BIGsが選ぶ!『機械兵団の行進』注目カードTOP3!
タグ:BIGs, MTGシングル, TOP3, プレビュー, 機械兵団の行進, 読み物新セット発売時恒例の注目カードTOP3。
今回はBIGs14名とBIG MAGIC ELDERSの黒田選手に注目カードと『今までしたマジック関係で一番酷いプレイミス』を聞いてみた。
新環境の予測や酒の肴にこの記事を役立てていただきたい。
吉森奨
3位《ウラブラスク/Urabrask》
今回もウラブラスクは...なんて思っていましたがマナが出るなら話は別。チェイン系のデッキで活用できそうな気がします。
スタンダードでは難しそうですが、下環境なら裏返すのもできそうですし第3章が相手の墓地まで使えるデザインになっているのが面白いですね。
2位《エリシュ・ノーン/Elesh Norn》
本体のサイズはそこそこですが、守っても攻めてもダメージ誘発する能力の拘束力が強そうでアグロデッキでの運用で輝くと思いました。
裏返せたなら勝ちも近そう。主にスタンダードやパイオニアの白系アグロで《スレイベンの守護者、サリア》や《輝かしい聖戦士、エーデリン》と一緒に採用してみたいです。
1位《過去と未来の剣/Sword of Once and Future》
剣シリーズ最後の一振り。プロテクションのカラーボーナスだけでも十分ですが、
誘発効果もドロー操作に墓地の軽めスペル踏み倒しと下環境でも使える内容に見えます。
モダンホライゾンよりもスタンダード向けに収録された剣の方が強いのはなんというか興味深いですね。
・今までしたマジック関係で一番酷いプレイミス:IDの失敗
かなり前ですが、GP広島2日目サイドイベントのレガシー選手権でIDすればトップ8だと思っていたが9位になった回。
最終戦の相手はIDすれば確定、自分もオポネントを確認して大丈夫だと思っていたら同じポイントでも10%程度あった1個下の方との差がひっくり返って転落、そのまま帰路へ。
それ以来IDする時のオポネントの数字はより厳しく見るようになりました。
加藤健介
3位《ヴォリンクレックス/Vorinclex》
注目の両面法務官サイクルからはこのカードをピックアップしました。
シンプルにスタッツが良く、ETB能力で森・カード2枚確定とカードアドバンテージも獲得できます。
法務官サイクルは反転には厳しい条件が多い中で唯一マナコスト以外の起動条件がなく、重い起動コストもETB能力と噛み合っており非常に使いやすいデザインになっています。
現在のスタンダードで緑の使用率は高くありませんが、こういったシンプルに強いカードは要注目です。
2位《タルキールへの侵攻/Invasion of Tarkir》
今回追加されたバトルカードは「表面だけでも最低限働く」というのが構築での採用条件となってくると考えています。
その点、これは最低でも「any target」の2点火力として機能しますし、構築次第では4~5点出すこともできるでしょう。
また、ひとたび裏返れば無視できないスタッツの強力なクリーチャーであり相手に対処を迫ることができます。
惜しむらくは現在のスタンダードでは大量にドラゴンを採用するのが難しいため、真にパフォーマンスを発揮するのは今後のセットに期待ですね。
下環境や統率者戦に目を向ければ色々と選択肢も増え、面白い使い方もできそうです。
1位《デジェルとハゾレト/Djeru and Hazoret》
アモンケット次元よりハゾレトが参戦!(デジェルって誰?)
