロアス/Iroas, God of Victory》
《向こう見ずな技術/Madcap Skills》
《こそ泥の兜/Prowler's Helm》
《先駆者の長靴/Trailblazer's Boots》
《ヴォラックの戦角/Vorrac Battlehorns》
これらのカードは単純にブロックさせにくくするカードです。
"威迫"を持たせれば2体以上のブロッカーをを1回の戦闘で(ほぼ)屠っていく事になるので、対戦相手はブロッカーを用意しづらく、事実上ブロックされにくくなる能力となります。
ただしトークンを大量に展開するような相手には効果が薄いため、採用する枚数には注意が必要です。
「トランプル」
《攻撃の元型/Archetype of Aggression》
《致命的な激情/Fatal Frenzy》
《軍勢の忠節者/Legion Loyalist》
《魂光りの炎族/Soulbright Flamekin》
《ティムールの激闘/Temur Battle Rage》
他のブロック制限能力に比べると見劣りしますが、《イロアスの信奉者、カレムネ/Kalemne, Disciple of Iroas》の圧倒的な火力をもってすればトランプルでさえ致死量のダメージを貫通させる事も出来るでしょう。
《生体融合外骨格/Grafted Exoskeleton》
どこの項目にも属さないのでここで1枚だけ紹介します。
パワーが3で二段攻撃を持つ《イロアスの信奉者、カレムネ/Kalemne, Disciple of Iroas》がこの装備品を装備して攻撃が通ればそれだけで一人脱落させる事が出来ます。
他に感染持ちのクリーチャーを採用する事は無いので感染デッキになるわけではありませんが、即死パーツの1枚として是非採用したいですね。
経験を積むカード、経験を活かすカードともに紹介できたので、後はいつも通り「デッキの潤滑油」を入れましょう。
色の組み合わせ的に「ドローサポート」カードはかなり限られてきます。
《土地の寄進/Gift of Estates》
《苦しめる声/Tormenting Voice》
《信仰無き物あさり/Faithless Looting》
《精神の眼/Mind's Eye》
《遠見の仮面/Farsight Mask》
《浸透のレンズ/Infiltration Lens》
《記憶の仮面/Mask of Memory》
《師範の占い独楽/Sensei's Divining Top》
《石切りの巨人/Stonehewer Giant》
大分苦しさが感じられるカードチョイスですね・・・
《浸透のレンズ/Infiltration Lens》はブロックを躊躇させる事が出来るので「ブロックされにくくする能力」との兼ね合いが出来ます。
《石切りの巨人/Stonehewer Giant》はドローというわけではありませんが、必然的に多くなる装備品を適宜サーチしてこれるのでここに入れています。
あとは「除去」ですね。
《流刑への道/Path to Exile》
《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
《稲妻/Lightning Bolt》
クリーチャー除去の定番です。
《混沌のねじれ/Chaos Warp》
《沈黙のオーラ/Aura of Silence》
エンチャント・アーティファクトに触れるカードも入れましょう。
《混沌のねじれ/Chaos Warp》は所謂"ハズレ"もあるので使う時は注意が必要です。
ここまでで羅列したカードは76枚になりました。
ここから20枚を選別します。
Okamoto's Choice
In (☆は5マナ以上のクリーチャー)
《ルーンの母/Mother of Runes》
☆《石切りの巨人/Stonehewer Giant》
☆《恨み唸り/Spitebellows》
☆《巨人の先触れ/Giant Harbinger》
☆《破滅の伝導者/Conduit of Ruin》
《使徒の祝福/Apostle's Blessing》
《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
《記憶の仮面/Mask of Memory》
《浸透のレンズ/Infiltration Lens》
《精神の眼/Mind's Eye》
《こそ泥の兜/Prowler's Helm》
《ヴォラックの戦角/Vorrac Battlehorns》
《囁き絹の外套/Whispersilk Cloak》
《速足のブーツ/Swiftfoot Boots》
《生体融合外骨格/Grafted Exoskeleton》
《友なる石/Fellwar Stone》
《金粉の水蓮/Gilded Lotus》
《ルビーの大メダル/Ruby Medallion》
《雲の鍵/Cloud Key》
《沈黙のオーラ/Aura of Silence》
Out
《ボロスのギルド門/Boros Guildgate》
《薄煙の火口/Smoldering Crater》
《漂う牧草地/Drifting Meadow》
《枯渇地帯/Blasted Landscape》
・・・いつも通りタップインの土地を削ります。
《卑血の芙巳子/Fumiko the Lowblood》
