松本友樹「シドニー旅行記:グランプリ&プロツアーレポート」

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1.はじめに

こんにちは!BIG MAGIC所属プロの松本友樹です。

今回の記事では、オーストラリアで行われたグランプリ・シドニー2016とプロツアー『異界月』の参加レポートをお送り致します。

今回はオーストラリアに1週間以上も滞在しまして、いろいろなものを食べたり見たりしました。

そういう部分の、いわゆる旅レポ的なところもお送りしていきますので、宜しければ最後までご覧ください!


 

 

2.シドニーへ

この夏のプロツアーは、オーストラリアのシドニーで行われました。

それだけではなく、プロツアーの1週間前の金曜日~日曜日にかけて、プロツアー会場と同じ場所でグランプリも開催されました。

こういったプロツアーの1週間前に同じ場所で開催されるグランプリは直前GPと呼ばれていまして、ほとんど毎回行われています。

毎回行われているのですが、私はこの直前GPに参加するのは初めてでした。

どうしても長期の休暇が必要になってしまうので、社会人としては中々グランプリからプロツアーまで通しでは参加することはできないのです。

しかし...今回は特別な事情がありました。

ゴールドレベル・プロになれる可能性が僅かではありますが存在しており、そしてグランプリ・シドニーへ参加するとその可能性が何倍にもなるのです。

当時の私のプロポイントが22点。プロツアーにて5敗の成績で得られるプロポイントが10点で、ゴールドレベルになるには33点が必要です。

つまり、現状のままではプロツアーで4敗(4敗はほぼトップ8と同義です)がゴールドレベル到達への必須の条件となります。

しかしグランプリでプロポイントを1点でも獲得できると、プロツアーにて5敗でゴールドレベルになれるのです!

それでもプロツアーでの11勝5敗は、参加するプレイヤーの大多数の目標です。ゴールドレベルでないプレイヤーにとっては、次のプロツアーに参加できる権利が得られるこのラインにはどうしても到達したいものなのです。

厳しい道のりではありますが、とはいえ2016~2017のすべてのプロツアー参加権利を手にする大きなチャンスである事は間違いない!と思い切って、直前GPからの参加を決定しました。


 

それでは早速出発です。

旅立ったのは7月28日の木曜日夜。そのまま夜を超えて、グランプリ本戦の前日朝に到着予定です。

出発前、成田国際空港の待合所で待機していると、同じくグランプリから参加予定の、そして後述の合宿にも同じく参加予定の三原さんや高尾翔太さんらと合流しました。

写真1


ちなみにこの時、予め用意した『異界月』4パックと『イニストラードを覆う影』4パックのシールドセットを使ってあーでもないこーでもないと議論を交わしました。

グランプリのフォーマットはリミテッドなので、このパックを本番に貰ったらどうするか...というていで話をしたのですが、これだけで出発までの長い待ち時間があっという間でした。

やっぱり、こういう話をわいわいできる仲間との旅って良いですね。


 

...

 

そしてあっという間にシドニーです。

写真2

プロツアー遠征はアメリカやヨーロッパで開催される事も多く、特にヨーロッパともなれば移動だけでほぼ1日かかってしまう事もあります。

対して成田→シドニーはおよそ8時間。

比較的短い移動時間に加えて、今回はたまたま1ランク上の座席に変更になるという幸運もあり、非常に快適な空の旅でした。

そんなシドニーですが、季節は日本とは打って変わって冬真っ只中。

元々が温暖な気候の国なので、冬といえども雪が降るほど寒い...という程ではありませんが、連日30度を超える日本と比べると非常に寒いです。

各々上着を羽織ったり着替えたり。

写真3

ちなみに写真左側でしゃがんでいるBIGsの井上さんは、荷物を減らすためにBIG MAGICシャツとBIG MAGICパーカーしか持ってこなかったとの事。

突然ユニフォームを着だすので、一体何事かとびっくりしました(笑)


 

その後、会場へは向かわず、先に現地入りしていたTeam Cygamesの渡辺さんらと合流しました。

何故かと言いますと、今回私たちは彼らと同じ宿に宿泊する予定だからです。

それもただ一緒にお泊りするだけではありません。

なんと今回、グランプリ~プロツアーまでの1週間を利用して合宿を行うのです。

その名も「Team Cygames合宿」!

