岡本桂多のKill them All!~『霊気走破』編・前編~

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お久しぶりです!BIGWEB統率者戦担当の岡本桂多です!
皆さん楽しい統率者戦ライフをお過ごしでしょうか?


僕は前回の『ファウンデーションズ』では

先見者、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Visionary
芽生えの王、シュルーファス/Shroofus Sproutsire
棘持つ暴走者、スリンザ/Slinza, the Spiked Stampede
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この3つのデッキを組んで遊んでいました。

この中では《先見者、ニヴ=ミゼット》が非常に強力で、他のデッキでは中々味わえないドロー量でクセになる強さでした!
他にも《運命を笑う者、アリーシャ》《世界を喰らうもの、コーマ》《溌剌とした探検家、おたから》《浜辺の王、プラゴン》《絞り取る徴税人、レヴ》など様々な統率者を見かけました!


さて、『霊気走破』では久しぶりにカラデシュやアモンケットの登場人物が現れるエキスパンションとなります。

新規ギミックは速度/エンジン始動!、消尽、再録ギミックは機体、騎乗、サイクリング。

速度/エンジン始動!は、自分のターンの間に対戦相手がライフを失う事で速度が上がっていくギミック。
1ターンに1回しか速度が上がらないので、1対1のフォーマットに比べると速度が上がりにくい点が欠点ですが、対戦相手が3人いるので攻撃する先が選べる利点もあるため一長一短です。
また、速度が一度上がると自然と下がる事はないため、イニシアチブや統治者などのようにその後の戦闘で気を付ける必要がないのも良いですね。

消尽は1回しか起動できない起動型能力につけられた名前です。
今までも《戦闘態勢》など一部のカードに見られた制限で、特に新たなギミックというわけではありません。
消尽能力はその制限がある代わりに強力な効果なものが多いですね。
1回しか起動できないという制限も一度戦場を離れれば解けるので、《永遠王、ブレイゴ》《隠された領域のローン》などの明滅を多用する統率者であれば制限を気にせず使えるので活躍の機会はありそうです。


特に新たなバリエーションが増えたわけではありませんが、機体が多く収録されているため《刃を持つ者、アスター》《模範操縦士、デパラ》《エドワード・ケンウェイ》《大牙勢団の総長、脂牙》《天才操縦士、コトリ》など機体シナジーを持つ統率者が更に強化されそうですね。

 

それではいつも通り新セットの中身を見ていきましょう!

・注目カード5選
・注目統率者ピックアップ
・統率者デッキを強化しよう!(後編にて掲載)


・注目カード5選

5位《運送の魔道士/Transit Mage
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戦場に出たときに4、5マナのアーティファクトを探してくれる《粗石の魔道士》
今まで他のマナ域は各種魔道士(《捧げ物の魔道士》《戦利品の魔道士》《宝物の魔道士》)が探せましたが絶妙に4、5マナがカバーできていませんでした。

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シンプルにサーチカードなので弱くはありませんが、4、5マナ域というのは強力なアーティファクトが多数存在するマナ域です。
《運命の扉》《エルドラージの碑》親族旗のような全体強化系アーティファクト、一つの指輪《神秘の炉》《パンハモニコン》のようなアドバンテージにつながるカード、多勢の兜《仮面林の結節点》《パルンズの剣》のようなコンボパーツ、霊気貯蔵器《ゴブリンの大砲》のようなフィニッシャー等々、紹介し始めるとキリがありません。
物によっては替えが利かないようなものもありますし、これらにアクセスしやすくなるのは助かるデッキも多いことでしょう。

 

4位《忍耐の記念碑/Monument to Endurance
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カードを捨てるたびに何かボーナスがもらえるという珍しいアーティファクト。
1ターン中に3回までしか誘発しないので簡単に無限コンボなどは作れませんが、カード1枚を捨てるたびと書いてあるので一度に複数枚捨てた場合は捨てた分誘発することになります。
3つ目の3点ライフルーズは統率者戦ではそこまで大きくはありませんが、ある程度ロングゲームになりそうな卓であれば毎ターン誘発すれば馬鹿にならない打点になるでしょう。

