岡本桂多のKill them All!~『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スーパー・ヒーローズ』編・前編
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【目次】
・注目カード5選
・注目統率者ピックアップ
・統率者デッキを強化しよう!(後編・後日公開)
お久しぶりです!BIGWEB統率者戦担当の岡本桂多です!
皆さん楽しい統率者戦ライフをお過ごしでしょうか?
僕は前回の『ストリクスヘイヴンの秘密』では
《歴史学ぶもの、ロアホールド/Lorehold, the Historian》
《一瞬を捕らえる者、ルーサ/Rootha, Mastering the Moment》
この2つのデッキを組んで遊んでいました。
《一瞬を捕らえる者、ルーサ》は思っていた以上に殺意のあるトークンをどんどん生成できて中々面白い統率者でした!
マナ総量が大きいインスタントソーサリーのコストを踏み倒して唱えるだけでいいので今後もちょくちょく強化が見込めるのも魅力的ですね。
さて、新セットの『マーベル スーパーヒーローズ』はマーベル スーパーヒーローズのコラボエキスパンション。
僕は映画のマーベルは大筋だけ見ているのですが、このコラボのゲームの方は未履修のため結構知らないキャラが多かったですね。
今回の新規ギミックはパワーアップ、チームワーク、プラン。
パワーアップは少し使用に制限のある起動型能力を示す能力語。
効果は中々強力なものが多いものの、能力1つにつき1回しか起動できないという制限があります。
起動は1回しかできないものの、一度起動した能力を《ブライトハースの指輪》《幻術師の篭手》などでコピーする事は可能なのでその方向で悪用が可能です。
《数学の天才、アドリック》《熟達のインヴォーカー、ダイナヘール》《クラージ実験体》《黎明起こし、ザーダ》などの起動型能力サポート統率者が活躍できそうですね。
また、そのクリーチャーが戦場に出たターンであれば起動するためのコストがそのクリーチャーのマナコスト分軽減されるというコスト軽減効果もあります。
普通に使う分にはパワーアップ能力持ちを出したターンは軽く起動できますよ、というデザインです。
マナコストが重いクリーチャーを踏み倒して、それに《アガサの魂の大釜》などでパワーアップ能力を付与してあげると大分軽いコストでパワーアップできたりしますね。

踏み倒しとは異なりますが《クラージ実験体》はパワーアップ能力を受け継ぐ事ができるため、悪用できるパワーアップカードが見つかりそうです。
パワーアップ能力は+1/+1カウンターを置くものが多いため、その面でも相性が良さそうですね。
チームワークはチームワーク持ちの呪文を唱える時にクリーチャーを指定された数値以上のパワーになるようにタップすればボーナスを受けられるという追加コスト。
指定された数値以上にタップしてもいいので、クリーチャーをタップ状態させる事に意味がある統率者デッキでの採用が考えられます。
《アンとカタラ》《古代の証人、アリボー》《エドワード・ケンウェイ》《嵐呼びのカラマックス》《救助のけだもの、コーナ》《忠実なホリファント、ルールー》など。

《嵐呼びのカラマックス》はチームワーク呪文がインスタントだった場合はそのまま自身の能力でコピーもできるため、特に相性が良さそうですね。
この使い道だと機体でも良いのですが、チームワーク呪文次第では他の統率者でも十分採用を検討できそうですね。
プランは一部のエンチャントが持つサブタイプ。
1つ目の誘発型能力を一定数誘発させると自身を生け贄に捧げて2つ目の誘発型能力が誘発するというデザイン。
1つ目の能力目当てに採用しているといずれ2つ目の能力の誘発と共に戦場を離れてしまうのがネックなので少し扱いが難しいですね。

《秘儀の織り手、ゲン》《寓話の歌い手、ナルシ》など一部のエンチャントシナジー統率者で採用できるプランがあるかもしれません。
それではいつも通り新セットの中身を見ていきましょう!
・注目カード5選
5位《密かなる侵略》
エンチャントしているクリーチャーが別のクリーチャーのコピーになるオーラ。
コピーを無理に活用せずとも青単色でありながら《揺るぎない信仰》のような除去エンチャントとしても使えるのは大分珍しいですね。
統率者にエンチャントしてしまうと他のクリーチャーのコピーになってしまうため、統率者を強化して攻撃していく《雪花石を率いる者、ブルーナ》のようなデッキで使うのは少し難しいかもしれません。

