岩SHOW Go to Magic Fest!! マジックの祭典について簡潔にまとめてみた
タグ:MF京都2019, 岩SHOW, 読み物来る3月22日から24日にかけて、日本国内で最初のマジックフェストが開催されます!マジックフェストとは何か?すでにおなじみの皆さんには「グランプリの名称が変わっただけ」で通じるでしょうが、MTGアリーナなどから最近マジックを始めたという方には、どんなイベントなのか想像がつかないという方もいらっしゃるでしょう。
大型イベントが初めてという方のために一から説明しつつ、細かいイベントの仕様変更なども取り上げてグランプリ遠征に慣れたプレイヤーにも改めて確認することで当日迷わないで済む、そんなマジックフェスト紹介をこれからやっていきたいと思います!
・マジックフェストとは
世界中にて年間約50回開催されてきたマジックの祭典・グランプリ。高額の賞金と招待生大会への参加権利の獲得を目指し、ここ日本でも毎回4桁に上る参加者が参加し、競技イベントでハイレベルなマジックを楽しむイベントでありました。誰でも登録さえすれば参加できるというのがグランプリの魅力であり、競技シーンで活躍するプロからカジュアルに楽しんでいる層、海外から旅行を兼ねて遠征するプレイヤーまで、ありとあらゆるマジック好きが一堂に集結するトーナメントです。
このグランプリ本戦と共に、大小さまざまなサイドイベントも開催され、3日間に渡ってマジックをお腹いっぱい楽しめる...そんなイベントを、本戦・サイドひっくるめてグランプリと呼んでいました。これがこの2019年からは「マジックフェスト」と名称を新たにしました。これまでもお祭りとして認知されてはいましたが、それをより強調するためにこのような名前に変わったのかもしれませんね。
マジックフェストの中に、かつては本戦と呼ばれたグランプリと、その他のイベントが含まれるという形になっています。また、かつてプロツアーと呼ばれた、参加権利を持つプレイヤーのみが参加できるミシックチャンピオンシップも同時に開催することもあります。こうなると文字通り、世界中のマジックプレイヤーが集う祭典と呼ぶに相応しいですね!
・マジックフェスト・京都2019
グランプリ・京都2019
日本国内初の開催となるマジックフェスト・京都2019、そこで開催されるグランプリのフォーマットはスタンダードです。これに参加するには当日に会場に行って...というわけにはいかず、事前に受付を済ませておく必要があります。ネット受付はもう締め切っていますが、キャンセルなどの関係で枠はいつも余る形になります。
なので、金曜日に会場で前日受付を行うことが恒例となっております。枠がどれほどあるかはわかりませんが、どうしても出たい!という方は金曜日に会場に足を運んでみてください。前日受付の詳細に関しては現段階ではなんとも言い切れない部分があるので、BIG MAGICのTwitterをこまめにチェックする・場内アナウンスに注目する・インフォーメーションに問い合わせるなどしてみてください。
先にも紹介した通り、グランプリのみがマジックフェストではありません。ハイレベルなピリピリしたゲームよりはまったり遊びたい、あるいはスタンダード以外のフォーマットを楽しみたい、というプレイヤーの方々のために、沢山のサイドイベントが用意されています!以下に紹介していきましょう。これまでのグランプリで慣れ親しんだ人も、仕様変更点を確認してみてください。
オンデマンドイベント
8人構築などとも呼ばれるイベント形式です。金土日の3日間、常に会場内で受付を行っており、必要な人数が集まり次第随時開始となります。構築は金曜・土曜はスタンダードのみ、日曜はスタンダード・モダン・レガシーが、リミテッドはドラフトが開催されます。いずれも8名集まり次第すぐに遊べるので、会場に自分のタイミングでふらっと行ってサクッと遊んで帰るというスタイルに合致するでしょう。一人出ても良いし、グループで参加するというのも楽しいでしょうね。また、4名集まり次第遊べる統率者戦も行っていますので、よりカジュアルなプレイヤーにも楽しんでもらえると思います。
これらのイベント参加者には、勝ち数によって得られる賞品に加えて、参加賞としてマジックフェスト限定のプロモ基本土地が配られます!2018年に配布された者から絵柄が変更されているので、コレクターの方もぜひ参加してみてくだいね!
また、参加賞のプロモはありませんが、さらに手軽に遊べるイベントとして「ターボタウン」があります。こちらは2人集まれば即開催、勝った方が3パック、負けても1パック得られるというイベントです。参加費も他のイベントよりも安く、さらに対戦も1マッチのみなのであまり時間がないという方や、他のイベント開始まで1時間ほど暇だという方にはもってこいではないしょうか?
(ターボタウン体験記事はコチラ)
ラストチャンストライアル
グランプリは2日間かけて行われ、初日だけでも全9回戦と長丁場になります。この初日の8回戦終了時点で2敗までのプレイヤーが2日目に進むことになるのですが、それってちょっと大変ですよね。そこで、マジックにはByeというシステムがあります。これは不戦勝のことで、これを持っていると規定のラウンド分、勝利した状態から始まります。2Bye持っていれば、2勝している状態で3回戦から参加という形になるわけです。
参加者は皆このByeが喉から手が出るほど欲しい!というわけで、参加予定のプレイヤーはいくつかの方法でこれを獲得することを目指します。金曜日に開催されるラストチャンストライアルは文字通り、この週末のためのByeを得る最後の機会。このイベントは午前中より30分間隔で開催され、フォーマットはスタンダードとなっております。
負ければその場で終了、見事4勝すると2Byeと30パックが手に入ります!参加賞もオンデマンドイベントと同じく、プロモ基本土地。グランプリ本戦に参加するつもりでなくても、腕試しにはもってこい?もちろん本戦参加者はここでByeを得るなり、最後の調整をするなどで金曜日を有意義なものにしてもらえたらと思います。
また、このラストチャンストライアルには1つの見逃せないポイントがあります。11:15より開始予定の回は、唯一フォーマットがシールドになっています。その分参加費が上がっているのですが、なんとこの回のみ、参加賞として2019年のマジックフェスト限定プロモカード、フルアート仕様の《稲妻》のFoilカードが1枚配られます!今回のサイドイベントでこのカードが手に入るのはここだけ!スタンダードのデッキがないという方でも参加できるので、是非会場にお越しください!
