岡本桂多のKill them All!~『サンダー・ジャンクションの無法者』編・後編~

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前編はこちら


・統率者デッキを強化しよう!

今回も『サンダー・ジャンクションの無法者』の統率者デッキから統率者戦を始める方向けにオススメの統率者候補、そしてそこからどういう道筋で改良していけばいいかを解説していきます! 
 
簡単なIN-OUT例も提示していますので第一歩として参考にしていただければ幸いです。
(※第一歩ということであまり高額なカードはなるべく避けてピックアップしています)


デッキリストは公式サイトからご確認いただけます。

 

・「早撃ち」

青赤の統率者デッキで、統率者候補は《破天荒、ステラ・リー》と《嵐の咆哮、エリス》。

破天荒、ステラ・リー》は強力な起動型能力を持つコンボ寄りの統率者。
起動に関しては回数制限は無いため、無限コンボを目指すコンボデッキになりそうです。

嵐の咆哮、エリス》は2つ目の呪文を唱えるたびに生成されるトークンが強力な統率者。
最終的に統率者とトークンのスペックで攻撃していく、コンボよりも攻撃に重きを置いたデッキになりそうです。

どちらも1ターン中に複数回呪文を唱える事が重要になるので、必要なカードは7割方同じものになりますが、一部要求するカードが異なってきます。

 
・《破天荒、ステラ・リー/Stella Lee, Wild Card
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1つ目の能力は2つ目の呪文を唱えると衝動的ドローの誘発型能力。
要らないタイミングでコンボパーツが追放されてしまうと困りますが、そこを除けばコンボパーツを探すためにも、それ以降の呪文2つを達成するためのマナや手札を確保するためにも活用できる有用な能力です。
追放したカードは次の自分のターンのターン終了時までと結構長い間プレイできるのもうれしいですね。

2つ目の能力は統率者をタップするだけでインスタントかソーサリーをコピーできるという強力な起動型能力。
起動するためには3つ以上の呪文を唱えておくことが条件になりますが、2つ目の呪文を唱えるためのカードが重なれば呪文3つは簡単に達成できるでしょう。

この起動型能力で《転換》など統率者を含めて複数個のパーマネントをアンタップ出来るカードをコピーできると、先にコピーが解決されて統率者がアンタップし、コピー元の呪文が解決する前に再度統率者の能力を起動してコピー、これを繰り返す事で無限コンボになります。
《転換》の場合は《銀のマイア》などのマナを加えられるクリーチャーが横にいればこの無限ループの間に青マナを加える行為を挟む事で無限マナになります。

このコンボが非常にお手軽なので、これを目指した構築にしてみましょう。
継続的に各ターンの2つ目の呪文を唱えるために必要なのは唱えるためのマナと唱えられるカードを手札などどこかしらに用意しておく事です。
まずは誘発型能力のために、2つ目の呪文を唱えるためのマナを用意するカードを探してみましょう。

 
《知性の捧げ物/Intellectual Offering》
《巻き直し/Rewind》
《巻き戻し/Unwind》
《大あわての捜索/Frantic Search》
《断絶/Snap》
《熟読/Pore Over the Pages》
《現実のひきつけ/Reality Spasm》
《劇的な逆転/Dramatic Reversal》
《転換/Turnabout》
《見えざる糸/Hidden Strings》
・・・解決時に何かしらのパーマネントをアンタップしてくれるインスタントやソーサリー。
マナが潤沢でなくともこれらの呪文を先に唱えてから違うカードを唱えれば簡単に呪文2つを唱えられますし、インスタントであれば相手のターン中に呪文2つを唱えるためにも必要になってきます。
《現実のひきつけ》以降のカードはそのまま無限コンボのパーツにもなるので是非とも採用しておきたいですね。

 
《コイン弾き/Flick a Coin》
《見事な修理/Inspired Tinkering》
《海賊の略奪/Pirate's Pillage》
《戦利品奪取/Seize the Spoils》
《一攫千金/Strike It Rich》
《予想外の授かり物/Unexpected Windfall》
・・・赤お得意の宝物トークンを生成するインスタントやソーサリー。
生成した宝物トークンをすぐに使用すれば実質マナコストを軽減して唱えているようなものなので、採用可能です。
宝物トークンを生成するだけであれば他にもありますが、ここでは手札も補充できるカードを中心にピックアップしています。

継続的に2つ目の呪文を唱えるために、唱えられるカードを確保する手段を探していきます。

 
《ダークアポスル/Dark Apostle》
《エーテリウム角の魔術師/Etherium-Horn Sorcerer》
《力強い否定/Forceful Denial》
《ヘラルド・オヴ・ティーンチ/Heralds of Tzeentch》
《タイム・ボルテックスの中へ/Into the Time Vortex》
《ターディス/TARDIS》
《混沌の辛苦/Throes of Chaos》
《内なる太陽、チミル/Chimil, the Inner Sun》
《エターリの好意/Etali's Favor》
《地質鑑定士/Geological Appraiser》
《歴史への投入/Hurl into History》
《ゾヨワの裁き/Zoyowa's Justice》
・・・続唱や発見を行えるカード。
これらのカードからめくれたカードを唱えれば簡単に呪文2つを達成する事が出来るのでオススメのカードです。
難点としては、打ち消し呪文がめくれてしまった場合はほとんどの場合無意味になってしまう事。
打ち消し呪文をデッキにあまり採用しない、普段以上にマナアーティファクトを採用して打ち消し呪文がヒットする確率を減らす等の工夫をしたいですね。

 
《アミナトゥの占い/Aminatou's Augury》

《創造の技/Creative Technique》
《原初の嵐、エターリ/Etali, Primal Storm》
《詩神の渦/Muse Vortex》
《盗品/Stolen Goods》
《太陽鳥の祈祷/Sunbird's Invocation》
《統合の殻/Synthesis Pod》
《ワンド・オヴ・ワンダー/Wand of Wonder》
・・・マナコストを踏み倒して唱える能力を持つカード。
どうしてもコストが重いものが多くなるのであまり多く採用するのはオススメできません。
《詩神の渦》はソーサリーではあるものの唱えなかったインスタントやソーサリーを手札に加えてくれるのでコンボパーツを探しにいくカードとして非常に優秀ですね。
《ワンド・オヴ・ワンダー》はトータルでかかるコストは重いものの、他のカードのように元手や下準備が必要なく2つ以上呪文を唱える事ができ、対戦相手のターン中にも唱えられる強力なカードです。
《犯行現場の再現》などの墓地や《カーリ・ゼヴの巧技》などの手札に特定のカードがないと使えない、下準備が必要なカードは一旦ここでは紹介していませんが、必要に応じて追加していくと良いでしょう。

統率者の1つ目の能力で衝動的ドローを行っている最中で無限コンボのパーツが追放されてしまった場合、例えば《現実の引きつけ》などのX呪文であっても空打ちしてでも墓地に置いたほうが良いケースが往々にしてあります。
その後墓地からインスタントやソーサリーを回収するカードを使って無限コンボに入れるためです。
 

《古術師/Archaeomancer》
《思い起こし/Call to Mind》
《神秘の回復/Mystic Retrieval》
《深海からの引き寄せ/Pull from the Deep》
《復習/Relearn》
・・・墓地からインスタントやソーサリーを回収できるカード。
呪文2つを達成するためのパーツにも使えるので一旦4マナ以下のものだけピックアップしています。
これらのカードが途中で衝動的ドローで追放されてしまうと最終的にコンボパーツを回収できなくなる恐れがあるため、なるべく多く採用したいですね。
《神秘の回復》は特にフラッシュバックを持っているので、中盤に呪文2つを達成するために唱えて、後々コンボパーツを回収するために再度唱える使い方も出来て非常に便利です。

無限マナのコンボを達成するためには《現実のひきつけ》などでアンタップできるマナアーティファクトなどを多めに採用する必要があります。
構築済みの段階だと枚数が少々心もとないので、追加したいところですね。

 
《気立ての良いサイボーグ、ナードル/Nardole, Resourceful Cyborg》
《ペラルギルの生き残り/Pelargir Survivor》
《極楽の羽ばたき飛行機械/Ornithopter of Paradise》
《銀のマイア/Silver Myr》
《鉄のマイア/Iron Myr》
《独創のタリスマン/Talisman of Creativity》
《友なる石/Fellwar Stone》
《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
・・・《転換》にも対応している事を考えるとクリーチャーの方が都合が良いでしょう。
《ペラルギルの生き残り》は単体だけではフィニッシュできないものの、他のパーマネントで青を含む無限マナが作れた場合、そのまま自身の切削能力を使って対戦相手をライブラリーアウトさせる事も可能なのでオススメのカードです。

無限マナを達成してからのフィニッシュ手段は無限ドローでも無限ダメージでも問題ありません。
また、すでに紹介した《詩神の渦》から別のコンボパーツにアクセスする事でもフィニッシュにつながりますね。
 

《青の太陽の頂点/Blue Sun's Zenith》
《明日からの引き寄せ/Pull from Tomorrow》
・・・Xドローカード。
《青の太陽の頂点》は自分のライブラリーをまず全て引ききるとライブラリーに戻りますが、その後1ドローできる他のカードを使ってこのカードを引き直し、次に対戦相手を対象にしてライブラリーアウトする事を繰り返す事でフィニッシュする事が可能です。
もちろん有名な《タッサの神託者》や《神秘を操る者、ジェイス》《研究室の偏執狂》などで勝利する事も可能です。
 