《希望の焚きつけ屋、ゲイリア》《耕作者、ケスティア》《現実の設計者、タメシ》《日照のトゥヴァーサ》《結界師ズアー》などのエンチャントやオーラサポートの統率者デッキであれば無理なく採用できそうですね。
4位《雇われヒーロー、ミスティ・ナイト》
2マナ3/1で、起動型能力を1つだけ持っている伝説のクリーチャー。
起動型能力は2マナ、自身をタップ、手札を1枚捨てる事で、「このターンに捨てたカード1枚につき」1枚引く、というもの。
赤によくある1枚捨てて1枚引くルーティングかと思いきや、更なるドローの可能性を秘めています。
これ単体で運用するとなると手札の枚数が増えないので墓地利用が無い限りはあまり使いたくないカードです。
統率者自身が手札を捨てる能力を持っていたり、ルーティングを多く採用する事になる統率者だったりするとミスティ・ナイトは急に大量ドローができるようになるため一気に強力なシステムクリーチャーに化けます。
手札を捨てる能力を持つ統率者は《鎚族のアンバー・グリストル》《エインジー・ファルケンラス》《腹音鳴らしとフブルスプ》《怒れる腹音鳴らし》《空鮫の乗り手、ブラーリン》《ルーンナイト、セリス》《トラブルメーカー、ジャクシス》《戦慄衆の勇者、ネヘブ》《カイラ・ビン・クルーグ女王》《叛徒の戦士、スメラビー》など。
《ルーンナイト、セリス》《カイラ・ビン・クルーグ女王》など、捨てた後にカードを引ける能力を持っている場合はその能力だけで手札は減っていない上にミスティ・ナイトで捨てた分だけ追加でドローできるため一気に手札を増やせます。

特に《カイラ・ビン・クルーグ女王》は自身の能力でミスティ・ナイトを捨てても戦場に出せるため非常に相性が良い統率者ですね。
ルーティングを多く採用する統率者は《海の災い魔、ハウラー船長》《ノーマン・オズボーン》《太陽の執事長、インティ》など。
《ノーマン・オズボーン》は大混乱のために《マーフォークの物あさり》などのルーティング用のカードを多く採用する構成になるため、自然とミスティ・ナイトで大量ドローを狙えます。
もちろんミスティ・ナイト単体であってもルーティングは可能なので最悪他のルーティングが無くとも統率者のコンセプトにはあっているので無駄にはならないのがうれしいですね。
3位《ドクター・ドゥームの時間プラットフォーム》
統率者デッキ収録のカードからのピックアップ。
自分が攻撃するたびに自分の墓地の土地でないカード1枚を待機2で唱えられるという中々特徴的な能力を持っています。
4マナとコストが少し重めですが、これを出す前に攻撃用のクリーチャーを用意しておけばプレイしてすぐに能力を誘発させられるのでテンポロスはあまり感じずに運用できるでしょう。
待機で唱える場合はマナコストを支払わずに唱えられるため、事実上の踏み倒しカードとして運用が可能です。
赤の《ミジックスの熟達》系のカードとは異なりカードタイプを問わない点も優秀です。
固有色が無いため幅広いデッキで使えそうで、将来性がある点が魅力ですね。
欠点としてはどうしても待機で唱える都合上タイムラグが生じてしまう点。
《10代目ドクター》のようなタイムトラベルができる統率者、《秒刻みのオベカ》《9代目ドクター》のようなアップキープを追加できる統率者で運用すればこのデメリットは無くなりますが、他のデッキで使う際には注意が必要です。
固有色が青であれば《時間のねじれ》などの追加ターンを使う事でこのタイムラグを縮められる点も重要です。

《時間のねじれ》のような解決後に墓地に落ちてくれる追加ターン呪文が複数枚用意できればそれらを連続で待機する事で無限ターンにもできますが、要求パーツは多いのでオマケ程度に考えた方が良さそうですね。
2位《ソーのハンマー、ムジョルニア》
新たな赤単色の伝説の装備品。
4マナと少しコストは重めなものの、戦場に出たときにクリーチャー1体に4点ダメージを与えられるため、装備品にありがちな出た時の展開の遅れをある程度カバーできます。

