岡本桂多のKill them All!~『ブルームバロウ』編~後編

タグ:, , , , , ,

 

今回は『ブルームバロウ』編の記事の後編となります。

前編はこちら

 
・統率者デッキを強化しよう!

今回も『ブルームバロウ』の統率者デッキから統率者戦を始める方向けにオススメの統率者候補、そしてそこからどういう道筋で改良していけばいいかを解説していきます! 
 
簡単なIN-OUT例も提示していますので第一歩として参考にしていただければ幸いです。
(※第一歩ということであまり高額なカードはなるべく避けてピックアップしています)

デッキリストは公式サイトからご確認いただけます。

 

・「動き出した兵隊」

統率者候補は《茨の吟遊詩人、ベロ》と《一掃する大口、猛焼》。
okamotomh3 52.jpgokamotomh3 52-1.jpg

《茨の吟遊詩人、ベロ》はアーティファクトやエンチャントをクリーチャー化する能力を活かして攻めていく統率者。
《一掃する大口、猛焼》はエンチャント呪文に続唱を持たせる統率者。

どちらもエンチャントやアーティファクトを活用する統率者になります。
《一掃する大口、猛焼》は本体のスペックの良さを生かしてオーラなどの強化エンチャントを展開して統率者ダメージを狙う形になりそうです。
ただ、赤緑という固有色では一度統率者を除去されてしまった時のリカバリーが非常に難しく、かといって《英雄的介入》などで統率者を守ろうにも続唱でそれらのカードがめくれてしまった時に無駄になってしまうため、少しプレイングが難しくなってしまいます。

今回は《茨の吟遊詩人、ベロ》でデッキを考えてみましょう。

・《茨の吟遊詩人、ベロ
okamotomh3 52.jpg

3マナ3/3と標準的なスペック。
自分のターン中、マナ総量が4以上のアーティファクトとエンチャントが「4/4、速攻、破壊不能、戦闘ダメージをプレイヤーに与えると1ドロー」という凶悪なクリーチャーに変貌します。
クリーチャーはクリーチャーに装備したりエンチャントしたりできないというルールがあるため、装備品やオーラに関してはノータッチになっていますね。
また、マナ総量が4以上のアーティファクト・クリーチャーやエンチャント・クリーチャーについて、能力はそのままですが基本的にはサイズが4/4に書き換わります。
大型のアーティファクト・クリーチャーを使うのは少し考えた方がいいでしょう。

okamotomh3 53-1.jpg

アーティファクトをクリーチャー化する事が出来ると、《通電式構成物》+《スランの発電機》(等、タップで3マナ以上加えられるアーティファクト)による無限マナコンボが採用できるようになります。
シンプルに《通電式構成物》の能力で《スランの発電機》をアンタップし続けるだけで無限マナが作れます。
コンボしていない時でも《スランの発電機》はマナ加速として優秀ですし、この統率者の場合は《通電式構成物》は緑の豊富なクリーチャーサーチで探しに行く事も出来るので、無限コンボの再現性を高める事ができ、実用的ですね。
フィニッシュ手段はいくつかありますが、昔からよく使われている《ゴブリンの大砲》がオススメです。
普通のデッキであれば無限コンボのフィニッシュの時以外に引くと無駄ドローになりがちな残念カードですが、4マナ以上のアーティファクトなので無限マナが無い時でも統率者の能力によって戦力になる点が優秀です。

 
上記のコンボパーツを採用するにしても平時は4マナ以上のエンチャントやアーティファクトで攻撃していき、統率者の能力によってドローを進めていくのが基本的な戦術になるでしょう。

戦場に出た後はアタッカーとしての運用になるので、タップが必要な起動型能力を何度も使いたいカードはあまり強く扱えません。
逆に戦場に出たとき能力がメインになるようなカードは是非使っていきたいですね。

また、なるべく4マナか5マナぐらいに抑えておかないと手札でパンクしてしまう可能性がある点に注意が必要です。
4マナ以上であればどれもスペックは4/4なので、マナ総量は軽い方が比較的スムーズに展開できるでしょう。

 

《開拓地の包囲/Frontier Siege》
《貯めこむ運び屋/Hoard Hauler》
《自然の意志/Nature's Will》
《領界路への旅/Omenpath Journey》
《ギルドパクトの印章/Seal of the Guildpact》
《マナの反射/Mana Reflection》
・・・マナに関する能力を持つカード。

okamotomh3 75-1.jpg開拓地の包囲》は4マナのエンチャントの中ではマナ加速の効率が非常に良く、序盤から戦場に出しておきたい重要なカードです。

 

《守護者計画/Guardian Project》
《淘汰/Preferred Selection》
《密輸人のバギー/Smuggler's Buggy》
《均整のマトリックス/Symmetry Matrix》
《ヴァンスの爆破砲/Vance's Blasting Cannons》
《ファイレクシアの幻視/Visions of Phyrexia》
《ウェザーライト/Weatherlight》
《アルハマレットの書庫/Alhammarret's Archive》
《内なる太陽、チミル/Chimil, the Inner Sun》
《ニンの杖/Staff of Nin》
・・・追加ドローなど手札アドバンテージにつながるカード。

okamotomh3 54.jpg密輸人のバギー》に限らず機体カードは戦闘に関する能力(攻撃したとき誘発、戦闘ダメージを与えたとき誘発など)を持つことが多く、統率者の能力により搭乗せずともクリーチャー化出来るうえに速攻も付与してくれるので非常に相性がいいですね。

《密輸人のバギー》はこのデッキであれば4マナ以上の少しコストが重めのカードが多くなるので、秘匿したカードをタダで唱えられるのは非常に強力です。

 

《精神異常/Bedlam》
《大会戦/Grand Melee》
《立つか転ぶか/Stand or Fall》
《兄弟戦争/The Brothers' War》
《戦争の代価/War's Toll》
・・・ブロッカーを制限するカード。

okamotomh3 55.jpg精神異常》はお互いノーガードで殴り合う事を強制する危険なカード。
このデッキはそもそも相手ターン中ブロッカーがそこまで残っていない事が多く、ブロックできないというデメリットはそこまで大きくないでしょう。

 

《上天の閃光/AEther Flash》
《連結面晶体構造/Aligned Hedron Network》
《エリエットの誘う林檎/Eriette's Tempting Apple》
《フラックス/The Flux》
《ブレードグリフの試作品/Bladegriff Prototype》
《激憤の宮廷/Court of Ire》
《マグマ用ガレオン船/Magmatic Galleon》
《領事の旗艦、スカイソブリン/Skysovereign, Consul Flagship》
《鋼のヘルカイト/Steel Hellkite》
・・・除去系のカード。
《鋼のヘルカイト》は一見サイズダウンするので弱そうですが、2つ目の起動型能力と統率者による速攻付与がかみ合うので是非採用したいですね。

 

《血の霧/Blood Mist》
《グルールの戦唄/Gruul War Chant》
《グルールの戦鍬/Gruul War Plow》
《狩猟の神、ナイレア/Nylea, God of the Hunt》
《鱗王の監視/Sight of the Scalelords》
《街頭暴動/Street Riot》
《焦熱の解放/Fiery Emancipation》
《怒りの反射/Rage Reflection》
《サンダーホーク・ガンシップ/Thunderhawk Gunship》
《燃える都市/City on Fire》
・・・打点向上、回避能力付与など戦闘に関するカード。
《焦熱の解放》などのダメージ倍化系、《怒りの反射》などの二段攻撃付与が重なれば一瞬で対戦相手のライフを消し飛ばす事ができます。