《弾ける力/Crackle with Power》
《彗星の嵐/Comet Storm》
・・・X点ダメージを与えるカード。
コンボをしていない時でも《彗星の嵐》は除去として優秀なので採用しておくと良いでしょう。
 

《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage》
《ヴァルショクの魔術師/Vulshok Sorcerer》
・・・速攻を持ち、タップする事でダメージを与えられるクリーチャー。
今回採用しているコンボパーツ(《現実のひきつけ》《劇的な逆転》《転換》《見えざる糸》)はどれも統率者と他のパーマネント(《転換》の場合はクリーチャー)をアンタップしてくれるため、これらのカードを無限に起動する事でもフィニッシュする事が可能です。
速攻を持たないクリーチャーであれば古からの《放蕩魔術師》などたくさんいます。
コンボ以外の普段使いする際、コンボに入る時に出してソーサリー除去から守るためには速攻を持っていた方が強力なためこの2枚をピックアップしました。

 

IN 20
《知性の捧げ物/Intellectual Offering》
《大あわての捜索/Frantic Search》
《現実のひきつけ/Reality Spasm》
《劇的な逆転/Dramatic Reversal》
《転換/Turnabout》
《見えざる糸/Hidden Strings》
《見事な修理/Inspired Tinkering》
《一攫千金/Strike It Rich》
《予想外の授かり物/Unexpected Windfall》
《タイム・ボルテックスの中へ/Into the Time Vortex》
《混沌の辛苦/Throes of Chaos》
《詩神の渦/Muse Vortex》
《盗品/Stolen Goods》
《ワンド・オヴ・ワンダー/Wand of Wonder》
《神秘の回復/Mystic Retrieval》
《深海からの引き寄せ/Pull from the Deep》
《ペラルギルの生き残り/Pelargir Survivor》
《青の太陽の頂点/Blue Sun's Zenith》
《彗星の嵐/Comet Storm》
《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage》

OUT 20
《空召喚士ターランド/Talrand, Sky Summoner》
《生ける卒論、オクタヴィア/Octavia, Living Thesis》
《パルン、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Parun》
《双対の声、ヴェイラン/Veyran, Voice of Duality》
《つぶやく神秘家/Murmuring Mystic》
《プテラマンダー/Pteramander》
《若き紅蓮術士/Young Pyromancer》
《静電場/Electrostatic Field》
《どぶ潜み/Guttersnipe》
《第三の道の偶像破壊者/Third Path Iconoclast》
《豚の呪い/Curse of the Swine》
《宝船の巡航/Treasure Cruise》
《ウィングド・ブーツ/Winged Boots》
《時を越えた探索/Dig Through Time》
《秘儀の砲撃/Arcane Bombardment》
《サメ台風/Shark Typhoon》
《邪神の寺院/Temple of the False God》
《弾ける呪文飛ばし/Crackling Spellslinger》
《精霊の噴火/Elemental Eruption》
《嵐の咆哮、エリス/Eris, Roar of the Storm》

破天荒、ステラ・リー》は統率者の能力を活用した無限コンボを目指すコンボデッキになりました。
無限マナのためのアーティファクトが足りないと感じた場合は土地カードをある程度削って追加採用していくと良いでしょう。

コンボが絡まずとも二つの能力はどちらも強力なため、アドバンテージを稼ぎつつコンボを目指しやすい良い統率者です。
破天荒、ステラ・リー》などのコンボデッキはコンボのルートだけ覚えてしまえば、そのコンボパーツを集める事とコンボを妨害されないようにする事だけに集中すればよく、多人数戦での戦闘という非常に複雑な要素に関係なく勝利を目指せるため、統率者戦初心者の方にもオススメな統率者ですね。

 

 
・《嵐の咆哮、エリス/Eris, Roar of the Storm
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こちらは複数呪文を唱える事は《破天荒、ステラ・リー》と同じですが、その後は生成された優秀なトークンと自身のスペックでもってガンガン攻撃していくアグレッシブな統率者。

1つ目の能力は自身のマナ総量が10マナと非常に重いものの、自分の墓地のインスタントやソーサリーのマナ総量の種類分軽くなっていくというもの。
最初に唱える時は4種類あれば最安の2マナで唱える事ができるので、まず第一段階としては4種類のマナ総量を墓地に落として、この統率者を早く唱えるためのカードを採用したいですね。

本体および生成されるトークンは4/4飛行果敢と回避能力、打点ともに優秀です。
トークンを生成するためにも、その後の果敢による打点向上のためにも、1ターン中に複数回呪文を唱えられるカードも採用していきましょう。
ドロー&ディスカードを駆使して墓地を肥やしていくと比較的早いターンに統率者を唱える事ができます。
 

《海賊の略奪/Pirate's Pillage》
《戦利品奪取/Seize the Spoils》
《予想外の授かり物/Unexpected Windfall》
《工匠の天啓/Artificer's Epiphany》
《入念な考慮/Careful Consideration》
《入念な研究/Careful Study》
《目録/Catalog》
《安堵の再会/Cathartic Reunion》
《航路の作成/Chart a Course》
《強迫的な研究/Compulsive Research》
《答えの要求/Demand Answers》
《ゼロ除算/Divide by Zero》
《電撃の啓示/Electric Revelation》
《信仰無き回収/Faithless Salvaging》
《疾走+爆走/Fast+Furious》
《炎投げのソナタ/Flamethrower Sonata》(《奔流の彫刻家》の裏面)
《恐ろしい発見/Ghastly Discovery》
《イゼットの魔除け/Izzet Charm》
《プリズマリの命令/Prismari Command》
《ターディス発進/Start the TARDIS》
《発見への渇望/Thirst for Discovery》
《知識の渇望/Thirst for Knowledge》
《意味の渇望/Thirst for Meaning》
・・・一部のカードを除いてドロー&ディスカード出来るカードは2マナ以上なので、2~3ターン目はドロー&ディスカードに専念し、4ターン目までに統率者を唱えるのが理想的な動きでしょう。
そのためには4マナ以上のリターンが大きい代わりにコストが重いものは一旦ピックアップしていません。
《疾走+爆走》は3マナで1枚捨てて2枚引くという効率面では並ですが、自身の墓地でのマナ総量は8と非常に大きく他のインスタントやソーサリーと被りにくく、マナ総量の種類を見たい今回の統率者ではオススメのカードです。
 

《願い与えの加護/Boon of the Wish-Giver》
《焦熱の落下/Fiery Fall》
《霜帳の奇襲/Frostveil Ambush》
《ヒエログリフの輝き/Hieroglyphic Illumination》
《ロリアンの発見/Lorien Revealed》
《精神の旅/Mental Journey》
《めった切り/Slice and Dice》
《衝撃的な幻視/Traumatic Visions》
・・・能動的に墓地に落とせるサイクリングを持つインスタントやソーサリー。
2マナや3マナのカードはドロー&ディスカードの呪文で簡単に達成できるので、なるべく4マナ以上のマナ総量が他と被りにくいものをピックアップしています。
《ロリアンの発見》など土地サイクリングを持つカードを採用する事で土地の枚数を削り、その分インスタントやソーサリーの比率を増やす事でデッキ全体の安定性を高められていますね。

切削でも墓地を肥やす事が可能です。
運が良ければ1ターン目《秘本掃き》から2ターン目に統率者を出せますが、運が悪いとインスタントやソーサリーが全く墓地に落ちないor同じマナ総量しか落ちないなど安定性に欠けてしまうため今回はピックアップしていません。
デッキ全体の構成をガッツリ変える事で切削のヒット率を高め、爆発力に寄せても良いかもしれません。

統率者を軽く唱える事が出来たら次は2つ目の呪文を唱える事を目指します。
ここは《破天荒、ステラ・リー》と似たようなカードを採用できるので、そちらの項目から流用する事にしましょう。

一旦統率者を含め数体のドラゴンエレメンタルトークンが生成できたら後はある程度果敢を誘発させながら攻撃するだけです。
 

《大群の怒り/Fury of the Horde》
《世界大戦/World at War》
《戦闘の祝賀者/Combat Celebrant》
《グリムリーパーズスプリント/Grim Reaper's Sprint》
《アヴェルヌスの憤怒、カーラック/Karlach, Fury of Avernus》
《連続突撃/Relentless Assault》
《凶暴な打撃/Savage Beating》
《エンバレスの宝剣/Embercleave》
《怒りのもや/Haze of Rage》
・・・打点を上げるカード。
果敢による修整を持ち越せるという意味で、追加ターンを得るカードよりも追加戦闘フェイズを行うカードの方が打点向上に一役買ってくれます。
特に《戦闘の祝賀者》《アヴェルヌスの憤怒、カーラック》などはトークンを生成するためのカードとして先出ししておく事が出来るのも良いですね。
《エンバレスの宝剣》は比較的攻撃クリーチャーの数が多くなるのでコストが軽減されやすく、果敢を誘発させ、更に統率者ダメージ21点がグッと現実的になる良いカードです。
《怒りのもや》などのバイバック呪文はトークンを生成するための呪文カウントとしても使えますが、このカードは特に能力も強力で、果敢と《怒りのもや》ストームで一気に打点が跳ね上がる事でしょう。
 