かつての《熱烈の神ハゾレト》にはプロツアー権利を取らせてもらい、背景ストーリーも含めてお気に入りのキャラクターということもあり、このカードを見た第一印象が「エモい...」でした。なんかタッグ組んだ方が弱くなっている気がしなくもないですが、
かつての《軍団のまとめ役、ウィノータ》の調整版を思わせる非常に強力かつユニークな能力を持っています。
その能力は「伝説のクリーチャー・カード」という今日ではかなり緩い縛りの割に6枚からサーチ+コスト無視となかなかの無茶苦茶ぶり。
破壊不能を持たないため(多分デジェルのせい)除去には心もとないですが、《離反ダニ、スクレルヴ》などで守りながら使ってみたいですね。
さらっと書いてある「手札が1枚以下であれば~」という能力はマリガンに強いので個人的にはかなり高く評価しているポイントでもあります。
現在、レジェンドデッキと言えば基本的にはエスパーですが、今後はもっと実戦的なバリエーションが増えるかもしれませんね。
・今までしたマジック関係で一番酷いプレイミス
大将軍級の傑物揃いのMTG界隈の中ではせいぜい百人将レベルの話なのですが...。
もう10年くらい前の話になりますが、競技的な結構大きめの大会で対戦中に居眠りしました。
当時、激務続きでロクに睡眠を取らず参加した結果、大会後半に力尽き相手ターン中に意識が飛び、対戦相手に声を掛けられるまで完全に落ちていました。
それからは対戦中寝落ちしていたことに動揺し、ドローは飛ばすわプレイはぐだぐだになるわで自ら崩れ落ちるように負け。
それ以降、大会に出る際は最低限の睡眠時間は可能な限り確保するように心掛けています。
加茂里樹
3位《深根の道探し/Deeproot Wayfinder》
2ターン目にドロップするクリーチャーとして普通に強い。
タフネス3がいいですね。
2位《大天使エルズペス/Archangel Elspeth》
初代《遍歴の騎士、エルズペス》を踏襲した忠誠度能力になってます。
守る時と攻める時が明確で絆魂によるライフゲインもあるので、ゲームに蓋をする力も強いです。
地味だけど、過去に強かったエルズペスを思うとチャンスはありそう。
1位《ヴォリンクレックス/Vorinclex》
場に出た時の能力も強力且つ、スタッツも良い!
《茨の騎兵》と似た性能ですが、単体の性能で見ると圧倒的にこっちの方が強いです!
裏面の英雄譚も強力で伸ばした土地から次ターンも動きやすいと思います。ただ強!
・今までしたマジック関係で一番酷いプレイミス
モダンのタルモツインを使ってる時に《タルモゴイフ》をならべて盤面有利。
《謎めいた命令》《否認》《稲妻》などを構えながら、エンド前にフェッチランドを切り、ターンが返ってきて「勝ったな...」と思ったら手札が消えたこと。(フェッチした時に手札をデッキにIN)
今は分かりませんが、その時はそのまま続行になって捲られました。セルフマインドツイスト(笑)
川崎慧太
3位《コグラとイダーロ/Kogla and Yidaro》
置物とクリーチャーを破壊でき、速攻・トランプルでプレインズウォーカーとバトルの処理能力も高い。と色々な場面に対応できる柔軟性を評価しました。
2位《万物の座、オムナス/Omnath, Locus of All》
あまりに色の多いカードはその時点で選択肢から外れてしまっていた時代も今は昔。
一代前の《創造の座、オムナス》や《偉大なる統一者、アトラクサ》もスタンダードで実績を残しており、このカードの活躍も楽しみです。
1位《シェオルドレッド/Sheoldred》
法務官シリーズからはこちら。出た時にすぐ仕事をするのが良いですし、長期戦に持ち込むと単体で勝ってしまう制圧力があるところが気に入って選びました。
・今までしたマジック関係で一番酷いプレイミス
これと言ってパッと思い浮かぶものがないです。
ミス自体はポカミスも致命的なものも無限にしているんですが、当日のうちにミスした要因の切り分けをしたら細かい内容はお酒を飲んで忘れちゃいます。
ずっと引きずってると精神衛生に悪いので。
黒田正城
3位《過去と未来の剣/Sword of Once and Future》