今回のプロツアーでトップ8に入った行弘さんや、言わずと知れた渡辺さん(殿堂入りおめでとうございます!)など、日本を代表するトッププレイヤーが一堂に集まり、プロツアーに向けてスタンダードの調整を行う合宿です。

畏れ多いですが、私もその中に入れて頂きました。

冒頭でも述べましたが、私の目標はプロツアー16回戦での5敗以内の成績。

この合宿で力をつけて、目標達成できるよう頑張ろう!そう意気込んで臨みました。


 

3.グランプリ・シドニー

しかしプロツアーの前に、まずグランプリでのプロポイント1点が必要です。

あわよくばTOP4に入れば、プロツアーで6敗でもゴールドレベルになるので、その為にも初日は何としてでも勝ちたいところ。

目標は8勝1敗。

そう気合いを入れて本戦に臨みました。


 

2bye

3回戦目:緑白 ○○

4回戦目:赤緑 ○○

5回戦目:白緑 ×○×

6回戦目:青赤 ××

7回戦目:緑白 ×○×

8回戦目:青黒 ○○

9回戦目:青緑 ○○

 

初日の結果は6-3。くっ・・・。

デッキは白黒で、カードプールに強力なレアも特に見当たらず除去も少ないと、非常に苦しい戦いを強いられてしまいました。

幸い飛行クリーチャーが豊富だったので、コンバットトリックで誤魔化し誤魔化しちくちく殴ってを繰り返し、ぎりぎり2日目に繋がりました。

目標には大きく届きませんが...ひとまず2日目に繋がっただけでもよしとしなければなりませんね。


 

ちなみに今回のグランプリの参加者は、なんと1000人に満たないものでした。

日本のグランプリと比べると、あまりに少ない人数にびっくりしてしまうかと思いますが、その分密度はとんでもないのです。

そう、今回はプロツアーの直前GP!

右を見ても左を見ても、知っている顔ばかり!

世界の強豪だらけです。

例えば4回戦目の対戦相手の方。

私は顔も名前も存じ上げなかったのですが、後で話を聞いてみるとワールド・マジック・カップのアメリカ代表チームの一員だった経験があり、『モダンマスターズ』ウィークエンドのグランプリ優勝者だったとか。

さらにその直後の5回戦目には晴れる屋prosに加入したPert Sochurekさんとマッチング。

さらにそのあとにもゴールドレベルの方、それから殿堂入りされている方とマッチングしました。

試合中は相手の方にどこから来たの?今プロポイント何点?とか普通に尋ねられました。

本当にプロツアーみたいですね。


 

...

 

そして2日目。

私の最低目標は、グランプリにおける10勝5敗で得られるプロポイント1点です。

つまり2日目では4-2以上の成績が必須になります。

この凄まじい密度の中、4-2出来るかは不安です。しかしグランプリ2日目ドラフト勝率90%というこれまでの戦績に懸けても、死ぬ気で4勝をもぎ取りに行きます。


 

1stドラフト:青赤

10回戦目:緑白 ×○○

11回戦目:赤黒 ×○×

12回戦目:赤緑 ×○○

2-1でぎりぎり耐えです。

《稲妻織り》2枚でダメージをばらまくという凄まじいデッキだったのですが、11回戦目の赤黒もまた凄まじいデッキで圧倒されてしまいました。

特に凄かったのは3ゲーム目。

大胆な刺突者

1ターン目:《大胆な刺突者》

大胆な刺突者大胆な刺突者

2ターン目:《大胆な刺突者》×2

死の重み燃えさし眼の狼

3ターン目:こちらのクリーチャーに《死の重み》+《燃えさし目の狼》

...という「絶対にお前を殺す」ムーブです。

流石にこれにはなすすべなくやられてしまいました。


 

 

そして最後、2ndドラフトです。

写真4

ご覧の通りの青赤。

1stドラフトのデッキよりは弱かったのですが、完成度は高めの良いデッキ。

ここで2勝が出来れば目標達成です。

2ndドラフト

13回戦目:青黒 ○○

14回戦目:白緑 ○○

15回戦目:赤緑 ×○○


 

幸先よく13、14回戦目を勝ってプロポイント1点が確定!