IN 21
《戦利品奪取/Seize the Spoils》
《予想外の授かり物/Unexpected Windfall》
《入念な研究/Careful Study》
《安堵の再会/Cathartic Reunion》
《航路の作成/Chart a Course》
《疾走+爆走/Fast+Furious》
《炎投げのソナタ/Flamethrower Sonata》
《発見への渇望/Thirst for Discovery》
《願い与えの加護/Boon of the Wish-Giver》
《焦熱の落下/Fiery Fall》
《ロリアンの発見/Lórien Revealed》
《熟読/Pore Over the Pages》
《劇的な逆転/Dramatic Reversal》
《見えざる糸/Hidden Strings》
《混沌の辛苦/Throes of Chaos》
《内なる太陽、チミル/Chimil, the Inner Sun》
《統合の殻/Synthesis Pod》
《戦闘の祝賀者/Combat Celebrant》
《連続突撃/Relentless Assault》
《エンバレスの宝剣/Embercleave》
《怒りのもや/Haze of Rage》

OUT 21
《弾ける呪文飛ばし/Crackling Spellslinger》
《パルン、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Parun》
《乱動追い、カーザ/Kaza, Roil Chaser》
《プテラマンダー/Pteramander》
《静電場/Electrostatic Field》
《どぶ潜み/Guttersnipe》
《啓示の終焉/Finale of Revelation》
《豚の呪い/Curse of the Swine》
《精霊の噴火/Elemental Eruption》
《世紀の実験/Epic Experiment》
《宝船の巡航/Treasure Cruise》
《思案/Ponder》
《綿密な分析/Deep Analysis》
《血清の幻視/Serum Visions》
《ウィングド・ブーツ/Winged Boots》
《感電の反復/Galvanic Iteration》
《急進思想/Radical Idea》
《熟慮/Think Twice》
《秘儀の砲撃/Arcane Bombardment》
《サメ台風/Shark Typhoon》
《プロパガンダ/Propaganda》

嵐の咆哮、エリス》は青赤という固有色らしいインスタントやソーサリーを活用した新たな統率者デッキになりました。
最近の似たような統率者だと《謎のゴライアス、オヴィカ》などもインスタントやソーサリーを活用しつつ最終的には物理で殴るタイプの統率者ですね。

トークンデッキとはいえ統率者本人含めスペックが高いため、《若き紅蓮術士》などの小型クリーチャーを排して《兄弟仲の終焉》などの軽量全体火力を採用してよりコントロール寄りに構築するのもアリかもしれません。
普通のトークンデッキに比べるとドローや妨害をしつつ展開していけるので隙がなく、初心者から上級者まで扱いやすい統率者デッキと言えるでしょう。

 

 

・「砂漠に咲く花」

白赤緑の統率者デッキで、統率者候補は《誇らしい守護者、ユウマ》と才能あふれる若芽、キリ
誇らしい守護者、ユウマ》は土地カード、特に砂漠を戦場と墓地を行き来させることで様々なリソースを確保しながら盤面を強くしていく統率者。
才能あふれる若芽、キリ》は土地カードを手札に戻す事も出来ますが、どちらかというと植物やツリーフォークシナジーのデッキに仕上げていける統率者。

どちらも土地カードを活用した能力を持つ統率者ですが、少し方向性を変えた構築が可能です。

・《誇らしい守護者、ユウマ/Yuma, Proud Protector
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8マナ6/6と中々の重量級のスペック。
1つ目の能力によって唱えるコストを軽減する事が可能です。

生け贄に捧げられる土地、特に《吹きさらしの荒野》などのフェッチランドがあれば非常にスムーズにこの統率者を出せますが、どうしても高価なカードが必要になってきます。
カード資産に余裕がない間は《寓話の小道》などでも十分役割を果たせるので、ゆっくりとカードを集めていくのも良いでしょう。
また、戦場を経由せずに手札から捨てる事や切削する事でも墓地に土地カードを送り込めます。
 

《信仰無き物あさり/Faithless Looting》
《大勝ち/Big Score》
《海賊の略奪/Pirate's Pillage》
《戦利品奪取/Seize the Spoils》
《予想外の授かり物/Unexpected Windfall》
《安堵の再会/Cathartic Reunion》
《答えの要求/Demand Answers》
《電撃の啓示/Electric Revelation》
《信仰無き回収/Faithless Salvaging》
《疾走+爆走/Fast+Furious》
《鉄面提督のトンネル掘削機/Brass's Tunnel-Grinder》
《蒐集家の保管庫/Collector's Vault》
《エルガモンへの侵攻/Invasion of Ergamon》
・・・ドロー&ディスカードが出来るカード。
前半は「早撃ち」デッキで紹介したカードをほぼそのまま持ってきました。このデッキにおいても候補に挙がってきますね。

統率者の2つ目の能力は、自身が戦場に出るor攻撃した時に土地を生け贄に捧げると1ドローが出来るという誘発型能力。
《サリアとギトラグの怪物》と似たような能力になりますが、こちらは生け贄に捧げる事は任意なのでその点は柔軟性があり使いやすいですね。
任意とはいえドローが出来るかどうかは大きいので、なるべくこのデメリットを軽減できるようなギミックを採用していきましょう。
 

《迷える探求者、梓/Azusa, Lost but Seeking》
《密室の温室の事件/Case of the Locked Hothouse》
《ドルイド・クラス/Druid Class》
《イリーシア木立のドライアド/Dryad of the Ilysian Grove》
《踏査/Exploration》
《野生生まれのミーナとデーン/Mina and Denn, Wildborn》
《花盛りの夏/Summer Bloom》
《鉱炉と前線の剣/Sword of Forge and Frontier》
《むら気な長剣歯/Wayward Swordtooth》
《芽ぐみ/Burgeoning》
《武道家の庭師/Budoka Gardener》
《報奨の宮廷/Court of Bounty》
《ラノワールの斥候/Llanowar Scout》
《追跡調査/On the Trail》
《桜族の斥候/Sakura-Tribe Scout》
《鱗の薬草医/Scaled Herbalist》
《スカイシュラウドのレインジャー/Skyshroud Ranger》
《歩く大地図/Walking Atlas》
《世界魂の憤怒/Worldsoul's Rage》
《レンと七番/Wrenn and Seven》
・・・土地のプレイ回数を増やせるカード。
統率者戦においてはマナ加速は非常に重要な要素ですが、基本的に緑にだけ許される「追加で土地をプレイする」マナ加速方法を採用すると良いでしょう。
普通のマナ加速だけでなく、統率者の能力でドローに変換できるので土地ばっかり引いてゲームにならない、という状況を回避しやすくなっています。
単発で土地を追加できるカードはあまり採用していませんが、《世界魂の憤怒》はマナ加速には使いにくいものの墓地からも土地を戦場に出せるので中長期戦において非常に強力なオススメカードです。
 

《土地守/Groundskeeper》
《壌土からの生命/Life from the Loam》
《耕すツリーフォーク/Tilling Treefolk》
《アーデンベイルの宮廷/Court of Ardenvale》
《迫り来る復興/Creeping Renaissance》
《シャンダラーへの侵攻/Invasion of Shandalar》
《事件現場の分析者/Aftermath Analyst》
《開花の亀/Blossoming Tortoise》
《暗中の追跡者、エリニス/Erinis, Gloom Stalker》
《見事な再生/Splendid Reclamation》
《下生えの偵察者/Undergrowth Recon》
《世界の導管/Conduit of Worlds》
《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
・・・墓地から土地を手札や戦場に戻せるカード。
《事件現場の分析者》や《見事な再生》は単発ではありますがしっかり墓地に土地があれば一気に土地を伸ばせる強力なカード。
強力な上陸能力を持つカードと合わせると必殺コンボにもなるので、そういった構築を目指すのも面白いですね。
《世界の導管》《世界のるつぼ》は、前述の「追加で土地をプレイする」カードと合わせると墓地からの土地プレイ回数も増やす事が出来るので、統率者のドロー能力のコストを完全にカバーできるようになりますね。

統率者の3つ目の能力は砂漠カードが墓地に置かれるたびにトークンを生成するというもの。
これはどの領域からでも良いので、戦場にある砂漠を自身の誘発型能力で生け贄に捧げてももちろん良いですし、手札から捨てる事でも誘発してくれます。
また、墓地に置かれた砂漠を回収する事で更にトークンの生成も見込めるため、今まで挙げたカードが全てかみ合ったギミックとなるでしょう。
 

《砂漠/Desert》
《終わりなき砂漠/Endless Sands》
《絡みつく砂丘/Grasping Dunes》
《生存者の野営地/Survivors' Encampment》
・・・砂漠カードは数は多くないものの、すでにほとんど構築済みの段階で採用されています。
特に《熱烈の砂漠》などのサイクリング持ちの砂漠は能動的に、しかもインスタントタイミングで墓地に置けて統率者のトークン生成に役立つので非常に強力ですね。
構築済みで採用されていないものの中から採用しても良さそうなものをピックアップしました。
 

《精霊の絆/Elemental Bond》
《ガラクの群れ率い/Garruk's Packleader》
《ガラクの蜂起/Garruk's Uprising》
《世界樹への貢納/Tribute to the World Tree》
《峰の恐怖/Terror of the Peaks》
《戦嵐のうねり/Warstorm Surge》
・・・生成されるトークンが4/2とパワーが大きいため、それらと相性の良いカード。
この中では《ガラクの蜂起》はトークン生成より後に出してもとりあえず1ドローは出来ますし、統率者にもトランプルを付与してくれるのでアグレッシブに攻撃していくこのデッキにはピッタリのカードですね。
 