自分の手札を捨てる能力を持つ統率者は割と存在しますが、可能なら1ターン中に少なくとも2回、可能なら3回誘発させられる統率者で使いたいですね。

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《鎚族のアンバー・グリストル》《エインジー・ファルケンラス》《怒れる腹音鳴らし》カイラ・ビン・クルーグ女王《策謀の予見者、ラフィーン》《侵攻の伝令、ローナ》《冥王、サウロン》《六番》《ウィンドグレイスの魂》あたりは1ターンに複数枚手札を捨てやすい統率者です。
この中だと《カイラ・ビン・クルーグ女王》は《忍耐の記念碑》を引けていれば能力で戦場に出しつつ、次回以降の能力起動時にはその恩恵を受けられるためデッキの動きによくマッチしていますね。

無色のアーティファクトなので固有色の縛りもなく、誘発条件も特徴的なので今後も何かと活躍する機会はありそうなカードです。

 

3位《守護の陽馬/Guardian Sunmare
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5マナ5/5と比較的大きめサイズな馬・乗騎。
騎乗された状態で攻撃すると、3マナ以下の土地でないパーマネントをライブラリーから探して直接戦場に出せるという非常に強力な能力を持っています。

そもそも探せるカードの範囲が非常に広く、他の固有色を含まずともファイレクシアの供犠台《アシュノッドの供犠台》爆破基地《狂信的傾倒》などの生け贄手段にまずアクセスできますし、《蘇生の天使》《夕暮れヒバリ》《療治の侍臣》厳粛など多種多様なコンボパーツにもアクセスが可能です。

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コンボでなくとも《ドラニスの判事》《石のような静寂》《安らかなる眠り》沈黙のオーラなどの妨害系のパーマネントもほぼ全てカバーできますし、そこまで狙わずとも《太陽の指輪》《秘儀の印鑑》などのマナ加速、《師範の占い独楽》《巻物棚》などのドロー操作にアクセスできるだけでも十分といえるでしょう。

本体は特に回避能力を持っていないもののそもそものスペックが5/5と生半可なブロッカーには討ち取られませんし、仮に討ち取られても能力自体は誘発しているので問題にはなりにくいですね。

本体が5マナというコストが少し重めな事と、速攻を持っていないのでタイムラグが少し気になる事が欠点です。

他にもマナ加速がしやすい緑絡みのデッキであれば早めに展開もできますし、無限コンボパーツの他にも森の知恵という非常に強力なドロー操作パーマネントにもアクセスできるようになるのでオススメです。
地味に馬なので運命の駿馬、スゥリッドデッキでは間違いなく採用されるでしょう。

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2位《新たな結束/Renewed Solidarity
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統率者デッキからのピックアップ。
3マナのエンチャントで、戦場に出たときに選んだ部族に恩恵をもたらす部族用カードです。

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1つ目の能力はシンプルにパワーを1上げるというもの。
効率的には縫い合わせの旗と同等です。

その性質上恐竜やドラゴンのようなあまり横並びしない部族よりは人間、兵士、マーフォーク、吸血鬼、ゾンビ、ゴブリン、エルフなど横並びしやすい部族デッキに入りそうです。
固有色が白なので白赤のゴブリンデッキは作りにくいものの他の部族は白を含む部族統率者がすでに存在するため、それらを再評価できるかもしれません。

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2つ目の能力はオセロットの群れのように、そのターンに戦場に出た選ばれた部族のトークンのコピーを生成するというもの。
モダンで《オセロットの群れ》をプレイしている人、プレイされているシーンを見た人であればあの能力がいかに強力なものかお分かりかと思います。
生成したトークンの数が最終的に倍になるので、《選定された行進》と似たような結果になります。
指定した部族だけ、かつタイムラグがあるとはいえ、3マナでこれが出来るのは中々に優秀です。

