侵略計画/Invasion Plans
タグ：Card of the Day, Invasion Plans, MTGシングル, ストロングホールド, 侵略計画, 岩SHOWCard of the Day -今日の1枚- 2017/1/10
侵略計画/Invasion Plans
あけましておめでとうございます。2017年も...当コラムを続けられるようで。まずは一安心。今年もよろしくお願いいたします。
「一年の計は元旦にあり」ということわざがある。子どもの時はなんだかよくわからなかった。社会人になってからは、元旦くらいゴロゴロさせろよという屑のようなアンサーをしていた時期もあったが、もうええ加減ええ歳になってきてからは...正月にキチンと何かするということが増えたね。今年も例年に倣って、酒飲んで飯食って寝る...前に、気合を入れて水槽をセッティングした。昨年からずっとやりたかったのだけども、中途半端で放置していたのだ...それを仕上げた。機材をセットし、正月から空いてるお店で足りないものを買って、水を回してバクテリアの発生を待って...それから何かしらの生体をお出迎え。そういう状況まで持っていった。いざ動いてみると、気分が良いね。元旦正月には、動き得。しっかりと計画を立て、即座に実行。簡単なことだけど難しいようで、実は無茶苦茶簡単だったんだなと。ここからは小さなお魚の帝国を作り上げて、毎晩ゲームでもしながらニマニマと眺めようという計画だ。皆も何かの計画を立て、それが上手くいく1年になると良いね！
これでコラムを終わりたいところだが、残念ながら無理やりにでもマジックの話に繋げねばならない。まあマジックもね、どうプロツアーに行ってどう勝つかとかを綿密に計画を立てた方が良いことには間違いない。なんとなくやって勝てるゲームではないし、勝てなかった時に自分に足りなかったものを見つめなおすことが出来るしね。僕も時間があったらそんなことしてみたい、ニートになりてぇ...と脱線を繰り返しているが本題へ。今週は「計画・計略ウィーク」と題してそれらに関するカードを紹介していこう。
《侵略計画》はかつて赤にはあるあるだった、敵味方関係なく戦闘において何かを強制される、カオス化エンチャントの類である。最近こういうカードで見なくなったね。このエンチャントを貼ると、すべてのクリーチャーは可能であればブロックに参加しなければならない。強引にクリーチャーの逃げ道をふさいで、所謂「ライフで受ける」ということを難しくさせる能力だ。このエンチャントは更に赤らしく、1つのルールを破壊する。ブロックに参加するクリーチャーは、攻撃側プレイヤーがそれらのクリーチャーがどのようにブロックするかを決めるのだという。攻撃した側が圧倒的に有利になるってわけだ。サイズ差が大きく開いたクリーチャーを無理やりブロックさせることで除去したり、一番何もしないクリーチャーに全ブロッカーをウジャーっと群がらせて横を残ったクリーチャーですり抜ける...なんてことも。これ、改めてテキストを読むとなかなかに無茶苦茶なことが書いてあるね。リミテッドでこれを貼ると大抵ゲームが終わるのではないだろうか。テンペスト・ブロックのドラフトでこのカードを見たことがないので、その強さは実感したことは無いが...劣勢を跳ね返す系のカードではないが、これはエグいぞ。
イラストに描かれているのはジェラードとクロウヴァクス。次元ラースのヴォルラスの要塞に囚われた仲間たちの救出のために忍び込んだ、その先で見つけた、ヴォルラスの行動計画に驚いているワンシーンだ。イラストには描かれていないが、猫族の戦士ミリーも同じ現場におり、ジェラードは彼女が見守る中、要塞の怪しげな指令室で表示される地球儀を調べていた。よくよく見れば、それはドミナリアの姿であり、ラースのエヴィンカーとその背後に存在するファイレクシアの恐るべき侵略計画が進行中であることを知る。自身の故郷の危機を知るって、どういう心境なんだろうなぁ。ジェラードはこの計画を阻止するために文字通りその命を賭して戦うことになる。今一度この頃をリバイバルしたセットを作ってみるっていうの、どうでしょうかね。