日下部恭平『くーやんの「今」、これを買え!』第31回
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※初めて読む人は第0回からご覧いただけるとこの記事の趣旨がわかるかと!
はい、こんにちわ~
先週末はスタンダードでRPTQがありましたね!
様々なデッキが勝っていて、環境の多様性がうかがえます!
スタンダードの相場的には、各デッキのリストが固定されて落ち着いてくる時期なので安いものは買い時です!
《ゼンディカーの代弁者、ニッサ/Nissa, Voice of Zendikar》
Josh Utter-LeytonがMOCSでサイドに4枚積んだ「アタルカレッド」で9位になったことで少し話題になったニッサですが、最近はそれ以外にもちらほらスタンダードのデッキで見るようになってきました。
「4枚積める」「軽い」「神話レア」と割と高騰条件は満たしていますし、スタンダードローテーション後環境が変われば一気に高騰することもあり得ます。
現在一枚1000円前後・・・これは今が買いか!?
『マジック・オリジン』の"ダメージランド"
『戦乱のゼンディカー』の"バトルランド"
この2種のサイクルは、現在『タルキール覇王譚』の"フェッチランド"の存在によって枚数を積まなくてもデッキが構築出来るようになっています。
しかし『イニストラードを覆う影』発売に伴うローテーション後は、このフェッチランドが使えなくなってしまうため、同セットに収録される土地次第では各4枚ずつ使われることもあり得ます。
特に"ダメージランド"はエルドラージら無色カードを唱える時およびそれらの能力を使う上で必須の無色マナも生み出すことが出来るため、今まで以上に需要が増えることもあり得る話です。
"バトルランド"も現在のスタンダードデッキにおける必要枚数である1~2枚しか持っていないっていう方も多いと思うので、持っていない物があれば今すぐ買え!4枚揃えておいて損はないでしょう!
《工匠の直感/Artificer's Intuition》
レガシー環境からはこの一枚。
凶悪カード《適者生存》をインスパイアされたカードですが、能力は十分強力で今後も軽いアーティファクトが出るたびに強化される可能性のあるカードです。
今でも青赤の「ペインターコンボ」に採用されていたりしますが、現在1ドル以下!
再録もされていないし、レガシーで使われるカードが高騰する時は一気に高騰するので、早めに揃えて損は無し!
《新たな造形/Shape Anew》
PT前に少し話題になった、《飛行機械技師》や《ピア・ナラーとキラン・ナラー》から出てくる飛行機械トークンを生け贄に捧げデッキに1枚だけのアーティファクト・カードである《荒廃の巨像》を高速で場に出すデッキで使われています。
「双子」無きあとのモダンで、新たな双子枠として注目されましたが...ご存知の通り、エルドラージの海と化したプロツアーではこのカードを用いたデッキの出番はありませんでした...。
その後のSCGモダンでも姿を見ることはなく...。
しかし、テコ入れが入ったあとのモダンではもしかしたら活躍するかも!?
ということで、これも現在2ドル程度で買えるので気になる人は早めに集めるべし!
~手遅れシリーズ~
《裏切り者の都/City of Traitors》
昔から高かったカードですが、再録禁止の影響とレガシーでも「エルドラージストンピィ」のようなデッキで4枚積まれ出したため高騰!
再録禁止カードは、特に一回値上がってしまうと禁止カードになるようなことが無い限りなかなか下がらないので、今後この2マナ土地を初めとする古いカードが必要な方は覚悟を決めて買うしかなさそうですね...。
《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond》
同じく再録禁止カードからこの一枚。
「ANT」や「ペインター」、「ドレッジ」などレガシーを代表するコンボには4枚確定で積まれているので、こちらもフォーマットにおいて禁止になるまではずっと高値を維持しそうですね。
筆者がマジックを始めた頃、100円で売られていたカードだと言っても誰も信じてくれ無さそうですね...。
というわけで、今回はここまで!
今週末はPT後初めてのGPがヒューストンで行われます!
フォーマットはスタンダードなので、どんなデッキが勝つのか・メタゲームが進むのか楽しみですね!
それではまた次回!