IN 20
《信仰無き物あさり/Faithless Looting》
《大勝ち/Big Score》
《安堵の再会/Cathartic Reunion》
《信仰無き回収/Faithless Salvaging》
《鉄面提督のトンネル掘削機/Brass's Tunnel-Grinder》
《蒐集家の保管庫/Collector's Vault》
《迷える探求者、梓/Azusa, Lost but Seeking》
《密室の温室の事件/Case of the Locked Hothouse》
《むら気な長剣歯/Wayward Swordtooth》
《世界魂の憤怒/Worldsoul's Rage》
《壌土からの生命/Life from the Loam》
《アーデンベイルの宮廷/Court of Ardenvale》
《迫り来る復興/Creeping Renaissance》
《事件現場の分析者/Aftermath Analyst》
《見事な再生/Splendid Reclamation》
《下生えの偵察者/Undergrowth Recon》
《世界の導管/Conduit of Worlds》
《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
《生存者の野営地/Survivors' Encampment》
《ガラクの蜂起/Garruk's Uprising》

OUT 20
《太陽のタイタン/Sun Titan》
《硬鎧の大群/Scute Swarm》
《巣ごもりドラゴン/Nesting Dragon》
《起源のハイドラ/Genesis Hydra》
《赦免の天使/Angel of Indemnity》
《髑髏蛇/Skullwinder》
《春花のドルイド/Springbloom Druid》
《風変わりな農夫/Eccentric Farmer》
《耕しカカシ/Scaretiller》
《罪人への急襲/Descend upon the Sinful》
《大量破壊/Decimate》
《未知の受け入れ/Embrace the Unknown》
《激変の試掘/Cataclysmic Prospecting》
《没収の強行/Requisition Raid》
《彩色の灯籠/Chromatic Lantern》
《終わりなき時計/Perpetual Timepiece》
《司令官の頌歌/Marshal's Anthem》
《ドミナリアの大修復/The Mending of Dominaria》
《野生語りの帰還/Return of the Wildspeaker》
《砕土/Harrow》

誇らしい守護者、ユウマ》は砂漠を活用した緑らしいデッキになりました。
今まで土地カードを扱う統率者というと《ウィンドグレイスの魂》《ウィンドグレイス卿》がありましたが、この固有色ではあまり突出して強力な統率者はいませんでした。

ここから改良していく場合は色々な方向性が考えられます。
まず統率者の素のスペックが良いので統率者ダメージを狙う方向性。この場合は生成されるトークンはブロッカーとして使うのみに止め、統率者の打点向上と回避能力を付与するカードを追加で採用すると良いでしょう。
統率者の唱えるコストを軽減する能力は統率者税も軽減できるので、除去されても比較的軽く出しやすいのは他の統率者にはない強みですね。
土地カードを活用する方向性でいく場合は上陸カードを追加すると良いでしょう。
すでに構築済みデッキに採用されている《怒りの座、オムナス》《ゼンディカーの報復者》は十分強力なので、これらと《見事な再生》のコンボを目指して統率者でドローを進めつつ墓地を整えていくような戦い方になりますね。

誇らしい守護者、ユウマ》は様々なプレイングが楽しめるので将来性があるため、ここから統率者戦を始めたい方にピッタリの統率者と言えるでしょう。

 

 

・《才能あふれる若芽、キリ/Kirri, Talented Sprout
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こちらは4マナ0/3とシステムクリーチャーらしいスペックをもつ統率者。

1つ目の能力は植物やツリーフォークに+2/+0修整を与える常在型能力。
植物は《ゼンディカーの報復者》から生成されるトークンが多く、更に《ゼンディカーの報復者》の上陸能力も強力なため欠かせない相棒になりそうです。
《ゼンディカーの報復者》だけでなく他の植物も見てみましょう。
 

《忍び寄る大蔦/Creeperhulk》
《耕作する巨躯/Cultivator Colossus》
《花ざかりの開花族/Flourishing Bloom-Kin》
《大いなる苔犬/Greater Mossdog》
《イリーシアの女像樹/Ilysian Caryatid》
《装飾庭園の豹/Topiary Panther》
《トロスターニへの御目通り/Audience with Trostani》
《カルニの庭/Khalni Garden》
《ゼンディカーの代弁者、ニッサ/Nissa, Voice of Zendikar》
《世界を彫る者、ファイラス/Phylath, World Sculptor》
・・・植物クリーチャーや植物トークンを生成するカード。
種類が豊富!とまでは言えませんが、良い能力を持つクリーチャーがチラホラいます。
《装飾庭園の豹》は雑にサイクリングで墓地に置いておいても統率者の2つ目の能力で容易に回収出来るので、土地事故を起こす心配は無くなります。最終的にパワー修整込みで8/5トランプルと無視できないサイズのアタッカーになってくれるのもうれしいですね。
《世界を彫る者、ファイラス》は《ゼンディカーの報復者》と似たような能力を持っていますが基本土地しか参照しない点に注意が必要です。
それでもカード1枚から生成されうる植物トークンの量は破格なので、普段よりも基本土地を多めに採用し、緑の《不屈の自然》《木霊の手の内》などの基本土地サーチを多用する事で事故を軽減した構築にする事でより強力に使える事でしょう。

ツリーフォークにもパワー修整は入りますが、ほとんどのツリーフォークはタフネス偏重なスペックが多く守備的な能力を持つものばかりなのであまり恩恵を受けられるものはありません。
ある程度有用なツリーフォークを見てみましょう。
 

《性急なエント、せっかち/Quickbeam, Upstart Ent》
《枝の手の内/Reach of Branches》
《根組み/Rootgrapple》
《デッドウッドのツリーフォーク/Deadwood Treefolk》
《フェイ庄の古老/Faeburrow Elder》
《気前のよいエント/Generous Ent》
《大樫の守護者/Great Oak Guardian》
《鉄根の大将軍/Ironroot Warlord》
《木化/Lignify》
《果樹園の徘徊者/Orchard Strider》
《森滅ぼしの最長老/Woodfall Primus》
・・・ツリーフォークカード。
こちらの植物と同様に種類が豊富とは言えません。
いくつかデッキ全体をツリーフォークに偏らせれば強力なカードもありますが、今回は植物とのハイブリッドになるので採用していません。
この中では《根組み》《木化》が特に強力で、除去カードでありながら統率者の能力で回収する事が出来るため盤面の処理能力が各段に向上するため是非採用したいところです。

統率者の2つ目の能力は第2メインフェイズの開始時に植物、ツリーフォーク、土地のどれかを1枚回収できるというもの。
これは特別に噛み合うようなギミックはありませんが、シンプルに強力なものです。
墓地から回収出来るので、赤お得意のドロー&ディスカード系をデッキの潤滑油として採用していくと「せっかく統率者を出したのに何も回収するものがない」というような残念な展開も防げます。
この項目で必要なカードは《誇らしい守護者、ユウマ》からそのまま流用してしまいましょう。
 

IN 21
《忍び寄る大蔦/Creeperhulk》
《イリーシアの女像樹/Ilysian Caryatid》
《装飾庭園の豹/Topiary Panther》
《トロスターニへの御目通り/Audience with Trostani》
《カルニの庭/Khalni Garden》
《ゼンディカーの代弁者、ニッサ/Nissa, Voice of Zendikar》
《根組み/Rootgrapple》
《デッドウッドのツリーフォーク/Deadwood Treefolk》
《気前のよいエント/Generous Ent》
《木化/Lignify》
《果樹園の徘徊者/Orchard Strider》
《森滅ぼしの最長老/Woodfall Primus》
《信仰無き物あさり/Faithless Looting》
《大勝ち/Big Score》
《海賊の略奪/Pirate's Pillage》
《戦利品奪取/Seize the Spoils》
《予想外の授かり物/Unexpected Windfall》
《安堵の再会/Cathartic Reunion》
《答えの要求/Demand Answers》
《鉄面提督のトンネル掘削機/Brass's Tunnel-Grinder》
《蒐集家の保管庫/Collector's Vault》

OUT 21
《誇らしい守護者、ユウマ》
《怒りの座、オムナス/Omnath, Locus of Rage》
《硬鎧の大群/Scute Swarm》
《巣ごもりドラゴン/Nesting Dragon》
《変わり樹の蒔き手/Turntimber Sower》
《アルゴスの庇護者、ティタニア/Titania, Protector of Argoth》
《砂の造物師、ハゼゾン/Hazezon, Shaper of Sand》
《砂の斥候/Sand Scout》
《砂丘の詠唱者/Dune Chanter》
《髑髏蛇/Skullwinder》
《エルフの再生者/Elvish Rejuvenator》
《春花のドルイド/Springbloom Druid》
《風変わりな農夫/Eccentric Farmer》
《屍肉あさりの地/Scavenger Grounds》
《罪人への急襲/Descend upon the Sinful》
《未知の受け入れ/Embrace the Unknown》
《激変の試掘/Cataclysmic Prospecting》
《終わりなき時計/Perpetual Timepiece》
《司令官の頌歌/Marshal's Anthem》
《蟻走感/Crawling Sensation》
《砕土/Harrow》

才能あふれる若芽、キリ》はシンプルな植物デッキに仕上がりました。
今回は《ゼンディカーの報復者》に頼る形で植物デッキにしましたが、もちろんツリーフォークシナジーのカードを採用してツリーフォークデッキにする事も可能です。
また、土地を回収できる点に着目して《ハルマゲドン》などの土地破壊を採用して自分だけリカバリーしていくような構成も考えられますね。
いずれにしても回収する能力に重きを置く場合は《ストリオン共鳴体》などの誘発型能力を増やしてくれるカードを追加で採用したいところです。

