岡本桂多のKill them All!~『ストリクスヘイヴンの秘密』編・前編
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【目次】
・注目カード5選
・注目統率者ピックアップ
・統率者デッキを強化しよう!(後編にて掲載)
お久しぶりです!BIGWEB統率者戦担当の岡本桂多です!
皆さん楽しい統率者戦ライフをお過ごしでしょうか?
前回の『ミュータントタートルズ』はスケジュール的に記事の執筆が難しく、掲載できませんでした。申し訳ありません!
執筆用のメモによると注目カードは
《コンティニュー?/Continue?》
《怪奇事件担当記者、エイプリル/April, Reporter of the Weird》
《監視亀ラ/Sewer-veillance Cam》
《時を駆けるタートルズ/Turtles in Time》
《ノーサンプトンの農場/Northampton Farm》
でした!
皆さんのタートルズの注目カードはどんなラインナップでしたか?
自分の統率者デッキは
《怪奇事件担当記者、エイプリル/April, Reporter of the Weird》
《時の牢獄を破りし者、サヴァンティ・ロメロ/Savanti Romero, Time's Exile》
《乱暴鼠、スプリンター/Splinter, Radical Rat》
この3つのデッキを組んで遊んでいました。
この中では《怪奇事件担当記者、エイプリル》が中々に強力で、ドロー能力が非常に強力なため、統率者を強化して攻撃しているだけで簡単にゲームを掌握できる優秀なクリーチャーでした。
今後も《進化の爪、エズーリ》のような青絡みでクリーチャーを強化できる統率者での活躍が見込めそうでした。
さて、新セットの『ストリクスヘイヴンの秘密』は魔法学院ストリクスヘイヴンの舞台に再訪するエキスパンション。
前回も学院の各種ドラゴンや数々の伝説のクリーチャー、ミスティカルアーカイブでバリエーションが増えた《悪魔の教示者》など統率者界隈もにぎわっていましたね。
今回の新規ギミックは準備、即妙、演目、注入、増分、範例で、再登場ギミックはフラッシュバック、収斂。
準備は中々ややこしいギミックですが、簡単に言うと準備クリーチャーが「準備済状態」になると、そのカードに書かれている「準備呪文」のコピーが追放領域に生成されて、それを唱えてもよい、というもの。
そのコピーを唱えるか、準備クリーチャーが戦場を離れるとそのコピーも消えるので使う時は注意が必要ですね。
クリーチャーが戦場に出るに際し準備済状態になるものが多く、そういったクリーチャーを活用するなら明滅させて再度準備済状態にする、墓地から戦場に戻す、《騙し討ち》などでコストを踏み倒して準備呪文の方をすぐに唱える、クリーチャーをコピーして準備呪文を増やす(すでに戦場に出ているクリーチャーを準備クリーチャーのコピーにしても意味がない点に注意)、など様々なデッキで利用価値はありそうです。
即妙は英雄的と似た挙動の能力語で、「クリーチャーを対象にインスタントかソーサリーを唱えるたび」誘発する能力をまとめたものです。
英雄的とは異なり対戦相手のクリーチャーを単体除去などで妨害しても誘発するため、誘発タイミングは中々多そうです。
シルバークイル=白黒の能力ということで、こういった単発のインスタントやソーサリーを唱えてうれしい《面晶体の掘削者、ザダ》《贖いし者、フェザー》のような赤絡みの統率者で使いにくいのがちょっと残念そうです。

一応《贖いし者、フェザー》は白も含むので、白単色の即妙持ちカードに期待できそうです。
また、対戦相手のクリーチャーを積極的に除去したい《クレイヴン・ザ・ハンター》《シェイ・コーマック》《戦慄の織り手、シェロブ》などでも採用できるカードはありそうですね。
演目は「インスタントやソーサリーを唱えるたび、5点以上のマナを支払っていたら」誘発する能力をまとめた能力語。
マナコストを支払わずに唱える悪用方法はできないようになっていますね。
その制限の都合上、似たようなインスタントやソーサリーメインになる《イズマグナスのミジックス》などの統率者はコストを軽減してしまうため相性が悪いものの、《ゴアガッツ団の親分、ラッガドラッガ》《大賢者、テラ》など今までのカードで支払ったマナの点数を参照するものもあるため、新デッキ・従来のデッキともに新たな構築の可能性が感じられます。