 

《炎影の妖術/Flameshadow Conjuring》
《下僕の反射鏡/Minion Reflector》
《石成エンジン/Lithoform Engine》
《苦行主義/Asceticism》
《壮麗な日の出/Glorious Sunrise》
《護法の宝珠/Orbs of Warding》
《マイトストーンとウィークストーン/The Mightstone and Weakstone》
《王神の立像/God-Pharaoh's Statue》
《不滅の太陽/The Immortal Sun》
・・・その他上記項目に当てはまらないカードや、複数役割を持つカード。
炎影の妖術》《下僕の反射鏡》《石成エンジン》で4マナ以上のアーティファクトやエンチャントをコピーすると、コピー先もマナ総量はコピーされるのでそのトークンも無事に4/4のクリーチャーとなります。

okamotomh3 56-2.jpg《炎影の妖術》《下僕の反射鏡》はターン終了時にそのトークンは消滅してしまいますが、戦場に出た時能力はちゃんと誘発しますし、ブロックされなければドローも出来るので十二分に仕事はしてくれるでしょう。

この他、デッキ構成によって採用出来るカードがいくつかあります。
エンチャントに寄せる事で《開花の幻霊》などのエンチャントシナジーのカードを採用できますし、アーティファクトに寄せる事で《ジョイラの使い魔》《神秘の炉》などのアーティファクトや歴史的なカードシナジーのカードを採用できます。
この辺りは将来的に寄せたいコンセプトが出来たら順次そちらに合わせていくと良いでしょう。

 

《精霊の絆/Elemental Bond》
《ケッシグのレインジャー、ハラナ/Halana, Kessig Ranger》
《荒野無頼団の先駆者/Outcaster Trailblazer》
《世界樹への貢納/Tribute to the World Tree》
・・・クリーチャーが戦場に出たときに誘発する能力を持つカード。
統率者が戦場に出ている状態でマナ総量4以上のアーティファクトやエンチャントが戦場に出る時、それは戦場に出た瞬間から4/4のクリーチャーになるので、クリーチャーが戦場に出たときに誘発する能力が誘発してくれます。
特にパワーが3以上や4以上のクリーチャーが戦場に出たらドローできるカードが多いため、こういったカードで更にドローを進めていきたいですね。
すでに構築済みデッキに採用されている《ガラクの蜂起》はドローだけでなくトランプルも付与してくれるので非常に重要なカードと言えるでしょう。

 

IN 20
《夢石の面晶体/Dreamstone Hedron》
《通電式構成物/Voltaic Construct》
《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》
《開拓地の包囲/Frontier Siege》
《密輸人のバギー/Smuggler's Buggy》
《アルハマレットの書庫/Alhammarret's Archive》
《精神異常/Bedlam》
《領事の旗艦、スカイソブリン/Skysovereign, Consul Flagship》
《鋼のヘルカイト/Steel Hellkite》
《血の霧/Blood Mist》
《焦熱の解放/Fiery Emancipation》
《怒りの反射/Rage Reflection》
《炎影の妖術/Flameshadow Conjuring》
《下僕の反射鏡/Minion Reflector》
《石成エンジン/Lithoform Engine》
《壮麗な日の出/Glorious Sunrise》
《マイトストーンとウィークストーン/The Mightstone and Weakstone》
《不滅の太陽/The Immortal Sun》
《精霊の絆/Elemental Bond》
《ケッシグのレインジャー、ハラナ/Halana, Kessig Ranger》

OUT 20
《一掃する大口、猛焼/Wildsear, Scouring Maw》
《原初の嵐、エターリ/Etali, Primal Storm》
《裕福な山賊/Prosperous Bandit》
《火掻き鷹/Pyreswipe Hawk》
《常緑皮の熊/Evercoat Ursine》
《輝き茸のアナグマ/Brightcap Badger》
《原初の飢え、ガルタ/Ghalta, Primal Hunger》
《東の樹の木霊/Kodama of the East Tree》
《全てを喰らうグロサーマ/Grothama, All-Devouring》
《猛り狂うベイロス/Rampaging Baloths》
《ラノワールの壌土語り/Llanowar Loamspeaker》
《若葉のドライアド/Tendershoot Dryad》
《ティーポット投げ/Teapot Slinger》
《つややかな雄鹿/Burnished Hart》
《ボーラスの壊乱者、ドムリ/Domri, Anarch of Bolas》
《錬金術師の才能/Alchemist's Talent》
《原始の報奨/Primeval Bounty》
《大勝ち/Big Score》
《探検/Explore》
《調和/Harmonize》

《茨の吟遊詩人、ベロ》は赤緑という固有色にしては珍しくアーティファクトやエンチャントを活用したデッキになりました。

この統率者の明確な欠点として、自分ターン中はアーティファクトやエンチャントでガンガン攻撃できますが、相手ターン中それらは強化されないため、防御面での不安が残る点があります。
一応相手ターン中はクリーチャー化されないおかげで《毒の濁流》などの全体除去への耐性があると考える事も出来ますが、基本的にがら空きになってしまう事には注意しましょう。
ある程度ブロック用にアーティファクト・クリーチャーやエンチャント・クリーチャーを用意しておく、使嗾を活用するなど工夫が必要になります。

他の構成として、《茨の吟遊詩人、ベロ》は破壊不能も付与してくれるので、《抹消》などのすべてを破壊するカードを使った構成も考えられます。
統率者に破壊不能を付与できればそういったカードを使って自分の盤面以外を更地にするようなコンボも可能になるので、一考の余地はありますね。

4マナ以上のアーティファクトやエンチャントは効果が強い物が多く、スムーズに展開する事さえできればそれらのカードパワーと、統率者の能力による追加ドローだけでゴリ押ししていく事も十分可能です。
ここで紹介しきれなかったアーティファクトやエンチャントも数多く存在するので、自分の好みのカードが見つかったら是非入れて試してみてください!

 

 
・「家族が第一」

白青赤の統率者デッキで、統率者候補は《渓間の声、ジニア》と《マリーゴールドの騎士、アーサー
okamotomh3 57.jpgokamotomh3 57-1.jpg

 
《渓間の声、ジニア》は新たな能力である新生を持たせ、クリーチャーのコピーを活用していくコンボデッキ統率者。
《マリーゴールドの騎士、アーサー》は比較的簡単な条件で大型クリーチャーのコスト踏み倒しをしていく統率者。

方向性が大分違ってくるので、それぞれのデッキを考えてみましょう。

 
・《渓間の声、ジニア/Zinnia, Valley's Voice
okamotomh3 57.jpg

3マナ1/3飛行と比較的小さめなスペック。

1つ目の能力は基本のパワーが1のクリーチャーの数だけ自身のパワーが上がるという常在型能力。
2つ目の能力はクリーチャー呪文に無色2マナの新生を持たせるという能力。
自分のクリーチャー呪文に追加で2マナを払えばコピーがついてくると考えると大分悪用できそうな能力ですね。

1つ目の能力に関しては兵士、鳥、ゴブリン、エルドラージ・末裔などのトークンを活用すれば自身のパワーをぐんぐん育てる事が可能です。
戦場に出たときにトークンを生成できるクリーチャーであれば、新生も込みで考えると一度に結構な量のパワー1のクリーチャーを用意できるようになります。
一度に3体以上生成出来るクリーチャーは非常に強力で、新生込みだとオリジナルから生成された3体以上+コピーから生成された3体以上+コピーで合計7体以上のパワー1のクリーチャーを一度に生成できます。
そうなると統率者のパワーが8以上になるので統率者ダメージ21点もグッと近づきますね。