誇らしい守護者、ユウマ》に比べると項目は短いですが、墓地からカードを回収できるというシンプルながらも強力な能力を持っているため、十分なパワーを秘めた統率者と言えるでしょう。

 

 

・「重窃盗罪」

青黒緑の統率者デッキで、統率者候補は《抜け目ない取得者、ゴンティ》と《五足のフェリクス》。

抜け目ない取得者、ゴンティ》は前回収録時(《豪華の王、ゴンティ》)と同様対戦相手のライブラリーからカードを奪う能力。
五足のフェリクス》は「戦闘ダメージを与えたとき」誘発する能力を倍化してくれる能力。
どちらも方向性が違うので異なったデッキが組めそうです。

・《抜け目ない取得者、ゴンティ/Gonti, Canny Acquisitor
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5マナ5/5というしっかり目のサイズに能力を2つ持っています。

1つ目の能力は対戦相手のカードを自分が唱える時に1マナ軽減されるというもの。
2つ目の能力で対戦相手のカードを唱える事になるため、シンプルに強力な能力ですね。

2つ目の能力はプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたびにその防御プレイヤーのライブラリーの一番上を追放し、自分がプレイしてもよい、という誘発型能力。
この能力は一度に複数体で1人に戦闘ダメージを与えても意味はありませんが、複数人に戦闘ダメージを与えればその防御プレイヤーそれぞれのライブラリーの一番上を追放する事ができます。

2つ目の能力を活用して対戦相手のカードでアドバンテージを得ていくようなデッキになるでしょう。
まず統率者の誘発型能力を確実に誘発させる事を目指す必要があります。
 

《変わり身ののけ者/Changeling Outcast》
《グドゥルの闇潜み/Gudul Lurker》
《霧まといの川守り/Mist-Cloaked Herald》
《苛まれし魂/Tormented Soul》
《ディミーアの浸透者/Dimir Infiltrator》
《灰色港のマーフォーク/Gray Harbor Merfolk》
《墨深みの浸透者/Inkfathom Infiltrator》
《不可視の忍び寄り/Invisible Stalker》
《ジェスの浸透者/Jhessian Infiltrator》
《気まぐれな呪文踊り/Mercurial Spelldancer》
《高波エンジン/Surge Engine》
《怪しげな密航者/Suspicious Stowaway》
《ヴィダルケンの潜入者/Vedalken Infiltrator》
・・・ブロックされないクリーチャー。
飛行や威嚇、〇〇渡りなど限定的なものはなるべく省いています。
基本的には1マナであれば1/1は採用圏内で、2マナになると1/1はこれ以外にもいますが、多少はオマケが欲しいところ。
誤差レベルではありますがステータスが1/1よりも大きいものや付加価値があるものをまずは採用したいですね。

 
《霊気トンネル/Aether Tunnel》

《液態化/Aqueous Form》
《街の鍵/Key to the City》
《こそ泥の兜/Prowler's Helm》
《シルバー・シュラウドの衣装/Silver Shroud Costume》
《先駆者の長靴/Trailblazer's Boots》
《サイキックペーパー/Psychic Paper》
《囁き絹の外套/Whispersilk Cloak》
・・・普通のクリーチャーもブロックされなくしてくれるカード。
特に統率者のスペックが高いので、《囁き絹の外套》などをつけて回避能力+除去耐性を付与していきたいところですね。
 

《謎の仮面/Mask of Riddles》
《ゴーグルズ・オヴ・ナイト/Goggles of Night》
《金脈のつるはし/Goldvein Pick》
《もぎ取り刃/Prying Blade》
《タッサの二叉槍/Bident of Thassa》
《沿岸の海賊行為/Coastal Piracy》
《深水潜み/Deepfathom Skulker》
《フェイワイルドの訪問者/Feywild Visitor》
《見えざる糸/Hidden Strings》
《寓話の守り手/Keeper of Fables》
《窃盗/Larceny》
《ミュータントの市長、マーカス/Marcus, Mutant Mayor》
《自然の意志/Nature's Will》
《継続する調査/Ongoing Investigation》
《偵察任務/Reconnaissance Mission》
《ストリクスヘイヴンの競技場/Strixhaven Stadium》
《不屈号/The Indomitable》
《秘密を知るもの、トスキ/Toski, Bearer of Secrets》
・・・ブロックされないクリーチャーが多いので、戦闘ダメージを与えた時に恩恵を受けられるカードも採用すると良いでしょう。
大体はドローやマナが得られるといったものなので、これらでじわじわとアドバンテージ差を広げていくのが基本戦術になりますね。
《ストリクスヘイヴンの競技場》は決め手に欠けがちなこのデッキにおいては貴重なフィニッシュ手段。
もちろん出してしまうとカウンターを取り除くために攻撃されてしまうため、攻撃されないように対戦相手のカードで対戦相手の攻撃を防ぎ、こちらのブロックされない細かいクリーチャー達の攻撃を通して勝利を目指しましょう。
 

《オペレーション・ダブル、オスグッド/Osgood, Operation Double》
《カーンのシスターフッド/Sisterhood of Karn》
《13代目ドクター/The Thirteenth Doctor》
《超常の旅/Extraordinary Journey》
《魔女王、ターシャ/Tasha, the Witch Queen》
《塵の予言者/Oracle of Dust》
・・・対戦相手のカードが追放領域を経由するので、その動きと相性がいいカード。
《超常の旅》《オペレーション・ダブル、オスグッド》は追加でドローしてくれるのでリソース差を広げやすい重要なカードですね。

 

IN 20
《変わり身ののけ者/Changeling Outcast》
《グドゥルの闇潜み/Gudul Lurker》
《霧まといの川守り/Mist-Cloaked Herald》
《苛まれし魂/Tormented Soul》
《不可視の忍び寄り/Invisible Stalker》
《気まぐれな呪文踊り/Mercurial Spelldancer》
《高波エンジン/Surge Engine》
《怪しげな密航者/Suspicious Stowaway》
《液態化/Aqueous Form》
《街の鍵/Key to the City》
《シルバー・シュラウドの衣装/Silver Shroud Costume》
《囁き絹の外套/Whispersilk Cloak》
《金脈のつるはし/Goldvein Pick》
《もぎ取り刃/Prying Blade》
《見えざる糸/Hidden Strings》
《自然の意志/Nature's Will》
《偵察任務/Reconnaissance Mission》
《ストリクスヘイヴンの競技場/Strixhaven Stadium》
《オペレーション・ダブル、オスグッド/Osgood, Operation Double》
《超常の旅/Extraordinary Journey》

OUT 20
《氾濫の始源体/Diluvian Primordial》
《幻惑のスフィンクス/Dazzling Sphinx》
《冷淡なセルキー/Cold-Eyed Selkie》
《影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator》
《擬態の原形質/The Mimeoplasm》
《忘却蒔き/Oblivion Sower》
《つむじ風のならず者/Whirler Rogue》
《シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker》
《月の賢者の養子、ナシ/Nashi, Moon Sage's Scion》
《盗品/Stolen Goods》
《心なき徴兵/Heartless Conscription》
《脳髄引き抜き/Extract Brain》
《選別の儀式/Culling Ritual》
《悪逆な富/Villainous Wealth》
《意識の拡張/Mind's Dilation》
《悪意の熟達/Baleful Mastery》
《原形質捉え/Plasm Capture》
《化膿/Putrefy》
《混沌のワンド/Chaos Wand》
《闇滑りの岸/Darkslick Shores》

抜け目ない取得者、ゴンティ》は対戦相手のカードを奪いまくってリソースを獲得するならず者らしいデッキになりました。
統率者の能力的に対戦相手のデッキによって勝ち方が変わるため、デッキの構築だけでなくプレイングも難しい統率者と言えます。

特に相性が悪そうなのは部族デッキですね。
特定の部族にしか影響がないカードを含んでいる事が多く、そういったカードを奪っても自分では強く扱えないためです。

逆にコンボデッキに対しては相性が良さそうです。
コンボパーツを追放してしまえばそのデッキは別のコンボルートを模索するしかなく、勝ち手段を1つ簡単に潰せてしまうためです。
《タッサの神託者》のような汎用的に使われる無限コンボのパーツを予め自分のデッキに採用しておいて、相手のコンボパーツと合わせて無限コンボを狙う構築も不可能ではありませんが、相当な経験値を要求されます。

プレイングは難しいものの、毎回違ったゲーム展開が楽しめるので、その場その場の状況判断力を鍛えるのにはうってつけの統率者です。

 

 
・《五足のフェリクス/Felix Five-Boots
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こちらは5マナ5/4威迫という攻撃的なスペックに加えて護法2とある程度の除去耐性を持つ統率者。
統率者自身が回避能力のおかげで戦闘ダメージを与えやすいので、統率者ダメージを狙う事も現実的です。

まずはこの統率者の恩恵を受けられるカードを探してみましょう。
一部はすでに《抜け目ない取得者、ゴンティ》の所で紹介したカードになるので、それ以外でピックアップしていきます。
 

《アベラント/Aberrant》
《災厄の末裔/Scion of Calamity》
《苦悶嘆きの悪魔/Demon of Wailing Agonies》
《戦慄聖歌隊のバンシー/Banshee of the Dread Choir》
・・・除去などの妨害が出来るカード。
無尽持ちのカードは各対戦相手に対して攻撃でき、それぞれ通れば2倍の誘発になるので普段よりも強力に扱えますね。
 