《輝かしい聖戦士、エーデリン》《千番目の月、アニム・パカル》《エドガー・マルコフ》《盾持つ乙女、エオウィン》《永遠神オケチラ》《氷冠のヒルダ》などトークンを生成する統率者は非常に多く存在するため、居場所はすぐに見つかるでしょう。

okamotoDFT 11.jpg永遠神オケチラは生成するトークンのサイズが大きいため、生成量が倍になるとその分打点も一気に上がるのでオススメです。
また、統率者本人もゾンビなので1つ目の能力による恩恵もしっかり受けられる点も見逃せないですね。

部族統率者は今後も必ず増えていくので、絶対に持っておきたい1枚と言えるでしょう。

 
1位《ガイドライト、雲水核/Mendicant Core, Guidelight
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白青のアーティファクトシナジーカード。

最高速度に達するまではアーティファクトの数量分のパワーを持つ、大分攻撃的なクリーチャーです。
宝物トークンやマナアーティファクトなどアーティファクトの数は確保しやすく、またそういったデッキの天敵であった《波止場の恐喝者》も現在は禁止推奨リストに入っているのも追い風です。

一度最高速度に達すると、アーティファクト呪文を唱えるときに1マナ払うだけでコピーできる、非常に強力な能力に化けます。


白青という多色カードのため採用できるデッキは限られますが、アーティファクトシナジーの統率者で白青を含むものは多く存在します。

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《エーテリウム造物師、ブレイヤ》《航行長ハナ》《天才操縦士、コトリ》《覇者シャルム》《電位式の天才、シドリ》工匠の主任、ウルザなどは活躍の機会がありそうな統率者デッキ。
特に《工匠の主任、ウルザ》はそもそも構築物トークンと同じパワーを持つようになるのでデッキの方向性に沿っており、威迫という回避能力も付与でき、更に最高速度に達した後のアーティファクトコピー能力も構築物トークンのサイズアップにも寄与する、と相性のいい部分ばかりですね。


統率者としてデッキを組む事も考えられます。
比較的簡単にパワーを上げられるため、統率者ダメージを
狙うのが分かりやすい勝ち手段になりますね。
タフネスが3と少々心もとないため、回避手段を付与するカードを多めに採用していきましょう。

《アジリティのボブルヘッド/Agility Bobblehead》
《ビルボの指輪/Bilbo's Ring》
《教団の正装/Brotherhood Regalia》
《K-9 マークI型/K-9, Mark I》
《街の鍵/Key to the City》
《多用途の鍵/Manifold Key》
《こそ泥の兜/Prowler's Helm》
《シルバー・シュラウドの衣装/Silver Shroud Costume》
《離反ダニ、スクレルヴ/Skrelv, Defector Mite》
《怪しげな書架/Suspicious Bookcase》
《先駆者の長靴/Trailblazer's Boots》
《結婚式への招待状/Wedding Invitation》
《サイキックペーパー/Psychic Paper》
《囁き絹の外套/Whispersilk Cloak》
《聖堂の頭蓋爆弾/Basilica Skullbomb》
《天界の鎧/Celestial Armor》
《飛行の呪文爆弾/Flight Spellbomb》
《金色の両翼/Gilded Pinions》
《フックブレード/Hookblade》
・・・アーティファクトで回避能力を持たせられるカード。

okamotoDFT 13.jpg聖堂の頭蓋爆弾《飛行の呪文爆弾》など使い切りのものは普段は使われませんが、最高速度に達した後にコピーしてドローを進める事ができるため今回は採用を検討してもいいでしょう。
《囁き絹の外套》は除去耐性も持たせてくれますが、被覆なため普段は他の強化手段も併用したい統率者では敬遠されがちです。
今回はアーティファクトを並べるだけで統率者のサイズアップが見込めるため、十分仕事はしてくれるでしょう。

