岩SHOW マジック：ザ・ギャザリング『団結のドミナリア』プレビュー
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ついに、ついに、ついにやってくる！マジック30周年イヤー！我らが愛するこの最高のゲームは、2023年10月に1993年8月に最初のセットが発売された。来年の夏にはジャスト30年、そこに向かって始まる次期スタンダード環境は、まさしく30周年記念環境ッ！
華々しいシーズンの開幕を告げるセットの名は『団結のドミナリア』！ここにきてマジックの多元宇宙を巡る背景世界、その物語の始まりの地であるドミナリアへの再訪、帰還。なんともニクい演出、忘れられない環境のスタートを切るにはこの上ないタイトルだ。
オンライン上では2022年9月1日、紙のカードとしては同8日にリリースされるということで、実はもう新たな時代の始まりは目の前に来ている。このプレビューから2週間ほどで現物が手に入るというのは不思議な感じがするね。
発売のまさに直前に、BIG MAGICがお届けするプレビューカードは...ある地域に関係する1枚だ。それはドミナリアを形成する大陸の一つ、コロンドールにある。
白き森と呼ばれる地域の中心、クウィリーオン/Quirionなるエルフの国だ。この国に住まう者達はその昔、ファイレクシアのドミナリア侵攻の際に、他の地域のエルフたちと団結して戦っている。
この特徴的な語感が気持ち良いクウィリーオン、その名を冠するカードは過去に7枚作られている。それらの中でも活躍したのは2枚。一つは《クウィリーオン・レインジャー》。クリーチャーのアンタップと森の出し直しによるマナ加速を同時に行う、非常に優れたエルフだ。
そしてもう1枚はエルフではなく樹木の精霊、《クウィリーオンのドライアド》だ。緑以外の色の呪文を唱えると＋1/＋1カウンターを得る、2マナにして4/4以上の大型になれるポテンシャルを持った強力な戦闘要員だ。
《渦まく知識》《剣を鍬に》のような軽量呪文や、《目くらまし》《意志の力》などマナ不要のピッチスペルを唱えることで、グングンと成長(グロウ)する、「ミラクル・グロウ」なるデッキを誕生させて存在感を示したものだ。
今回のプレビューカードはこのドライアドの遠い親戚と呼べるものだ。それでは全貌を公開！
《クウィリーオンの獣呼び》 ①G 2/2
クリーチャーードライアド・戦士
あなたがクリーチャー・呪文を唱えるたび、クウィリーオンの獣呼びの上に＋1/＋1カウンター1個を置く。
クウィリーオンの獣呼びが死亡したとき、あなたがコントロールしている臨む数のクリーチャーを対象とし、合計X個分を割り振る。それらの上にその割り振った個数の＋1/＋1カウンターを置く。Xはクウィリーオンの獣呼びの上にある＋1/＋1カウンターの数に等しい。
《クウィリーオンのドライアド》の登場から実に21年！その後継機とも言える《クウィリーオンの獣呼び》が登場だ。能力の誘発条件が色からカードタイプ、クリーチャーを参照するようになった。これにより多色でも単色でも、クリーチャーを主軸としたデッキであれば能力を活用できるので、デッキ構築が簡単になったのは嬉しいところ。スタートサイズが2/2というのも頼もしいところ。
また、除去されても他のクリーチャーがカウンターを引き継いでくれるのも安心感がある。せっかく育てたのに除去1枚でプラン崩壊、というのは悲しいからね。しかもトークンを引き継ぐクリーチャーは複数体に振り分けることが出来るので、状況に合わせて一点強化か満遍なく散らすか使い分けよう。
スタンダード環境にて既存のカードと比べるならば、《祝祭の出迎え》がよく似ている。
こちらは同じ2マナでもスタートサイズが1/1で、サイズアップも1ターンに一度まで。とにかくデカくして殴りたいというのであれば《クウィリーオンの獣呼び》が優先されるね。
過去のカードと比較すると《生皮収集家》が近いものになるか。これも見た目以上にデカくなるクリーチャーだったので、獣呼びも良い仕事をしてくれそうな予感。生皮と異なり、自身よりもサイズの小さいクリーチャーでも何でも能力が誘発するのでドローのムラに影響されにくく育ちやすい点は高評価だな。
イラストにも力強くも美しいドライアドを中心に、熊とリスという緑を代表するクリーチャーらが描かれていて楽しいものになっている。緑やアグレッシブなデッキが好きなプレイヤーには、是非とも試して欲しいね。
おさらいすると『団結のドミナリア』発売日は2022年9月8日(金)！マジックの記念すべきシーズンの門出、ここからまた伝説が始まる！『レジェンド』のカードと巡り合えるかもしれない、サプライズも秘めたこのセット...ご予約・ご購入はぜひともお近くのBIG MAGIC、または当サイトBigwebで！久しぶりの環境変化が訪れるスタンダード、まずは緑のデッキを組んでみようかなぁ。
皆もプレビューカードを眺めつつ、新環境のデッキを考えながらワクワクに満ちたこの期間を楽しんでね！
