BIGsが選ぶ!『サンダー・ジャンクションの無法者』注目カードTOP3

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新セット発売時恒例の注目カードTOP3。
今回はBIGs11名とBIG MAGIC ELDERSの黒田選手に注目カードと『一番印象に残っている大会とその理由』を聞いてみた。

新環境の予測や酒の肴にこの記事を役立てていただきたい。

 

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斉田逸寛

斉田逸寛

3位《巨大なガラガラワーム
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4マナ6/5トランプルだけでもそこそこなのにメリットが2つも。しかも両方強そう。
砂漠はあまりたくさん入れずに、1枚目を普通に出して除去されたら墓地から砂漠ランパンして2枚目以降を瞬速で出すのが良いかなと考えてます。

2位《密輸人の驚き
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真ん中の能力がいわゆる《歯と爪》のような派手な効果なので目を引きますが、実は上の能力が強いのではないかと感じています。
ややデッキの内容にもよりますが、令和でインスタントになった《予言》でお馴染み《速足の学び》よりも基本強く使えそうです。

シンプルに土地を2枚もらって、2枚目のこのカードを強く撃つアクションも良さそうです。

1位《砂塵の憎悪
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先に2マナ払うだけで5ターン目に0マナで4/5ライフリンクが出るのは破格に思えます。
普通に出しても2/3飛行なら攻守とも最低限はあり、逆にロングゲームになったとき土地7枚から2マナで出しても4/5になるのはかつての《森の代言者》を彷彿とさせます。

一番印象に残っている大会とその理由
ぶっちぎりでBMO vol.8ですね。優勝したことでBIGsに加入できるきっかけになったと思いますし、なんといってもエキシビションマッチで先手後手を決めるために行ったパック勝負の奇跡が忘れられません。

 

 

加藤健介

加藤健介

3位《再覚醒したジェイス
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非常にユニークな効果を持った新ジェイスが登場!
+1の計画状態にする能力が非常に強力です。
例えば、《嘘の神、ヴァルキー》を計画し《星界の騙し屋、ティボルト》として唱えるなど
裏技的な使い方も多くあり、非常に可能性を感じる1枚となっています。

2位《害獣駆除
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これまでも軽量カードメタの対策カードは多数ありましたが、メインデッキでは無駄になりやすいためサイドボードを主な居場所としていました。
しかし、このカードはサイクリングによりメインボードからの採用すら可能となりました。
ボロス招集や赤単のようなデッキに対してメインから唱えて相手に泡を吹かせて椅子から転げ落としましょう。
下環境ほど低コストが強力なため活躍の機会は多そうです。要注目の一枚です。

1位《失われた十手
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かつて最強の装備品の代名詞であった十手が現代に蘇りました。
コストが半分となった代償に能力も諸々オリジナルの半分(っぽい)ものとなっています。
十手という名前とオリジナルを想起させる能力から妙に強そうな雰囲気を放ってはいますが果たして...。

正直なところ強いかどうか判断しづらいのですが非常に取り回しは良さそうなため、スタンダードではテンポを重視する一部のアグロやクロックパーミッションデッキには採用されるのではと予想しています。
下環境ではパワー不足のような気もしますが《ウルザの物語》でサーチ可能ということもあり可能性はありそうです。
土地をアンタップする能力を巧く使えると面白そうですね。

一番印象に残っている大会とその理由
プロツアー『異界月』
この時は初めて参加したプロツアーでドラフト1-2から構築0-5のトータル1-7と惨敗し、更にその夜は日本勢内でのチームドラフト会で完膚なきまでボコボコにされマジック引退しようか本気で悩みました(笑)。
今振り返ると非常に思い出深い大会ですね。

 

 

渡邉崇憲

渡邉崇憲

3位《潜入者、悟
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「なるほど!まずは新しいキーワード能力の""計画""と組み合わせる訳だ!」・・・気のせいかな?
青と黒のレア以上に計画持ちのクリーチャーがいないような気が・・・。
スタンダードのことはひとまず忘れて、モダン以下では居場所がありそうな感じがしますね。
悲嘆》を始めとする各種インカネーションを想起コストで唱えると誘発するのは嬉しいです!
ブリンク系のカードで場に出しても誘発するので上手く組めればちゃんと機能しそうな予感。
最近の能力によくある「1ターンに1回」の制限もないのでガシガシ引きましょう!