そして最後。

お相手は赤緑をドラフトしたMartin Müller。

最終的にサイドインした《両手撃ち》が相手の盤面を崩壊させて勝利と、とっても気持ち良く終わることが出来ました。


 

そういえば、今回の会場は「オリンピック・センター」というちょっと凄そうな名前の場所です。

昔のシドニーオリンピックの際に使われたのだろうなぁと思いつつ、あたりを(ガルーラを探して)散策してみたりしたのですが、残念ながら特にめぼしいものは見つかりませんでした(ニャースが沢山いました。)。

お目当ては見つかりませんでしたが代わりに美味しい軽食屋さんが見つかりまして、ここのピザに2日間お世話になりました。

写真5

もしまたシドニーに来たら、是非利用したいです。


 

 

何とか目標が達成できて良い結果に終わったグランプリシドニーですが、人数が少ない為賞金が出るのが64位まで。

そして私は...65位でした。

無念。


 

4.Team Cygames合宿

さて、グランプリも終わりいよいよプロツアーに向けて本格始動です。

そこで何をしたか細かいことを・・・と言いたいのですが、Team Cygamesさんのところですでに記事が上がっていますので、そちらの方をご覧ください。

ここでは...そうですね、せっかくなので、合宿中に私がシドニーで食べたものについてお話します。

シドニーは非常に栄えている都市で、ご飯もとっても美味しかったです。

レパートリーも豊富でして、アメリカンなステーキからピリッとくる中華、丼ぶり的な日本食までがどこでも食べられちゃいます。

写真6


 

海外に行くとご飯に困ることが多いという話がありますが、その点シドニーはとっても良い環境でした。

写真7

ただちょっとだけ問題がありまして、日本と比べて非常にお値段が高いのです。

純粋に物価が日本と比べて高いみたいでして、例えばミネラルウォーター。

日本で500mlのを1本買うと、高くても200円もしないと思います。

しかしここでは1本5ドル前後。

オーストラリアドルは1ドル80円前後なので、日本円換算で400円です。倍以上ですね。

当然レストランに行っても中々のお値段で、安く抑えても1食1500~2000円程でした。

日本は安く食事が出来るなと改めて思いましたね。こちらもお値段に見合う美味しいものばかりだったのですけどね。

特に2枚目の写真の丼ぶり屋さんは度々利用しました。

結局オーストラリアに行ったのにほとんど日本食ばかりという、何の為に旅行しているのかわからない状態に(笑)。

それからショッピングモールの中にあったアイスクリーム屋さんにも来たのですが、ここが凄かった!

写真8

フラワーアイスという、アイスクリームを花状にトッピングしてくれるサービスがありまして、見た目にも綺麗ですし、肝心のお味の方もとっても美味しかったです。

でもここの本領はこれではなく、これです。

写真9

フラワーアイスの奥に見える一見普通のアイスクリーム。

これが何と、果物の大様と名高い「ドリアン」アイスなのです。

どんな味なのか、実は僕は食べていないのですが、それを食べた津村さんによると

「これを全部食べたら体壊しますよ」

との事でした。

行弘さんと二人で試食したらしいのですが、本気でその場で吐こうか悩んだくらいで、何とかこらえて飲み込んだ後に口直しで食べたアイスの味を感じられなかったくらい、それはもう強烈なドリアン味だったそうです(笑)

他にもガム味のアイス(本当にガムの味しかしないらしい)など各種色物が豊富で、その筋で有名なお店だったらしいですね。


 

このような感じで、練習をしながらも合間に美味しいものを食べてリフレッシュしたりしていました。

MTGを一日中楽しみながら、シドニーの街も楽しめる。とっても良い合宿でした!


