猛毒の息/Venomous Breath
タグ：Card of the Day, MTGシングル, Venomous Breath, メルカディアン・マスクス, 岩SHOW, 猛毒の息Card of the Day -今日の1枚- 2016/06/30
猛毒の息/Venomous Breath
イラストがほんともう色々すごい。ドライアドがなまはげみたいな面をして「ンバァッ」とコミカルなポージング。その口元からはなんらかのミストがブシュッふわ～っと放出されている。カード名は《猛毒の息》。大体言いたいことは伝わってくる。ドライアド達が外敵を攻撃するために用いる生物兵器ってところか。おそらくは各種毒草を煎じたりして作ったエキスが仮面に仕込まれていて、これを吹きかけるとともに自身をその毒から護っているのだろう。なかなか恐ろしい武器だが、古代のマヤ文明なんかにもそういうのがありそうな気もする。ただ、ひたすらにイラストが面白い。
カードとしては、コンバットトリック...と言うか間接的な除去。4マナのインスタントで、対象のクリーチャーにブロックされている・もしくはしているクリーチャーをすべて戦闘終了時に破壊するというもの。"接死"登場以前には割とあった、接触したクリーチャーを破壊する所謂バジリスク能力というやつを付与する。サイズで上回る相手を道連れにしたり、逆に大型クリーチャーを複数ブロックで対処しようとしてきたところを根こそぎ薙ぎ払ったりと使い道にはことかかない。緑には再生持ちも多いから一方的に討ち取れるということもあるだろう。あるいは《寄せ餌》や《嘲るエルフ》とのコンボで一網打尽にしても良い。破壊不能を与えるカードも緑にはあるので、そういったカードと組み合わせて毒殺してやろう。
イラストではラッシュウッドに生息するドライアドが毒を吐き散らかしている姿が描かれているが、《ラッシュウッドのドライアド》といい《ぶどうのドライアド》といい、森渡り持ちで接触戦闘を行う気0の連中である。だからフレイバー的にも攻撃時と言うよりはブロック時に用いる＝防衛用の兵器という感じなのだろう。頭部は仮面で守っても、肌が剥き出しなのでそこに毒の息がかからないか気になる。あるいはそれを避けるための、謎のポーズだったりして。