レガシーならリアニメイトで場に出しても引けるのでさらに可能性が広がりますね。
個人的には忍術のコストで悟を手札に戻すと能力が誘発しないのはデザイン的に寂しいと思いました(個人の感想です)。

2位《貪欲な乗りもの、 ギトラグ
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新しく登場した乗騎で騎乗持ちの神話レア。騎乗コストは1と軽いので、後半殴れなくなってしまったクリーチャーを使ってドローを進めるのも悪くなさそうです。
追加で土地を置ける能力も黒緑というカラーリングは《眠らずの小屋》という比較的強いクリーチャー化ランドがあるので追い風です!
4ターン目に《ドロスの魔神》からの5ターン目ギトラグ速攻パンチで高打点を叩き出しましょう!(それは《ドロスの魔神》連打の方が強くないか?という突っ込みに目を背けながら・・・)

1位《精鋭射手団の目立ちたがり
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まず飛行+速攻という組み合わせがいいですね。大好きです。果敢風能力もパワーが2上がるのは嬉しいところ。これが普通の果敢だとアンコモンぐらいの印象ですかね。ぱっと見「計画経由で出すことあるのか?」と思いましたが初手に2枚あったら手なりで出して殴るよりも2ターン目に計画、3ターン目目に通常プレイ+計画で誘発させた方が1点ですが打点が伸びますね。
(※計画はソーサリータイミングで唱えるだけなので精鋭射手団の目立ちたがりを計画で唱えてももう一体の能力は誘発しません。正しくない挙動なので訂正いたします。)
その他にもソーサリータイミングの全体除去をケアして計画で構えるなんて動きもあるかも知れません。攻め方に幅を持たせられるのはいいですね!スタンダードの赤単、パイオニアのボロスヒロイック、モダンの果敢アグロと幅広いフォーマットで活躍する可能性があります!


一番印象に残っている大会とその理由
グランプリ・静岡2017春
転勤などもありしばらくMTGから遠ざかっていたところの復帰戦でbyeなし13連勝からいきなりグランプリ初TOP8でびっくりしました。

 

 

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吉森奨

3位《自ら運を掴め
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カード名含めロマンに溢れていると思い選びました。
お膳立てしても賭けに出てもいい、結果1枚で手に入るアドバンテージは絶大かもしれません。
スピード感が許すなら下環境でエルドラージ系のクリーチャーを唱えたり、スタンダードでも《太陽降下》を貯め込んだり《偉大なる統一者、アトラクサ》を投下したいですね。
マナに余裕がある状態で重い呪文を撃てる安心感は結構凄いんじゃないかと思います。

2位《エイヴンの阻む者
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2段階の妨害ができ、与える制約が地味に強そうだと思い選びました。
計画がソーサリータイミングになるので結果的には呪文を唱えられますが、能力の当て先がカウンター呪文であれば無効化できますし、瞬速を持っている呪文でも制限をかけたうえでマナを支払わせたり、
地味に出来事の当事者とかフラッシュバックにも制限をかけるので、その点でも仕事するかも。
サイズが普通なので活かせるデッキがイメージしづらいですが、補助的な役割で選択肢に挙がると思います。

1位《再覚醒したジェイス
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直接出せるターンの制限はあるものの、手札を整えたり逃がしつつ踏み倒す算段を確保できるのが面白い。
今回はモード呪文も多いですし、出来事や第二面を持つカードも活かせるので悪事の限りを尽くしたいです。
どうでもいい話ですが、コレクターナンバーからシンボルが違えども本当はビッグスコア枠だったんだろうなーと思いました。

一番印象に残っている大会とその理由
記憶に残る大会は沢山ありますが、最も印象深いのはプロツアー・名古屋11です。
仕事の都合で何度かプロツアーの参加を見送り初めて参加できたプロツアーだったのもあるのですが、初日の構築ラウンドを全勝して記事に取り挙げてもらったり、2日目途中までトップ8の目があったにも関わらず失速したり、いまだに記憶に残っている試合もあります。また、過程で交友関係が広がったり物凄く濃い大会でした。

 

 

