岡本桂多のKill them All!~『リアリティ・フラクチャー』編 後編~

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今回は『リアリティ・フラクチャー』編の記事の後編となります。

・前編はこちら
前編は注目カード5選&注目の統率者カードをピックアップ!

・統率者デッキを強化しよう!
今回も『リアリティ・フラクチャー』の統率者デッキからコマンダーを始める方向けにオススメの統率者候補、そしてそこからどういう道筋で改良していけばいいかを解説していきます! 
 
簡単なIN-OUT例も提示していますので第一歩として参考にしていただければ幸いです。
(※第一歩ということでIN-OUT例には高額なカードをなるべく避けてピックアップしています)

デッキリストは公式サイトからご確認いただけます。

 

・『多元宇宙の再誕』

今回の緑抜き4色、白青黒赤のデッキ1種のみになります。
統率者候補は《多元宇宙を築く者、ジェイス》と《力線の世話人、ニッサ》。
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《多元宇宙を築く者、ジェイス》はプレインズウォーカー統率者という事もあり、プレインズウォーカーを主軸に据えた統率者。
《力線の世話人、ニッサ》は上陸でクリーチャーをライブラリーから戦場に出せる上陸デッキ用統率者。
どちらも方向性が違うデッキになるので、それぞれ見ていきましょう。

 

・《多元宇宙を築く者、ジェイス》
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5マナで初期忠誠値が4の標準的なサイズのプレインズウォーカー。

忠誠度能力とは別に持っている誘発型能力で、2マナ払わないとジェイスを攻撃できないようになります。
《プロパガンダ》《亡霊の牢獄》と違って2マナ払えば何体でも攻撃に参加できるので弱めではあるものの、プレインズウォーカーが自前で持っている分には優秀な能力ですね。

+1能力は2ドローして手札のカードを1枚ライブラリーの一番下に置く、ドロー能力。
ちゃんと手札の枚数を増やしてくれるので使いやすい能力ですね。

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-3能力はクリーチャーかプレインズウォーカーに対応した《変身》のような能力。
ヒットする範囲がクリーチャーかプレインズウォーカーと少し広いため、本家《変身》のように特定のカード1枚だけデッキに入れておいて確実にそれがヒットするようにする構築は少し難しいかもしれません。

まずはジェイスというプレインズウォーカーを盤面に維持するために、プレインズウォーカーサポート系のカードを採用していきましょう。

普段僕の記事では最新セットからのカードはほとんど採用しない形でカードを紹介していましたが、今回の『リアリティ・フラクチャー』のプレインズウォーカーサポートには強力なものがあるためそこからもピックアップしていきます。

《忠誠の教示者/Loyal Tutor》
《オルゾフの法魔道士、トミク/Tomik, Orzhov Lawmage》
《多元宇宙の上書き/Overwrite the Multiverse》
《聖域に潜むもの/Sanctum Lurker》
《紅蓮術師としての歩み/Way of the Pyromancer》
・・・『リアリティ・フラクチャー』からの新規カード。

聖域に潜むもの
《聖域に潜むもの》はプレインズウォーカーが簡単には戦場から離れなくなる、唯一無二の能力を持っており、是非採用したいカードですね。

 
《競技場の首長/Arena Rector》
《ゲートウォッチ招致/Call the Gatewatch》
《目を開いた者、デジェル/Djeru, With Eyes Open》
《狼煙上げ/Ignite the Beacon》
・・・プレインズウォーカーをサーチするカード。
構築済みのままだとプレインズウォーカーカードがほとんど入っていないので今回は採用する事はなさそうですが、プレインズウォーカーを多く採用するのであればこの辺りも採用していきたいですね。