 

5.プロツアー

さて、いよいよ本番です。

この記事だとご飯を食べてばかりだったような気がしますが、合宿の甲斐あってデッキは中々自信ありなデキに仕上がっています。

スタンダードで7-3が出来れば、ドラフトは4-2で5敗になれます。

これまでのように5-1以上が出来ればトップ8も見えてきますので、まずは開幕3-0を目指したいところ。


 

初日ドラフトラウンド

今回のプロツアーは就労ビザが無いと参加できないという特殊な事情から、プロツアー参加権と航空券を次回に持ち越しても良いという特例がありました。

その為、今回でゴールドレベルやプラチナレベルになれる、あるいは世界選手権の出場権がかかっている等の事情がある人以外は結構な人数がパスしたのです。

何が言いたいかというと、つまり今回のプロツアーは煮詰まっているのです。

「RPTQを抜けて初めてプロツアー参加権をゲットしたぜ!」という人より、誰もがその名を知っているプロプレイヤーの方が強いというのは当たり前です。

今回はそんなRPTQを抜けて初めてプロツアーに...!という人たちは殆どが次回のプロツアー『カラデシュ』に参加権利を回しているので、もう初日からそういったスタープレイヤーばかりの世界になってしまっているのです!

その影響がいきなりきました。


 

今回のドラフトポットですが、なんとプロツアー・チャンピオンが4人もいました!

そして僕の目の前には、BIG MAGIC所属プロでプラチナレベル、世界選手権の出場権利も持っており、即ちプロツアー・チャンピオンである瀧村和幸さんが座っていました。


...

なんてこった。

 

黒緑タッチ白赤

1回戦目:赤黒 ××

2回戦目:白黒 ○○

3回戦目:白緑 ××

 

今回のドラフト環境において、1つだけ明確に言えることがあります。

それは緑が弱いという事。

赤緑・白緑・黒緑の3パターンは神話レアやレアが絡んでようやく2-1以上のポテンシャルになると考えています。

なのでよっぽどのことが無い限り、緑は触らないようにしていたのですが...やはり強豪ぞろいの卓。

いつの間にかその緑をやらされてしまいました。

そんな中で緑を使って勝つ方法は、2つしか無いと考えています。

まず1つは青と組むこと。

青緑は強いデッキになる事が多いので、喜んでできます。

そしてもう1つ。青をドラフトできない時は...とにかく色を足して、強いカードをタッチするという事が残りの方法です。

今回は《死の宿敵、ソリン》《先駆ける者、ナヒリ》と最高クラスのボムが取れたので、思い切って2色タッチしました。

おかげでデッキはまずまずの強さに。

2-1は十分できるポテンシャルはあったと思いますが、少しのかみ合いと何より相手の強さによって勝たせてはくれませんでした。

1-2スタートです...。

これまでプロツアーのドラフトで1-2した事は無かったので、この時は本当に悔しかったです。


 

でも、次は自信ありの構築ラウンドです。

気を取り直して5-0を目指しましょう!使用したデッキは以下のものになります。


 

d729a46b623b8d2d7e2da1ced3f6f23d


 

初日スタンダードラウンド

 

4回戦目:緑黒昂揚 ○○

5回戦目:青黒ゾンビ ×○○

6回戦目:バントカンパニー ○○

7回戦目:バントカンパニー ○○

8回戦目:バントカンパニー ○××

 

構築ラウンドは4-1でした。

ここだけを見れば上出来と言っても良いのですが、最終戦は勝てる試合をミスによって落としてしまいました。

サイドボード後に沢山唱えられたカウンターが頭にちらつき、それを意識しすぎて正しいプレイが出来なかったのです。

それは小さな差でしたが、結局その差が最後に影を差しての敗北。

「きっとプレイヤーが市川ユウキや渡辺雄也だったら勝っていただろうなぁ」と考えると、本当に悔しかったです。

それでもスタンダード4-1という結果は上出来です。

まだ十分にTOP8の可能性も残っていますし、5敗はかなり現実的。

明日の調子次第ではいけます!