仲田涼

仲田涼

3位《砂嵐の回収者
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ビッグスコアから1枚。《刃の接合者》やんけ!
トークン戦略でなくてもゴーレムが育っていくだけで強そうですね。
スタンダードの緑黒で枠の取り合いをしている3マナ域に食い込めるか。
ヴェールのリリアナ》を返しで出されてもいいのがgood。

2位《巨大なガラガラワーム
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デメリットなしの《アルゴスのワーム》やんけ!
条件が弱い土地である砂漠を出しているというやや厳しい前提ですが、パワー6を瞬速で出せるのすごくないですか。

1位《肉大工、ゲラルフ
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青い《僧院の導師》やんけ!
スタンダードに一時期いた私の好きだった青白リアニメイトに追加の肉が。
パイオニアの青赤フェニックスのサイドに居場所ないですかこれ。

一番印象に残っている大会とその理由
高校生の時に初めて4-0したフライデーナイト・マジック
当時参加していた店舗でのFNMでは参加人数が多く4回戦の時があり、初めて4-0したときのうれしさは今でも覚えています。
当時のスタンダードは確か時のらせんブロックとローウィンブロックが使用できる環境で、オリジナルの巨人デッキを使っていました。
エルフの小間使い》とかコモンの多相の生物とか出してました。
当時はお金もあまりなく、強いカードが買えなかったりしていましたが、レアを使わないで自分の好きなカードでも勝てるんだ!とMTGにさらにのめりこみましたね。

 

 

加茂里樹

加茂里樹

3位《正直者のラトスタイン
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theコンボパーツ。って感じの性能をしたクリーチャーです。
回収とコスト軽減は緑黒のコンボデッキに大体合うので、既存デッキの強化や新しいコンボデッキのカードになると思います。

2位《死のディーラー、マルチェッサ
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悪事を働くとアドバンテージが取れるクリーチャーで、なんとこの効果に1ターンに1回の制限がありません。
昨今の3マナクリーチャーは激戦区ですが、合うデッキがあれば化けそうです。

1位《チビボネの加入
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悪事達成を簡単にしてくれるエンチャント。
1ターン目から適当に設置出来ることに加えて、悪事を持ったカードが伝説に多いのも素晴らしいです。
新キーワード能力・悪事を堪能したい。


一番印象に残っている大会とその理由
グランプリ・香港2018
ありえないクラスの台風が来てる時に参加した。
会場の周りの街路樹は暴風で引っこ抜かれて車も横転してた。
2日目は電車が止まって来れない人もいた。
もちろん飛行機も余裕の全欠航で帰るのが3日くらい遅れた。
でも楽しかったよ。

E3C9FE50-C94A-4E4D-AC15-2D6B2F7C1A1B.jpg会場前の街路樹

 

 

マエノソノケンタ

マエノソノケンタ

やぁ、ノソノスキーだ。まずは、前回の反省から。
なぜオレたちは《血管切り裂き魔》を選ばなかったのか!?
プロツアー『カルロフ邸殺人事件』でラクドスヴァンパイアに4積みされているのを見た時に愕然とした。「あぁ、今回の反省文が決まったな...」と。

ただ、下環境での活躍を見込んでいた《世界魂の憤怒》が大活躍。
まさかスタンダードで活躍するとは全く見抜けなかったが、選んでいたのでこれはセーフと考えていいだろう。

そして、私ごとで大変恐縮だが、2024年から晴れてスタンダードに復帰することになった(実に4年ぶり!)。
これまでは主戦場である下環境目線でカード選んでいたが、これからはスタンダード目線でもカードを選んでいきたいと思う。

3位《首謀者、オーコ
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調整されたもの、オーコ。
初代オーコの強さを初めから見抜けたものがどれだけいただろうか。今回のオーコは流石に入念な調整をされた感が否めないが、それでもコントロールしている最も強いクリーチャーのコピーとなり、ドローできずとも2ルーティングは強力だし、生成される3/3トークンは無視できるものではない。ジェイスばかりが注目され落ち着いている現状、最も初動で押さえておくべきカードだろう。
敵対するもの、オブ・ニクシリス》を初動で8枚押さえたオレのことを信じて欲しい。

2位《砂嵐の回収者
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緑の《刃の接合者》。
『こいつを《修復の天使》でブリンクしたい...』そんな牧歌的マジックは平成の時代に置き去りにされてしまったが、何かとトークンが蔓延る現代MTGにおいて、トークンに全体修正とトランプルはゲームが終わる。
本体もトークンも無視できないかなりの優良カード。
複数並べてブイブイ言わせていきたい。