速度を上げるためのカードを採用しても良いのですが、最高速度に達した後の役割がほとんどなくなってしまうため今回はピックアップしていません。
今回の統率者が2マナとコストが軽く、適当なカードを採用するぐらいなら回避能力を付与するカードを採用して、統率者をさっさと出して攻撃して速度を上げていった方が無駄なカードを採用せずに済むのもピックアップしていない理由の一つです。
仮に採用するなら《電結の投槍兵》などの接合持ち、《ジンジャーブルート》《シルヴァー・レイヴン》などの回避能力持ち、《エスパーの歩哨》などの強力な能力持ち、そして可能な限りアーティファクトであるカードを採用していきましょう。

 
《炎叫びの杖/Fireshrieker》
《力線の斧/Leyline Axe》
《決闘者の遺産/Duelist's Heritage》
・・・二段攻撃を付与できるカード。
素のパワーが非常に大きくなるので、二段攻撃によって打点が飛躍的に向上します。
特に力線の斧はトランプルもつけてくれるので他の回避能力がなくとも十分な打点を叩き出してくれることでしょう。

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《きらきらするすべて/All That Glitters》
《発掘現場の技師/Digsite Engineer》
《ラト=ナムの創立者、ドラフナ/Drafna, Founder of Lat-Nam》
《湖に潜む者、エムリー/Emry, Lurker of the Loch》
《鑑識の利器師/Forensic Gadgeteer》
《イラクサ嚢胞/Nettlecyst》
《最高工匠卿、ウルザ/Urza, Lord High Artificer》
《世界歩きの兜/Worldwalker Helm》
《サイバードライブの起動者/Cyberdrive Awakener》
《いざ動け/Rise and Shine》
・・・アーティファクトサポートのカード。

okamotoDFT 15.jpgこの中だと世界歩きの兜が特に相性がいいでしょう。
序盤は少し活躍しにくいものの、統率者の能力でコピーしたアーティファクトは全てトークンの状態で戦場に出るため追加の地図トークンが毎度生成されますし、何もなくとも起動型能力でアーティファクトの数を増やして統率者の打点向上、更にそのアーティファクトが何らかのコピートークンであれば効果が倍増していきます。
《世界歩きの兜》を統率者の能力でコピーできれば《世界歩きの兜》自身を更にコピーしていくことができ、最終的によくわからない数のアーティファクトで盤面を埋め尽くす事ができます。
《前兆の時計》と《金粉の水蓮》などがあれば最終的には無限トークン→無限マナコンボができます。
どれもこのデッキであればコンボパーツが揃っていなくてもそこそこの働きをしてくれるため、採用しておくといいでしょう。
《サイバードライブの起動者》と《いざ動け》は自分のアーティファクトが突然動き出すカード。
最高速度の能力を活用すればアーティファクトを横並べさせられるので、それら全てを4/4クリーチャーに出来ればライフを削りきるのも容易でしょう。

 
記憶への消失/Vanish into Memory
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・・・他の項目とは異なりますが相性のいいカード。
《ガイドライト、雲水核》はパワーの高さが魅力的ですが、白青という固有色では《魂の威厳》のようなパワー依存のドローカードが少なく、《記憶への消失》ぐらいしかありません。
《ガイドライト、雲水核》に使えばドロー量はアーティファクト分、ディスカード量は3枚で(ほぼ)固定と一気に手札を増やす事ができます。
4マナというコストの重さが気になるものの《毒の濁流》のような全体除去からも統率者を守る事が出来る点も優秀ですね。

《ガイドライト、雲水核》は丸っこくて可愛い見た目に反して攻撃的な統率者デッキになりました。
統率者のコストが2マナと唱え直しがしやすい点、パワーが簡単に上げられる点、速度が一度上昇したら下がらない点など扱いやすい点が多いのが魅力です。
統率者自身では手札を増やしたりアドバンテージを増やしたりする事ができない点だけ注意が必要なので、それをサポートできるような構築にするといいでしょう。

 