注入は「このターンにライフを得ていたら」何かしらのボーナスを得られる能力をまとめた能力語です。
ウィザーブルーム=黒緑の能力ということで、白の次にライフを得やすい固有色に備わっているのは扱いやすそうですね。

黒緑の統率者なら《魂浸し、ダイナ》《簒奪者、イクラ・シディーキ》《蜘蛛網の頭、アイゾーニ》、黒単の統率者なら《威名のソルジャー、セフィロス》《薄暮薔薇の棘、ヴィト》、白がまざりますが《黄昏をもたらす者、ロドルフ》《救われぬ者、クラヴ》など、ライフを継続的に得やすい統率者であれば注入能力を簡単に運用する事ができそうですね。
増分は、自分が呪文を唱えるたびに支払ったマナが増分を持つクリーチャーのパワーかタフネスより大きいなら、そのクリーチャーの上に+1/+1カウンターを1個置く、という青緑らしい誘発型能力。
進化と同様に最初はすぐに成長するものの、途中から成長しにくくなるデザインです。
演目と同様にちゃんと支払ったマナの点数を参照するため簡単にサイズアップさせていくのは少し難しそうですね。
固有色に緑を含むのでマナを伸ばす事は容易で、更に《緑の太陽の頂点》《破滅の終焉》《自然の律動》《召喚の調べ》《青の太陽の頂点》などはコストにXを含むよく見かける呪文ですが、これならどのタイミングで唱えても増分を誘発させるように唱えられるため、意外と成長スピードは早いかもしれません。
範例は神話レアの各色1枚ずつのみが持つ誘発型能力で、その呪文を唱えた後、自分のターンの第一メインフェイズ開始時にそのコピーを唱えられるという歴伝のような能力。
歴伝とは異なりデメリットがない分使いやすいですね。
コピーは追放領域から唱えているため、《模造品乗り、ミジックス》《スパイダー・バース》や《13代目ドクター》などのパラドックス能力と相性が良いので、これ目当てで採用できるデッキもありますね。
それではいつも通り新セットの中身を見ていきましょう!
・注目カード5選
5位《ヤヴィマヤの花賢人》
統率者デッキ収録のカード。

3マナ2/2という標準よりも小さめなスペックですが、自分のターン終了時に条件を達成すると統率者戦禁止推奨カードの《チャネル》の準備呪文コピーが生成されるという驚きのクリーチャー。
ライフの初期値が普段よりも多い統率者戦では《チャネル》から生み出されるマナの量が多いため、もちろん強力です。
準備済になる条件も自分のクリーチャー1体に+1/+1カウンターを1個置き、そのクリーチャーのパワーが7以上と比較的達成しやすい条件のため、極端にクリーチャーに頼らないタイプのデッキでなければいずれ達成はできるでしょう。
難点としては準備済になるタイミングがターン終了時、そして《チャネル》がソーサリーなため、どうしても1ターンはターンを回さないといけない点。
青緑系の統率者デッキであれば《時間のねじれ》などの追加ターンを活用する事でそのデメリットを軽減でき、しかも次のターン《チャネル》を唱えて更に別の追加ターンを連発するような事もでき、そうすればまた未準備状態に戻るため再度《チャネル》の準備呪文のコピーが生成できるようになるため非常に相性がいいでしょう。
《ティムールの咆哮、エシュキ》《進化の爪、エズーリ》《神経質な予見者、ヘルガ》《ロンゾ族のガード、キマリ》など、追加ターンを無理なく採用しつつ、クリーチャーを強化しやすい統率者デッキであれば即戦力になりそうです。
特に《進化の爪、エズーリ》は《ヤヴィマヤの花賢人》自身が経験カウンターを得るためのクリーチャーとしても活用できるため、相性が良いですね。