1位《厄介者、ギサ
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5マナの除去耐性付き《墓所のタイタン》。
ゲーム内で必ず悪事を働くことを考えると、3/3威迫が2体も出てくるのはまさに破格。
"毎ターン1回しか誘発しない"とあるが、オレには"各ターン1回ずつ誘発する"と書いてあるようにしか見えない。
黒の5マナ域最強クリーチャー筆頭。4枚は入らないが絶対に2枚は買っておいた方がいい!
プロツアー直後に爆上がりすること間違いなし!

一番印象に残っている大会とその理由
グランプリ・神戸2014の準決勝、覚前輝也VS三田星平
誰しもマジックに心を捕らわれてしまう瞬間や思い出の大会があると思う。
今や九州のMTGチームといえばBIGREDやMUGENが有名だが、九州でマジックをしているプレイヤーなら知らぬものはいない、鹿児島のMTGチーム"モルテンレイン"が生まれ、オレがマジックにのめり込むきっかけとなったのがこの大会だ。

身近でともにマジックを遊んできた友達が、地方の田舎からbyeも持たずスイスラウンドを1位で駆け抜けTOP8の檜舞台からプロツアーの権利を獲得する―――その姿はあまりに鮮烈で眩しくカッコよくて、『いつか自分たちもそこに行けるんじゃないか』と、どちらかといえばカジュアル志向の強かった鹿児島のマジックプレイヤーたちの心に競技プレイヤーの灯がともるには十分だった。

帰路につく車の中ではもう自分たちのチームを作るという話で持ちきりだったのを今でも覚えている。
そんな自分たちのチーム名は"モルテンレイン"─なぜそんなチーム名になったのか?その由来が気になる人はぜひ準決勝の動画カバレージを見てみて欲しい。

ひとつの目標に向かって苦楽をともにできる仲間がいたからマジックを続けることができたし、今の自分に繋がっていてチームの一員になれたことは本当に幸せだった。あの時グランプリに参加していなかったら、今の自分はきっとなかったと思う。

みんなもいつかはそんな、心に火がともる大会に巡り合うことがあるはずだ。
もしチャンスがあるなら、ぜひ臆せずプレイヤーズコンベンションに参加してみて欲しい!

 

 

川崎慧太

川崎慧太

3位《逆棘芽の農家
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ビッグスコアのカードはスタンダードでも使用できるということで選びました。
単体でも能力が完結している上に、《眠らずの小屋》で出てきた食物トークンも手札に変換できる点が良いなと思いピックアップ。

2位《棘を播く者、逆棘のビル
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+1/+1カウンター関連のシステムクリーチャーからはこちら。
2ターン目に出た時に圧力があり、後半のフラッド受けにもなる点を評価しました。

1位《貪欲な乗りもの、 ギトラグ
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土地を生け贄に捧げなくていいギトラグは初めてですね。
トランプル、速攻持ちと《太陽降下》にも強いところが好印象。
騎乗も《苔森の戦慄騎士》と組み合わせて使っていきたいです。

一番印象に残っている大会とその理由
グランプリ・シンガポール2015
初海外グランプリ、初グランプリTOP8、初プロツアー権利獲得、と自分が競技に一層のめりこむきっかけになった大会です

 

 

中道大輔

中道大輔

3位《エイヴンの阻む者
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白のよくある一時的な妨害カードの新作で呪文を追放し計画してしまいます。
一旦追放してしまえばそのターンは再キャストは出来ないので《太陽降下》みたいな全体除去からそのターン守れば勝てるみたいな時に役立ちます。
次のターンから計画により呪文コストを支払わずプレイされてしまいますが、エイヴン自体にコスト増大能力があるのでテンポ阻害出来ますし、複数のエイヴンがいればその分コスト増なので複数枚採用が肯定されます。
一応、自身の呪文も追放することが可能なので不正な対象になりそうな呪文を回収する目的にも使用可能なので覚えておくといいかもしれません。
問題点としてはエイヴンを構えるか盤面展開するかの判断が難しいところ。
ゴバカーンへの侵攻》と併用して狙った呪文を妨害してやりましょう。