《収得のタコ/Acquisition Octopus》
《有刺の給仕/Barbed Servitor》
《群棲するバイパー/Broodbirth Viper》
《狩人の眼識/Hunter's Insight》
《狩人の勇気/Hunter's Prowess》
・・・ドロー出来るカード。
戦闘ダメージを与えたら1ドローという能力はいくらでもあるのでここでは紹介しきれませんが、それでも2ドローになるので十分強力です。
 

《影の大司祭/Archpriest of Shadows》
《ドゥームスカールの戦士/Doomskar Warrior》
《最深の成長、オヘル・カスレム/Ojer Kaslem, Deepest Growth》
《サルマンの下僕、グリマ/Grima, Saruman's Footman》
《鬼の下僕、墨目/Ink-Eyes, Servant of Oni》
《虚無の王/Lord of the Void》
《身分詐称/Stolen Identity》
《光と影の剣/Sword of Light and Shadow》
《奪い取り屋、サーダ・アデール/Thada Adel, Acquisitor》
《トリックスター、ザレス・サン/Zareth San, the Trickster》
・・・墓地やライブラリーからリソースを確保するカード。
自分や対戦相手の墓地を参照するカードの場合は下準備も必要になってきます。
 

《血鍛冶の戦斧/Bloodforged Battle-Axe》
《議事会の大鎚隊長/Conclave Sledge-Captain》
《死滅都市の執政/Necropolis Regent》
《パワーフィスト/Power Fist》
・・・パワータフネスを強化していけるカード。
《死滅都市の執政》は特に強力で、すぐにこちらのクリーチャーのサイズをフィニッシャー級に育て上げてくれるでしょう。
 

《巨大オサムシ/Giant Adephage》
《生きている蟻塚/Living Hive》
《祝賀の笏/Scepter of Celebration》
《ワンド・オヴ・オルクス/Wand of Orcus》
《ターヴィゴン/Tervigon》
《ティラニッド・ハリダン/Tyranid Harridan》
・・・トークンを生成出来るカード。
《巨大オサムシ》は生成されたトークンもまたコピーを生成する能力を持っているので、簡単に盤面を《巨大オサムシ》で埋めつくす事が出来ますね。
 

《ふくれた汚染者/Bloated Contaminator》
《汚染を継ぐもの/Contaminant Grafter》
《グリッサ・サンスレイヤー/Glissa Sunslayer》
《策謀家の仮面/Mask of the Schemer》
《年老いた骨齧り/Old Gnawbone》
《滅消の杭/Quietus Spike》
《悪ふざけの名人、ランクル/Rankle, Master of Pranks》
《荒れ狂う死者/Raving Dead》
《鎌爪/Scytheclaw》
《蛇教団の聖儀式/Snake Cult Initiation》
《呪文縛りの杖/Spellbinder》
《微影のビルタズ/Virtus the Veiled》
・・・その他複数の能力を持っていたり固有の能力を持っているカード。
《蛇教団の聖儀式》は毒性や感染とは違って誘発型能力である有毒を付与してくれるため統率者の能力の恩恵を受けられます。
これに《ふくれた汚染者》やここでは採用していませんが《かき鳴らし鳥》《真理と正義の剣》などの増殖カードを採用すれば毒カウンターによる勝利を目指す構築にする事も可能になりますね。
普通にライフを攻めていく場合は《滅消の杭》《荒れ狂う死者》《鎌爪》《微影のビルタズ》が非常に強力です。

抜け目ない取得者、ゴンティ》の時とは異なり、戦闘ダメージを与えた時に誘発する能力が強力なものを中心にピックアップしています。
その分ブロックされない能力を最初から持っているカードが少ないので、そこをサポートする必要がありますね。
更に、速攻を持たせて奇襲性を持たせる事も重要になります。
 

《速羽根のサンダル/Fleetfeather Sandals》
《憑依の外套/Haunted Cloak》
《速足のブーツ/Swiftfoot Boots》
《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》
《溶岩拍車のブーツ/Lavaspur Boots》
・・・速攻を付与できる装備品。
《速羽根のサンダル》は普段あまり使われませんが、このデッキにおいては飛行という回避能力も持たせられるのは非常に優秀ですね。

 
IN 21
《狩人の眼識/Hunter's Insight》
《虚無の王/Lord of the Void》
《死滅都市の執政/Necropolis Regent》
《巨大オサムシ/Giant Adephage》
《祝賀の笏/Scepter of Celebration》
《滅消の杭/Quietus Spike》
《荒れ狂う死者/Raving Dead》
《鎌爪/Scytheclaw》
《微影のビルタズ/Virtus the Veiled》
《謎の仮面/Mask of Riddles》
《金脈のつるはし/Goldvein Pick》
《もぎ取り刃/Prying Blade》
《自然の意志/Nature's Will》
《ストリクスヘイヴンの競技場/Strixhaven Stadium》
《街の鍵/Key to the City》
《こそ泥の兜/Prowler's Helm》
《先駆者の長靴/Trailblazer's Boots》
《囁き絹の外套/Whispersilk Cloak》
《速羽根のサンダル/Fleetfeather Sandals》
《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》
《溶岩拍車のブーツ/Lavaspur Boots》

OUT 21
《抜け目ない取得者、ゴンティ/Gonti, Canny Acquisitor》
《彼方の賢者/Sage of the Beyond》
《氾濫の始源体/Diluvian Primordial》
《嘲笑う呪文乗っ取り/Smirking Spelljacker》
《豪華の王、ゴンティ/Gonti, Lord of Luxury》
《ブレインスティーラー・ドラゴン/Brainstealer Dragon》
《盗み取る融合体/Thieving Amalgam》
《泥棒の匪獣/Thieving Varmint》
《抜け目ない交易商人/Savvy Trader》
《正気泥棒/Thief of Sanity》
《擬態の原形質/The Mimeoplasm》
《忘却蒔き/Oblivion Sower》
《シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker》
《虚空の従者/Void Attendant》
《灰毛の天才、オーロック博士/Doc Aurlock, Grizzled Genius》
《盗品/Stolen Goods》
《心なき徴兵/Heartless Conscription》
《脳髄引き抜き/Extract Brain》
《選別の儀式/Culling Ritual》
《悪逆な富/Villainous Wealth》
《意識の拡張/Mind's Dilation》

五足のフェリクス》は《抜け目ない取得者、ゴンティ》とは似て非なるタイプの攻撃的なデッキになりました。

今回は特に注目しませんでしたが、冒頭で触れた通り《五足のフェリクス》による統率者ダメージを狙う構築にする事も可能です。
その場合は《パワーフィスト》《血鍛冶の戦斧》などのサイズアップが出来るカードを多めに採用したり、《光と影の剣》だけでなく他の剣シリーズを採用したり、統率者の能力を活かしつつ統率者ダメージを狙いにいけるカードが採用できます。

また、途中で触れた《蛇教団の聖儀式》などを活用した毒カウンターデッキにすることも可能です。
固有色的に元々感染や毒性を持っているクリーチャーは多いですし、《ふくれた汚染者》《真理と正義の剣》など統率者の恩恵を受けつつ増殖が可能なカードを採用すると良いでしょう。

自分の好みに合わせて構築をアレンジしていけて長く遊べそうな統率者ですね。

 

 

・「最重要指名手配」

白黒赤の統率者デッキで、統率者候補は《富裕な無法者、オリヴィア》と《金起こし、ヴィハーン》。

富裕な無法者、オリヴィア》は宝物を活用しつつ無法者でガンガン攻撃していこう!という統率者。
金起こし、ヴィハーン》は無法者というよりは宝物をとにかく集めたい統率者。

どちらも無法者と宝物を使うので共通パーツはありますが、少し方向性が異なるのでそれぞれの統率者でデッキを考えてみましょう。

・《富裕な無法者、オリヴィア/Olivia, Opulent Outlaw
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4回目の登場となるオリヴィア、今回は初めて固有色に白が入って3色の統率者になりました。

本体は4マナ3/3飛行絆魂とダメージレースがしやすい十分なスペック。自身の起動型能力のおかげでサイズアップが可能なため、統率者ダメージを狙う事も現実的です。

1つ目の能力は無法者がプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたびに宝物トークンを生成する誘発型能力。
テキストの書き方が《抜け目ない取得者、ゴンティ》と同じなので、複数人に戦闘ダメージを与えるとその分宝物トークンが生成されます。
また、1人に対しての戦闘ダメージでも先制攻撃のタイミングと普通のダメージのタイミングで2回誘発するチャンスがあるので、先制攻撃持ちや二段攻撃持ちは相性が良いですね。

2つ目の能力は+1/+1カウンターを2個ずつばら撒けるという起動型能力。
3マナと宝物トークン2個生け贄、更にソーサリータイミング限定と制限は強いものの、リターンは非常に強力ですね。

まずは誘発型能力のためにも、後々のアタッカーにするためにも無法者を探してみましょう。
可能なら回避能力を持っていたり、統率者よりも早く戦場に出せる3マナ以下の無法者を優先的に採用したいですね。
回避能力を持っている無法者は1マナや2マナはよほどの事がなければ採用したいですが、3マナまでいくと流石に他に能力を持っていないと採用するのは考えたいところです。