4位《ライトモチーフの作曲家》
こちらも統率者セット限定の、戦闘ダメージを与えたらドローできるクリーチャー。
素のスペックだけ見えると《秘密を盗む者》と同等ですが、更に能力を二つ持っています。

1つ目はマナ総量が5以上のインスタントやソーサリーを唱えるたびに自身のコピートークンを生成するという誘発型能力。
演目とは異なり支払ったマナの点数を参照するわけではないため、《意志の力》のような代替コストでマナを支払わずに唱えるインスタントやソーサリーにも反応するのはありがたいですね。

自身のコピートークンはもちろんこのコピー能力も持っているため、1回目の誘発で合計2体、2回目の誘発で合計4体、3回目の誘発で合計8体と、想像以上のスピードで増殖していく事ができます。
2つ目の能力は3マナで自分の《ライトモチーフの作曲家》がブロックされなくなる起動型能力。
1体の時にこの能力を使って無理やり攻撃を通すのはあまり効率が良くありませんが、複数体いる時はたった3マナでドローできる量が増えるため、話が変わってきます。
《ライトモチーフの作曲家》のコピー能力を誘発させる事を考えると、《バラルとカーリ・ゼヴ》《最深の紀元、オヘル・パクパテク》のようにインスタントやソーサリーを唱える回数を増やす統率者、《妖艶な泥棒、コルメラ》《岸無き海、エルージュ》《永遠神ケフネト》《イズマグナスのミジックス》のようにインスタントやソーサリーのコストを軽減する統率者、《フラクタルの理論家、ディーカ》のようにコストの重いインスタントやソーサリーを連発したい構成の統率者など相性の良さそうな統率者は多く存在しますね。
3位《墓場の研究者》
3マナ3/3の準備クリーチャー。
自分のアップキープ開始時に諜報1を行い、その後自分の墓地に3枚以上クリーチャーカードがあると《再活性》の準備呪文のコピーが生成されます。

2、3ターン目の最序盤に出しても条件はほぼ達成できないですが、その時でも諜報1を毎ターンできるので自分で墓地を肥やせますし、ドロー操作という点でも及第点です。
そして一度墓地をしっかり肥やせると、毎ターン《再活性》を唱えられる非常に強力なクリーチャーに化けます。
条件である「墓地に3枚以上のクリーチャーカード」も、毎ターン《再活性》を唱えたいほどの墓地利用デッキであれば継続的に条件は達成できるので、ほぼ無いようなものですね。
何度も挙げている墓地利用統率者の《葬儀人、コーラム》《幽霊の酋長、カラドール》など、引く手あまたと言えるでしょう。
特に《葬儀人、コーラム》では諜報ができるという点もコーラムの能力ともかみ合うため非常に強力なサポートカードとして活躍ができますね。

2位《一次調査》
5マナと少しコストが重めですが、戦場に出たときに(土地が戻せないので少し弱い)《セヴィンの再利用》相当の能力が誘発するエンチャント。

更に自分のターン終了時に、自分の墓地からカードが離れていたらカードを1枚引ける、というロアホールド用のサポートカード。
フラッシュバックで呪文を唱えて毎ターン追加ドローをしよう、というデザインですね。
1つ目の誘発型能力は土地を戦場に戻せない点がネックではありますが、《精神石》《統率者の宝球》《旅人のガラクタ》など能動的に墓地に送れる潤滑油パーマネントがあれば序盤~中盤でも活用しやすいですし、終盤となれば問題なく運用できるでしょう。