☆《狩り立てられたドラゴン/Hunted Dragon》
☆《敵愾/Hostility》
☆《静穏の天使/Angel of Serenity》
☆《ノールリッジの裁き人/Arbiter of Knollridge》
☆《無慈悲なる天使、アンヤ/Anya, Merciless Angel》
☆《天軍の伝令/Herald of the Host》
☆《戦長の巨人/Warchief Giant》
・・・どれもコストの割に効果が地味なカードたちです。
《デアリガズの息/Breath of Darigaaz》
《槌の一撃/Fall of the Hammer》
《夜毎の狩りの呪い/Curse of the Nightly Hunt》
《信仰の足枷/Faith's Fetters》
《戦嵐のうねり/Warstorm Surge》
《災難の範囲/Disaster Radius》
《我々の刃/Blade of Selves》
《荒れ狂う嵐の儀式/Rite of the Raging Storm》
・・・効果が弱すぎる、コストが重すぎる、同じ役割のカードが多すぎる等の理由で削除しました。
5マナ以上のクリーチャーが7枚抜けて3枚入りました。
ドローサポートが少ない上に何度も唱える事が困難なため、経験を積むのはもしかしたら難しくなったかもしれません。
その分攻撃を通す手段やデッキの潤滑油となるカードを入れてあるので、単純に勝利する事だけを考えるなら勝利しやすくなっているはずです。僕も統率者戦で組んでいるぐらい好きなタイプのワンパンマンデッキなので、格内フォーマットのみならず多くの人に試してみて欲しいデッキです!
《進化の爪、エズーリ/Ezuri, Claw of Progress》
経験カウンター条件「パワーが2以下のクリーチャーが1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたは経験カウンターを1個得る。」
経験カウンター参照「あなたのターンの戦闘の開始時に、あなたがコントロールする他のクリーチャー1体を対象とし、それの上に+1/+1カウンターをX個置く。Xは、あなたが持つ経験カウンターの総数に等しい。」
経験を積む条件は「パワー2以下のクリーチャー」を戦場に出すだけで良いので、トークンをバラまくだけで一気に経験を積む事が出来ます。
しかし経験カウンターを参照する能力は1体のみを強化する能力となっています。
経験を積む条件だけを見ると横に展開するべきかと一瞬考えてしまいますが、経験を積むだけでは勝利にはつながらないので、経験を参照する能力を強く使えるように、"単体を強化して勝つ"事を勝ち筋として据えるのが良いでしょう。
単体を強化して勝つ、そして青と緑という組み合わせから容易に連想できるのが「感染」です。
せっかく《進化の爪、エズーリ/Ezuri, Claw of Progress》も見た感じファイレクシア色に染まっていますし、感染デッキにするのは自然な流れと言えるでしょう。
感染デッキの場合は《イロアスの信奉者、カレムネ/Kalemne, Disciple of Iroas》の場合と同様に「攻撃を通す手段」が必要になってくるのでそれもセットで見ていきましょう。
「感染」
感染デッキにする場合、感染クリーチャーの枚数が限られている都合上、まず感染持ちのクリーチャーを最優先でデッキに入れる必要があります。
感染持ちのクリーチャーの枚数が足りていないと、結局毒でプレイヤーを倒しきれないのでライフを攻める、所謂"30点デッキ"ならぬ"50点デッキ"になってしまいます。
今回は「パワー2以下のクリーチャー」でなおかつ「感染」を持つクリーチャーを中心に採用していくと無駄が無いですね。
《荒廃のマンバ/Blight Mamba》
《荒廃の工作員/Blighted Agent》
《核をうろつくもの/Core Prowler》
《死体の野犬/Corpse Cur》
《嚢胞抱え/Cystbearer》
《ぎらつかせのエルフ/Glistener Elf》
《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr》
《屍百足/Necropede》
《疫病のマイア/Plague Myr》
《腐敗狼/Rot Wolf》
《絡み森の鮟鱇/Tangle Angler》
《病毒のドレイク/Viral Drake》
《ヴィリジアンの堕落者/Viridian Corrupter》
《屍肉の呼び声/Carrion Call》
使用に値するレベルの感染クリーチャーはこれぐらいでしょうか。
《化膿獣/Putrefax》
《脊柱噛み/Spinebiter》
パワー3以上の感染クリーチャーだとこの2種類が強力な「攻撃を通す手段」を備えているので、仮に経験を積む事が出来なくとも優秀なフィニッシャーになってくれます。
《生体融合外骨格/Grafted Exoskeleton》
《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》
《大軍の功績/Triumph of the Hordes》
どれも経験は積めませんが、大事な感染関連カードです。