 

《発明の天使/Angel of Invention》
《カノプテック・スカラベ・スウォーム/Canoptek Scarab Swarm》
《波使い/Master of Waves》
《恭しき重装歩兵/Reverent Hoplite》
《溶鉱炉の大長/Chancellor of the Forge》
《ヘリオッドの福音者/Evangel of Heliod》
《フロストフェアのチョウチンアンコウ/Frost Fair Lure Fish》
《マイアの戦闘球/Myr Battlesphere》
・・・戦場に出た時にパワー1のトークンを生成出来るクリーチャー。
他にも多数存在しますが、一部だけピックアップしています。
《波使い》《恭しき重装歩兵》《ヘリオッドの福音者》の信心参照クリーチャーに関して、新生で生成されたコピートークンはオリジナルと同様のマナコストを持っているため、ちゃんと信心を持っているため強力ですね。
戦場に出た時のトークン生成と新生によるコピートークン生成は同時にスタックに乗るため、先に新生によるコピートークン生成が解決されるようにすることでコピートークンの信心もカウントしてくれるようになります。

 

《巣ごもりの鳩鷹/Nesting Dovehawk》
《世界魂の歌/Song of the Worldsoul》
《高名な装置技師、ケイス/Cayth, Famed Mechanist》
・・・居住を行えるカード。
元々セレズニアのキーワード能力だったためあまり枚数はありません。
新生によるコピートークンはもちろんトークンなので居住で更に増やす事が出来ます。

okamotomh3 75.jpgこの中でも《巣ごもりの鳩鷹》は自身も新生でコピートークンを生成する事ができ、コピーが更に居住を行えるようになるので数ターン経過する頃には《巣ごもりの鳩鷹》だらけの盤面が完成しますし、統率者のパワーもモリモリになっている事でしょう。

続いて統率者の2つ目の能力でコピーしてうれしいクリーチャーを探してみましょう。
新生コスト2マナを追加で払う事を前提として考えるので、なるべくコストが軽いものから優先的に採用していきたいですね。
統率者を3ターン目に出す事を考えると次のターンに新生込みで唱えられるのは2マナまでのクリーチャーで、2ターン目までに《秘儀の印鑑》などのマナ加速を挟んでいると3マナまでコストの幅が広がります。
基本的にはこの2、3マナ域のクリーチャーが主力になるので多めに採用しておくとスムーズに展開できるようになりますね。

 
《別館の歩哨/Annex Sentry》
《拘留代理人/Deputy of Detention》
《博覧会場の警備員/Fairgrounds Warden》
《大クラゲ/Man-o'-War》
《反射魔道士/Reflector Mage》
《シディシの信者/Sidisi's Faithful》
・・・除去ができるクリーチャー。
基本的に軽いマナ域だと《反射魔道士》のようなバウンス、《拘留代理人》のような一時的な追放がメインになります。
もう少し重いマナ域になると《誘惑蒔き》のような青のコントロール奪取、《火炎舌のカヴー》のような赤のダメージ系除去が選択肢に入ってくるでしょうか。

okamotomh3 76.jpgこの中だと《大クラゲ》はバウンス除去にも使えますが、自分自身を手札に戻す事も出来るので新生込みで唱えてトークンは戦場に残しつつ他のクリーチャーをバウンス、オリジナルは自分自身を手札に戻す事ができます。
相手のクリーチャーをバウンスすれば時間稼ぎができますし、自分の他のクリーチャーをバウンスすれば再度新生込みで唱え直すという芸当も可能で、相手の除去だけでなく自分の更なる展開のためにも使えるオススメクリーチャーですね。

 

《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》
《護衛募集員/Recruiter of the Guard》
《ワタリガラスの使い魔/Raven Familiar》
《海門の神官/Sea Gate Oracle》
《血清の幻視家/Serum Visionary》
《前兆の壁/Wall of Omens》
・・・ドローやサーチが出来るクリーチャー。
この他にも3マナ域で戦場に出たら1ドローができるクリーチャーは多いのですが、量が多すぎるので一旦ここではピックアップしていません。
2、3マナ域のクリーチャーはスペックが低めなものが多く、《帝国の徴募兵》《護衛募集員》があればほとんどのクリーチャーにアクセスできるので非常に便利なクリーチャーですね。

 

《霊気撃ち/Autherine》
《激情/Fury》
《熟考漂い/Mulldrifter》
《恨み唸り/Spitebellows》
・・・想起持ちのクリーチャー。
他にも代替コストによって本来よりも軽いコストで唱えたクリーチャー呪文も2マナ追加で支払えばコピートークンが生成されます。
想起の場合、オリジナルは生け贄に捧げる事になりますがコピートークンは戦場に残るので統率者の打点向上にも一役買う点を忘れないようにしましょう。
《熟考漂い》は想起で唱えると5マナで1/1飛行のコピートークンが戦場に残りつつ合計4枚カードを引けるものすごいクリーチャーになりますね。
資産的に余裕があれば《孤独》も強力なので採用したい所です。

 

《白羽山の冒険者/White Plume Adventurer》
《アーラコクラの隠密/Aarakocra Sneak》
《血たぎるソーサラー/Bloodboil Sorcerer》
《混沌の洞窟の冒険者/Caves of Chaos Adventurer》
《練達の地下探検家/Seasoned Dungeoneer》
《奮起させるバード/Stirring Bard》
・・・イニシアチブを得るクリーチャー。
コピートークンが戦場に出たときとオリジナルが戦場に出たときで2回イニシアチブを得る事になり、一気にダンジョン探索を進める事が可能です。
更に新生トークンはチャンプブロッカーとしても活用できるのでイニシアチブを維持しやすいのも強みですね。
同様に統治者も一度獲得すると維持しやすいのでそちらのギミックを採用してもいいでしょう。

 

《荘厳な大天使/Sublime Archangel》
《天使の称賛/Angelic Exaltation》
《偶像化/Idolized》
《武勇の印章/Sigil of Valor》
・・・賛美能力を付与できるカード。
クリーチャートークンをいっぱい並べはしますが最終的に統率者単体でガツンと攻撃する事が多くなるこのデッキでは《天使の称賛》のような強化カードは非常に強力な打点サポートになります。

okamotomh3 58.jpg特に《荘厳な大天使》は新生込みで唱えると全てのクリーチャーが賛美を2つずつ持つ事になります。
統率者、《荘厳な大天使》とそのコピー(パワー1)、他にパワー1のクリーチャーが5体いる盤面で統率者が単体で攻撃した場合、
1(統率者の素のパワー)+6(統率者の1つ目の能力)+16(8体からの賛美2つずつ)=23点
となり、一撃で統率者ダメージ21点を叩き出せます。
主力のクリーチャーサーチである《帝国の徴募兵》《護衛募集員》で《荘厳な大天使》にアクセスできない事だけは残念ですが、採用しておくといきなりトンデモ打点を生み出せるので是非採用したいですね。

 