ついに剣シリーズが完結。赤緑は・・・だったが、こっちはどうだろうか。
スタンダードは《削剥》が落ちてからの勝負かもしれない。
コストを踏み倒せるカードが下環境に行けば行くほど強くなるので、色んなフォーマットで活躍する可能性がある。
特にモダンで待機コストのカードが使える点は注目に値する。
4枚使われることはないものの、早めに確保して使ってみたい。
2位《エリシュ・ノーン/Elesh Norn》
ストーリーでは色々思うところのある役回りだったが、1枚でゲームを終わらせる能力はさすが。
普通は反転して2章が発動したら勝ちだと思うので、3章にどれぐらいの価値があるのか気になるところ。
反転させるためには大量のクリーチャーが必要だが、一番のパートナーになり得る《栄光のドミヌス、モンドラク》が4マナ域で被っているのは何とももどかしい。
トークンを活用することになると思うので、面白い構築ができるか見ものである。
1位《新ファイレクシアへの侵攻/Invasion of New Phyrexia》
やっぱり新システムは1枚選んでおかないとね!ということでテフェリー大好きな私は迷わずこのカード。
実質4マナ4/4、5マナ6/6、6マナ8/8なので、どれで払っても十分なボリューム。
出した騎士でバトルを攻撃できるのがまたいい感じ。
ただ裏返ったテフェリーがそんなに強くないので、無視してプレイヤーを攻撃することもよくありそう。
白いカードなので、3ターン目の《婚礼の発表》から流れるような戦線構築が見られるだろう。
・今までしたマジック関係で一番酷いプレイミス
もう間違いなく《師範の占い独楽》を起動して7枚見てしまった事件がトップだが、「またそれか」と言われそうなので《発展/発破》事件で。
どっちも私のnote記事「むかしむかし」に掲載しているので、もし興味を持ってもらえたらそちらをどうぞ。
《荒野の再生》を使うと普通のマジックでは扱わない、2桁のマナを計算することになるので難しいんです。
土地が12枚ある状態で、2枚目の《荒野の再生》をプレイすると、エンドステップに何マナ出るか分かりますか?そう、32マナですね。
では、《発破》はマックスで何点ですか?その通り。28点です。
カードを引ききれないと負けなので、自分のライブラリー枚数に注意しましょう。21枚しか無いので、ドローの対象は相手ですね。
では念のためダブルチェックしましょう。32マナ、相手に28点ダメージ、相手に28枚ドロー。ありがとうございました!!
「はい、残りライフ1です。」
え?
あ、自分のメモにも相手のライフ「29」って書いてある・・・
手札を30枚以上持ってターンを開始した対戦相手はとても楽しそうでした。
斉田逸寛
3位《ナヒリの戦争術/Nahiri's Warcrafting》
これまで《黙示録、シェオルドレッド》を対処できる3マナ5点火力は、他の低マナ域クリーチャーに撃つ場合のマナ効率の悪さが気になりましたが、これは余剰分がアドバンテージに繋がる可能性があるので幾分か使いやすくなっていそうです。
2位《血羽根のフェニックス/Bloodfeather Phoenix》
ブロックできず本体火力で戻ってくる、かなり前のめりな今回のフェニックス。《神の火炎》のような除去+ダメージの呪文と組み合わせたいですね。
1位《シャンダラーへの侵攻/Invasion of Shandalar》
アドバンテージを取りながらマナコストも踏み倒す豪快な能力で使いたくなりますね。守備値4も裏面の強さを考えると低いほうだと思いますし、今回の新カードタイプ「バトル」の中で一番期待しています。
・今までしたマジック関係で一番酷いプレイミス
この前の配信でマリガンとキープを間違えました。
その前は勢いよく無意味なチャンプアタック。
その前はライフ1でダメラン使って負け。
その前は不屈な護衛が何も護衛することなく切腹。
その前は「フェイタルプッシュ撃ちます...なんで《勢団の銀行破り》倒せないんだ?」って一生懸命《切り崩し》を当てようとしていました。