《生体融合外骨格/Grafted Exoskeleton》は特に格内フォーマットだと20枚しか入れ替えられないので、感染持ちのクリーチャーを十分な数採用する事が出来ないという問題を解決してくれる重要なカードです。
《ストリオン共鳴体/Strionic Resonator》
これは感染サポートでもなんでもありませんが、紹介する場所が無かったのでここで紹介します。
簡単に言うと《進化の爪、エズーリ/Ezuri, Claw of Progress》の+1/+1カウンターを乗せる能力を2倍にする用のものです。
経験を十分に積んでいなくてもこれがあれば普段の2倍のカウンターを乗せられるため、すぐに致死量のサイズのクリーチャーを作り上げられます。
「攻撃を通す手段」
《イロアスの信奉者、カレムネ/Kalemne, Disciple of Iroas》の所でも見ましたが、今回もまた打点に関しては《進化の爪、エズーリ/Ezuri, Claw of Progress》と「パワー2以下のクリーチャー」がカバーしてくれる事から、「除去耐性」「ブロックされにくくする能力」の2点にのみ注目してカードをピックアップします。
「除去耐性」
ここでもまたキーワード能力毎に見ていく事にします。
「呪禁」
《苦行主義/Asceticism》
《勇者の兜/Champion's Helm》
《イーヴォ島の指輪/Ring of Evos Isle》
《速足のブーツ/Swiftfoot Boots》
まずは(半)恒久的に呪禁を持たせてくれるカードです。
《イロアスの信奉者、カレムネ/Kalemne, Disciple of Iroas》の時と違って自軍全体に呪禁を持たせる《苦行主義/Asceticism》と地道にサイズアップもしてくれる《イーヴォ島の指輪/Ring of Evos Isle》が候補に入っていますね。
《派手な投光/Glaring Spotlight》
《ミジウムの外皮/Mizzium Skin》
《レインジャーの悪知恵/Ranger's Guile》
《シミックの魔除け/Simic Charm》
こちらは一時的に呪禁を持たせてくれるカード。
どれも除去に対応して使う事で疑似的な打消し呪文として使えます。
インスタントに関しては《イロアスの信奉者、カレムネ/Kalemne, Disciple of Iroas》の時と違って、青と緑ではプロテクションを与える事が出来ないので若干弱体化はしています。
《巨森の蔦/Vines of Vastwood》
《梢の覆い/Canopy Cover》
《遮蔽する粘体/Shielding Plax》
緑に存在する、なぜか呪禁とは異なる書き方がされている疑似呪禁カードです。
《巨森の蔦/Vines of Vastwood》は一時的に呪禁を持たせてくれるカードと同様の使い方が出来、《梢の覆い/Canopy Cover》は「ブロックされにくくする能力」も兼ね備えている優秀なカードで、《遮蔽する粘体/Shielding Plax》は疑似呪禁だけですが1ドローがついているので使いやすい、とどれも優秀なカードです。
「被覆」
被覆を持たせてしまうと《進化の爪、エズーリ/Ezuri, Claw of Progress》で+1/+1カウンターを乗せる事が出来ない上に、除去に対応して被覆を持たせるにしても対戦相手がちゃんとプレイすれば(《進化の爪、エズーリ/Ezuri, Claw of Progress》の能力で対象に取った所を対応して除去をする)+1/+1カウンターが乗せられなくなってしまいます。
従って、本当は《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》など入れたいものはあるのですが今回は不採用となります。
「プロテクション」
上述のように、色の組み合わせ的にほとんどありません。
ブロッカーを無視できるという意味で《保護色/Crypsis》は採用出来ますが、あまり積極的に採りたいものではありませんね。
「打消し」
《イロアスの信奉者、カレムネ/Kalemne, Disciple of Iroas》に出来なくて《進化の爪、エズーリ/Ezuri, Claw of Progress》に出来る「除去耐性」と言えば打消し呪文ですね。
《運命の回避/Avoid Fate》
《払拭/Dispel》
《精神的つまづき/Mental Misstep》
《呪文貫き/Spell Pierce》
《頑固な否認/Stubborn Denial》
《白鳥の歌/Swan Song》
まずは1マナ以下で自分のクリーチャーを除去から守る打消し呪文です。
カードの"賞味期限"が短いものばかりですが、どれも決めに行く瞬間には手札に持っておきたいカードです。
《秘儀の否定/Arcane Denial》
《対抗呪文/Counterspell》(『デュエルデッキ:ジェイス VS チャンドラ』で再録)
《遅延/Delay》
《否認/Negate》
《呪文裂き/Spell Rupture》
2マナの打消し呪文となると一気に範囲が広がってしまいますが、ほとんどの打消しは《秘儀の否定/Arcane Denial》より弱いと考えて差し支えありません。
《対抗呪文/Counterspell》は範囲的には《秘儀の否定/Arcane Denial》と同じですが青のダブルシンボルがネックになります。