《雲石の工芸品/Cloudstone Curio》
《流浪のドレイク/Peregrine Drake》
《巨大鯨/Great Whale》
《ウラブラスクの僧侶/Priest of Urabrask》
・・・無限マナコンボ用カード。
雲石の工芸品》がある状態でこの3種のカードどれかを新生込みで唱えると、「戦場に出たとき能力」「新生のコピートークン生成」「《雲石の工芸品》」の3つの能力が同時に誘発します。

okamotomh3 59.jpg先に「新生のコピートークン生成」を解決すると、更に「コピーの戦場に出たとき能力」「コピー由来の《雲石の工芸品》」が誘発します。
この「コピー由来の《雲石の工芸品》」によってオリジナルのクリーチャーを手札に戻し、「戦場に出たとき能力」2つによってマナを確保する事でまたオリジナルを新生込みで唱えられるようになるというコンボです。
これだけだと無限マナと無限コピートークンだけなので、《茨の吟遊詩人、べロ》の時と同様に無限マナからのフィニッシュ手段や、前編の《渦巻く精神、ウィック》の項目で紹介した《鍛冶の神、パーフォロス》《ゴブリンの砲撃》などの追加のフィニッシュ手段を用意しておくと良いでしょう。
高価なカードにはなりますが《パリンクロン》があればこれ1枚で実質無限マナになるので、資産的に余裕があれば是非採用したいですね。

 

IN 20
《発明の天使/Angel of Invention》
《波使い/Master of Waves》
《恭しき重装歩兵/Reverent Hoplite》
《ヘリオッドの福音者/Evangel of Heliod》
《巣ごもりの鳩鷹/Nesting Dovehawk》
《拘留代理人/Deputy of Detention》
《博覧会場の警備員/Fairgrounds Warden》
《大クラゲ/Man-o'-War》
《反射魔道士/Reflector Mage》
《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》
《護衛募集員/Recruiter of the Guard》
《海門の神官/Sea Gate Oracle》
《激情/Fury》
《熟考漂い/Mulldrifter》
《恨み唸り/Spitebellows》
《白羽山の冒険者/White Plume Adventurer》
《アーラコクラの隠密/Aarakocra Sneak》
《混沌の洞窟の冒険者/Caves of Chaos Adventurer》
《荘厳な大天使/Sublime Archangel》
《天使の称賛/Angelic Exaltation》

OUT 20
《マリーゴールドの騎士、アーサー/Arthur, Marigold Knight》
《黄金のたてがみのジャザル/Jazal Goldmane》
《頑健な兎/Jacked Rabbit》
《首領の運転手/Boss's Chauffeur》
《盾の斡旋屋/Shield Broker》
《急速な増強者/Rapid Augmenter》
《錯覚の伏兵/Illusory Ambusher》
《羽信隊の随員/Plumecreed Escort》
《逃亡者、梅澤哲子/Tetsuko Umezawa, Fugitive》
《飛行機械技師/Thopter Engineer》
《魂の嵐/Storm of Souls》
《黄昏+払暁/Dusk+Dawn》
《フェイ隠し/Stolen by the Fae》
《燃えがらの災厄/Calamity of Cinders》
《時の一掃/Time Wipe》
《取り引き/Cut a Deal》
《つぶやきの呪文/Murmuration》
《占い師の才能/Fortune Teller's Talent》
《多勢の兜/Helm of the Host》
《霊気化/AEtherize》

《渓間の声、ジニア》はトークンを活用しつつ統率者ダメージを狙うデッキになりました。

okamotomh3 60.jpg

クリーチャー呪文全てに新生を持たせるというのは非常に強力な能力で、似たような能力としては《二つ反射のリクー》があります。
固有色が異なる事、統率者自身のパワーがしっかりと上がるのでコンボ一辺倒でなくともデッキが作れる事などで差別化は出来ているでしょう。

今後このデッキを強化していく場合、統率者ダメージを狙う構成のままであれば、統率者の打点サポートや回避能力サポートをまずは追加していくのが良いでしょう。
純粋な打点に関してはシステムクリーチャーを新生込みで唱えていけば自然と統率者自身の能力で強化されていくので、今度は二段攻撃を付与してあげると一気に勝利に近づきます。
固有色的にも白と赤は二段攻撃を付与するカードが豊富なのでより取り見取りです。

今回紹介したもののIN-OUTに入れていませんでしたが、《雲石の工芸品》まわりの無限コンボを狙いにいく構成も十分アリです。
この場合でもドローやサーチが出来るシステムクリーチャーを新生込みで唱えてリソースを増やし、打ち消し呪文でバックアップしながら無限コンボを決めにいくような形になるでしょう。


今回コピーしてうれしいクリーチャーとして戦場に出たとき能力を持つクリーチャーを中心にピックアップしましたが、もちろんシンプルに強い常在型能力を持つクリーチャーをコピーするだけでも十分に強力です。
《荘厳な大天使》なんかは良い例ですね。
自分の好みに合わせて色々なクリーチャーを活躍させやすい、柔軟性に富んだ統率者です。

 

 

・《マリーゴールドの騎士、アーサー/Arthur, Marigold Knight》
okamotomh3 57-1.jpg

白青赤の統率者候補。
5マナ4/5速攻と少しコストは重め。
他のクリーチャーと一緒に攻撃すると、《軍団のまとめ役、ウィノータ》のようにライブラリーからクリーチャーを攻撃している状態で戦場に出せるという強力なコスト踏み倒し能力を持っています。
戦闘終了時にこの効果で出したクリーチャーは手札に戻ってしまうので、戦場に残り続ける事が驚異となる《聖別されたスフィンクス》のようなクリーチャーは少し活かしにくいので取捨選択が重要です。
能力は自身が攻撃に参加する必要があるとはいえ、タフネス5の速攻持ちなので序盤~中盤は特に気にせずガンガン攻撃できるのはうれしいですね。

 
まずは能力を誘発させるために一緒に攻撃するお供を採用していきましょう。
理想的な展開としては
2ターン目:《秘儀の印鑑》などのマナ加速
3ターン目:3マナか4マナのクリーチャー
4ターン目:統率者を唱えてそのまま一緒に攻撃して能力誘発
という展開でしょうか。
3マナのマナ加速を使う場合は2ターン目までにクリーチャーを展開しないといけないのでちょっと要求するカードが変わってきます。

軽量クリーチャーに関しては《渓間の声、ジニア》でも紹介したクリーチャーがほぼほぼそのまま流用できそうなので、それ以外で相性の良さそうな軽量クリーチャーをピックアップしてみましょう。

 

《占いフクロウ/Augury Owl》
《トレイリアの大魔導師、バリン/Barrin, Tolarian Archmage》
《積み過ぎた空中要員/Burdened Aerialist》
《魅力的な悪漢/Charming Scoundrel》
《乗っ取り屋/Claim Jumper》
《空中生成エルドラージ/Eldrazi Skyspawner》
《表舞台の奇術師/Exhibition Magician》
《白蘭の騎士/Knight of the White Orchid》
《略取するバーバリアン/Plundering Barbarian》
《略奪する海賊/Plundering Pirate》
《財力ある船乗り/Sailor of Means》
《銀刃の聖騎士/Silverblade Paladin》
《非凡なスワッシュバックラー/Swashbuckler Extraordinaire》
《ずる賢いゴブリン/Wily Goblin》
・・・戦場に出た時にマナ加速が出来るクリーチャーを中心にピックアップしました。
これらのクリーチャーを展開できれば他にマナ加速を引いていなくとも4ターン目に統率者を唱えつつ一緒に攻撃して能力を誘発させられるので重要なクリーチャーたちですね。
中でも《空中生成エルドラージ》は本体が飛行を持っているのでブロックされにくく、継続的に統率者のお供を務める事が出来る優秀なクリーチャーです。

okamotomh3 76.jpgトレイリアの大魔導師、バリン》はバウンスとしても十分優秀ですが、コストを踏み倒して出したクリーチャーは最終的に手札に戻るため、このクリーチャーが戦場に残っていればオマケ1ドローがついてくるのでこのデッキには欠かせない存在ですね。