《石鍛冶の神秘家》《シガルダの助け》などを使ってインスタントタイミングで戦場に出せればより隙なく展開できるので装備品シナジーの統率者での採用が考えられますね。
先に装備コストの話をすると、1マナではあるものの誰にでも装備できるわけではありません。
赤や白で、伝説で、クリーチャータイプに悪人を含まないクリーチャーに限定されます。
《元ソルジャー、クラウド》など、装備されたクリーチャーを複数体コントロールしたいデッキでは少し運用が難しいかもしれません。
装備した時の能力は、装備したクリーチャーが与えるダメージを2倍にする、という非常に強力なもの。
装備品シナジーの統率者の多くは統率者に装備品を大量に持たせて統率者ダメージを狙う構成になるため、シンプルに与えるダメージを2倍にするというのは重要ですね。
赤で付与しやすい二段攻撃とは別計算でダメージを倍にしてくれるため、二段攻撃に更にムジョルニアを乗せれば一気にダメージが4倍にも膨れ上がるとんでもない装備品と化します。

装備品シナジーとは異なりますが、《無情の碑出告》はこういったダメージ倍化カードと相性が良いため間違いなく採用されることでしょう。

最後の能力は3マナ払ってこの装備品を手札から捨てると《紅蓮地獄》ができるというもの。
この効果自体はマナクリーチャーを並べてくるデッキやトークンデッキなどごく一部のデッキに対してはクリティカルに刺さるものの、あまりメインで使う事はないでしょう。
一応インスタントタイミングで起動できるため、《鏡割りのキキジキ》絡みなど一部のクリーチャーベースの無限コンボを阻止する事もできるため、忘れないでおくといい事があるかもしれません。

採用されそうな統率者は《恐れなき探査者、アキリ》《ブルーノー・バトルハンマー》《親衛隊長、ギルガメッシュ》《山賊の頭、伍堂》《鷹持ち、カサンドラ》《激情で錬磨された者、ナヒリ》《アッシュベイルの英雄、グウィン卿》《鋼の魂、ワイレス》などなど、装備品シナジーの統率者は非常に多く、どれでも結構な働きをしてくれるでしょう。
1位《サブマリナー、ネイモア》
青単色の伝説のマーフォーク。
3マナ飛行持ちでタフネスが4、パワーが自分のコントロールしているマーフォークの数に等しい、という特徴的なスペックをしています。
誘発型能力が自分が唱えたクリーチャーでない呪文を参照し、その青マナシンボル分の1/1のマーフォークトークンを生成するという中々に強力なものになっています。

クリーチャーでない呪文に反応するため、《戦闘魔道士の隊長、バルモア》《激浪のならず者、ブリア》《微風を呼び覚ますもの、カイカ》《ナズグルの首領》《謎のゴライアス、オヴィカ》《ウェザーライトの重鎮、ラフ》《白の手、サルマン》《諦めない戦術家、サカ》《空召喚士ターランド》など、そういった呪文をたくさん唱えつつ、クリーチャートークンを横並べするような統率者での追加のトークン生成カードとしての活躍が考えられます。
もちろん統率者としての運用も考えられます。
順当にマーフォークデッキを組む事を考えると、青単色だと《皇帝ミハイル二世》、2色だと《うねる魂のハクバル》《オラーズカの暴君、クメーナ》など、中々強力なライバルが多い印象です。
ただ、ネイモア自身の誘発型能力でマーフォークの頭数を揃えられるため、無理にマーフォーククリーチャーばかりを採用する必要はなさそうです。
むしろ下手なマーフォーククリーチャーを採用するよりはネイモアの誘発型能力を誘発させられるクリーチャーでない呪文を採用した方が良い結果につながりそうですね。
《嵐風招来/Invoke the Winds》
《集団強制/Mass Manipulation》
《精神力/Mind Over Matter》
《血の技の秘密/Secret of Bloodbending》
《卓絶した声明/Transcendent Message》
・・・青マナシンボルを4個含む、クリーチャーでない呪文。
ここまでシンボルが濃い呪文は中々多くないですが、呪文1枚で4体マーフォークを生成できる上にネイモアのパワーが4も上がるのは当然強力です。

