BIG MAGIC Open Vol.15 BMOレガシー#1&#2 メタゲームブレイクダウン
タグ:BIG MAGIC Open Vol.15, BMO, メタゲームブレイクダウン, レガシーこんにちは!MOパンダ(X:@mopanda_mtg)です。
「BIG MAGIC Open Vol.15 BMOレガシー#1&#2メタゲームブレイクダウン」をお届けします! よろしくお願いします。
前回
https://mtg.bigweb.co.jp/article/LegacyChampionshipMakuhari2026-metagame
新環境のポイント
前回のイベントから《Candelabra of Tawnos》が禁止となり、無色トロンは大きく数を減らしました。
さらに、『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スーパー・ヒーローズ』で登場した《ファンタスティッカー》も早々に禁止。
そして8月7日には『マジック:ザ・ギャザリング | ホビット』が発売され、レガシー環境にも新たな変化が生まれています。
立て続けの禁止と新セットの登場は、今回のBMOにどのような影響を与えたのでしょうか。
その変化を中心に、今回のメタゲームを見ていきましょう!
#1 メタゲームブレイクダウン

参加者数:361名
集計されたアーキタイプ数:65種類
#2 メタゲームブレイクダウン

参加者数:279名
集計されたアーキタイプ数:54種類
両日ともに、青黒テンポ、青赤コーリ鋼、エルドラージ、リアニメイトが使用者数上位を占めました。
前回
https://mtg.bigweb.co.jp/article/LegacyChampionshipMakuhari2026-metagame
前回に続いて「青黒テンポ」「青赤コーリ鋼」「エルドラージ」は人気のアーキタイプです。
《知りたがりの学徒、タミヨウ》を中心とした青いデッキと、それらに強いデッキがぶつかり合うメタゲームとなっています。
そして、前回から大きく変わったのがリアニメイトの隆盛です。
MTGOでも人気のデッキで、赤黒の高速型も健在ですが、今回は青黒をベースにテンポ戦略を取る形も多く、使用者数上位に食い込んできました。
デッキ紹介
青黒テンポ

BIG MAGIC OPEN Legacy#2で6位だった青黒テンポです。
両日とも最大勢力となりました。
最近のトレンドとして《月影》が採用されています。
戦場に出たターンは小さいものの、《ミシュラのガラクタ》や各種フェッチランド、《不毛の大地》によってサイズを上げることができます。
1マナのクリーチャーを3種類採用し、手数で勝負するテンポデッキらしい構成です。
『ホビット』からは《真夜中の盗人、ビルボ》が採用されています。
《ミシュラのガラクタ》を使い回すだけでも非常に強力。
サイド後は《虚無の呪文爆弾》や《仕組まれた爆薬》などを使い回し、相手の墓地を対策したり、盤面を処理したりしながらアドバンテージを稼ぐことができます。
青赤コーリ鋼

BIG MAGIC OPEN Legacy#2で8位の青赤テンポです。
#2ではTOP8に2人、TOP16まで広げると3人が入賞しており、使用率だけでなく結果も残しています。
定番の《知りたがりの学徒、タミヨウ》は採用せず、最近は見る機会が減っていた《秘密を掘り下げる者》が採用されています。しかも、なんと4枚!
《稲妻》も4枚採用されており、とにかく相手のライフを攻める構成になっています。
ライフを高速で攻める形にすることで、自らライフを支払う《古えの墳墓》を採用したストンピィ系デッキに対して非常に強く戦えます。
メタゲーム上位のデッキに対して強い構成となっており、上位入賞も納得です。
最近、《知りたがりの学徒、タミヨウ》ばかり使っていませんか?
たまには《秘密を掘り下げる者》で攻めるのもいかがでしょうか。
エルドラージ

BIG MAGIC OPEN Legacy #1で4位に入賞したエルドラージです。
目を引くのが《エルドラージの合流点》。
なんとメイン2枚、サイド2枚の合計4枚が採用されています。
苦手なテンポデッキに対して盤面のクリーチャーをまとめて破壊できるほか、《濁浪の執政》のような対処しづらいクリーチャーをタップして攻撃を通すこともできます。
同族を持たず、エルドラージ呪文でもありません。
それでも4枚採用されていることから、現在のメタゲームに非常にマッチしたカードであることがうかがえます。
《七つの死の種父》はマナ・コストが大きく、プレイするタイミングが難しいものの、テンポデッキを相手に着地すればほぼ勝ち。
一気にゲームを決めることができます。
《まばゆい肉掻き》《エルドラージの戦線破り》と合わせて相手のライフを攻めるため、護法のコストを支払う余裕もほとんどないでしょう......。BIG MAGIC OPEN Legacy #1で5位に入賞したエルドラージも似た構成でした。
今エルドラージを使うなら、《エルドラージの合流点》+《七つの死の種父》がトレンドなのかもしれません!
リアニメイト