2つ目の誘発型能力については、1つ目の誘発型能力でちゃんとパーマネントを戦場に戻せていればとりあえず出たターンに1ドローは出来るため、最低限の働きはしてくれるのは強みです。
2つ目の誘発型能力を誘発させられる統率者は白絡みに多数あるため、採用できるデッキは多くあります。
《アルタイル・イブン・ラ・アハド》《エレボスの手、アニクテア》《残忍な空渡り、カルメン》《秘儀の織り手、ゲン》《霊鍛冶のホフリ》《新たな夜明け、ケトラモーズ》《魔導の力を持つ少女、ティナ》等々、継続的に自分の墓地からカードが離れる構成の統率者デッキは多数あります。

この中では《秘儀の織り手、ゲン》が特に相性がよさそうです。
《一次調査》の欠点であるコストの重さを統率者の能力で戦場に出せば無視できる点、《一次調査》の1つ目の誘発型能力の対象が墓地に落としたエンチャントや統率者自身など豊富にある点、緊急時には統率者の能力のコストとしても利用できる点など、ピッタリとハマるピースになりますね。
1位《討論所の屍書記》
6マナ5/4の大型クリーチャー。
護法はカード1枚を捨てるという事で絶対的な除去耐性とは言えないものの、あって困るものではありません。

もう一つの能力の即妙は、《ゾンビ化》が出来るという非常に強力なもの。

《墨の決闘者、キリアン》のような即妙を誘発させやすい統率者での採用は当然強力ですが、対戦相手のクリーチャーを対象に取っても誘発するため、単体除去などの妨害カードを多めに採用したデッキで採用すると非常に強力です。
単純に1対1交換をしつつ自分のクリーチャーを戦場に戻せるので一気に盤面のリソース差を広げられます。
青や赤を固有色に含むデッキであれば《古術師》《頂の修道士》などの戦場に出たときにインスタントやソーサリーを回収できるクリーチャーを再利用すれば息切れすることなく盤面を制圧できることでしょう。
そこまでデッキを偏らせずとも、《葬儀人、コーラム》《幽霊の酋長、カラドール》《クロクサとクノロス》などの墓地利用系の統率者デッキで《致命的なはしゃぎ回り》《殺し》などの除去呪文、《まだ死んでいない》などのクリーチャーを守る呪文などを少し多めに採用する事で更に墓地からの展開力を高められそうです。

・注目統率者ピックアップ
《歴史学ぶもの、ロアホールド》
2度目の登場となる《ヴェロマカス・ロアホールド》、今回の基本スペックは5マナと少しコストが軽くなっている代わりに警戒がなくなり、能力が2つあります。

1つ目の能力は、自分の手札にあるインスタントやソーサリーに奇跡を持たせるという非常に強力な常在型能力。
元のコストがどんなものであっても2マナで唱えられるため、これをうまく運用していく構成になるでしょう。
2つ目の能力は、対戦相手のアップキープ開始時に捨ててから引くタイプのルーティングができる誘発型能力。
捨ててもいい手札がなかったり、奇跡できるマナがなかったりした場合はルーティングしなくてもいいという自由度もあるのは良いですね。
奇跡を活用しようとすると、対戦相手のターン中にドローができるように《密輸人の分け前》など継続的なドローができるカードを採用する必要がありますが、この2つ目の能力のおかげで統率者だけで全て賄えるため、その分枠を他のカードに割く事が出来るのは非常に優秀です。
まずは奇跡を任意で起こせるようにライブラリーの一番上を操作できるカードを採用する所から始めましょう。
《大図書棟の助手/Biblioplex Assistant》
《Conch Horn》
《潜伏場所/Hidden Retreat》
《レンの書庫/Library of Leng》
《罪の償い/Penance》
《石なる知識/Brainstone》
《白蓮を集めよ/Gather the White Lotus》
《巻物棚/Scroll Rack》
《師範の占い独楽/Sensei's Divining Top》
《燃え立つ預言者/Burning Prophet》
《ダークスティールのペンダント/Darksteel Pendant》
《白の乗り手、ガンダルフ/Gandalf, White Rider》
《卑しめる裁き/Judge Unworthy》
《カイラの命令/Kayla's Command》
《マグマの噴流/Magma Jet》
《ワン・シー・トンのプラネタリウム/Planetarium of Wan Shi Tong》
《稲妻の謎/Riddle of Lightning》
《遺跡潜みのコウモリ/Ruin-Lurker Bat》
《予見者のランタン/Seer's Lantern》
《鋭い目の守護者、セヌ/Senu, Keen-Eyed Protector》
《ソニック・ドライバー/Sonic Screwdriver》
《黄昏のピラミッド/Sunset Pyramid》
《宝物の地図/Treasure Map》
《ドラゴンの怒りの媒介者/Dragon's Rage Channeler》
《レーザー・スクリュードライバー/Laser Screwdriver》
《ルナティック・パンドラ/Lunatic Pandora》
・・・ライブラリーの一番上を操作できるカード。