この中では《卓絶した声明》が特に相性が良いですね。
ネイモアの能力が呪文をどんどん唱えることを推奨するため手札が枯渇しやすくなるのでドロー呪文が重要になってきますが、これならドローも出来ますし、召集を持っているためそれまでに生成していたマーフォークをドロー枚数に変換できるのでキーカードになってくるでしょう。
《大魔導師の魔除け/Archmage's Charm》
《青の太陽の頂点/Blue Sun's Zenith》
《統率者の眼識/Commander's Insight》
《謎めいた命令/Cryptic Command》
《ひずんだ航跡/Distorting Wake》
《預言者の先触れ/Diviner's Portent》
《相応の報い/Even the Score》
《標本集め/Gather Specimens》
《水浸し/Inundate》
《凪魔道士の威圧/Lullmage's Domination》
《犯行現場の再現/Reenact the Crime》
《呪文乗っ取り/Spelljack》
《瞬間移動/Teleport》
《オリークの誘惑/Tempted by the Oriq》
・・・青マナシンボルを3個含む、クリーチャーでない呪文。
青マナシンボル3個とはいえ、呪文1枚で3体マーフォークを生成してネイモアのパワーが3上がるのは冷静に考えて大分強いですね。
このラインまで来ると他にも多数候補が出てくるので、取捨選択が必要になってきます。
ブロッカーを排除できる《ひずんだ航跡》《水浸し》、大量ドローが狙える《青の太陽の頂点》《統率者の眼識》《相応の報い》、打ち消しなどの対応ができる《大魔導師の魔除け》《謎めいた命令》など、様々な役割のカードがありますね。
《芸術的な拒絶/Artistic Refusal》
《調和した大合唱/Harmonized Crescendo》
《精神の交差/Meeting of Minds》
《予期せぬ助太刀/Unexpected Assistance》
・・・召集持ちのクリーチャーでない呪文。
ネイモアの能力でクリーチャートークンを生成でき、それを召集コストにあてられるため、召集とは相性が良いですね。

《調和した大合唱》はほぼ土地を使わずに大量ドローができるので必須カードと言ってもいいでしょう。
《アトランティスの王/Lord of Atlantis》
《凪魔道士の導師/Lullmage Mentor》
《真珠三叉矛の達人/Master of the Pearl Trident》
《海底の神託者/Seafloor Oracle》
《海と空のシヴィエルン/Svyelun of Sea and Sky》
《ヴォーデイリアの呪詛抑え/Vodalian Hexcatcher》
《親族旗/Banner of Kinship》
《同族の発見/Kindred Discovery》
・・・マーフォークサポートカード。
マーフォーク参照のカードは昔から多く刷られていますが、ネイモアデッキで使えそうなラインはこの辺りでしょうか。

《海底の神託者》は普段のマーフォークデッキに比べると全体強化が少ないため マーフォークトークンがチャンプアタックになりがちですが、それでも数体の攻撃が通れば十分にドローできるカードなので採用しておきたいですね。
《同族の発見》は唱えたタイミングでのドローはできないもののクリーチャーでない呪文なのでトークンを生成できますし、それ以降ネイモアが誘発するたびにどんどんドローを進められるので相性抜群のカードです。
《サブマリナー、ネイモア》は青らしくクリーチャーでない呪文(基本的にインスタントやソーサリー)を活用した統率者デッキになります。
ネイモアのトークン生成=サイズアップが結構なスピードで進められるため、青単らしからぬ盤面形成能力が魅力的な面白そうな統率者になりそうですね。
・注目統率者ピックアップ
《トニー・スターク》
《インビンシブル・アイアンマン》
マーベルシリーズでは最も有名と言ってもいいアイアンマン。
前回の《Iron Man, Titan of Innovation》の時と同じ青赤の統率者候補。

