害毒のヒキガエル/Noxious Toad

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Card of the Day -今日の1枚- 2016/06/27

害毒のヒキガエル/Noxious Toad

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害毒のヒキガエル/Noxious Toadr

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ず~っと雨が降ってるなぁ。梅雨真っ只中という感じ。洗濯物でお困りの方も少なくないだろう。ただ生き物たちにとっては恵みの雨だったりするので、梅雨を無くせと言うつもりは全くない。ただお願いだから、通勤・退勤時に降るのだけはやめてね。日中や深夜はいくら降ってくれても構わんぞ。以前住んでいたところは...《藪跳ねアヌーリッド》の回でも書いたように、田んぼがあってカエルがゲコゲコゲコゲコうるさいところだった。それもまた心地よいリズムであったんだけどね。ということを思い出して、よしじゃあカエルウィークにするか...と思ったが、毎日カエルカードばかり紹介しても僕の引き出しが枯れ果てそうである。なので、カエルから連想した別のテーマで統一したカード群を紹介しよう。テーマが何か、後出ししてみようと思うのでお楽しみに。

 

《害毒のヒキガエル》というロープレの雑魚敵感溢れる名前が素敵なのと、水色とオレンジのボディに鼻先に角というビビッドな見た目が特徴的なカードだ。3マナ1/1と、なんともその名とルックス通りの低いスペックを誇る。このカエル、その能力はこれが死亡した時に対戦相手に手札を1枚捨てさせるという誘発型のもの。自身の戦闘能力は低いが、しっかりと1:1交換を取ってくる能力によって対戦相手の攻撃を食い止めるブロッカーとしての役割を与えられている。確かに、こんな小物に道を阻まれるのは癪だが、これを避けるために特別に行動を取るのもなんだかなぁというところ。つまり、絶妙な嫌がらせが出来るわけだが...どうせなら、1/1よりもっと大きいサイズの方が嬉しい。ということで作られたのかどうかはわからないが、同じ3マナで同じ能力を持った《死橋のシャーマン》のパワーが3。《害毒のヒキガエル》が刷られた『ポータル』から18年の歳月を経て、このカードも大きくパワーアップしたんだなぁ...。

 

ヒキガエルという名だが、前述のとおりとてもではないがヒキガエルには見えない。ヒキガエルと言えばずんぐりむっくりした体型にいぼいぼが沢山、がっしりした手足で完全陸上生活に適応した身体が特徴なのだが、イラストのカエルはシュッとしてて水辺や樹上で生活するものの特徴に当てはまる。水かきのない指はヒキガエルの特徴ではあるのだが...。ヒキガエルに害毒があるのか、という話だが、彼らは目の後ろのふくらみ・耳腺と呼ばれる器官に神経系・ステロイド系の毒を持っており、自身を捕食しようとする野生動物に対してはこれを身体から滲ませて防御する。ヒキガエルを咥えた捕食者の口内に毒物を蔓延させ、吐き気や意識を朦朧とさせ、それにより身を護るのだ。致死性は相当に低いが、危険な物質であることには違いない。ヒキガエルを見つけても踏んづけたりしないように。結構、愛嬌があってかわいい生き物だからね。ガマの油はこの耳腺から出る毒だとか。強心性があるらしいので、なるほどうまく使えば薬になるのかもね。

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