目を開いた者、デジェル
《目を開いた者、デジェル》はプレインズウォーカーへのダメージを軽減する能力も備わっているため、特にオススメの1枚です。

《オナッケの誓約守り/Onakke Oathkeeper》
《徴税の大天使/Archangel of Tithes》
《誅罰/Comeuppance》
《永久監視の敷居/Ever-Watching Threshold》
《安全の領域/Sphere of Safety》
《赦免のアルコン/Archon of Absolution》
《アルガイヴの徴募人、ベイルド/Baird, Argivian Recruiter》
《闘争か逃亡か/Fight or Flight》
《平和の番人/Peacekeeper》
《沈黙の調停者/Silent Arbiter》
《嵐潮のリバイアサン/Stormtide Leviathan》
《神格化/Deification》
《ケイヤ式幽体化/Kaya's Ghostform》
《学期の終わり/Semester's End》
・・・プレインズウォーカーを守るカード。

152361.jpg《安全の領域》のような攻撃抑制系のカードは多く存在します。
採用する際に注意したいのは、例えば《プロパガンダ》など「あなたを攻撃」する事だけを抑制する効果は「あなたがコントロールしているプレインズウォーカーへの攻撃」は抑制してくれない点です。
ただ、《平和の番人》のように「攻撃」そのものを抑制するものに関してはしっかりと抑制はしてくれます。
他にも《狭い空間》など似たようなカードを採用しようと思っている場合は注意が必要です。

神格化

《神格化》はクリーチャーをコントロールしている限りジェイスがダメージで戦場を離れなくなる優秀なサポートカードで、ジェイスの場持ちを良くしてくれるため是非採用したいカードです。

《ウルザ、タイタンズを組織する/Urza Assembles the Titans》
《不動のアジャニ/Ajani Steadfast》
《ジェイスの誓い/Oath of Jace》
《鎖のヴェール/The Chain Veil》
《火の後裔、チャンドラ/Chandra, Legacy of Fire》
《ガフ提督/Commodore Guff》
《胆液月の篭手/Ichormoon Gauntlet》
《灯触れの狩人、レオリ/Leori, Sparktouched Hunter》
《テフェリーの誓い/Oath of Teferi》
《テフェリーの才能/Teferi's Talent》
《法の行使者、トミク/Tomik, Wielder of Law》
《覆面の審問官、ヴロノース/Vronos, Masked Inquisitor》
《ゲートウォッチの標/Gatewatch Beacon》
・・・忠誠度能力に関するものなど、プレインズウォーカーのギミックそのもののサポートカード。

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《鎖のヴェール》《テフェリーの誓い》は忠誠度能力の起動回数を増やしてくれる数少ないカードで、ジェイスの+1能力を連打できれば一気にリソースを確保しにいけるため非常に強力です。

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《胆液月の篭手》など特殊な方法で忠誠カウンターを増やせるカードもプレインズウォーカーを長生きさせつつマイナス能力を起動しやすくするために必要なカードですね。

《高名な装置技師、ケイス/Cayth, Famed Mechanist》
《伝染病の留め金/Contagion Clasp》
《論議を呼ぶ計画/Contentious Plan》
《夢潮の鯨/Dreamtide Whale》
《胆液まみれ/Drown in Ichor》
《展開アルゴリズム/Expansion Algorithm》
《実験的占い/Experimental Augury》
《流束の媒介者/Flux Channeler》
《ぎらつく宝球/Glistening Sphere》
《奉謝の亡霊/Grateful Apparition》
《不気味な苦悩/Grim Affliction》
《ギルドパクトの密通者/Guildpact Informant》
《容赦無い潮流/Inexorable Tide》
《カーンの拠点/Karn's Bastion》
《厳格なガード、ルールー/Lulu, Stern Guardian》
《転移の福音者/Metastatic Evangel》
《シータ偵察機/Recon Craft Theta》
《潜在能力の波動/Ripples of Potential》
《血清の罠/Serum Snare》
《完全化の杖/Staff of Compleation》
《着実な進歩/Steady Progress》
《テゼレットの計略/Tezzeret's Gambit》
《かき鳴らし鳥/Thrummingbird》
《病毒のドレイク/Viral Drake》
《電位の負荷/Volt Charge》
《裏切りの棘、ヴラスカ/Vraska, Betrayal's Sting》
《ドロスの囁き/Whisper of the Dross》
《霊気式増幅器/Aetheric Amplifier》
《深輝エイ/Deepglow Skate》
・・・増殖など、忠誠カウンターに限らず直接カウンターを増やすカード。