 
《トンネルスネーク、ブッチ・デロリア/Butch DeLoria, Tunnel Snake》
《秘密裏の干渉者/Clandestine Meddler》
《深海艦隊の船長/Fathom Fleet Captain》
《気前のいい略取者/Generous Plunderer》
《光袖会の収集者/Glint-Sleeve Siphoner》
《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ/Kari Zev, Skyship Raider》
《墨の決闘者、キリアン/Killian, Ink Duelist》
《鍾乳石の追跡者/Stalactite Stalker》
《反骨のスクライブ、ベロニカ/Veronica, Dissident Scribe》
・・・威迫を持ったり持たせたりする無法者。
《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ》は先制攻撃もついでに持っている優秀な無法者。
生成されるラガバントークンは無法者ではないのが惜しいですが、このキーワード能力の組み合わせだけで十分採用圏内です。
 

《尊大な詩人/Arrogant Poet》
《血に飢えた曲芸師/Bloodthirsty Aerialist》
《沼の滑空者/Bog Glider》
《フェアリーの夢泥棒/Faerie Dreamthief》
《鸚鵡の匪賊、フランシスコ/Francisco, Fowl Marauder》
《帆凧の掠め盗り/Kitesail Freebooter》
《奇形の悪鬼/Misshapen Fiend》
《ベラドンナのとげ刺し/Nightshade Stinger》
《ウーナの黒近衛/Oona's Blackguard》
《ウーナのうろつく者/Oona's Prowler》
・・・飛行を持つ無法者。
《沼の滑空者》を始めとするメルカディアンマスクスブロックの傭兵は傭兵カードを探して戦場に出せるため、傭兵でデッキを偏らせればより強力に運用できます。
 

《ダウスィーの傭兵/Dauthi Mercenary》
《ダウスィーの虚空歩き/Dauthi Voidwalker》
《ヴェク追われの侵入者/Trespasser il-Vec》
・・・シャドーを持つ無法者。
飛行などとは異なりシャドーを持つクリーチャーは統率者戦ではめったに存在しないため、99%ブロックされないクリーチャーとして運用できますね。
 

《熱心な略奪者、ブリーチェス/Breeches, Eager Pillager》
《ゴブリンの密偵長/Goblin Spymaster》
《グレンゾの殺し屋/Grenzo's Cutthroat》
《照光の巨匠/Illuminator Virtuoso》
《危険な男、ケロッグ/Kellogg, Dangerous Mind》
《帆綱走り/Rigging Runner》
《風雲艦隊の剣客/Storm Fleet Swashbuckler》
・・・先制攻撃、二段攻撃を持つ無法者。
《熱心な略奪者、ブリーチェス》は先制攻撃持ちの海賊でありながら、自身の能力が統率者にかみ合っているものばかりなのでオススメの1枚です。
 

《凶兆艦隊の貯め込み屋/Dire Fleet Hoarder》
《実業的な悪党/Enterprising Scallywag》
《強欲な掠め盗り/Greedy Freebooter》
《堕落した庄察頭、ロソ/Lotho, Corrupt Shirriff》
《略奪する海賊/Plundering Pirate》
《レッドキャップの盗賊/Redcap Thief》
《土建組一家の調達者/Riveteers Requisitioner》
《無情な無頼漢/Ruthless Knave》
《非凡なスワッシュバックラー/Swashbuckler Extraordinaire》
《地下街のたかり屋/Undercity Scrounger》
《玄室荒らし/Vault Robber》
《ずる賢いゴブリン/Wily Goblin》
《ゼンタリムの山賊/Zhentarim Bandit》
・・・宝物トークンに関連した能力を持つ無法者。
統率者の起動型能力のために宝物は必要不可欠なので、宝物を生成できる無法者は非常に噛み合っています。
《非凡なスワッシュバックラー》は宝物を消費してしまうものの二段攻撃を付与できるオススメの無法者です。
 

《大物狙い/Big Game Hunter》
《カテラン組合の粗暴者/Cateran Brute》
《カテラン組合の説得者/Cateran Persuader》
《魅力的な悪漢/Charming Scoundrel》
《思慮深き巾着切り/Covert Cutpurse》
《残酷なサディスト/Cruel Sadist》
《ゴブリンの密輸人/Goblin Smuggler》
《ゴブリンのトンネル掘り/Goblin Tunneler》
《疫病をもたらす者、ケルシン/Kelsien, the Plague》
《モリオックの装具工/Moriok Rigger》
《ブリキ通りの身かわし/Tin Street Dodger》
・・・その他様々な能力を持つ無法者。
《ブリキ通りの身かわし/Tin Street Dodger》は1マナでありながら(ほぼ)ブロックされないので是非採用したいところですね。
《モリオックの装具工》は回避能力こそありませんが宝物が墓地に置かれるたびにも能力が誘発するので、統率者の起動型能力を起動するたびに+1/+1カウンターが4個も乗るパワフルなアタッカーとして活躍できそうです。

統率者の起動型能力のためには宝物トークンが必要不可欠です。
もちろん誘発型能力で生成する事も出来ますが、それだけでは数が足りない事もあります。
宝物トークンを生成したり活用できたりするカードを探してみましょう。
 

《梁町の殴り棒/Beamtown Beatstick》
《ダイヤのツルハシ/Diamond Pick-Axe》
《金脈のつるはし/Goldvein Pick》
《不気味な雇われ人/Grim Hireling》
《顔壊しのプロ/Professional Face-Breaker》
《もぎ取り刃/Prying Blade》
《盗み癖/Sticky Fingers》
《肉裂きの大包丁/The Reaver Cleaver》
・・・戦闘ダメージをプレイヤーに与えたり、攻撃したり、攻めている時に宝物トークンを生成出来るカード。
《梁町の殴り棒》《盗み癖》は威迫も付与してくれるので1マナのカードにしては中々の活躍をしてくれますね。

 
《タイライト剣の鍛錬/Forging the Tyrite Sword》
《アクスガルドの職工/Axgard Artisan》
《堕落した庄察頭、ロソ/Lotho, Corrupt Shirriff》
《独演の代償/Monologue Tax》
《無慈悲な略奪者/Pitiless Plunderer》
《薔薇の部屋の出納係/Rose Room Treasurer》
《息詰まる徴税/Smothering Tithe》
《密輸人の分け前/Smuggler's Share》
《一攫千金/Strike It Rich》
《盗人の道具/Thieves' Tools》
・・・その他、条件に応じて宝物を生成してくれるカード。
《タイライト剣の鍛錬》は少し動き出しが遅い上に使い切りですが、3章の装備品を探す能力は《梁町の殴り棒》などの宝物を生成出来る装備品にアクセスすれば更に宝物を生成出来るので中々に強力です。
 

IN 20
《トンネルスネーク、ブッチ・デロリア/Butch DeLoria, Tunnel Snake》
《深海艦隊の船長/Fathom Fleet Captain》
《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ/Kari Zev, Skyship Raider》
《フェアリーの夢泥棒/Faerie Dreamthief》
《ベラドンナのとげ刺し/Nightshade Stinger》
《ダウスィーの虚空歩き/Dauthi Voidwalker》
《鉄面連合の略取者、ブリーチェス/Breeches, Brazen Plunderer》
《照光の巨匠/Illuminator Virtuoso》
《危険な男、ケロッグ/Kellogg, Dangerous Mind》
《凶兆艦隊の貯め込み屋/Dire Fleet Hoarder》
《堕落した庄察頭、ロソ/Lotho, Corrupt Shirriff》
《無情な無頼漢/Ruthless Knave》
《非凡なスワッシュバックラー/Swashbuckler Extraordinaire》
《残酷なサディスト/Cruel Sadist》
《モリオックの装具工/Moriok Rigger》
《ブリキ通りの身かわし/Tin Street Dodger》
《梁町の殴り棒/Beamtown Beatstick》
《盗み癖/Sticky Fingers》
《薔薇の部屋の出納係/Rose Room Treasurer》
《盗人の道具/Thieves' Tools》

OUT 20
《虐殺少女/Massacre Girl》
《略奪者、カンバー/Kamber, the Plunderer》
《オーガの貧王/Ogre Slumlord》
《湿地帯の血唱え/Marshland Bloodcaster》
《悪ふざけの名人、ランクル/Rankle, Master of Pranks》
《凶兆艦隊の荒廃者/Dire Fleet Ravager》
《アングラスの匪賊/Angrath's Marauders》
《蠱惑的な船員/Captivating Crew》
《マルチェッサ女王/Queen Marchesa》
《霊基体の匪賊/Aetherborn Marauder》
《終身書唱師/Tenured Inkcaster》
《謙虚な離反者/Humble Defector》
《議会の採決/Council's Judgment》
《呪詛/Hex》
《注目の捕縛/Seize the Spotlight》
《大量反逆/Mass Mutiny》
《保安官を撃て/Shoot the Sheriff》
《ボロスの魔除け/Boros Charm》
《略奪者の荷物/Bandit's Haul》
《輝光の推進力/Shiny Impetus》

富裕な無法者、オリヴィア》は無法者で固めた部族デッキになりました。
よくある部族デッキとは異なりクリーチャータイプが異なっているため、《運命の扉》などの特定のクリーチャータイプが恩恵を受けられるカードが採用しにくくなっている代わりに、採用出来るクリーチャーの幅が広がっている形になります。

この先改良するとしたら、部族を特定の無法者に絞った構築にする事が考えられます。
途中で触れた傭兵で固めて傭兵サーチを駆使するような構成、どの部族にしても《運命の扉》《ウルドのオベリスク》などを活用する構成などですね。

また、統率者の起動型能力を起動していくと自然と統率者自身も強化されるので、これを活かして統率者ダメージを狙う構成もアリです。
その場合は統率者に除去耐性を持たせるカードやプロテクションを付与するカードを追加していくと良いでしょう。