ミスしすぎてもうダメだと思った時はmtg_nageyaにご相談ください。あなたは一人じゃない。
仲田涼
3位《溜め込む親玉/Hoarding Broodlord》
力isパワー。オマケでデッキから好きなカードをプレイできるよ♡
2位《ガルタとマーブレン/Ghalta and Mavren》
力isパワー。オマケで生物が生成されるよ♡(自分が殴らなくても誘発するのすごい)
1位《ヤーグルとムルタニ/Yargle and Multani》
力isパワー。オマケすら不要。パワー18という逸材。
トランプルを付けるか投げつけるか《伏魔殿》でも貼りましょう。
・今までしたマジック関係で一番酷いプレイミス
プレイミスは...常にやらかしてるんで...「寝坊」でお願いします
中道大輔
3位《ズルゴとオジュタイ/Zurgo and Ojutai》
《黄金架のドラゴン》系列の5マナ速攻クリーチャー。
出た時の呪禁で除去は効かず大体は一撃を与えられるので、かなり凄いことが書いてあります。
再キャストが必要になりますが自身を戻すことで除去関連から守ることも可能なので対処手段が限られる面倒なクリーチャーです。
問題は3色使うことですが《英雄の公有地》で何とかなるでしょう。
2位《アラーラへの侵攻/Invasion of Alara》
5色も使うだけあって効果自体は強力。
とりあえず4マナ以下の何かを唱えられるので損はしません。
真骨頂はバトルを倒した時、裏面を唱えれば根本原理のような圧倒的なアドバンテージを得ることが出来るので頑張ってバトルを倒すだけの価値はあります。
《偉大なる統一者、アトラクサ》から持ってきて攻撃を通せば1発で条件を満たせるので、欲張り5色ミッドレンジのようなデッキも組んでみたいですね。
1位《新ファイレクシアへの侵攻/Invasion of New Phyrexia》
マナ効率が良い大量トークン生成。
2/2警戒自体は大したことないですが3~5体となると話は違いますし《婚礼の発表》が横にあったらすぐにゲームが終わりそう。
裏面のテフェリーもすぐに紋章を得られるので《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》とまでは言い過ぎかもしれませんが強力なバックアップもありますし、騎士トークンでプレインズウォーカーを守りやすいのもよいです。
エスパーミッドレンジや白青アグロなど様々なデッキで活躍できると思います。
・今までしたマジック関係で一番酷いプレイミス
デッキ構築で魔改造してしまう癖
キブラーグルールから《ミジウムの迫撃砲》を抜いて同型の《ミジウムの迫撃砲》で負ける
黒単信心から《夜帷の死霊》を抜いて同型の《夜帷の死霊》で負ける
藤本岳大
3位《ランクルとトーブラン/Rankle and Torbran》
好きなクリーチャーっていうのがあんまりいないのですが数少ない好きなクリーチャーがなんと1枚のカードに。
子供の頃スクエアとエニックスが手を組んだRPGが出るって聞いてすごくワクワクしました。
このカードは実質クロノトリガーです。
欲を言えばパワーを1上げるかこいつのダメージもプラスしてほしかった。
2位《イーオスの遍歴の騎士/Knight-Errant of Eos》
《敬慕されるロクソドン》がいかに強かったか覚えているだろうか。
今回はクリーチャーが強くならないが息切れ防止機能付き。
人間なのでパイオニアの白単人間にもそのまま入れられます。
1位《猛り狂う猛竜/Rampaging Raptor》
《探索する獣》を思い出す程の能力。
トランプルがあるので《轟く雷獣》しかいないときに一生チャンプされるだけの人生とはおさらば。
ただいい加減《黙示録、シェオルドレッド》の返しに殴れるクリーチャーくらい用意してほしい。
・今までしたマジック関係で一番酷いプレイミス
チーム戦の直前GPTシングルエリミネーションでチーム1-1で自分にかかってる3本目。セレズニア対立ミラーで延長ターン3ターン目。
相手の場に《明けの星、陽星》しかいなく、こちらは何体か殴れるクリーチャーと《よりよい品物》があり概ね次のターン殴るだけで勝ちの状況。