 
・注目統率者ピックアップ

ルクサの体現、サブ=スネン/Sab-Sunen, Luxa Embodied
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青緑の神統率者。
5マナ6/6、到達トランプル破壊不能とどっしりとしたステータス。
1つ目の能力は、自身の上に置かれているカウンターの数を参照して偶数の時だけ戦闘に関われるというデメリット能力。
過去の神同様スペックが優秀な分のデメリットですね。
とりあえず戦場に出たターンは0個=偶数なのでブロックに回れるのは安心できますね。
2つ目の能力は第1メインフェイズ開始時に+1/+1カウンターを1個置き、自身の上に置かれているカウンターが奇数なら2ドローできるというもの。
普通に使うなら戦場に出したターンはブロックに回り、次のターンは2ドローしつつ戦闘できず、その次のターンにようやく攻撃できるという経過した時間によって押し引きを変えていくデザインです。

自身の能力で勝手に強化していける点、元からトランプルを持っている点から、統率者ダメージを狙いにいける統率者デッキが作れそうです。

余すところなく運用するために、統率者の能力が誘発した後は奇数、それ以外の時は偶数という状態をキープする必要があります。
従って、第1メインフェイズ中~攻撃クリーチャー指定までのタイミングでカウンターを乗せて偶数個にできるカードを探していきましょう。

 

《古えの憎しみ/Ancient Animus》
《大ドルイドの魔除け/Archdruid's Charm》
《カロニアの牙/Fangs of Kalonia》
《ガイアの贈り物/Gaea's Gift》
《バイパーの贈り物/Gift of the Viper》
《融合する成長/Grafted Growth》
《高所の追求/Scale the Heights》
《絹鎧/Silkguard》
《蛇皮のヴェール/Snakeskin Veil》
《ぬめる化け眷者/Slippery Bogbonder》
《深輝エイ/Deepglow Skate》
《活性化のうねり/Invigorating Surge》
《英雄たちの結束/Solidarity of Heroes》
《ターナジール・クアンドリクス/Tanazir Quandrix》
《威圧の光景/Visions of Dominance》
《論議を呼ぶ計画/Contentious Plan》
《実験的占い/Experimental Augury》
《ぎらつく宝球/Glistening Sphere》
《血清の罠/Serum Snare》
《着実な進歩/Steady Progress》
《テゼレットの計略/Tezzeret's Gambit》
《ハダーナの登臨/Hadana's Climb》
・・・単発でカウンターを置けるカード。
可能なら継続的にカウンターを置きたいのであまり採用する事はありません。
絹鎧のような除去に対抗するためのカードやカロニアの牙のような+1/+1カウンターを倍増させて一気に打点を稼ぐカードはそれでも採用を検討できるレベルですね。

okamotoDFT 18.jpgハダーナの登臨は一見すると継続的にカウンターを置けるカードですが、すぐに変身条件を満たしてしまうのでこの項目で紹介しています。とはいえ変身後も非常に強力な打点サポートになるので是非とも採用したいですね。

 
《活性機構/Animation Module》
《ナイレアの弓/Bow of Nylea》
《棘を播く者、逆棘のビル/Bristly Bill, Spine Sower》
《時計回し/Clockspinning》
《角突きの導師/Hornbash Mentor》
《マーフォークのスカイダイバー/Merfolk Skydiver》
《忘却石/Oblivion Stone》
《カザンドゥへの撤退/Retreat to Kazandu》
《咆哮する大地/Roaring Earth》
《自然形成師/Shapers of Nature》
《シミックの隆盛/Simic Ascendancy》
《有刺ティラナックス/Spined Tyrranax》
《絡み転がり/Tangle Tumbler》
《タイライトの聖域/Tyrite Sanctum》
《翼長の導師/Wingspan Mentor》
《霊気式増幅器/Aetheric Amplifier》
《大鎌猫の仔/Scythecat Cub》
《育殻組のヴォレル/Vorel of the Hull Clade》
《逆説の彫刻家、ジモーン/Zimone, Paradox Sculptor》
《伝染病の留め金/Contagion Clasp》
《夢潮の鯨/Dreamtide Whale》
《進化の賢者/Evolution Sage》
《流束の媒介者/Flux Channeler》
《容赦無い潮流/Inexorable Tide》
《カーンの拠点/Karn's Bastion》
《完全化の杖/Staff of Compleation》
《病毒のドレイク/Viral Drake》
《連合のギルド魔道士/Combine Guildmage》
・・・マナなど条件はあるものの継続的にカウンターを置けるカード。