 

《果敢な海賊行為/Daring Piracy》
《ゴブリンの突撃/Goblin Assault》
《ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster》
《急かされるドローン職人/Harried Dronesmith》
《軍勢の戦親分/Legion Warboss》
《忠実な弟子/Loyal Apprentice》
《荒くれたちの笑い声/Outlaws' Merriment》
《包囲攻撃の副官/Siege-Gang Lieutenant》
《ウラブラスクの溶鉱炉/Urabrask's Forge》
・・・速攻持ちのトークンを毎ターン生成してくれるカード。
生成するカード本体を処理しない限り毎ターン統率者のお供を供給し続けてくれるので、お供がいないから統率者の能力が誘発させられない・・・というような悲しい事態を防げます。
包囲攻撃の副官》はこの中でも特に強力で、トークンを2体生成してくれるので1体はブロックに回して時間稼ぎもできますし、1点とはいえ除去能力も持っている優秀なクリーチャーです。

okamotomh3 62.jpgウラブラスクの溶鉱炉》はスタンダードでの活躍を知っている人であればあえて解説する必要はないかもしれませんが、数ターン放置してしまうとブロックしても相討ちになってしまい、ブロックしなくても手痛いダメージを受けてしまう中々に厄介なカードです。
3マナとコストの軽さもうれしいですね。

 

《ヘイザム・ケンウェイ/Haytham Kenway》
《蹄音の伝令/Herald of Hoofbeats》
《キンズベイルの騎兵/Kinsbaile Cavalier》
《模範の騎士/Knight Exemplar》
・・・統率者が騎士なので、そこまで多くはありませんが騎士シナジーのカード。

okamotomh3 63.jpg模範の騎士》は3マナなので統率者を出す前に唱えやすく、統率者に破壊不能を付与しつつ自身も2/2先制攻撃と比較的攻撃しやすいのでお供にピッタリなベストカードですね。

 

《裏切りの工作員/Agent of Treachery》
《赦免の天使/Angel of Indemnity》
《静穏の天使/Angel of Serenity》
《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》
《焼熱の太陽の化身/Burning Sun's Avatar》
《焼却の機械巨人/Combustible Gearhulk》
《狙い澄ましの航海士/Deadeye Navigator》
《夢喰い/Dream Eater》
《映し身人形/Duplicant》
《北方の大鷲/Eagles of the North》
《大火口のカヴー/Firemaw Kavu》
《フロストフェアのチョウチンアンコウ/Frost Fair Lure Fish》
《激情/Fury》
《天来のスフィンクス/Inspired Sphinx》
《ロード・オヴ・チェンジ/Lord of Change》
《発光の始源体/Luminate Primordial》
《隕石ゴーレム/Meteor Golem》
《月揺らしの騎兵隊/Moonshaker Cavalry》
《ファイレクシアの摂取者/Phyrexian Ingester》
《嘶くカルノサウルス/Trumpeting Carnosaur》
《エインシャント・ゴールド・ドラゴン/Ancient Gold Dragon》
《エインシャント・シルヴァー・ドラゴン/Ancient Silver Dragon》
《災火のドラゴン/Balefire Dragon》
《ヘルカイトの暴君/Hellkite Tyrant》
《老いざるメドマイ/Medomai the Ageless》/maomao the ageless》
《肉喰らうもの/Rapacious One》
《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》
《爆発炉のヘルカイト/Blast-Furnace Hellkite》
《軍団を破壊するもの/Breaker of Armies》
《ドラグスコルの肉裂き/Drogskol Reaver》
《黄金夜の刃、ギセラ/Gisela, Blade of Goldnight》
《原初の潮流、ネザール/Nezahal, Primal Tide》
・・・コストを踏み倒したい大型クリーチャー。
戦闘終了時に戦場を離れてしまうので、戦場に出たときの能力、戦闘ダメージをプレイヤーに与えたときの能力を持つカードを中心にピックアップしています。
流石にこのマナ域になってくると《裏切りの工作員》《映し身人形》など除去能力持ちのクリーチャーは非常に強力になってきますね。

okamotomh3 64.jpg狙い澄ましの航海士》《原初の潮流、ネザール》はどちらも自身の能力で明滅する事が可能で、明滅すると戦闘終了時に手札に戻らなくて済むようになります。
特に《狙い澄ましの航海士》は後から戦場に出てきたクリーチャーも2マナで明滅させる事が出来るようになるので、なるべく早い段階で戦場に出して後続を戦場に定着させられるようにしたいですね。
《北方の大鷲》《激情》《嘶くカルノサウルス》は手札に戻った後にまともにコストを支払って唱え直す以外にも使い道があるので優秀なクリーチャーですね。
他にも大型かつサイクリングを持っているクリーチャーがいくつかいるため、採用しても良いかもしれません。

 

《秘教の思索/Mystic Speculation》
《予知するスフィンクス/Prognostic Sphinx》
《液態化/Aqueous Form》
《燭台/Candlestick》
《異世界の凝視/Otherworldly Gaze》
・・・ライブラリー操作を行えるカード。
統率者の能力は6枚も見られますが、ヒット率を少しでも上げるためにある程度ライブラリー操作をしておきたいですね。
《液態化》は占術1だけなのでそこまでヒット率に寄与しませんが、ブロックされないというもう一つの能力がこの統率者にとっては重要なので是非採用したいカードです。

 

《石なる知識/Brainstone》
《渦まく知識/Brainstorm》
《脈打つ知識/Brainsurge》
《Conch Horn》
《川識の占い師/Riverwise Augur》
《巻物棚/Scroll Rack》
・・・手札のカードをライブラリーの一番上に戻すカード。
統率者の能力でコストを踏み倒したクリーチャーは戦闘終了時に手札に戻ってしまいますが、これらのカードがあればまた次のターンにも統率者の能力でコストを踏み倒せます。
統率者の能力とは関係なく引いてしまった場合にもこれらのカードがあると心強いですね。

 

IN 20
《拘留代理人/Deputy of Detention》
《反射魔道士/Reflector Mage》
《トレイリアの大魔導師、バリン/Barrin, Tolarian Archmage》
《空中生成エルドラージ/Eldrazi Skyspawner》
《財力ある船乗り/Sailor of Means》
《包囲攻撃の副官/Siege-Gang Lieutenant》
《ウラブラスクの溶鉱炉/Urabrask's Forge》
《模範の騎士/Knight Exemplar》
《裏切りの工作員/Agent of Treachery》
《狙い澄ましの航海士/Deadeye Navigator》
《映し身人形/Duplicant》
《北方の大鷲/Eagles of the North》
《激情/Fury》
《嘶くカルノサウルス/Trumpeting Carnosaur》
《原初の潮流、ネザール/Nezahal, Primal Tide》
《液態化/Aqueous Form》
《燭台/Candlestick》
《渦まく知識/Brainstorm》
《川識の占い師/Riverwise Augur》
《巻物棚/Scroll Rack》