第二メインで手札に《北の樹の木霊》と《ロクソドンの教主》と《明けの星、陽星》がいたので陽星を出したら当時のレジェンドルールで対消滅し、こちらのクリーチャーが全員起きなくなり延長4.5ターン目お互いターンエンドしかやることがなくそのままライフ差で負けチームも負けました。
最悪ターンエンドするだけで勝ってたのにもったいないことをした。
朴高志
3位《希望の標、チャンドラ/Chandra, Hope's Beacon》
毎ターン呪文コピーはいくら何でも強いと思いますね。
除去として使った場合も簡単にリソース差をつけられるので、あんまり腐る局面は無さそうです。
採用デッキこそ選びますが、かなりのパワーを秘めたカードだと言えそうです。
2位《新ファイレクシアへの侵攻/Invasion of New Phyrexia》
一枚で完結しているバトル。
とりあえず出た時にばら撒かれる騎士が強いです。
青白コンが全体除去を使った次のターンに唱えようものならゲームが決まりかねません。
1位《サリアとギトラグの怪物/Thalia and The Gitrog Monster》
破茶滅茶な能力の詰め合わせにより、出た返しに除去出来なければ勝敗が決まるレベルの性能に。
皆さんは自分がもたついている間に相手が手札を増やしだした時の絶望をご存じの筈。
このカードは一枚でその状況を引き起こせます。
地味にアーティファクト等もタップインするやらしさもあり、マナ加速から出されたら悶絶必至。
色拘束がキツいのでデッキ構築はやや大変ではありますが、幸い緑を含んでいるので何とかなるでしょう。
・今までしたマジック関係で一番酷いプレイミス
折角相手の墓地のトロンランドを《外科的摘出》で抜いたのに、デッキから抜き忘れてて相手のトロンが揃って負けた事ですかね。
因みにグランプリ2日目の2敗ラインだったので、泣くに泣けない状態に...w
マエノソノケンタ
やぁ、ノソノスキーだ!
チャンピオンズカップシーズン2が引き続きパイオニアだったり、競技フォーマットにモダンが復活したり、今下環境が本当にアツい!というわけで、今回もいつも通り下環境目線で活躍しそうなカードを選ばせてもらった。
3位《ウラブラスク/Urabrask》
これまでのウラブラスクを過去にする。
デザイン的にもストーリー的にも不遇な扱いを受けてきたウラブラスクだったが、ついに実用的なウラブラスクの登場だ。スタッツもよく、赤系ビートの頂点兼最後の一押しとしても良いし、《語りの神、ビルギ》と組み合わせてストームデッキのような何かが生まれるかもしれない。
2位《イコリアへの侵攻/Invasion of Ikoria》
1マナ重くなった《緑の太陽の頂点》。
人間は持ってこれないが、緑のクリーチャー限定ではなく墓地からもサーチできるのが偉い。
え、《破滅の終焉》でいいじゃないかって?!
1位《フェアリーの黒幕/Faerie Mastermind》
『2マナ2/1飛行瞬速フェアリー』
あまりにもユウタタカハシを体現したカードデザイン。その能力もさることながら、本人をして「似すぎて爆笑した」と言わしめたイラストも素晴らしい。
そして何より素晴らしいのはそのカード名だ。かつて国内GPをフェアリーで2連覇したことから「フェアリーマスター」の二つ名を持つ彼のインビテーショナルカードの英語名が、"フェアリーマスター"マインドなのが最高にエモい!
《意志の力》のコストにでき、軽く構えられてドローを咎める能力は、レガシー・統率者戦などで。
フェアリー・ならず者というクリーチャータイプは、モダン・パイオニアで部族デッキに組み込めるようにと。
全ての下環境で活躍できるように配慮されたデザインは、あまりにも美しくグッドデザイン賞間違いなしだ。
皆の記憶にも新しい世界選手権2021優勝、魂の咆哮から早2年。
このカードの登場を待ち侘びたプレイヤーも少なくないはずだ。能力・イラスト・カード名、それら全てが織りなすカードデザインのマリアージュ。制作者の熱い思いを感じていきたい。
制作秘話はこちら。(え?!BIG MAGICさんの記事で他社の記事の紹介を?!