この中では《レンの書庫》が非常に優秀で、ロアホールドの誘発型能力でカードを捨てた場合、《レンの書庫》の置換効果が働いて捨てたカードをライブラリーの一番上に置ける=その直後にロアホールドの能力のドローが入る事になり、実質手札のインスタントかソーサリーを狙って奇跡で唱える事ができるようになるという寸法です。
《巻物棚》は定番カードの1枚ですが、手札に引いてきてしまった重いインスタントやソーサリーをライブラリーの一番上に戻せるため相性が非常に良いカードです。
占術や諜報を行うカードも、確実性は多少薄れるものの奇跡を起こす確率を上げられます。
今回「継続的に占術や諜報が行えるカード」「占術2以上行えるコストが重いインスタントやソーサリーカード」を中心にピックアップしています。
普段であれば単発のカードはあまり採用したくない物ではありますが、今回はコストが重いインスタントやソーサリーであればロアホールドの能力により奇跡で唱えられる=次の奇跡に繋げられるため、ピックアップしています。
次に、インスタントやソーサリーを唱えるコストを軽減するカードを探してみましょう。
奇跡コストは無色2マナですが、これはコスト軽減効果の影響で更に軽いコストで唱える事が可能になります。
奇跡コストが軽ければロアホールドの誘発型能力によって毎ターン奇跡を起こして呪文を唱えるといった芸当もやりやすくなりますね。
ちなみにこのコスト軽減効果と同じ理屈で、対戦相手に《スレイベンの守護者、サリア》などを出されていたら今度はコストが重くなってしまうので注意が必要です。
《美術家の才能/Artist's Talent》
《叛徒の弓使い、ロングショット/Longshot, Rebel Bowman》
《原初の呪物/Primal Amulet》
《競走者得点表/Racers' Scoreboard》
《ギルドパクトの印章/Seal of the Guildpact》
《不滅の太陽/The Immortal Sun》
《ワイルドキャット隊長、サミ/Sami, Wildcat Captain》
《Stone Calendar》
・・・インスタントやソーサリーのコストを軽減できるカード。
コストが重かったり、除去されやすいクリーチャーだったり、どれも手放しに採用出来るカードとまでは言えません。
この他、白か赤のコストを軽減であれば《ルビーの大メダル》や《風のクリスタル》などがありますが、その場合は唱えるインスタントやソーサリーをどちらかに偏らせる必要があります。
また、《雲の鍵》《類似の金床》のような特定のカードタイプのコストを軽減の場合もどちらかに偏らせる必要がでてきます。
《力の頂点/Apex of Power》
《溶岩の玉の罠/Lavaball Trap》
《エルドラージ覚醒/Rise of the Eldrazi》
《魂火の噴火/Soulfire Eruption》
《嵐の獣群/Storm Herd》
《副陽の接近/Approach of the Second Sun》
《質素な命令/Austere Command》
《鉄面提督の報奨/Brass's Bounty》
《天界の裁き/Celestial Judgment》
《現実の冒涜/Desecrate Reality》
《金脈発見/Hit the Mother Lode》
《集団の石灰化/Mass Calcify》
《メガトンの運命/Megaton's Fate》
《深遠な旅/Profound Journey》
《破滅の儀式/Rite of Ruin》
《走り回る侵略/Skittering Invasion》
《火山の幻視/Volcanic Vision》
《燎原の火/Wildfire》
《篩い飛ばし/Winnowing》
・・・マナコスト6以上のインスタントやソーサリー。
ロアホールドによって奇跡で唱えたい呪文をピックアップしました。
白赤という固有色でコストが重いインスタントやソーサリーは全体除去が多く、ほとんどの全体除去がロアホールド自身も巻き込んでしまうため、選択肢が狭まります。