流束の媒介者

《流束の媒介者》は《胆液月の篭手》と同じ条件で増殖ができます。
クリーチャーでない呪文を多く採用する形であれば1ターン中に複数回の誘発を狙えて一気に忠誠カウンターを増やせるため、オススメのクリーチャーですね。

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《裏切りの棘、ヴラスカ》は自身もプレインズウォーカーでありつつ0能力で増殖を行えるため、ジェイスと共に忠誠カウンターを増やしていける優秀なサポートカードです。
-9能力はプレイヤー1人にしか起動できないもののフィニッシュ手段として悪くありません。

続いて、ジェイスの-3能力を活かすカードを探してみましょう。
この能力に必要なコストとなるクリーチャーを用意する事と、ライブラリーの一番上からめくっていくランダム要素を最小化する事が重要です。

《軍勢の集結/Assemble the Legion》
《苦花/Bitterblossom》
《闇市の人脈/Black Market Connections》
《恩寵の宮廷/Court of Grace》
《光輝王の昇天/Luminarch Ascension》
《荒くれたちの笑い声/Outlaws' Merriment》
《ソルジャー軍事計画/SOLDIER Military Program》
《恒久守護のラナール/Ranar the Ever-Watchful》
・・・必要なコストとなるクリーチャー・トークンを生成してくれるカード。
トークンを生成できるクリーチャーも選択肢には上がりますが、ジェイスの-3能力で戦場に出ても基本的にあまり強くない事が多いので今回はピックアップしていません。
また、コストとしてすぐ使う分には問題ないものの、ジェイスを守るためのブロッカーとしての役割も持てると状況を選ばずにプレイできるため、《ゴブリンの突撃》のようなブロッカーになれないカードもピックアップしていません。

恒久守護のラナール

《恒久守護のラナール》はクリーチャーカードですがクリーチャー・トークンを生成するカードとして優秀なためこちらでピックアップしています。
カードが追放領域に置かれるたびにトークンを生成できるという事で、ジェイスの-3能力を起動するたびに次の-3能力のためのコストを補充してくれるため、ジェイスと相性が非常に良いカードです。
本体も2/3飛行警戒と若干サイズは小さめなもののブロッカーとしての役割を十分期待できる点もうれしいですね。

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《恩寵の宮廷》は統治者になりつつ飛行持ちのトークンを毎ターン生成できる優秀なエンチャント。
プレインズウォーカーに戦闘ダメージを与えても統治者の権利が移動しないため、相手からするとジェイスを攻撃するかプレイヤーを攻撃するかで悩む事になります。
相手次第にはなりますが疑似的にジェイスを相手の攻撃から守るカードとしても扱えますね。
また、自分が統治者であるかどうかに関わらず生成できるトークンは飛行を持っているので、ブロッカーとしての役割を十分果たしてくれる事でしょう。

光輝王の昇天

《光輝王の昇天》は普通のデッキだと基本的には周りからのヘイトが一気に上がるカードです。
このデッキであればジェイスを守るための攻撃抑制系のカードを多めに採用する事もあり、探索カウンター4個以上を達成するのも容易です。
ジェイスの-3能力のコストとしては少々もったいないものの、2マナで生成できるのであれば選択肢として十分アリですね。

《熱心な発明者/Loyal Inventor》
《川識の占い師/Riverwise Augur》
《風の騎兵/Cavalier of Gales》
《碑出告と開璃/Hidetsugu and Kairi》
《見えざる者の生き残り/Survivor of the Unseen》
・・・ランダム要素を最小化するため、ライブラリーの一番上に特定のカードを置けるクリーチャー。
クリーチャーであればジェイスの-3能力のコストにも使えるのでこういったカードは貴重です。