・今までしたマジック関係で一番酷いプレイミス
2022年BMOチームモダン最終戦バブル、記念すべき初ビデオフィーチャーマッチでのこと。
放送事故レベルのミスの多さに試合中も試合後も涙目で周りからもボロクソ言われたのですが(個人戦績1-7)
Twitterで『マエノソノさん凄くいい人だった!!』と呟いていた対戦相手が、その後配信を見たのか『マエノソノさん、色々ミスしすぎじゃない・・・?!』
と呟いているのを見つけて泣いたことです。
(相手の方はとても良い方でした!!)
ちなみに、恐ろしくてまだ配信をみれていません。
URLを貼らないでください。
矢田和樹
3位《フェアリーの黒幕/Faerie Mastermind》
《熱烈な勇者》や《精鋭呪文縛り》と同様に、高橋優太さんの世界選手権21優勝を記念して作られたカード。青、瞬足、相手のドロー反応と明確に下環境向けの能力が設けられている。
実際に統率者戦で試してみたが、相手の《リスティックの研究》や《神秘的負荷》などのドロー置物に反応して想像以上に誘発機会は多い。
個人的には統率者戦で青を使う場合に真っ先に投入を検討するレベルのカードに見えた。《渦まく知識》や《思案》が跋扈するレガシーでも活躍が見込めそうだ。
ハスク※好きには垂涎の一枚。除去耐性あり、能力にマナはかからず、恒久的なサイズアップありと歴代ハスクの中でもかなり強力。生け贄に捧げられるクリーチャーに制限はあるが、ここ1年ほどのストーリーでのファイレクシア推しの甲斐もあり、スタンダード範囲でも《スクレルヴの巣》や《這い回る合唱者》など相性の良いカードが多数収録済みだ。本セットでも《生体融合の解体者》などのファイレクシアンサポートが追加されているので、そろそろファイレクシアンの進軍がみられるはずだ。
※編注 《ナントゥーコの鞘虫/Nantuko Husk》のようにクリーチャーを生け贄に捧げる能力を持ったクリーチャーのこと。コンボパーツによく使用される。
1位《碑出告と開里/Hidetsugu and Kairi》
《爆発的特異性》を捲って20点与えたくないですか?私は与えたいです。
・今までしたマジック関係で一番酷いプレイミス
あれは7年前、初参加のプロツアー異界月、ドラフトラウンドでのことだった。
極度の緊張をしていた私は試合が始まるまでデッキを"41枚"で登録していたことに気づかなかった。
恥ずかしさのあまりに縮こまりながらサイドボード中に毎回1枚だけサイドアウトしていると、対戦相手の眼光が鋭く光りシャッフル中の私のデッキ枚数を数え始めたのだ。
イカサマ師は絶対に許さない。そんな正義の眼差しだった。
当然、何度数えても40枚ぴったり。相手の眼差しが哀れみに変わった瞬間だった。
簗瀬要
3位《カルドハイムへの侵攻/Invasion of Kaldheim》
赤単アグロの4マナ圏に入れてみたいカードですね。裏面の《ショック》を撃ちながらカードを引くのは流石に強そうです。《猛り狂う猛竜》あたりでとっとと倒しましょう!
2位《トルヴァダへの侵攻/Invasion of Tolvada》
とりあえず《偉大なる統一者、アトラクサ》を釣りましょうか!カードタイプの種類が増えるのもいいですね。クリーチャー以外のパーマネントも釣れるので、破壊された《鏡割りの寓話》なんかも拾うことができます。ただ、裏面のパンチがやや足りないので、倒す必要があるかは少し微妙かもです。。。
大体最近のこういう系のカードは生け贄にするのにマナを払ったりするのですが、これはマナを払わず何回でも使えます!《這い回る合唱者》なんかは生け贄の材料として最適ですね!《生体融合の解体者》というファイレクシアン用のロードも出るので、何か良いデッキが作れるかもしれません。
・今までしたマジック関係で一番酷いプレイミス
20年以上もマジックをやっているので数えきれないくらいのミスをしてます。先日もプレミアム予選で《放浪皇》の+1を使うのを忘れてターンエンドしてしまいました。。。
その中で、一番印象に残っているプレイミスは初めて出場したプロツアーである「プロツアー イニストラードを覆う影」の4回戦、バントカンパニーのミラーマッチで4ターン目の《森の代言者》のアタックを何故か《ヴリンの神童、ジェイス》でブロックして、そのまま墓地に行ってしまいました。。。
なんでブロックしてもジェイスを失わないと勘違いしたんでしょうね?対戦相手の人も不思議そうな顔をしていたのを今でも覚えています。
渡邉崇憲
3位《シェオルドレッド/Sheoldred》
今回の法務官サイクルで1枚選ぶとしたら自分はこれですね!
