【BIG MAGIC Open Vol.9】BIG MAGIC Sunday モダン メタゲームブレイクダウン

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今まさに空前のモダン時代。そんな言葉も決して過言ではないようにすら思えるほどに、プレイヤーの熱気は高まっている。いよいよ目前と迫ったGP神戸がその引き金であることを否定する者はいないであろう。

GP神戸で栄冠を掴むために、BIG MAGIC Sunday モダンという場はまさにうってつけのもの。そう考えた400名近いデュエリストが大挙横浜の地に集結した。今日の結果は間違いなく神戸で繰り広げられる戦いに影響を及ぼす。メタゲームはここから始まるのだ。

御託を並べるのはもうやめにしよう。今回のデッキリストを集計したのでその結果をごらんいただきたい。

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実にモダンらしい分布図になっているのではないだろうか。最大勢力のグリクシス死の影ですら、使用率は10%を割り込むと言う結果になった。第2勢力のエルドラージトロンもベスト8に2名を送り込んだが、明確な勝ち組と言える様な結果ではない。まさに群雄割拠と言う言葉がふさわしい。

ただ、現在モダンでもっとも旬のクリーチャー《死の影》は今回に限っては一敗地にまみれた、とだけは言えるのかもしれない。これを中心に据えているデッキをカウントすると、その数は55。率にして14.3%となり、おおよそ8人に1人は死の影を使っていたということになる。それにも関わらず今回ベスト8の舞台に《死の影》が立つことはできなかった。誰もが《死の影》の強さを知っているだけに、強烈に意識された存在となっていたのがその理由かと思われる。

そんな中輝きを放ったのは13名のプレイヤーが選択した《死せる生》。最新セットのアモンケットから《イフニルの魔神》《遺棄地の恐怖》《砂漠セロドン》といった巨大なクリーチャーにより明確な強化が行われた。一気に表舞台に躍り出た形だ。否が応でも《死の影》のように意識される立場になった《死せる生》。ここからどのようにパフォーマンスを発揮するのか、非常に興味深い。

いずれにせよ、今回の結果が皆様にとって、今後の調整の一助となれば幸いである。

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