トニーは2マナ1/3とシステムクリーチャーらしい小型スペック。
1つ目の起動型能力は1マナタップでライブラリーの一番上の4枚を見てアーティファクトカードを1枚手札に加えるというもの。
裏面のアイアンマンの方で装備品を活用するデザインのため、序盤はこの能力で装備品やマナアーティファクトを探しに行くような動きになるでしょう。
最初から裏面で唱えるためにマナ加速を連打していくか、最初はトニーで唱えてゆっくりと手札を整えていくか、初手と相談してプランを決められるため、マリガンの判断が比較的容易なのは魅力的ですね。
トニーの状態で6マナを払うか、最初から6マナを支払う事で裏面のアイアンマンになります。
アイアンマンは5/5飛行速攻と大分アグレッシブなスペック。
誘発型能力を1つ持っており、自分の戦闘開始時に手札にあるアーティファクトカード1枚をタダで戦場に出せるという中々に強力な能力。
更にそのアーティファクトが装備品であればアイアンマンに自動的に装備されるため、コストが重い装備品を装備してガンガン殴っていけるようなデザインになっていますね。
まずはアイアンマンに装備したい、コストが重い装備品を見ていきましょう。
《エーティル&プリュウェン/Aettir and Priwen》
《アージェンタムの鎧/Argentum Armor》
《エンバレスの宝剣/Embercleave》
《エデンの剣、エクスカリバー/Excalibur, Sword of Eden》
《源氏の小手/Genji Glove》
《アルテマウェポン/Ultima Weapon》
《生体融合外骨格/Grafted Exoskeleton》
《ナザーンの槌/Hammer of Nazahn》
《力線の斧/Leyline Axe》
・・・マナ総量4以上の装備品。
流石に効果が派手なものが多いですね。

《エーティル&プリュウェン》は一撃で統率者ダメージ21点以上を簡単に狙えるお手軽装備品なので是非採用したいところです。
《エンバレスの宝剣》《力線の斧》はアイアンマンでなくとも運用が可能なレベルのコスト帯ですが、パワーが1上がりつつ二段攻撃を付与するのが重要で、これだけでパワー6の二段攻撃、つまり2回攻撃が通れば統率者ダメージ21点以上をちょうど狙えるようになるため、ピッタリとハマるピースとなります。