OUT 20
《渓間の声、ジニア/Zinnia, Valley's Voice》
《黄金のたてがみのジャザル/Jazal Goldmane》
《頑健な兎/Jacked Rabbit》
《首領の運転手/Boss's Chauffeur》
《盾の斡旋屋/Shield Broker》
《好奇の造り手/Curiosity Crafter》
《悪魔的な客室係/Devilish Valet》
《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》
《瑪瑙の扇動者/Agate Instigator》
《薔薇の部屋の出納係/Rose Room Treasurer》
《急速な増強者/Rapid Augmenter》
《錯覚の伏兵/Illusory Ambusher》
《羽信隊の随員/Plumecreed Escort》
《ガラクタ這い/Junk Winder》
《逃亡者、梅澤哲子/Tetsuko Umezawa, Fugitive》
《飛行機械技師/Thopter Engineer》
《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun's Champion》
《魂の嵐/Storm of Souls》
《黄昏+払暁/Dusk+Dawn》
《燃えがらの災厄/Calamity of Cinders》

《マリーゴールドの騎士、アーサー》はコスト踏み倒し系の統率者デッキになりました。

okamotomh3 65.jpg似たような固有色、誘発条件、踏み倒し方から《軍団のまとめ役、ウィノータ》と戦い方が似たようなデッキになります。
あちらとは異なり1回の戦闘で基本的に1回しか誘発しない事、戦闘終了時に手札に戻る事などデメリットはあります。
その反面誘発するためのお供や踏み倒すクリーチャーのクリーチャータイプに制限がない事が非常に大きいメリットになりますね。

今後強化していくなら、《マリーゴールドの騎士、アーサー》が戦闘で処理されないように安全に攻撃できるカードを採用していくと良いでしょう。
シンプルに装備品でパワータフネスを上げてもいいですし、ブロックされないようにしてもいいですし、《イス卿の迷路》などで戦闘から取り除くような芸当もアリですね。

《マリーゴールドの騎士、アーサー》は誘発条件の緩さ、踏み倒し先の条件の緩さなどから将来性もあり、ここから始めるのにピッタリな統率者と言えるでしょう。

 

 

・「友好の印」

白青緑の統率者デッキで、統率者候補は《バンブルフラワー夫人》と《フォックスグローブ氏》。
okamotomh3 66.jpgokamotomh3 67.jpg

《バンブルフラワー夫人》は呪文を唱えると対戦相手にドローさせながらクリーチャーを強化していく一風変わった能力。
《フォックスグローブ氏》は攻撃時に誘発する能力が特徴的な能力。

《バンブルフラワー夫人》は呪文を唱えるたびに必ず対戦相手にドローをさせてしまう、いわゆる相手に塩を送るタイプの能力。そこをうまく逆手に取るカードを引けていないとただ相手の展開を助けるだけになってしまうので構築やプレイングが非常に難しい統率者ですね。

今回は《フォックスグローブ氏》でデッキを構築する事を考えてみましょう。

 
・《フォックスグローブ氏/Mr. Foxglove》
okamotomh3 67.jpg

5マナ3/5絆魂とやや守備的なスペックを持つ統率者。

自身が攻撃するたび、防御プレイヤーの手札と同じ枚数になるまでカードを引き、もし引かないなら自分の手札からクリーチャーカードを1枚戦場に出すという強力なドローorコスト踏み倒しという特徴的な能力を持っています。

この能力を活かしてリソースを増やしつつコスト踏み倒しをしていく構成になるでしょう。
まずは能力を誘発させるためのサポートカードを見ていきましょう。

 

《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》
《巨岩の門/Dolmen Gate》
《液態化/Aqueous Form》
《接続トンネル/Access Tunnel》
《教団の正装/Brotherhood Regalia》
《街の鍵/Key to the City》
《多用途の鍵/Manifold Key》
《こそ泥の兜/Prowler's Helm》
《ならず者の道/Rogue's Passage》
《警備の抜け道/Security Bypass》
《シルバー・シュラウドの衣装/Silver Shroud Costume》
《ソニック・ドライバー/Sonic Screwdriver》
《ソード・コーストの船乗り/Sword Coast Sailor》
《先駆者の長靴/Trailblazer's Boots》
《サイキックペーパー/Psychic Paper》
《囁き絹の外套/Whispersilk Cloak》
《偵察/Reconnaissance》
《イス卿の迷路/Maze of Ith》
・・・安全な攻撃宣言をサポートしてくれるカード。
統率者を活かすためには毎ターン確実に攻撃宣言できるような工夫が必要です。
ブロックされないようにするカードも最近増えてきましたが、重ね引いてしまうと無駄カードになってしまうので取捨選択したいですね。
これらのカードは装備品なので固有色が無色である事が多く、今後違うデッキを組む際にもまた必要になってくるので、今のうちに集めておくと将来逐一カードを探す手間が省けますね。

 

《数学の天才、アドリック/Adric, Mathematical Genius》
《石成エンジン/Lithoform Engine》
《ストリオン共鳴体/Strionic Resonator》
《ヴァントレスの幻視/Vantress Visions》(《知識の徳目》の出来事側)
《うろつく玉座/Roaming Throne》
・・・統率者の誘発型能力をコピーするカード。
統率者の能力は解決時にドローするか踏み倒しをするかの決定が入ります。
従って、この能力をコピーすると必ず踏み倒しが出来るようになります(手札が少なければ1回目の解決でドローを行い、2回目の解決までに手札が減らされる事がなければドローをする事がないので踏み倒しになる)。
あまり種類はありませんが、これらのカードは確実に踏み倒しをするために必須なので是非採用したいですね。

  

《周到の神ケフネト/Kefnet the Mindful》
《カルニの宝石/Khalni Gem》
《逆説的な結果/Paradoxical Outcome》
《アゾリウスの大法官庁/Azorius Chancery》
《セレズニアの聖域/Selesnya Sanctuary》
《シミックの成長室/Simic Growth Chamber》
《空民の雲乗り/Soratami Cloudskater》
《交易路/Trade Routes》
《悲劇的教訓/Tragic Lesson》
《水深の予見者/Fathom Seer》
《噴出/Gush》
・・・自分の手札の枚数を水増しするカード。
何かしらのコストとして土地を手札に戻すものがいくつかありますが、こういったカードを使うと自分の手札の枚数を一気に増やす事ができます。

okamotomh3 68.jpgこの中では《逆説的な結果》はマナ加速をクリーチャーやアーティファクトに頼っていればドロー量も結構なものになるためコスト踏み倒しをするためのクリーチャーを探しにいくためにも役立ちますね。

 

《エラダムリーの呼び声/Eladamri's Call》
《獣相のシャーマン/Fauna Shaman》
《激情の共感者/Fierce Empath》
《原初の命令/Primal Command》
《呼応した呼集/Shared Summons》
《未発見の脅威/Threats Undetected》
・・・コストを踏み倒したいクリーチャーを探すためのカード。
統率者の能力のドローだけで大型クリーチャーを引ければいいですが、状況に応じて必要なものも変わって来るのでこういったカードも必要ですね。

無事にコスト踏み倒しができた時のために主力となる大型クリーチャーを選別していきましょう。
固有色が2色被っているので《マリーゴールドの騎士、アーサ》でも紹介したカードを結構流用できます。
ただあちらとは異なり踏み倒したクリーチャーはそのターンは攻撃できない+戦場に残るため、要件が大分異なってきます。

 