熱心な発明者

《熱心な発明者》はアーティファクト限定ですが、アーティファクトクリーチャーを探す事でジェイスの-3能力で確実に戦場に出せるようになります。
他の4枚は《渦まく知識》のようなドロー操作を行えるクリーチャー。
今回のような大型クリーチャーのコストを踏み倒すデッキでは大型クリーチャーを手札に引いてきてしまうと困るため、こういったカードで手札を調整する必要があります。

川識の占い師
特に《川識の占い師》は4マナとジェイスを唱える前のターンにプレイでき、自身をジェイスの-3能力のコストにでき、上から2枚目に大型クリーチャーを置いておけば確定で戦場に出せるとピッタリとハマるピースですね。
《風の騎兵》と《碑出告と開璃》も戦場に出たときの能力は強力ですし、ジェイスの-3能力で出しても悪くないスペックではありますが、ジェイスの-3能力のコストにしてしまうのはもったいないので、コストにはなるべく他のクリーチャーを使いたいですね。


《Conch Horn》
《Diabolic Vision》
《逢魔が辻/Haunted Crossroads》
《師範の占い独楽/Sensei's Divining Top》
《ヴォルラスの要塞/Volrath's Stronghold》
《石なる知識/Brainstone》
《巻物棚/Scroll Rack》
・・・ランダム要素を最小化するためのライブラリーの一番上を操作できるクリーチャー以外のカード。
継続的にライブラリーの一番上を操作できるものはどれも大分高価なものが多くなってしまいますが、いわゆる汎用カードと呼ばれるものが多いので致し方ないですね。

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《逢魔が辻》は大分軽いコストで自分の墓地のクリーチャーをライブラリーの一番上に置けるため、大型クリーチャーを何度も再利用できる優秀なサポートカードでオススメの一枚です。

《数学の天才、アドリック/Adric, Mathematical Genius》
《世界を救うものまね中、ゴゴ/Gogo, Master of Mimicry》
《石成エンジン/Lithoform Engine》
《ピーター・パーカーのカメラ/Peter Parker's Camera》
《しっぺ返し/Return the Favor》
《開拓地の助言者、エルサ・ジョー/Ertha Jo, Frontier Mentor》
《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》
《ローアンの才能/Rowan's Talent》
・・・ジェイスの忠誠度能力をコピーできるカード。
プレインズウォーカーはどうしても1ターンに1回しか能力を起動できず、多人数戦ではそのテンポの遅さが致命的になりかねません。
+1能力を2回行えば一気にドローが加速しますし、-3能力を2回行えば2体大型クリーチャーやプレインズウォーカーを展開できるので盤面をひっくりかえせるようになります。
-3能力をコピーする際はコストを2つ用意する必要があるのでその点だけ注意が必要です。

開拓地の助言者、エルサ・ジョー
《開拓地の助言者、エルサ・ジョー》は自身が戦場に出たときにコストに使えるトークンを1体だけとは言え生成してくれる上に、ジェイスの-3能力のコストでクリーチャーを追放すればコピーもしてくれます。
本体も4マナ2/4とジェイスよりも前のターンに出せるブロッカーとして優秀なため、是非採用したいですね。

IN 20
《オルゾフの法魔道士、トミク/Tomik, Orzhov Lawmage》
《聖域に潜むもの/Sanctum Lurker》
《徴税の大天使/Archangel of Tithes》
《安全の領域/Sphere of Safety》
《沈黙の調停者/Silent Arbiter》
《神格化/Deification》
《鎖のヴェール/The Chain Veil》
《テフェリーの誓い/Oath of Teferi》
《胆液月の篭手/Ichormoon Gauntlet》
《流束の媒介者/Flux Channeler》
《裏切りの棘、ヴラスカ/Vraska, Betrayal's Sting》
《霊気式増幅器/Aetheric Amplifier》
《恒久守護のラナール/Ranar the Ever-Watchful》
《恩寵の宮廷/Court of Grace》
《光輝王の昇天/Luminarch Ascension》
《熱心な発明者/Loyal Inventor》
《川識の占い師/Riverwise Augur》
《逢魔が辻/Haunted Crossroads》
《石なる知識/Brainstone》
《開拓地の助言者、エルサ・ジョー/Ertha Jo, Frontier Mentor》