それに比べると《源氏の小手》はパワー修整がなく二段攻撃だけか、と思いきや追加の戦闘フェイズを加える能力が重要で、アイアンマンの能力を再度誘発させられるようになるためこれもまた重要な装備品となるでしょう。
続いて装備品以外でアイアンマンの能力でコストを踏み倒したい大型アーティファクトも見ていきましょう。
《アクローマの記念碑/Akroma's Memorial》
《荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus》
《内なる太陽、チミル/Chimil, the Inner Sun》
《彩色の宇宙儀/Chromatic Orrery》
《焼却の機械巨人/Combustible Gearhulk》
《ダークスティールの溶鉱炉/Darksteel Forge》
《ダークスティールのモノリス/Darksteel Monolith》
《映し身人形/Duplicant》
《殲滅戦艦/Extinguisher Battleship》
《王神の立像/God-Pharaoh's Statue》
《ユートロムの武人、クランゲ/Krang, Utrom Warlord》
《伝承探求者の石/Loreseeker's Stone》
《隕石ゴーレム/Meteor Golem》
《隕鉄剣/Meteor Sword》
《精神隷属器/Mindslaver》
《虚無石のガーゴイル/Nullstone Gargoyle》
《ワン・シー・トンのプラネタリウム/Planetarium of Wan Shi Tong》
《白金の天使/Platinum Angel》
《白金の帝像/Platinum Emperion》
《ファイレクシアへの門/Portal to Phyrexia》
《砂岩の予言者/Sandstone Oracle》
《イシュ・サーの背骨/Spine of Ish Sah》
《ニンの杖/Staff of Nin》
《不滅の太陽/The Immortal Sun》
《バーシンセーの城壁/The Walls of Ba Sing Se》
《思考の監視者/Thought Monitor》
《骨の結界/Ward of Bones》
《驚異のるつぼ/Wondrous Crucible》
・・・6マナ以上のアーティファクト。
アーティファクトクリーチャーでも良いので割と範囲は広いですね。
《アクローマの記念碑》《ダークスティールの溶鉱炉》《ユートロムの武人、クランゲ》《バーシンセーの城壁》はアイアンマンに除去耐性を持たせられるため特に優秀です。
《荒廃鋼の巨像》などの大型のクリーチャーはアイアンマンが戦闘フェイズ開始時に誘発してくれるため、何らかの方法で速攻を付与してあげればそのまま攻撃に参加できるのも魅力ですね。
《源氏の小手》の時にも述べた通り、追加の戦闘フェイズを加えることでアイアンマンの能力を再度誘発させる事が可能です。
更なる展開に加えて統率者ダメージを狙いたいアイアンマンにとっては追加の攻撃も重要になってきますね。
《追い討ち/Aggravated Assault》
《フルスロットル/Full Throttle》
《大規模な列車強盗/Great Train Heist》
《グリムリーパーズスプリント/Grim Reaper's Sprint》
《呪い板の壁壊し/Hexplate Wallbreaker》
《アヴェルヌスの憤怒、カーラック/Karlach, Fury of Avernus》
《オーバーパワー攻撃/Overpowering Attack》
《連続突撃/Relentless Assault》
《凶暴な打撃/Savage Beating》
《今を生きる/Seize the Day》
《世界大戦/World at War》
・・・追加戦闘フェイズカード。
《呪い板の壁壊し》は一見アイアンマンと相性が良さそうですが、アイアンマンの能力でこれを戦場に出すと、先にアイアンマンの能力で装備したあとでミラディンのために!の誘発型能力が解決して、結果的に生成されたレベルトークンにこれが装備されてしまうので思っていたようには事は運びません。
それでもアイアンマンの能力で戦場に出せる追加戦闘フェイズカードなので十分採用圏内ですね。
今回は基本的にアイアンマンだけが追加の戦闘フェイズで攻撃できればいいので《今を生きる》は軽めのコストで運用できるオススメカードです。
《トニー・スターク》《インビンシブル・アイアンマン》は青赤という固有色ながら統率者ダメージを狙いにいけるアグレッシブな統率者になりました。
実際にデッキを動かしてみると、「能力で出したいアーティファクト」「追加戦闘フェイズ」「アイアンマンを守るための打ち消しなどの妨害カード」とその時々で必要なカードが変わって来るため、ドローカードの取捨選択も重要になってきます。
《トニー・スターク》の状態で早めに《速足のブーツ》《稲妻のすね当て》にアクセスできると単体除去への耐性がつくので一安心できますね。
ちなみに《稲妻のすね当て》がつくと被覆のせいで普通の装備コストを支払って装備はできなくなるものの、アイアンマンの能力で戦場に出した装備品を装備する効果は対象を取っていないので被覆状態であっても無事に装備ができる点は忘れないでおきましょう。
前回の《Iron Man, Titan of Innovation》はコンボ型の統率者として非常に強力で、統率者として見せただけでヘイトが上がるような統率者でしたが、今回は(少なくとも今の所は)そこまでヘイトが上がるような統率者ではないのでアイアンマンファンの人は是非組んでみてほしい統率者です。
赤単色の統率者候補。
4マナ3/5飛行とそこまで攻撃的ではないスペックですが、自身の誘発型能力でサイズアップしていきます。
能力は「アーティファクトや土地を対象」とする「インスタントやソーサリー」を唱えるたびに、それをコピーして自身に+1/+1カウンターを2個置く、という中々特徴的な能力。
大抵の+1/+1カウンターで自身を強化する誘発型能力は1個ずつ置いていくのが定番ですが、フィンファンフームは2個ずつ置いてくれるため中々のスピードでサイズアップを狙えます。
まずはフィンファンフームの能力を誘発させられるカードを探していきましょう。
《奇抜な動き/Cunning Maneuver》
《絶望的猛攻/Devastating Onslaught》
《採掘爆発/Excavation Explosion》
《爆発的登場/Explosive Entry》
《焦熱の合流点/Fiery Confluence》
《溶鉄の複製/Molten Duplication》
《モモの寸借/Momo's Heist》
《自由の代価/Price of Freedom》
《焼き討ち/Raze to the Ground》
《スマッシュ/Smash》
《大当たり/Smashing Success》
《ゾヨワの裁き/Zoyowa's Justice》
《ズーコの追放/Zuko's Exile》
・・・アーティファクトを対象に取れるインスタントやソーサリー。
赤らしく、ほとんどが対象のアーティファクトを破壊したり追放したりしますね。

《スマッシュ》などのオマケ効果がついているものに関しては、コピーした方の《スマッシュ》は別のアーティファクトを対象に取らないと、オリジナルの《スマッシュ》は対象が全てなくなって解決されずオマケ効果のドローもできなくなる点に注意が必要です。