《頂点のアルティサウルス/Apex Altisaur》
《耕作する巨躯/Cultivator Colossus》
《明けの林の主/Dawnglade Regent》
《暴走暴君、ガルタ/Ghalta, Stampede Tyrant》
《ムラーサの緑守り/Greenwarden of Murasa》
《巨大猿、コグラ/Kogla, the Titan Ape》
《首席議長ゼガーナ/Prime Speaker Zegana》
《王位の守護者/Protector of the Crown》
《産業のタイタン/Titan of Industry》
《森林の怒声吠え/Woodland Bellower》
《天使の調停者/Angelic Arbiter》
《忍耐の元型/Archetype of Endurance》
《希望の天使アヴァシン/Avacyn, Angel of Hope》
《魅力的な執政官/Blazing Archon》
《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》
《極上の大天使/Exquisite Archangel》
《船砕きの怪物/Hullbreaker Horror》
《背くもの/It That Betrays》
《核の占い師、ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxias, Core Augur》
《発展の暴君、ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxias, Progress Tyrant》
《星界の大蛇、コーマ/Koma, Cosmos Serpent》
《大いなる歪み、コジレック/Kozilek, the Great Distortion》
《ニクス咲きの古きもの/Nyxbloom Ancient》
《黎明をもたらす者レイヤ/Reya Dawnbringer》
《セラの使者/Serra's Emissary》
《副陽のスフィンクス/Sphinx of the Second Sun》
《石蹄獣の酋長/Stonehoof Chieftain》
《フロスト・ジャイアントの伯爵、ストルヴァルド/Storvald, Frost Giant Jarl》
《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant》
《虚空の選別者/Void Winnower》
《飢餓の声、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Voice of Hunger》
《原初の夜明け、ゼタルパ/Zetalpa, Primal Dawn》
《飢餓のドミヌス、ゾパンドレル/Zopandrel, Hunger Dominus》
・・・コストを踏み倒したい大型クリーチャー。
戦場に残り続ける事で意味のあるクリーチャーをピックアップしています。
もちろんここではピックアップしきれていないので、自分の好みに合わせて取捨選択していくといいでしょう。

《森林の怒声吠え》は《激情の共感者》とセットで採用する事で、実質マナ総量6以上のクリーチャーを手札に加える能力になるので非常に優秀です。
《セラの使者》はプロテクション(クリーチャー)を宣言すれば統率者が戦闘で討ち取られる事もなくなりますし、相手からの攻撃も受け付けなくなるので非常に強力なカードですね。

 

IN 20
《教団の正装/Brotherhood Regalia》
《街の鍵/Key to the City》
《警備の抜け道/Security Bypass》
《偵察/Reconnaissance》
《数学の天才、アドリック/Adric, Mathematical Genius》
《石成エンジン/Lithoform Engine》
《ストリオン共鳴体/Strionic Resonator》
《うろつく玉座/Roaming Throne》
《逆説的な結果/Paradoxical Outcome》
《噴出/Gush》
《激情の共感者/Fierce Empath》
《呼応した呼集/Shared Summons》
《裏切りの工作員/Agent of Treachery》
《映し身人形/Duplicant》
《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》
《頂点のアルティサウルス/Apex Altisaur》
《森林の怒声吠え/Woodland Bellower》
《希望の天使アヴァシン/Avacyn, Angel of Hope》
《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》
《セラの使者/Serra's Emissary》

OUT 20
《バンブルフラワー夫人/Ms. Bumbleflower》
《鋼毛玉の英雄/Steelburr Champion》
《王国まといの巨人/Realm-Cloaked Giant》
《忘れられた古霊/Forgotten Ancient》
《血根の薬剤師/Bloodroot Apothecary》
《マナ喰らいのハイドラ/Managorger Hydra》
《カロニアのハイドラ/Kalonian Hydra》
《精神の病を這うもの/Psychosis Crawler》
《蛸術師/Octomancer》
《巡歴の干渉者、クウェイン/Kwain, Itinerant Meddler》
《アルガイヴの徴募人、ベイルド/Baird, Argivian Recruiter》
《胞子カエル/Spore Frog》
《愉快なアレチネズミ/Jolly Gerbils》
《栄華の儀式/Rites of Flourishing》
《シミックの隆盛/Simic Ascendancy》
《軍部の推進力/Martial Impetus》
《子ウサギの誘惑/Tempt with Bunnies》
《発見の誘惑/Tempt with Discovery》
《止まり木の防衛/Perch Protection》
《暴動鎮圧/Riot Control》

《フォックスグローブ氏》は新たなコスト踏み倒し系統率者デッキになりました。

毎ターン確実に能力を誘発させ続ける事、大型クリーチャーを手札に用意しておく事をしっかり意識した構築が重要です。
ドローをしたい、コスト踏み倒しをしたい、それぞれのタイミングで防御プレイヤーのブロッカー事情に左右されないように安全に攻撃するための工夫は非常に重要なので、ここを中心に強化していくと良いでしょう。

また、除去能力持ちのクリーチャーを展開するために脅威となるプレイヤー以外に手札が少ないプレイヤーに攻撃させてもらうなどの協力プレイも可能な統率者です。
《フォックスグローブ氏》から統率者戦を始めて政治力・交渉力を磨いていくのもアリですね。

 

 

・「リスの悪ふざけ」

黒緑の統率者デッキで、統率者候補は《根花のヘイゼル》と《どっきりドングリ団》。
okamotomh3 69.jpgokamotomh3 70.jpg

《根花のヘイゼル》はトークンを利用したマナ能力と、トークンのコピーを生成する能力を持つシステムクリーチャー的な統率者。

《どっきりドングリ団》はリスを利用した武闘派の統率者。
《根花のヘイゼル》は潤滑油的な能力になり、どちらかというと《どっきりドングリ団》の方がデッキの方向性が分かりやすいので、こちらでデッキを考えてみましょう。

 
・《どっきりドングリ団/The Odd Acorn Gang》
okamotomh3 70.jpg

5マナ5/5というガッチリしたスペックに威迫、トランプル、到達とキーワード能力を3つも持っています。
威迫とトランプルはそこまで強い組み合わせではありませんが(2体以上でブロックされるとほとんどトランプルでダメージが通らなくなるため)、持っていて困るものでもないので贅沢は言えませんね。

1つ目の能力はリスにサンダー・ジャンクションの無法者の傭兵トークンのような修整を与える起動型能力を付与する能力。
リストークンは比較的数を並べやすく、それらの力を1体のリスに集約させる事が出来るので、これを活かして統率者ダメージを狙うデッキが組みやすいでしょう。

2つ目の能力は《秘密を知るもの、トスキ》のような能力。
テキストの書き方から、プレイヤー1人に複数体のリスが戦闘ダメージを与えても1ドローだけですが、複数プレイヤーに戦闘ダメージを与えればそのプレイヤーの人数分ドローできます。
《秘密を知るもの、トスキ》ほどの大量ドローはできませんが、統率者自身が戦闘ダメージを通しやすいため、比較的安定してドローを進める事ができますね。

 

《どんぐりカタパルト/Acorn Catapult》
《ドングリの収穫/Acorn Harvest》
《リスのお喋り/Chatter of the Squirrel》
《クローク森の隠者/Cloakwood Hermit》
《リスの巣の守り手/Drey Keeper》
《リスの聖域/Squirrel Sanctuary》
《新緑の命令/Verdant Command》
・・・リスを用意できるカード。
すでにデッキに採用されているものやブルームバロウの新規カードでも十分網羅されていますが、過去のカードでもリスを生成するカードは多く存在します。
《クローク森の隠者》や《リスの聖域》など、トークンでないクリーチャーが墓地に落ちることで継続的にリストークンを生成できるので、ある程度生け贄手段をデッキに採用しておくと良いでしょう。

 

