マジックフェスト・横浜2019の裏側 ~ChannelFireball Eventsインタビュー~
タグ:MF千葉, MF千葉2019, MF横浜2019, 読み物Mashi Scanlan氏
--まず始めにマジックフェスト・横浜2019の感想をお願いします。日本では2ヶ月連続開催(3月京都、4月横浜)で大変だったと思いますが、今回のマジックフェストに向けて工夫したことや苦労したことを教えてください。
マーシー:今大会(横浜)は信じられないほど上手くいったと思っています。トーナメント主催者の視点から見ても、京都からの僅か数週間で大きな変化がありました。私たちが京都で話し合ったことが、ごくわずかな期間を経た横浜で実現したのです!
マーシー:一番大変だったのは実働を担うBIG MAGICチームだということは実感しています。京都から振り返って素晴らしい仕事をしてくれましたし、横浜ではさらに驚くべきショーを開催してくれました。
グランプリには京都を超える参加人数が集まった(2054→2498)
--CFBEは世界中のマジックフェストの主催をされていますが、各地域ごとに特徴や違いはありますか?
マーシー:私たちは多くの国でマジックフェストを主催しているのですが、そこには国ごとによって様々な違いがあります。いくつかの国では日本よりはるかに多くのサイドイベントとフライト式のドラフトイベントが開催されています(補足:来場者数の違い、カジュアルプレイヤーの方がドラフトを好むというプレイヤー気質の違い、会場が深夜の3時まで空いている、などの日本との違いによるもの)。
マーシー:また地域ごとに好まれるイベントも違います。例えばオーストラリアだとハイランダー、パウパー、統率者といったカジュアルなフォーマットが好まれる...といった具合に地域ごとに人気のフォーマットが違います。そういった違いがありつつもどこで開催したマジックフェストでも、最終日にはプレイヤー達が自分が一番好きなゲームを遊ぶ場を見つけて参加しています。これは(マジックフェストという場が)いつでもほとんど待つことなく、一日中好きなフォーマットで遊べる空間であることを意味しています。
--プレイヤー人口が増加したとはいえ、日本でもこれだけ多くの参加者が集まって、直接を顔を合わせてプレイする機会はなかなかありません。CFBEが考える紙のマジックだからこその魅力とは何ですか?
マーシー:(個人的な意見ですが)マジックはカードゲーム史上、最高の発明だと思っています。そして、このゲームの真髄は"The Gathering"の部分、つまり人々が集って顔と顔を合わせて一緒にゲームを楽しむことにあります。
マーシー:これは他のゲームにはない魅力で、「仲間と一緒にお気に入りのゲームを共有の場で楽しむ」というコミュニティ的要素を兼ね備えているのです。紙のカードでプレイする機会を設けるということは、ただ単にゲームを楽しむだけでなく、仲間と集う場を提供することになるのだと思っています。
--今後も我々プレイヤーは、CFBEが提供するエキサイティングでユーザーフレンドリーなイベントに期待してもいいですか?
マーシー:MTGアリーナのリリースとスタンダードの活性化によって、世界中のマジックフェストは大きく息を吹き返しました。そして私たちはこれからも世界中でイベントを運営し続けていきます。
マーシー:その中で、マジックフェストを開催している世界中の国々のプレイヤーとコミュニティにより良い経験をもたらすためにどうすればいいのかを考えています。CFBEはそれぞれの国やコミュニティにもっと個人レベルで最高の貢献をするためにはどうしたらよいのかを検討しています。
CFBEが主催し、BIG MAGICが主管する日本のマジックフェスト。前回の横浜よりもパワーアップした真夏の祭典、千葉にも是非遊びに来てください!スタッフ一同お待ちしております!
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