 

2日目ドラフトラウンド

今度はBIGsの井上さんと同卓になりました。

また、もう一人見知った顔が。

グランプリ・シドニーのドラフトラウンド、《大胆な刺突者》が沢山入ったものすごい赤黒で私を倒した方も座っていました。

「Hi」と声をかけると向こうも覚えていてくれたようで、「Hi」と笑顔で返してくれました。


 

ドラフトしたデッキは青緑。

少々パーツが足りていませんが、これも2-1は十分できる完成度です。


 

9回戦目:青黒 ○×○

10回戦目:赤黒 ××

11回戦目:青緑 ××


 

またしても1-2・・・。

これでTOP8の目がなくなったどころか、5敗で終えるためにはスタンダードラウンドにて5-0という成績が必要になってしまいました。

まず敗北した10回戦目の赤黒ですが、2回とも3ターン目《最後の望み、リリアナ》でなすすべありませんでした。プレインズウォーカーつよい。

11回戦目の青緑は井上さんです。

井上さんは6敗でシルバー、5敗でチェイン(次回PT参加権利獲得)という状況。

ここで勝つとお互い目標達成の可能性がぐっと高まります。

逆にここで負けてしまうと後が辛くなるため、二人とも必死です。

そして結果はご覧の通り。

井上さんと私は同じデッキタイプでしたが、完成度は井上さんの方が断然上でした。

連打される現出クリーチャーにやられて2敗です。


 

もうスタンダードで5-0するしかなくなってしまいました。

私のこれまでのプロツアー構築ラウンドでの最高成績は4-1なので、結構泣きそうですが、これまでの限界を超えてゴールドになりたい!


 

2日目スタンダードラウンド

12回戦目:赤白ゴーグル:×○○

13回戦目:バントスピリット:×○○

14回戦目:ティムール現出:○○

15回戦目:バントカンパニー:××

16回戦目:ID-


 

ざんねん。まつもとゆうきのぼうけんはここでおわってしまった。

あえなく1敗です。

14回戦目は殿堂入りプレイヤーWilliam Jensen。

彼も5敗でプラチナレベル確定という事で、お互い引けない戦いでした。

しかし悲しみのダブルマリガンからさらにダブルマリガン。

ここぞというときにやってくる事故に、理不尽を感じずにはいられませんが、でもそれがMTG。

こういう事が起きるからこそ、多くの人が愛してやまないのですね。

最後はID・・・合意の上の引き分けをしました。

6敗になった時点でプロポイントに価値はなくなり、賞金がもらえるかどうかが焦点になりました。

最後の試合で勝っても賞金は増えず、負けたら無くなる。

当然この状態で戦う意味は無いので、相手の方と握手を交わして、ここで今回のプロツアーは終了しました。


 

6.プロツアーが終わって

今回、僕個人の目標は残念ながら達成できませんでした。

しかし、調整チームとしてはかなり良い結果となったのではないかと思います。

まず、行弘さんのTOP8!

写真10
*トップ8に入賞してゴールドレベルプロに舞い戻った行弘さんと祝勝会の図。

構築ラウンド9-1でTOP8という事で、本当に凄いと思います。

おめでとうございます!

また、私はドラフトの成績が振るいませんでしたが、構築ラウンドを見れば7勝2敗1分。

これまでの最高成績が6-4だったので、記録更新です。

例えば構築7-3であっても、ドラフトで5-1しているとTOP8ですからね。

私は過去のプロツアーでドラフトを6-0、5-1とできているので、もしその時に今回のようなデッキを持ち込めていたら...。

これも合宿に参加させて頂いたおかげです。

ドラフトの練習もTeam Cygamesのドラフト合宿に混ぜて頂いているので、Team Cygamesメンバー及び関係者の方々には頭が上がりません。

本当にありがとうございました。


 

...


 

さて、ゴールドレベルという目標には達しませんでしたが、それでもマネーフィニッシュが出来ましたし次回への課題も見つかりました。

それに、今回の遠征は本当に楽しかったです。

GP&PTレポートと銘をうっていますが、シドニーで撮った写真を振り返ってみると食べ物や景色ばっかりでして、私がいかに観光を楽しんでいたかがわかってしまいますね。

海外に遠征して目標を達成できないと本当に本当に悔しいのですが、それでも行って良かった!と思えるのはこういう旅の楽しみがあるからなんでしょうね。

皆様も是非、海外遠征を経験してみて下さい。

海外でやるMTGは、本当に楽しいです。


 

それでは、長々とお付き合い頂きありがとうございました。

また次の記事でお会いできましたら幸いです。

写真11

松本友樹