泡立つ大釜/Bubbling Cauldron
タグ:Bubbling Cauldron, Card of the Day, MTGシングル, 基本セット2014, 泡立つ大釜Card of the Day -今日の1枚- 2016/12/5
泡立つ大釜/Bubbling Cauldron
冬になると嬉しいことがある。鍋を食える!...僕は年中食ってはいるのだが、やっぱ寒い方が美味いものである。毎晩鍋で済ましてしまいたくなるほどの手軽さも魅力だ。皆も是非マジック→鍋→マジックという年末年始最強ムーブを決めていただきたいものである。飲み物などをカードにこぼさないように気を付けてね。今週は「鍋ウィーク」いってみよう!こんなお題でもなんとかなる、マジックはすごいゲームですよ。
グツグツと具材が煮えるさまは、いつでも人の気持ちを高揚させる...と思うんだが、この《泡立つ大釜》のような場合はどうだろう。立っている泡で、黄緑色の湯気と言うよりも瘴気と、黒煙が立ち上っている。強烈な臭いがしそうなものだが...一体何を煮込んでいるのだろうか。鍋というか大釜事態のデザインも悪趣味極まるもので、ドラゴンのようなかぎ爪を備えた足を生やしており、淵には某漫画のベヘリットのような醜悪な顔が並んでいる。気持ちわりぃ。
この大釜にクリーチャーを放り込んで煮込むと、身体に良いものになるらしい。このアーティファクトの1つ目の起動型能力は、クリーチャーを生け贄に捧げて4点回復するというもの。カードを1枚失うというのは痛いが、クリーチャーという脆いものを死亡するくらくいならライフに変換...というのは悪くない。4点という値も決して小さくはなく、中型クリーチャーの攻撃1回分を補えると考えると、生け贄に捧げる者によってはお得かもしれない。《グレイブディガー》2体をクルクル回す、とかするとバーンデッキがブチギレしそうではある。
もう1つの能力は珍しい、カード名指定型の起動型能力だ。《ただれたイモリ》を生け贄に捧げることで、4点回復から4点ドレインへと、より攻撃的に変化する。このドレインは4点に限らず対戦相手の数だけ吸えるので、EDHで12点ドレインなんてやって瞬間的なヘイトを集めることが出来たりする。それはさておき、4点吸うというのはバカにならない。イモリでブロックしつつ、4点吸うということを2回も繰り返せばダメージレースを制することも出来るだろう。これ、結構楽しいので『基本セット2014』でリミテッドを遊ぶ機会があれば是非決め打ちを狙ってほしい。この釜とイモリをサーチ出来る《泥沼煎じの魔女》を見かけたら、フィーバータイム!イモリのエキスをいただこう!フレイバー的には煙で相手がやられてライフ減ってんのかなぁ...。