OUT 20
《救いの手、ダク・フェイデン/Dack Fayden, Helping Hand》
《熱意ある偽造者、ヴェンセール/Venser, Fervent Forger》
《幽霊弁護士、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Ghost Counsel》
《戴冠せし反乱者、タミヨウ/Tamiyo, Upriser Crowned》
《スクレルヴの巣/Skrelv's Hive》
《サメ台風/Shark Typhoon》
《思考の旋風/Whirlwind of Thought》
《呪われた鏡/Cursed Mirror》
《両替機/Currency Converter》
《変幻の杖/Proteus Staff》
《テフェリーの叱責/Teferi's Reproach》
《完璧な策略/Flawless Maneuver》
《荒野の確保/Secure the Wastes》
《密教の天啓/Occult Epiphany》
《模造運命/Synthetic Destiny》
《嘘か真か/Fact or Fiction》
《灯の燼滅/Despark》
《太陽降下/Sunfall》
《白の太陽の黄昏/White Sun's Twilight》
《集団変身/Mass Polymorph》

《多元宇宙を築く者、ジェイス》は-3能力を活かして大型クリーチャーやプレインズウォーカーのコストを踏み倒していくタイプのデッキになりました。

今回はプレインズウォーカー統率者ということでプレインズウォーカーを守るカード、-3能力を安定して起動するためのカードばかりのピックアップになりましたが、多人数戦でプレインズウォーカーを守りきるためにはしっかりと構築の段階でのケアは必要不可欠です。

ジェイスの-3能力から出す大型クリーチャーやプレインズウォーカーに関しては正直好みで問題ありません。
自分が普段プレイしている卓に応じて色々と取捨選択していく事でデッキを改良していきましょう。

《多元宇宙を築く者、ジェイス》はプレインズウォーカー統率者ということで普通の統率者デッキとは少し異なるものの、固有色が4色もあるので今後の成長にも期待できるため、ここからコマンダーを始める初心者の方にも十分オススメできる統率者ですね。

・《力線の世話人、ニッサ》
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今回のニッサは7マナ5/5接死警戒と結構な大型サイズ。
上陸能力は1ドローして、各ターン最初の1回目の解決時にはクリーチャーカードが公開されるまでライブラリーを公開して、公開されたクリーチャーを戦場に出す、こちらもクリーチャーのコストを踏み倒すタイプの能力です。

ニッサの能力はライブラリーを公開し始める前に1ドローが挟まってしまうため、ジェイスの項目で紹介したような「ライブラリーの一番上に特定のカードを置く」効果を使ってもそれを引いてからライブラリーを公開していく事になる点が少し難しいポイントです。
ジェイスの項目で紹介したようなランダム性を最小化するカードに関しては少し採用が難しくなるでしょう。

まずはニッサ自身の重いコストを捻出する方法を考えましょう。

《ニッサの欲動、苦茨/Bitterthorn, Nissa's Animus》
《つややかな雄鹿/Burnished Hart》
《地図作りの鷹/Cartographer's Hawk》
《乗っ取り屋/Claim Jumper》
《ディープ・ノームの地形術師/Deep Gnome Terramancer》
《岩力制動/Lithobraking》
《軌道からの突入/Orbital Plunge》
《侵略樹、次元壊し/Realmbreaker, the Invasion Tree》
《駆け回る偵察兵/Scampering Surveyor》
《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》
《家庭と故郷の剣/Sword of Hearth and Home》
《精霊信者の剣/Sword of the Animist》
《ポニーの群れ/Troop of Ponies》
《旅人のガラクタ/Wayfarer's Bauble》
・・・ライブラリーから土地を探して戦場に出せるカード。
固有色に緑がないので選択肢が非常に狭まっています。