《溶岩の玉の罠》など、ここでピックアップした全体除去はロアホールドを巻き込まないようにできる全体除去なので採用できるといいでしょう。
《鉄面提督の報奨》《金脈発見》《メガトンの運命》《走り回る侵略》はマナを用意できるインスタントやソーサリーです。これらをターンが回ってくる間に奇跡で唱える事ができれば、それ以降のターンも奇跡を連鎖させられる可能性を秘めたカードたちです。
《副陽の接近》は数少ない明確な勝利条件カード。
奇跡で唱える時は手札から唱えているので《副陽の接近》の勝利条件を満たせますし、ロアホールドの能力のおかげで他のデッキよりも2回目のタイミングが早く訪れるので安定した勝ち手段となるでしょう。
ロアホールドの能力のおかげで毎ターンカードを1枚ずつ捨てる事が可能なので、これと相性のいいカードもいくつか紹介しましょう。
《保有の鞄/Bag of Holding》
《華麗だが無礼者/Cool but Rude》
《両替機/Currency Converter》
《太陽の執事長、インティ/Inti, Seneschal of the Sun》
《貪欲なる後継者、イヴォラ/Ivora, Insatiable Heir》
《忍耐の記念碑/Monument to Endurance》
《無愛想なアナグマザウルス/Surly Badgersaur》
《反骨のスクライブ、ベロニカ/Veronica, Dissident Scribe》
・・・捨てるたびに何かしらの恩恵を受けられるカード。

この中では《忍耐の記念碑》が非常に強力です。
ロアホールドの能力で「捨ててから引く」のタイミングで《忍耐の記念碑》と手札に入ったインスタントやソーサリーの奇跡が同時に誘発するため、《忍耐の記念碑》を先に解決させて宝物トークンを生成すれば実質奇跡コストを軽減させるような使い方も可能です。
奇跡できなさそうな時でも、ドローを選択すればロアホールドの能力込みで手札を増やしていけるので十分な仕事をしてくれるでしょう。
この他にもカードを捨てたときに恩恵を受けられるカードとして《隔離用構築物》などもありますが、対戦相手のターン中にカードを捨てて、それを「このターン中プレイしてもよい」と言われてもほとんどの場合使えない事が多いのでピックアップしていません。
《歴史学ぶもの、ロアホールド》はコストの重いインスタントやソーサリーをバンバン唱えていく豪快なデッキになりました。
今回はコストの重いインスタントやソーサリーとして6マナ以上のもののみピックアップしましたが、極論を言えば3マナのインスタントやソーサリーであっても2マナで唱える事ができてマナを節約できるので、ここまでビッグスペルだけに拘る必要はありません。
中程度のマナ域のインスタントやソーサリーまでピックアップしていくとキリがないため、自分の好みに合わせて取捨選択していくといいでしょう。
白赤という固有色ながらインスタントやソーサリーを主軸に据えたデッキというのは中々珍しいので、一風変わったデッキを作りたい方にオススメの統率者と言えるでしょう。
後編に続く