その他上記の3種類の打消し呪文はどれも範囲が狭かったり限定的な状況だけで効果的だったりしますが、それでも他の打消し呪文よりも範囲が広い方です。
《エレンドラ谷の大魔導師/Glen Elendra Archmage》
他の打消し呪文とは大分毛色が違うのでこれだけ個別に紹介します。
普通に使うと「1枚で2回使える《否認/Negate》」ですが、《進化の爪、エズーリ/Ezuri, Claw of Progress》でカウンターを乗せてやれば「1枚で2回使えるが、自分のターンごとに使える回数がリフレッシュされる《否認/Negate》」と一気に強化されます。
打ち消すために青1マナだけで済むので、一旦着地してしまえば1マナ以下で自分のクリーチャーを除去から守る打消し呪文として使えます。
基本的に自分の動きを貫き通すような使い方をしない打消し呪文は統率者戦では弱い傾向にあります。
特に最速コンボがほとんど無い格内フォーマットにおいてはそれが顕著です。
従って、個人的には「打消し」としては1マナ以下のものと、もしかしたら《エレンドラ谷の大魔導師/Glen Elendra Archmage》しか採用しないと思います。
「ブロックされにくくする能力」
《進化の爪、エズーリ/Ezuri, Claw of Progress》の能力で例えば感染クリーチャーを10/10以上に育て上げたとしても、それがチャンプブロックされて時間を稼がれてしまっては意味がありません。
《液態化/Aqueous Form》
《巧みな回避/Artful Dodge》
《ひずみの一撃/Distortion Strike》
《こそ泥の兜/Prowler's Helm》
《先駆者の長靴/Trailblazer's Boots》
《秘密の帷/Veil of Secrecy》
《海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea》
青のおかげで純粋な「ブロックされない」ようにする能力はたくさんあります。
採用基準としては「コストの軽さ」「再利用性」「パワーを上げる等他の付加価値」の3点です。
飛行を持たせるカードや飛行にしかブロックされなくするカードも多数ありますが、それだけだと対戦相手が飛行持ちのクリーチャーをコントロールしているだけで無意味になってしまうので、(疑似呪禁も得られる《梢の覆い/Canopy Cover》のような)よほどの事が無い限りは採用しない方がいいでしょう。
「トランプル」
《アクローマの記念碑/Akroma's Memorial》
《捕食者の一撃/Predator's Strike》
《勝利の戦車/Chariot of Victory》
《力の合唱/Chorus of Might》
《鉄の樹の拳/Fists of Ironwood》
《ヴォラックの戦角/Vorrac Battlehorns》
《狩人の勇気/Hunter's Prowess》
《巨身化/Gigantiform》
《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer》
《大薙刀/O-Naginata》
《怨恨/Rancor》
ただ単にトランプルを持たせるだけであれば緑のおかげでたくさん候補はあります。
採用基準としてはここでもやはり「コストの軽さ」「再利用性」「パワーを上げる等の付加価値」の3点です。
ちなみに《Berserk》(『From the Vault: Exiled』で再録)という高額カードが選択肢には入りますが、高額ゆえにあまり大きな声でオススメは出来ません。
もし資産に余裕がある方であれば採用してもらえれば、程度に声を潜めておきます。
さて、ここまでで感染デッキとして必要なカードの種類は紹介しきったと思います。
ここに恒例の「デッキの潤滑油」を入れましょう。
「ドローサポート」
《師範の占い独楽/Sensei's Divining Top》
《僧院の包囲/Monastery Siege》
《森の知恵/Sylvan Library》
とりあえずここでは戦場に出して永続的に効果を発揮するカードを入れています。
《僧院の包囲/Monastery Siege》は珍しいかもしれませんがどちらのモードで出してもこのデッキでは効果を発揮するのでオススメです。
《定業/Preordain》
《思案/Ponder》
《渦まく知識/Brainstorm》
1マナのドロー呪文。手札を増やすというよりも手札を調整する意味合いが強いですね。
どれもシャッフル手段と組み合わせると強いのでフェッチランドの少ない格内フォーマットでは若干微妙かもしれません。
《強迫的な研究/Compulsive Research》
《投与+享受/Give+Take》
《集中/Concentrate》
《調和/Harmonize》
3~4マナの少し重めのドロー呪文。少し重い分、手札の枚数を増やす事ができます。
《投与+享受/Give+Take》は何も考えずに使えるカードでは無いのでこの項目に入れるのは微妙ですが、このデッキ特有の相性の良さがあるので紹介させてもらいました。
「マナ加速」
《極楽鳥/Birds of Paradise》