生け贄を要求する時に、最近流行り始めた「トークンでない」という一文がしっかり入ってるのがいいですね。
起動型能力の条件「対戦相手の墓地に8枚以上のカード」は割と厳しめの条件なので、安定して達成させたいならちょっと工夫が必要そうです。
基本的には4/5威迫のボディで殴ってる方が早そう。
裏返すことが出来たらあとは忘れずに英雄譚を処理していけば勝てそうですね!
2位《血羽根のフェニックス/Bloodfeather Phoenix》
「あれ?速攻はついてないのかな?」と一瞬思いましたが、2マナのカードでそれはやり過ぎですよね。ゴネればイケるかなと。現スタンダードの赤単に採用されている生物ですが、速攻は標準装備なものの回避能力はほとんど持ち合わせていません。《フェニックスの雛》を《熊野と渇苛斬の対峙》で大きくして喜んでいるような世界なので、《血羽根のフェニックス》を3/3で出した日にはお祭り!になってしまうかも?ただやはり速攻がないことでソーサリー除去に引っかかるのは気になりますね(特にスタンダードの白単)。戻ってくる能力も普通に考えれば強いので、75枚の中には採用されると思います!
1位《サリアとギトラグの怪物/Thalia and The Gitrog Monster》
いくら3色のマルチカラーとはいえ、4マナ4/4によくここまで能力を詰め込んだなと。まあ嫌いじゃないですが。先制攻撃+接死は《グリッサ・サンスレイヤー》で見ているのでもう驚きませんね。土地の追加プレイはそこまで強く無さそうですが、自身の攻撃誘発で生け贄に捧げることが出来るので無駄にはならなそうです。対戦相手のクリーチャーと基本でない土地がタップインする能力は《異端聖戦士、サリア》でその強さが証明されてますね。特に先手で出せた時は圧倒的です。色拘束に目を瞑れば攻守に渡って強力なカードなので、期待大です!
・今までしたマジック関係で一番酷いプレイミス
最近のミスだとこれですね。このままマッチを落としていたらプロツアーの権利が取れなかったかと思うと今でも変な汗が出ます。
松本友樹
3位《光輝の夜明け、ヘリオッド/Heliod, the Radiant Dawn》
《Timetwister》を唱える→手札のカードが27マナ軽くなる→う~ん、《全知》!!
2位《お告げの行商人/Omen Hawker》
地味なカードながらMTG史上でも稀にみる力を持ったマナクリーチャー。
制限はとても大きいので現実的に強く使うのは難しいかもしれませんが、上手く噛み合うカードが見つかれば大化けするかもしれません
統率者では《現実からの遊離》で無限マナになりますし、起動型能力を持つ統率者や起動型能力を持つマナアーティファクトなど使い道に事欠きませんね
1位《フェアリーの黒幕/Faerie Mastermind》
多くを語る事すら野暮であろうただ強感あるカード。
あらゆるフォーマットの構築環境でも統率者環境でもよく見るであろう一枚ですね。
世界王者の風格を感じることが出来ます。
あなたも世界王者をプレイしてカードを引いたり農場送りにされたりはしゃぎ回られたりしよう!
・今までしたマジック関係で一番酷いプレイミス
大会へ向かうために飛行機を予約していたら一か月間違えて予約してました(国内だったので慌てて新幹線に乗ることで耐え)
今回はここまで。
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