白によくある「自分より相手の方が土地をコントロールしていたら、自分も土地を探してくる」タイプのカードがいくつかあります。
これらはプレイする際の席順さえ問題なければ基本的に1回はちゃんと機能しますが、中盤から終盤になると機能しない事が多いため採用枚数には注意が必要です。

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《ニッサの欲動、苦茨》など基本土地を探すカードを多く採用する場合は土地の配分に注意が必要です。
ニッサはどうしても4色デッキという都合上多色土地を入れて色事故を防ぐ必要がありますが、そうなると探したい基本土地がもうない!という事態に陥る可能性が増えます。
4色のうち1色をほとんど必要としない構築にするなど、何かしらの工夫をしたいですね。

軌道からの突入

《岩力制動》《軌道からの突入》などから生成される着陸船トークンは数少ない緑以外でも《不屈の自然》を行えるカード。
能力自体はそこまで強力ではないものの、上陸回数を稼ぐためにもニッサのための7マナを捻出するためにも採用を検討できそうです。

侵略樹、次元壊し

《侵略樹、次元壊し》は相手依存にはなってしまうものの、継続的に土地を戦場に出せる貴重なカード。
《溢れかえる岸辺》などのフェッチランドをもらった時のために土地タイプを持つ土地を自分のデッキに多めに採用しておいたり、《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》で黒マナだけは出せるようにしておいたり、多少工夫してあげると安定性はさらに上がります。

《アークリアクター/Arc Reactor》
《水晶の這行器/Crystalline Crawler》
《金粉の水蓮/Gilded Lotus》
《虹色の大地鏡/Prismatic Geoscope》
《久遠のエレベーター/The Eternity Elevator》
《スランの発電機/Thran Dynamo》
・・・大量にマナを加えられるマナアーティファクト。
ここでピックアップしたマナアーティファクトは、「出した次のターンに土地をプレイせずともニッサをプレイできる」ものです。

スランの発電機
例えば《スランの発電機》はプレイできているなら4マナはすでにあり、そこに《スランの発電機》からの3マナを含めれば7マナになるのでニッサをプレイできます。
土地をプレイせずにニッサを唱えればその後に土地をプレイしてすぐに上陸を誘発させられるため、ここが重要になってきますね。
もちろん土地タイプが揃っていない時の《虹色の大地鏡》や色が思うように出ない時の《水晶の這行器》など、確実にはニッサをプレイできない場合もありますが、これらのカードがあれば一気にニッサをプレイしやすくなるため、可能な限り採用したいところです。

続いて上陸回数を増やすためのカードを探してみましょう。

寓話の小道
すでに構築済みで採用されている《寓話の小道》のようなフェッチランドは自身をプレイする事で自分ターン中の上陸を行いつつ、相手ターン中に起動する事で相手ターン中の上陸も行えるため非常に優秀です。
《溢れかえる岸辺》のようなレアのフェッチランドは可能な限り採用したい所ですが、そうなるとそこから探せる《神聖なる泉》のようなショックランドや《ラフィーンの塔》のような3色ランドも欲しくなってきます。
この辺りは自分の手持ちのカード資産とよく相談して採用していくといいでしょう。

《幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker》
《釣りにて不在/Gone Fishing》
《コロコロ、コロコロ、ころげたる/Roll-Roll-Roll-Roll》
《廃墟の幽霊/Ruin Ghost》
《ちらつき/Flicker》
《セヴィンの再利用/Sevinne's Reclamation》
《テフェリーの時間改変/Teferi's Time Twist》
《滞留者ヴェンセール/Venser, the Sojourner》
《アゾリウスの大法官庁/Azorius Chancery》
《ボロスの駐屯地/Boros Garrison》
《ディミーアの水路/Dimir Aqueduct》
《ギルド無しの公共地/Guildless Commons》
《イゼットの煮沸場/Izzet Boilerworks》
《オルゾフの聖堂/Orzhov Basilica》
《ラクドスの肉儀場/Rakdos Carnarium》
《クローシスの地下墓地/Crosis's Catacombs》
《ドロマーの洞窟/Dromar's Cavern》
・・・上陸回数を稼ぐor安定させるカード。
《幽霊のゆらめき》など相手のターン中に上陸を行えるカードはそのままニッサの能力でクリーチャーを戦場に出す事につながるので、単発であっても採用する価値はあります。