《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
《エルフの神秘家/Elvish Mystic》
《Fyndhorn Elves》(From the Vault:Twentyで再録)
《献身のドルイド/Devoted Druid》
《花を手入れする者/Bloom Tender》
緑が入っているので安定のマナ・クリーチャーです。
《進化の爪、エズーリ/Ezuri, Claw of Progress》を3ターン目に出すためにも使えますし、出た後で経験を積むためにも使えるので入れられるだけ入れた方が良いでしょう。
「妨害」
青と緑の組み合わせで妨害となると大分種類が減ってしまいます。
《猿術/Pongify》
《内にいる獣/Beast Within》
すでにデッキに入っているカードに加えてこの2種類が対戦相手のクリーチャーに(まともに)触ることが出来るカードです。
《自然の要求/Nature's Claim》
エンチャントやアーティファクトが辛ければ追加でこれも採用しましょう。
《押し潰す蔦/Crushing Vines》
飛行クリーチャーとアーティファクトという少し特徴的な範囲のものに触れるカードです。
ここまでで紹介したカードは全部で81枚になりました。
ここから20枚を選別していきます。
Okamoto's Choice
In (☆はパワー2以下のクリーチャー)
☆《極楽鳥/Birds of Paradise》
☆《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
☆《エルフの神秘家/Elvish Mystic》
☆《Fyndhorn Elves》
☆《献身のドルイド/Devoted Druid》
☆《花を手入れする者/Bloom Tender》
☆《荒廃の工作員/Blighted Agent》
☆《死体の野犬/Corpse Cur》
☆《ぎらつかせのエルフ/Glistener Elf》
☆《疫病のマイア/Plague Myr》
☆《病毒のドレイク/Viral Drake》
☆《ヴィリジアンの堕落者/Viridian Corrupter》
《海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea》
《内にいる獣/Beast Within》
《白鳥の歌/Swan Song》
《狩人の勇気/Hunter's Prowess》
《生体融合外骨格/Grafted Exoskeleton》
《ストリオン共鳴体/Strionic Resonator》
《梢の覆い/Canopy Cover》
《僧院の包囲/Monastery Siege》
Out
《シミックのギルド門/Simic Guildgate》
《ラノワールの再生地/Llanowar Reborn》
《進化する未開地/Evolving Wilds》
《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
《聖遺の塔/Reliquary Tower》
・・・いつも通り多すぎる土地を減らしていきます。
☆《実験体/Experiment One》
《群棲するバイパー/Broodbirth Viper》
《群れの招集者/Caller of the Pack》
☆《髑髏蛇/Skullwinder》
・・・いつも通り効果が地味であったりコストが重すぎるカードを削ります。
《大蛇の孵卵器/Orochi Hatchery》
《シミックの魔鍵/Simic Keyrune》
《砂漠の竜巻/Desert Twister》
《生術の熟達/Biomantic Mastery》
《ドラゴンの日/Day of the Dragons》
《エズーリの捕食/Ezuri's Predation》
《錯覚の伏兵/Illusory Ambusher》
《ミラーマッチ/Mirror Match》
《鎌爪/Scytheclaw》
《模造運命/Synthetic Destiny》
・・・このデッキは今までのデッキ以上に何を目的として入れているのか分からないカードが多いですね。とりあえずコストが重いカードは目指しているデッキタイプには不要なのでどんどん抜いていきます。
と言う事でパワー2以下のクリーチャーは2枚抜けて12枚入りました。
大分《進化の爪、エズーリ/Ezuri, Claw of Progress》は経験を積みやすくなっていますね。
やはり格内フォーマットだと感染クリーチャーが非常に少ないため若干心もとない感じはありますが、その分環境にそこまで優秀な除去が多くないので何だかんだで全員毒殺する事も可能でしょう。
...
......
以上が5つの統率者とそのデッキの改善案になります。
もちろん僕のIn/Outプランは絶対的なものではなく、あくまでも僕が組むなら、というプランの1つに過ぎません。
もっと好みのカードがあれば是非採用して自分好みに調整してください!
GP名古屋で、あるいはその前後で、誰かと統率者で遊ぶかもしれない、でもデッキは普段作っていない、そういった方がこの記事を読んで少しでも参考にして頂けたらと思います。
とても長い文章になってしまいましたが、今回の記事はここまでとなります。
それでは...