2位《精鋭射手団の目立ちたがり
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窯の悪鬼》に似たクリーチャーで飛行、速攻、計画と何段階にも強化されています。
重要なのは事前に計画しておくことで出したターンにマナを構えられる事でしょう。
ヒロイック系の弱点の一つとしてクリーチャーを出した直後にマナが余ってないため守ることが出来ないことがあります。
計画は弱点を補っていますし飛行の回避能力も重要です。
今後はフルタップで返すと手痛い仕打ちを受けるかもしれません。
計画すると当然バレてしまいますが、除去を構えさせる抑止力にもなるので厄介極まりないです。

1位《害獣駆除
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範囲の狭い全体除去。
最近種類の増えてる地図トークン等の非クリーチャーの置物トークンもまとめて吹っ飛ばします。
当然1マナ以下のクリーチャーも吹っ飛びます。
ボロス召集が何したのか知りませんが絶対許さないらしいです。
僕はこのカードが許せません。

オマケのようにサイクリングが付いており完全に腐ることはないので、メインに1〜2枚入れることもメタゲーム次第ではアリでしょう。本当にやめて下さい。
パイオニア以下の環境でもサイドに採用する可能性もありますし、スタンダードのボロス召集が憎い方は是非4枚集めましょう。撃たれたら発狂します。


一番印象に残っている大会とその理由
グランプリ・千葉2019
基本セット2020を使用したリミテッドGPでシールド8-1、ドラフト9-0で駆け抜けて優勝した良い思い出。
普段やらないけどBIGs斉田君主催でドラフト合宿したりして、その時の情熱が最高の結果になりとても印象に残ってます。
副賞でカップヌードル1年分もインパクト凄かったし食べきれませんでした。
今度は森永ラムネ1年分とか欲しいです。

 

 

黒田正城

黒田正城

3位《棘を播く者、逆棘のビル
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最近の緑のクリーチャーは4マナ以上のところにバケモンが多かったが、「結局2マナで《喉首狙い》されるんよね・・・」と残念に思うことばかりだった。
これはようやく低マナ域で活躍しそうな期待の新生。
追加マナいらずで、土地を置くだけで強化されていくのはかなり強そう。
打ち砕かれた尖塔、オゾリス》もあるし、みんな大好き《西の樹の木霊》も待っている!

2位《身代わり合成機
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すでに注目されているので、あえて触れないという選択肢もあったが、《最高工匠卿、ウルザ》の大ファンである以上さすがに選んでおきたい。
スタンダードでも少し前に白青アーティファクトというデッキが活躍していた時期があり、このカードはマスターピースになる可能性がある。
千の月の鍛冶場》よ、戻ってこい!!

1位《再覚醒したジェイス
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「計画」というキーワードが今回の目玉。デッキを作る悪い人たちの手にかかって、マナコストを踏み倒す手段に使われそう。他にも計画絡みで似たような働きをするカードが多いので、新たなアーキタイプが生まれることを期待したい。プレインズウォーカーの中ではジェイスがダントツで好きだが、おまえはジェイスなのか?アショクなのか?いつものすしざんまいポーズじゃないのが、ますます謎を深めている。。。

一番印象に残っている大会とその理由
世界タイトルを獲ったマスターズ・ヴェニスとプロツアー・神戸もいいんだけど、やはりプロツアー・プラハでデッキチェックを受けた結果、マッチロスをもらった経験が一番思い出深い。
ジャッジのお仕事に対する考え方が根本的に変わった瞬間。競技マジックを頑張ろうと思っている人には是非読んでほしい。

 

 

藤本岳大

藤本岳大

3位《真昼の決闘
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とんでもないな。
何回読んでも読み間違えてるんじゃないか、3マナではないのかと不安を覚える。
下の能力もなぜかプレイヤーを対象にとれるしサイドボードとしては抜群の1枚。
法の定め》をサイドボードに入れたことのあるおじ世代は全員びびったと思う。

2位《冷静なスフィンクス
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4マナ5/3飛行瞬速ちょくちょく呪禁という耳を疑うサイズと能力の多さ。
全く別物なのでモダンでも使えるという話ではないのだが、最強セットである『モダンホライゾン2』の高級神話レアの《緻密》ですら同じマナコストでサイズだけ見れば3/3である。
たまにクロック要因としてエンド前に出してそのままゲームを決めることを考えればいかに異常なサイズであるかがわかるはず。
なお、モダホラ3で5/3の《緻密》が出たらその時はこのくだりは全部消します。