《慈善家の薬/Benefactor's Draught》
《動員/Mobilize》
《みなぎる活力/Vitalize》
・・・自分のクリーチャー全てをアンタップするカード。
リスを並べた後、これらのカードを使って統率者への起動型能力を再度起動すると簡単に統率者ダメージ21点を狙えるでしょう。

 

《最上位/Alpha Status》
《アフェット式底ざらい/Aphetto Dredging》
《旗印/Coat of Arms》
《闇の覆い/Cover of Darkness》
《憑依された者/Haunted One》
《大蛇の契約/Pact of the Serpent》
《英雄たちの送り火/Pyre of Heroes》
《種の専門家/Species Specialist》
《石鍛冶の傑作/Stoneforge Masterwork》
・・・部族サポートカード。
リスを並べる事にはなりますが、クリーチャーカード自体は少ないので《通報の角笛》《勝者の戦旗》のような指定した部族のクリーチャーカードを参照するものは少し使いにくいでしょう。
okamotomh3 71.jpg石鍛冶の傑作》はリスを並べて統率者で殴るこのデッキではピッタリですね。

ここまでのカードで統率者のサイズを致死量まで育てる事は可能でしょう。
後は攻撃を通すための回避能力を付与していきましょう。

《教団の正装/Brotherhood Regalia》
《街の鍵/Key to the City》
《多用途の鍵/Manifold Key》
《こそ泥の兜/Prowler's Helm》
《ならず者の道/Rogue's Passage》
《シルバー・シュラウドの衣装/Silver Shroud Costume》
《ソニック・ドライバー/Sonic Screwdriver》
《先駆者の長靴/Trailblazer's Boots》
《サイキックペーパー/Psychic Paper》
《炎叫びの杖/Fireshrieker》
・・・毎度おなじみ(?)ブロックされない状態にするカードたち。

okamotomh3 72.jpg炎叫びの杖》はブロックされなくなるわけではありませんが、今回の統率者はトランプルをそもそも持っているので二段攻撃を付与すれば大抵の攻撃は通るぐらいのダメージを叩き出せるためここでピックアップしています。
《シルバー・シュラウドの衣装》は初回装備コストを無料にしてくれますが、最初のターンだけ被覆を付与してしまうため統率者の能力で他のリスからの修整を受けられなくなってしまいます。
装備する前に起動しておかないといけないのでその点だけ注意したいですね。

《バジリスクの首輪/Basilisk Collar》
《ナイレアの弓/Bow of Nylea》
《オーランの凍り牙/Ohran Frostfang》
《バイパーの牙、サリス/Saryth, the Viper's Fang》
《スゥルタイの呪印/Sultai Runemark》
《ヴォーパル・ソード/Vorpal Sword》
・・・接死を付与するカード。
接死とトランプルを併せ持つクリーチャーが攻撃した場合、ブロッカー1体につき1点だけで致死ダメージを与えた事にしてダメージ計算をできます。
従って、2体でブロックされれば2点だけブロッカーにダメージを割り振って残りを防御プレイヤーに割り振る事が可能です。
シンプルにブロックされないという回避能力に比べると多少ダメージは軽減されてしまうので、統率者ダメージ21点を目指す事だけを考えると一歩劣ってしまいますが、オマケ能力が強力だったりそもそもコストが軽かったりするので採用を考えても良いでしょう。

okamotomh3 73-2.jpgナイレアの弓》《オーランの凍り牙》《バイパーの牙、サリス》は他の攻撃クリーチャーにも接死を付与してくれる点が優秀で、統率者の誘発型能力によってドローを進めるためにリスで各対戦相手に攻撃する事が多くなりますが、相手からするとブロックしたら相討ち、ブロックしなかったらドローさせるので大分悩ましい状況を作れます。

IN 20
《どんぐりカタパルト/Acorn Catapult》
《ドングリの収穫/Acorn Harvest》
《リスのお喋り/Chatter of the Squirrel》
《クローク森の隠者/Cloakwood Hermit》
《リスの巣の守り手/Drey Keeper》
《リスの聖域/Squirrel Sanctuary》
《慈善家の薬/Benefactor's Draught》
《動員/Mobilize》
《みなぎる活力/Vitalize》
《最上位/Alpha Status》
《大蛇の契約/Pact of the Serpent》
《石鍛冶の傑作/Stoneforge Masterwork》
《教団の正装/Brotherhood Regalia》
《こそ泥の兜/Prowler's Helm》
《サイキックペーパー/Psychic Paper》
《炎叫びの杖/Fireshrieker》
《ナイレアの弓/Bow of Nylea》
《オーランの凍り牙/Ohran Frostfang》
《バイパーの牙、サリス/Saryth, the Viper's Fang》
《ヴォーパル・ソード/Vorpal Sword》

OUT 20
《さえずる魔女/Chittering Witch》
《強欲な果食動物/Insatiable Frugivore》
《月の石の賛美者/Moonstone Eulogist》
《悲哀の徘徊者/Woe Strider》
《オーガの貧王/Ogre Slumlord》
《終末の祟りの先陣/End-Raze Forerunners》
《終わりなき巣網のアラスタ/Arasta of the Endless Web》
《アカデミーの整備士/Academy Manufactor》
《ベレドロス・ウィザーブルーム/Beledros Witherbloom》
《病的な日和見主義者/Morbid Opportunist》
《疫病造り師/Plaguecrafter》
《ネイディアの夜刃/Nadier's Nightblade》
《巣のシャンブラー/Nested Shambler》
《ズーラポートの殺し屋/Zulaport Cutthroat》
《呪われた狩人、ガラク/Garruk, Cursed Huntsman》
《苦痛の命令/Decree of Pain》
《美食家の才能/Gourmand's Talent》
《想起の拠点/Bastion of Remembrance》
《腐れ蔦の再生/Moldervine Reclamation》
《仮面林の結節点/Maskwood Nexus》

《どっきりドングリ団》は割とシンプルに統率者ダメージを狙うデッキになりました。

そもそも統率者のスペックやキーワード能力が強力な事、リスを用意する事さえできれば更なる修整も+2/+2と強化幅が大きい事、攻撃を通すだけでドローを進められる事など、統率者自身が強力なので扱いやすいのは良いですね。
リスを用意する事以外は特に工夫しなくとも割とゲームメイクがしやすいデッキになるので、ここから統率者戦を始めるプレイヤーには良いかもしれません。
逆に言うと、リスを用意する以外の部分をどう構築するかによってデッキの強さが変わってきます。
統率者ダメージを狙うためにより除去耐性を持たせたりブロッカーを排除するカードを増やしたり、よりリスシナジーに寄せてみたり、色々と工夫は可能です。

okamotomh3 74.jpg

今までのリスデッキといえば《リスの将軍、サワギバ》がいましたが、あちらはどちらかというとコンボデッキになるので、武闘派のリスデッキを使いたい方にもオススメできる統率者ですね。

 

以上でブルームバロウ編の記事は終了です。

今回の記事で紹介しきれなかった統率者や、特定のデッキで非常に強力な助っ人となるサポートカードなどまだまだいっぱいあります。
皆さんも是非新しい統率者を組んでみたり、カードリストをもう一度眺めて自分の統率者に合いそうなカードを探してみてください!

最後までお読みいただきありがとうございました!

カードゲーム通販BIGWEB

↑↑『ブルームバロウ』シングルカードのご購入はカードゲーム通販「BIGWEB」MTGショッピングページで!!↑↑

カードゲーム通販BIGWEB

↑↑カードゲーム通販「BIGWEB」でのお買い物はこちらをクリック!!↑↑