ミシック予選バルセロナ
グランプリで上位の成績を残した一握りのプレイヤーは、より上位のステージ・ミシックチャンピオンシップに招待されます。でも、それだけが夢の舞台への切符を掴む方法とは限りません。サイドイベントで開催されるミシック予選で優勝しても、このトーナメントの参加権利を獲得することが出来るのです!
今回の京都では、7月末にスペイン・バルセロナで開催される大会への参加権利を賭けたトーナメントを、なんと金・土・日の3日間開催します!競技シーンを目指すプレイヤーにとっては、グランプリには参加せずに3日間ミシック予選にトライし続ける、という選択肢も出来たというわけです。いずれもフォーマットはスタンダードで参加人数によって5or6回戦の予選を行い、上位8名が決勝ラウンドを争う形になっています。土曜日のトーナメントのみ、開始時間の関係で決勝ラウンドは翌日の朝に持ち越す形となります。
受け付けは当日に会場で行うので、金・日曜日に参加予定の方はお早めにお越しください。日曜日のみ、前日受付があります。18:30から受付予定ですが、こちらも詳細は場内でご確認ください。参加賞はプロモ《稲妻》。こちらはノーマル仕様のものになります。
ベーシックイベント
各日、数時間ごとに開催されているイベントです。「金曜スタンダード1」「土曜レガシー2」のように各フォーマットで複数回開催されます。それぞれ3回戦行い、勝ち数に応じてスタンダードのパックを得ることが出来ます。参加賞はプロモ基本土地。このベーシックイベントには「2倍モダン」のように表記されているものもあります。これらは特別に、賞品の数が2倍になり、参加賞も《稲妻》に置き換わります!お得なイベントなので、何度も参加したいですね。
1日に複数回参加する予定の方は、ファナティック・パッケージを予約しておくと良いでしょう。構築とリミテッドの2種類があり、それぞれに対応したベーシックイベントの参加クーポンが5枚セットになっています。さらに構築の場合はターボタウン参加チケットが2枚、リミテッドの場合はオンデマンドのドラフト参加チケットが1枚ついてきます。(編注:京都の構築ファナティック・パッケージは売り切れ、横浜の構築ファナティック・パッケージも残りわずかなので予約はお早めに!)
そして、プロモ《稲妻》のFoil仕様と、そのイラストを用いたプレイマットも同梱されています!限定品を手に入れつつ、ベーシックイベントに何度も参加する、マジック大満喫な週末を送ってみてはいかがでしょうか。ベーシックイベントの中には旧枠モダンやギルドモダンなど、カジュアルなフォーマットも含まれています。自慢のデッキを手にお越しください!
他にも、日曜日には競技レベルの各フォーマットの大会も用意されています。普段対戦する機会がない各地の腕自慢が集うので、ハイレベルなゲームを遊びたい方にも満足していただけるでしょう。各種サイドイベントの詳細は、スケジュールページでご確認ください。
アーティスト
マジックフェストの会場には、マジックのイラストを担当するアーティストが来場します。アーティスト達はそれぞれにサイン会を開催したり、自身のアートの複製原画などのグッズを販売しています。今回の来場アーティストはSteve Argyle氏とHoward Lyon氏の2名。いずれも人気の高いカードを担当しており世界中にファンがいます。気になる方は会場に足を運んで、彼らに会いに来てください!サイン入りカードは思い出の品になりますよ!
ステージイベント&ギルドミッション
お祭り大好きなカードゲーム専門店、BIG MAGIC。グランプリの運営を担当するようになってから、常に来場者の皆さんに楽しんでもらえるイベントを考え、試行錯誤やってきました。それはマジックフェストに名称が変更しても変わりません。むしろ、更なるお祭り感を増したものを提供できるように、気合いも十分です!
ステージイベントでは、クイズ大会やお絵描き選手権、ゲストプレイヤーとの対戦会などを行っております。いずれも参加費無料で、誰でも参加することが出来ます。是非、遊びに来てくださいね!
ギルドミッションも会場の皆でお祭り感を共有して楽しもう!という目的で前回のグランプリより行っている企画です。ギルドの一員となって、それぞれに課されたお題のクリアを目指す。ツイッターと連動した企画です。アカウントをお持ちの方は、お気軽に参加してくれると嬉しいですね。『ラヴニカの献身』にて登場したギルドをモチーフにしたオリジナルのバッジが手に入るので、マジック好きはコンプリート目指して頑張ってほしいところ!
(ギルドミッション体験記事はコチラ)
以上が、大まかなマジックフェストとその中で行われているイベントの説明となります。詳しいことは、各ページで確認したうえで、それでもわからないことがあれば場内スタッフにお声かけください。最初は緊張するかもしれませんが、一度場内に足を運べば、ここでしか味わえないマジック体験があなたを待っています。ベテランの方も、アリーナからマジックに入った新規プレイヤーも、マジックフェスト・京都2019にてお会いしましょう!