1位《気性の荒いタンブルワグ
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改善グルールというデッキをご存じであろうか。
日本選手権2021FINALで1日だけ現れ、その後そのデッキをを見たものはいないという幻のデッキである。
もし今もそのデッキが存在していたならマスターピースではないのかというくらいピッタリなカードではある。
とにかくカウンターを倍にするとかそういうカードは舐めないほうがいい。
シヴの壊滅者》とかが倍になると一瞬でゲームが終わってしまう。
気を付けなはれや。

一番印象に残っている大会とその理由
The Limits06
マジックを始めてから初めて予選を抜けた大会。2人抜けの予選が全国で8カ所あって16人しか出れないという非常にレアな大会の初年度に出れて嬉しかった。
大阪予選は僕と当時はあまり面識がなかった黒田正城っていういかにも悪そうな名前の人が抜けてた思い出。

なお予選は『時のらせん』シールドで友人のサイドボードに《練達の育種師、エンドレク・サール》がいて、「これより弱いカード入ってない」って言っていたのでデッキを見せてもらったらいきなり《冥界への呼び声》が見えて回収したいやつサイドにおるけどwwwってなったのもこの回である。たぶんこの段落はカットやな。(※カットせずに載せました)

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本戦はおしっこちびるくらい弱いシールドプールを掴まされ、大澤さんの4マナ3/5タップインが止まらんというとんでもない負け方をして0-3から始まり、当時すでに過去のフォーマットであった人生初(現状最初で最後)のロチェスタードラフトで当時そこそこ値段した、《特務魔道士ヤヤ・バラード》を色があってない状態で2パック目でレアピックしたら上家から舌打ちされるという苦い思い出があります。
結局初日は1-5で、2日目に挑むはずだったのですが普通に2日目寝坊してしまい、関西に戻ってから「招待制のイベントでぶっちするとは何事や。君要注意人物としてマークされてるよ」ってジャッジに説教される事態になりましたとさ。
当時はまだ20歳だったので無茶苦茶でした。
関係者の方々すみませんでした。

 

 

矢田和樹

矢田和樹

3位《砂嵐の回収者
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懐かしの《刃の接合者》(その頃自分はまだMTGをやってませんでしたが)。
3マナで4/4のスタッツに、トークン全体へのトランプル付与つきパンプアップ能力まで付いて単純に良コスパなクリーチャーだ。
スタンダードの主要除去が《切り崩し》と《喉首狙い》に寄っているのでアーティファクトであるトークンを除去するのがそもそも困難であるのも追い風。

2位《収集家の檻
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最近、古いキーワード能力が少数のカードに割り振られるのを見かけますね。
秘匿はマナ踏み倒しをする能力なので達成できれば当然強力。
白は《婚礼の発表》や《放浪皇》などトークン生成が得意なカラーなので意外と条件達成は簡単にできそうだ。
もちろん3位に選んだ《砂嵐の回収者》とも相性ばっちり。

1位《精鋭射手団の目立ちたがり
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新キーワード能力の計画持ちの1枚。
計画自体は除去や打ち消しを構えた相手のマナを無駄にさせることができ、次ターン以降に自動的に複数アクションで畳み掛けられる強力な能力ですが、クリーチャーだと攻撃できるターンが遅くなるのが唯一の不満点。
しかし、このカードは速攻とマナフルオープン時の打点上昇でそこを補えるため、計画の利点を最大限活かせるスペックを持っている。
スタンダードで《巨怪の怒り》や呪禁付与スペル、キャントリップと組み合わせるのはもちろん、英雄的や果敢などパイオニアやモダンでも相性の良いデッキは多く、多数の環境で活躍できそうな1枚だ。

一番印象に残っている大会とその理由
グランプリ・京都2017
結局自分が勝てた大会が一番印象に残るということで、私がTOP8に入賞したリミテッドグランプリです。
1週間後にプロツアーが日本で控えてることもあり、周りは黒船のごとく襲来した海外有名プロの群れ。
ミーハーな自分としては有名プロを近くで見れて、そして対戦までできてテンション爆上がり。
幸運にも勝利までついてきて最高の大会でした。

 

今回はここまで。

 

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