3537478.jpg《廃墟の幽霊》は自身をタップするためターンが回ってくるまでに1回だけになりますが、継続的に起動できる上にコストもほぼかからずに起動できるため重宝しそうです。
大型クリーチャー枠で《潮力》など《廃墟の幽霊》をアンタップできるクリーチャーを採用しておくと更に展開力が増して強力に扱えることでしょう。

アゾリウスの大法官庁

《アゾリウスの大法官庁》などのいわゆる「お帰りランド」「バウンスランド」と呼ばれる土地は自身がタップインのためあまり多く採用しない方がいいものの、土地でありながら次のターンにプレイする土地も用意してくれるので上陸デッキでは是非採用したいカードです。

ニッサはジェイスとは異なり一度戦場に出せるぐらいマナを伸ばす事ができれば、後は上陸するだけで仕事ができるので、せっかくなので採用できそうな大型クリーチャーを探してみましょう。

《エインシャント・シルヴァー・ドラゴン/Ancient Silver Dragon》
《悪意の力/Baleful Force》
《溜め込む親玉/Hoarding Broodlord》
《核の占い師、ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxias, Core Augur》
《穢れた血、ラザケシュ/Razaketh, the Foulblooded》
《副陽のスフィンクス/Sphinx of the Second Sun》
《恐怖を喰うもの、ヴァルガヴォス/Valgavoth, Terror Eater》
《血の取引者、ヴィリス/Vilis, Broker of Blood》
《簒奪者、アーデン/Ardyn, the Usurper》
《黎明をもたらす者レイヤ/Reya Dawnbringer》
《ウラモグの戦慄祖/Ulamog's Dreadsire》
《ウトヴァラのヘルカイト/Utvara Hellkite》

《アブソリュートヴァーチュー/Absolute Virtue》
《希望の天使アヴァシン/Avacyn, Angel of Hope》
《魅力的な執政官/Blazing Archon》
《バーシンセーの城壁/The Walls of Ba Sing Se》
《未来のサメ、アルマゴン/Armaggon, Future Shark》
《灰燼の乗り手/Ashen Rider》
《軍団を破壊するもの/Breaker of Armies》
《世界を喰らうもの、ギャラクタス/Galactus, Devourer of Worlds》
《背くもの/It That Betrays》
《マグマの力/Magmatic Force》
《ウラモグの道滅ぼし/Pathrazer of Ulamog》
《召喚:バハムート/Summon: Bahamut》
《虚空の選別者/Void Winnower》

《爆発炉のヘルカイト/Blast-Furnace Hellkite》
《荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus》
《ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus》
《ユートロムの武人、クランゲ/Krang, Utrom Warlord》
《月揺らしの騎兵隊/Moonshaker Cavalry》
《召喚:ナイツオブラウンド/Summon: Knights of Round》
・・・各色の大型(一旦8マナ以上のみ)クリーチャー。
大体ドローやクリーチャー展開など、妨害系、打点重視でグループを分けてピックアップしてあります。

約束された終末、エムラクール

唱えずに戦場に出ているため、《約束された終末、エムラクール》などの「唱えたとき」に誘発するエルドラージなどはあまり強く使えないのは注意が必要です。このエムラクールに関しては13/13飛行・トランプル・プロテクション(インスタント)だけでも強いという説はありますが・・・

戦場に出たあとは特に期限もなくずっと戦場に居続けてくれるため、《悪意の力》《恐怖を喰うもの、ヴァルガヴォス》などずっと戦場にいる事でアドバンテージを稼ぎ続けてくれるクリーチャーは重要です。

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大型クリーチャーを多数展開する事から全体除去には弱くなってしまうため、《希望の天使アヴァシン》《バーシンセーの城壁》などで破壊不能を付与してあげられるとなお良いですね。
《毒の濁流》など破壊不能を貫通する全体除去は諦めましょう!