カード資産的に余裕が出てきたら《敏捷なこそ泥、ラガバン》《波止場の恐喝者》はこのデッキだけでなく将来的にも必要になってくるので是非採用したいですね。

富裕な無法者、オリヴィア》は統率者自身の能力が完結しており、構築済みデッキのままでも十分戦える分かりやすい統率者なので、初心者にオススメの統率者です。

 

 

・《金起こし、ヴィハーン/Vihaan, Goldwaker
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金起こし、ヴィハーン》は3マナ3/3というシステムクリーチャーにしてはしっかり目のサイズ。

1つ目の能力は自身以外の無法者に警戒と速攻を付与する常在型能力。
2つ目の能力で宝物をクリーチャー化しますが、警戒と速攻を付与してくれるんで生成したターンや攻撃した後でも起動してマナを加えられるようなデザインになっていますね。

2つ目の能力は自分ターンの戦闘開始時に全ての宝物を3/3無法者トークンにしても良い、という能力。
富裕な無法者、オリヴィア》でも紹介したように、宝物トークンを生成出来るカードはこの固有色には非常に多く、それによって生成されたトークンをクリーチャーにして攻撃していこう、というコンセプトの統率者です。

宝物を生成するカードは《富裕な無法者、オリヴィア》でも紹介したのでそこは一旦割愛します。
先述したもの以外でもこの統率者なら採用出来そうな宝物関連カードがまだまだあるので、そこをピックアップしていきましょう。
 

《殺人報酬/Blood Money》
《ボトルキャップの炸裂/Bottle-Cap Blast》
《鉄面提督の報奨/Brass's Bounty》
《見事な修理/Inspired Tinkering》
《コルヴォルドと高貴なる盗賊/Korvold and the Noble Thief》
《ロベリア・サックビル=バギンズ/Lobelia Sackville-Baggins》
《無情な屍技術師/Ruthless Technomancer》
《スカルポートの商人/Skullport Merchant》
《悪意ある差し押さえ/Spiteful Repossession》
《宝箱/Treasure Chest》
《宝物の地図/Treasure Map》
・・・基本的に使い切りの宝物生成カード。
《無情な屍技術師》は統率者の能力で宝物トークンを3/3に出来るので、最低でも3個宝物トークンを生成できるカード。起動型能力もシステムクリーチャーが比較的多めになりそうなこのデッキでは回収できるクリーチャーは多く、アドバンテージを稼ぎやすい優秀なクリーチャーです。
 

《骨集めのドラコサウルス/Bonehoard Dracosaur》
《アヴェルヌスへの下降/Descent into Avernus》
《具眼の資本家/Discerning Financier》
・・・自分のアップキープに誘発する宝物生成カード。
《骨集めのドラコサウルス》は宝物生成も衝動的ドローも強力な優秀なカードですね。
 

《ティアの戦天使/Battle Angels of Tyr》
《退廃的なドラゴン/Decadent Dragon》
《黄金架のドラゴン/Goldspan Dragon》
《貯めこむ運び屋/Hoard Hauler》
《ランクルとトーブラン/Rankle and Torbran》
・・・攻撃に関連して宝物を生成できるカード。
《ランクルとトーブラン/Rankle and Torbran》は自分だけでなく対戦相手にも宝物トークンを与えてしまいますが、最終的に宝物トークンの群れで攻撃していくこのデッキでは3つ目のモードも強力なので是非採用したいカードですね。
 

《蒐集家の保管庫/Collector's Vault》
《両替機/Currency Converter》
《燦光洞のギムリ/Gimli of the Glittering Caves》
《ドワーフの特使、グローイン/Gloin, Dwarf Emissary》
《混沌の造り手、ヤン・ヤンセン/Jan Jansen, Chaos Crafter》
《取り分争い/Loot Dispute》
《市場の元締め、マハディ/Mahadi, Emporium Master》
《モリアの坑道/Mines of Moria》
《富裕な関係/Prosperous Partnership》
《悪辣な略奪/Spiteful Banditry》
《嵐窯の芸術家/Storm-Kiln Artist》
・・・様々な条件で継続的に宝物トークンを生成できるカード。
《市場の元締め、マハディ》は統率者の能力でクリーチャー化した宝物トークンが死亡してもターン終了時に補充できるので非常に強力なカードです。
相討ちが出来れば更に宝物が増えますし、戦闘せずにマナを加えてもその分補充してくれるのでスムーズに展開できるようになりますね。
 

《ゾーン/Xorn》
《富の享楽/Revel in Riches》
・・・その他宝物に関連したカード。
《ゾーン》はこういった宝物デッキでしか活躍できないので是非採用しましょう。
《富の享楽》は攻撃以外で勝利を目指せる強力なカード。
このカードを置いてしまうと集中的に狙われてしまうので、《殺人報酬》と合わせるとより盤石になるでしょう。
 

《選定された行進/Anointed Procession》
《栄光のドミヌス、モンドラク/Mondrak, Glory Dominus》
《最深の基盤、オヘル・タク/Ojer Taq, Deepest Foundation》
・・・トークンの生成量を増やせるカード。
宝物トークンの量が勝利に直結するので可能なら採用したいですね。
 

《古代の証人、アリボー/Alibou, Ancient Witness》
《サイバーマンの巡回兵/Cyberman Patrol》
《サイバーマン軍団/Cybermen Squadron》
《ドロスの蠍/Dross Scorpion》
《機械細工の学者、ロシール/Losheel, Clockwork Scholar》
《スコーペク・ロード/Skorpekh Lord》
《鋼の監視者/Steel Overseer》
《鍛えられた鋼/Tempered Steel》
《飛行機械の整備場/Thopter Shop》
・・・アーティファクトクリーチャーと相性のいいカード。
クリーチャー全体を強化するカードはいくつかありますが、《鍛えられた鋼》は特に効率よく強化してくれるオススメの1枚。
《飛行機械の整備場》はあまり使われる事はありませんが、宝物トークンをクリーチャー化した後でマナにしてもドロー出来るのでこれも相性が良いですね。
 

IN 20
《堕落した庄察頭、ロソ/Lotho, Corrupt Shirriff》
《ゼンタリムの山賊/Zhentarim Bandit》
《梁町の殴り棒/Beamtown Beatstick》
《顔壊しのプロ/Professional Face-Breaker》
《堕落した庄察頭、ロソ/Lotho, Corrupt Shirriff》
《無慈悲な略奪者/Pitiless Plunderer》
《息詰まる徴税/Smothering Tithe》
《殺人報酬/Blood Money》
《見事な修理/Inspired Tinkering》
《無情な屍技術師/Ruthless Technomancer》
《骨集めのドラコサウルス/Bonehoard Dracosaur》
《ランクルとトーブラン/Rankle and Torbran》
《蒐集家の保管庫/Collector's Vault》
《混沌の造り手、ヤン・ヤンセン/Jan Jansen, Chaos Crafter》
《市場の元締め、マハディ/Mahadi, Emporium Master》
《ゾーン/Xorn》
《富の享楽/Revel in Riches》
《栄光のドミヌス、モンドラク/Mondrak, Glory Dominus》
《古代の証人、アリボー/Alibou, Ancient Witness》
《鍛えられた鋼/Tempered Steel》

OUT 20
《虐殺少女/Massacre Girl》
《原野の魔女/Witch of the Moors》
《略奪者、カンバー/Kamber, the Plunderer》
《オーガの貧王/Ogre Slumlord》
《黒焦げの墓荒らし/Charred Graverobber》
《湿地帯の血唱え/Marshland Bloodcaster》
《血魔道の集会/Veinwitch Coven》
《凶兆艦隊の向こう見ず/Dire Fleet Daredevil》
《蠱惑的な船員/Captivating Crew》
《陽動する者、ロリーン/Laurine, the Diversion》
《大衆扇動者、ブリーナ/Breena, the Demagogue》
《ミストメドウの身隠し/Mistmeadow Skulk》
《変わり身ののけ者/Changeling Outcast》
《霊基体の匪賊/Aetherborn Marauder》
《終身書唱師/Tenured Inkcaster》
《謙虚な離反者/Humble Defector》
《町への帰還/Back in Town》
《大量反逆/Mass Mutiny》
《夜明けに旅立つ/We Ride at Dawn》
《秘密の溜まり場/Discreet Retreat》

金起こし、ヴィハーン》は割と珍しい宝物トークンをふんだんに活用した統率者デッキになりました。

宝物トークンを生成する事は一時的とはいえマナ加速する事になるので手札のカードを消化しやすくなり、普通のデッキよりもスムーズに展開できる事でしょう。
その分手札の消費が激しいのでドローカードを普段よりも多く追加していってもいいかもしれません。
最終的に宝物トークンをクリーチャー化して攻撃するにしても素のスペックが3/3なので、そこを補うための強化カードを探しにいくためにもドローカードは重要になってきそうです。

このデッキも《富裕な無法者、オリヴィア》同様、《敏捷なこそ泥、ラガバン》《波止場の恐喝者》は高額カードながらも非常に強力なカードなので将来的に採用したいところですね。

普段単なるマナ加速としてしか見ないことが多い宝物トークンを活用する、珍しい戦い方を楽しみたい方にピッタリの統率者です。

 

以上でサンダー・ジャンクションの無法者編の記事は終了です。

今回の記事で紹介しきれなかった統率者や、特定のデッキで非常に強力な助っ人となるサポートカードなどまだまだいっぱいあります。
皆さんも是非新しい統率者を組んでみたり、カードリストをもう一度眺めて自分の統率者に合いそうなカードを探してみてください!

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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