okamotoDFT 21.jpgナイレアの弓は起動するたびに2マナ必要になりますが、統率者が接死+トランプルを持つようになるので戦闘ダメージを通しやすくなるので非常に強力です。
《シミックの隆盛》は別筋の勝ち手段として使えますが、前述した《カロニアの牙》などと組み合わせるとより現実的な勝ち手段になるでしょう。


《八百長試合/Fight Rigging》
《亭主の才能/Innkeeper's Talent》
《失われた十手/Lost Jitte》
《気性の荒いタンブルワグ/Ornery Tumblewagg》
・・・マナなどの条件がほぼ無く継続的にカウンターを置けるカード。
基本的に最初に唱えるコストさえ支払えばあとは勝手にカウンターの条件を達成してくれるので非常に優秀です。

okamotoDFT 22.jpg八百長試合は継続的に+1/+1カウンターを置ける上に統率者が簡単に秘匿条件を達成できるためアドバンテージも稼げる重要なカードです。

青緑という組み合わせはたびたび+1/+1カウンターを参照するカードが登場する固有色なので、そういったカードも採用しましょう。

《西の樹の木霊/Kodama of the West Tree》
《ダニー・ピンク/Danny Pink》
《ディープウッドの住人/Deepwood Denizen》
《ライオンの陰影/Lion Umbra》
《フラクタルの装具/Fractal Harness》
《秘滝の軍使/Herald of Secret Streams》
《カロニアのハイドラ/Kalonian Hydra》
《ジアーダの贈り物、ラクシオール/Luxior, Giada's Gift》
《13代目ドクター/The Thirteenth Doctor》
・・・+1/+1カウンターを参照するサポートカード。

okamotoDFT 23.jpgこの中ではジアーダの贈り物、ラクシオールが実質的に置かれているカウンターの数を倍にするような打点の上げ方をしてくれる装備品で、軽めのコストで継続的に打点アップしてくれる心強い味方です。

《ルクサの体現、サブ=スネン》は基本的に+1/+1カウンターを増やしながら統率者ダメージを狙いに行く、わかりやすい統率者デッキになりました。
統率者ダメージを狙う時に必要なのは打点と回避能力ですが、回避能力に関してはすでにトランプルを、打点に関しては少し時間がかかるものの自力でカバーできているのは良いですね。
除去耐性も破壊不能が、更に自身の能力でドローを進めれば青の打ち消し呪文にもアクセスしやすくなって破壊以外の妨害への耐性も高まるのでうまく回れば手が付けられなくなるでしょう。

+1/+1カウンターを扱うということで《硬化した鱗》《倍増の季節》《打ち砕かれた尖塔、オゾリス》などのカウンター倍化系を使いたくなりますが、これだと奇数個のときに能力で2個乗ってしまい奇数のままになり攻撃できなくなってしまいます。
逆に言うと戦闘に関与しなくても良い、ドローカードとして扱いたい場合はこれらのカードを使うと毎ターン追加で2ドロー出来る統率者になります。
この場合はもちろん統率者ダメージを狙えないので、追加ターンなどを連打してドローを進めて無限コンボを狙うようなコンボ・コントロールデッキが組めるでしょう。

+1/+1カウンターを増やすカードさえ採用しておけば後は比較的自由に構築しても戦えるので、初心者の方にもオススメな統率者です。

 

後編につづく

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