BIG MAGIC OPEN Legacy #2で3位に入賞した赤黒リアニメイトです。
《暗黒の儀式》から高速でファッティを戦場に繰り出す、非常にわかりやすく強力なデッキです。
サイドプランは、もはや定番となった《要塞の計略》《実物提示教育》、そして《ダウスィーの虚空歩き》。
メイン戦では圧倒的な速度でゲームを決め、サイド後は相手の墓地対策をかわすプランへ移行できます。
相手に難しい判断を要求できる、非常に強力なサイドプランです。
《要塞の計略》は、お互いが公開したカードのマナ総量が同じでもクリーチャーが戦場に出るので注意。
《濁浪の執政》を手札に持って余裕な顔をしていても、《偉大なる統一者、アトラクサ》や《トラブルメーカー、ラフとマイキー》は戦場に出てきます。
一方、使用者の多かった《入念な研究》《航路の作成》を採用した青黒リアニメイトはTOP16に入賞できませんでした。
しかし、メインから《実物提示教育》を採用した青黒リアニメイトがBIG MAGIC OPEN Legacy #1で10位に入賞しています。
能動的にクリーチャーを捨てる手段は少なく、《苦々しい勝利》のみ。
その代わり、3枚採用された《地底街の下水道》と《渦まく知識》を組み合わせることで、手札を損することなくクリーチャーを墓地へ送ることができます。
基本はテンポ戦略でゲームを進め、相手のリソースが削れたところでコンボを決める構成です。
テンポとコンボを自然に両立した構成になっており、非常によくできたリストだと感じました。素晴らしい!
トロン

今回のBMOではTOP16に入賞したトロンがなかったため、ここでは直近のレガシーチャレンジで優勝した青トロンを紹介します。
《Candelabra of Tawnos》禁止によって無色トロンは大きく数を減らしましたが、トロンというアーキタイプそのものが消えたわけではありません。
#1では16人、#2では18人が使用。
しかも、その大半を占めているのが青トロンです。
《Candelabra of Tawnos》による爆発的なマナ加速を失ったことで、トロンは消滅するのではなく、青を中心とした別の形へと変化しました。
#2では使用率6.5%で5番人気。
禁止後の新しいトロンがどのように進化していくのか、今後も注目です。
多様化するレガシー
上位4デッキが目立っていますが、今回のBMOは決して「4強環境」だったわけではありません。
#1では65種類、#2でも54種類ものアーキタイプが確認されています。
スニーク・ショー、最後の審判、ANT、トロン、デス&タックス、土地単、エルフなど、異なるゲームプランを持つデッキが幅広く使用されました。
《ファンタスティッカー》禁止後は特定の高速戦略を強く意識する必要が薄れ、さまざまなデッキを選択できる環境へ戻りつつあるように感じます。
デッキ選択だけで勝てるゲームも少なく、プレイやサイドボーディングを含めて練習しがいのある環境になっています。
まとめ
「BIG MAGIC Open Vol.15 BMOレガシー#1&#2 メタゲームブレイクダウン」をお届けしました!
禁止・制限告知と『マジック:ザ・ギャザリング | ホビット』の登場によって、レガシーのメタゲームにも新たな変化が生まれています。
青黒テンポ、青赤コーリ鋼、エルドラージは前環境から引き続き人気を維持しています。その一方で、リアニメイトが大きく数を伸ばし、《Candelabra of Tawnos》を失ったトロンも青型へ形を変えて生き残っています。
環境の中心にいる《知りたがりの学徒、タミヨウ》に対しても、《紅蓮破》などで直接対処する方法から、エルドラージのようにプレインズウォーカーへ変身する余裕を与えずライフを攻める方法まで、さまざまなアプローチが試されています。
一方で、#1では65種類、#2では54種類ものアーキタイプが使用されており、まだまだ多くのデッキにチャンスがある環境です。
年末に向けてレガシー選手権やエターナル・ウィークエンドなど、レガシーの大型イベントはまだまだ盛りだくさん!
日々プレイしながら環境の変化を追い、次の入賞を目指して頑張っていきましょう!
また次回、どこかのイベントで!
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