《爆発的登場》に関しては対象にとれるアーティファクトが1つだけであっても、+1/+1カウンターを置くクリーチャーの対象が残っているため対象不適正にならず、+1/+1カウンターを置くところはしっかりと解決されるのでこの心配はありません。
ただアーティファクト破壊するだけのカードであってもフィンファンフームの能力が誘発すれば+1/+1カウンターを置く事はできるので悪くはありませんが、可能であればオマケ能力持ちを採用したいですね。
《爆裂+破綻/Boom+Bust》
《浄化の野火/Cleansing Wildfire》
《滅却/Devastate》
《地操術士の計略/Geomancer's Gambit》
《内破/Implode》
《焼夷の命令/Incendiary Command》
《地獄の口の中/Into the Maw of Hell》
《溶鉄の雨/Molten Rain》
《地鳴りの撃ち込み/Seismic Spike》
《引き離しの噴火/Sundering Eruption》
《クルーグの陥落/The Fall of Kroog》
《火山の捧げ物/Volcanic Offering》
・・・土地を対象に取れるインスタントやソーサリー。
これもまた土地破壊カードがほとんどになります。

《地鳴りの撃ち込み》はめったにお目にかからないカードですが、赤2マナを加えるオマケのおかげでこれをコピーすれば実質0マナでフィンファンフームの能力を誘発させられるため、この統率者のためのカードみたいなものですね。

《火山の捧げ物》は能力がややこしいものの、対戦相手の特殊土地2つを破壊しつつ、対戦相手のクリーチャー2体に7点ずつダメージを飛ばすというインスタント、もちろん土地を対象に取っているためフィンファンフームでコピーして一度に8枚までのカードに対処できる驚異の破壊力を誇るようになるオススメインスタントです。
《現実の冒涜/Desecrate Reality》
《現実混ぜ/Reality Scramble》
《大振り/Wild Swing》
《捕縛の言葉/Word of Seizing》
・・・パーマネントを対象に取れるインスタントやソーサリー。
なんでも、となると中々選択肢が狭まります。
《現実混ぜ》は赤によくあるランダムにパーマネントを入れ替えるガチャのようなカードですが、自分の土地を対象に取れば別の土地に入れ替わるだけなのでほとんど悪影響なくフィンファンフームの能力を誘発させられます。
更に回顧も持っているので土地ばっかり引いてフィンファンフームの能力が誘発させられない!というような事態になっても安心ですね。
フィンファンフームは+1/+1カウンターによって強化していくタイプのクリーチャーです。
赤には多くはありませんが+1/+1カウンターシナジーのカードがあるのでそういったカードを採用していきたいですね。
《不穏な暴動/Uncivil Unrest》
《完全化の杖/Staff of Compleation》
《真理と正義の剣/Sword of Truth and Justice》
《悪忌の戦闘部隊/Akki Battle Squad》
《祝いの神/Kami of Celebration》
《ジアーダの贈り物、ラクシオール/Luxior, Giada's Gift》
《オゾリス/The Ozolith》
・・・+1/+1カウンターシナジーのカード。
やはり赤単という固有色だとこのカテゴリーのカードは多くありません。
《不穏な暴動》は他のダメージ倍化系カードにオマケがついた程度ではありますが、フィンファンフームに速攻を付与できるので、終盤になって急に襲い掛かる事もできるため採用を検討してもいいでしょう。
《ジアーダの贈り物、ラクシオール》は+1/+1カウンターがたくさん乗るであろうフィンファンフームに装備すればとんでもないサイズに成長させてくれるため、これも非常に相性がいいですね。
《フィン・ファン・フーム》は固有の強化手段こそ特殊なものの、割と素直に統率者ダメージを狙う統率者デッキになりました。
カードを引けるようなオマケ能力つきのインスタントやソーサリーとなると、《祖先の怒り》のようなクリーチャーだけを対象にとれるものが中心になってきます。
これはこのまま採用してもフィンファンフームには影響がないものの、アーティファクトクリーチャーや土地クリーチャーであれば対象に取る事ができます。
《鉄のマイア》や《極楽の羽ばたき飛行機械》などのマナクリーチャーを採用したり、《液鋼の塗膜》や《液鋼の首飾り》を使ってクリーチャーをアーティファクトにしたり、《変わり谷》《ちらつき蛾の生息地》などのクリーチャー化する土地を使ったりして対象を作ったうえでそういったカードを採用していく構成も十分考えられます。
フィンファンフームは自身が飛行を持っている事から回避能力付与についてはそこまで考えなくてもいいのと、割としっかり目のサイズになる事から統率者ダメージを狙いやすく、いわゆる殴り統率者を始めたい人にもオススメできる統率者といえるでしょう。
(後編に続く)
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