《月揺らしの騎兵隊》は相手のターン中に出てしまうと能力を強く使えませんが、《ファイレクシアの変形者》などのコピー系クリーチャーを採用しておけば自分のターン中に再度誘発させてフィニッシュ手段とする事も可能です。

IN 20
《つややかな雄鹿/Burnished Hart》
《軌道からの突入/Orbital Plunge》
《侵略樹、次元壊し/Realmbreaker, the Invasion Tree》
《ポニーの群れ/Troop of Ponies》
《旅人のガラクタ/Wayfarer's Bauble》
《アークリアクター/Arc Reactor》
《金粉の水蓮/Gilded Lotus》
《久遠のエレベーター/The Eternity Elevator》
《スランの発電機/Thran Dynamo》
《幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker》
《ちらつき/Flicker》
《廃墟の幽霊/Ruin Ghost》
《潮力/Tidal Force》
《テフェリーの時間改変/Teferi's Time Twist》
《悪意の力/Baleful Force》
《核の占い師、ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxias, Core Augur》
《黎明をもたらす者レイヤ/Reya Dawnbringer》
《希望の天使アヴァシン/Avacyn, Angel of Hope》
《世界を喰らうもの、コーマ/Koma, World-Eater》
《爆発炉のヘルカイト/Blast-Furnace Hellkite》

OUT 20
《虚空の座、オムナス/Omnath, Locus of the Void》
《救いの手、ダク・フェイデン/Dack Fayden, Helping Hand》
《昇りたる者、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis, the Ascended》
《ウェザーライトの海賊、ジョイラ/Jhoira, Weatherlight Corsair》
《熱意ある偽造者、ヴェンセール/Venser, Fervent Forger》
《幽霊弁護士、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Ghost Counsel》
《戴冠せし反乱者、タミヨウ/Tamiyo, Upriser Crowned》
《お菓子の女王、ジンジャー/Ginger, Queen of Sweets》
《スクレルヴの巣/Skrelv's Hive》
《サメ台風/Shark Typhoon》
《戦慄衆の侵略/Dreadhorde Invasion》
《思考の旋風/Whirlwind of Thought》
《強風岩峰の包囲/Windcrag Siege》
《語り部の杖/Staff of the Storyteller》
《テフェリーの叱責/Teferi's Reproach》
《荒野の確保/Secure the Wastes》
《密教の天啓/Occult Epiphany》
《模造運命/Synthetic Destiny》
《集団変身/Mass Polymorph》
《未練ある魂/Lingering Souls》

《力線の世話人、ニッサ》は比較的シンプルに土地を伸ばして大型クリーチャーをモリモリ展開しよう、というデッキになりました。
上陸、大型クリーチャーはどちらも緑の専売特許に思えますが、意外にも他の固有色だけでもカバーできる部分は多く、爽快感を感じられるデッキになりましたね。

コスト踏み倒しに目が行きがちですが、シンプルに上陸するだけで1ドローできるのはそれだけで十分に強力な能力でもあります。
今回は上陸する事、大型クリーチャーを展開する事だけを考えましたが、ニッサは7マナとコストが非常に重い統率者のため何度も出し直しをするのが難しいため、今後は打ち消し呪文などニッサ自身を守るカードもある程度追加していけるといいですね。

基本的な構造が土地を並べるだけでいいため初心者の方にも分かりやすく、更に強力な大型クリーチャーが収録されるたびに強くなっていくデッキなので将来性もあり、オススメの統率者と言えるでしょう。

 

以上で『リアリティ・フラクチャー』編の記事は終了です。

今回の記事で紹介しきれなかった統率者や、特定のデッキで非常に強力な助っ人となるサポートカードなどまだまだいっぱいあります。
皆さんも是非新しい統率者を組んでみたり、カードリストをもう一度眺めて自分の統率者に合いそうなカードを探してみたりしてください!

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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