スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben

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Card of the Day -今日の1枚- 2013/09/27

スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben

スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben

スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben

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すっかり「人間」がマジックの最強種族の地位に君臨するようになった。
この種族の登場は意外なことに「ミラディン」とマジックの歴史で見ればまだまだ10年のキャリアしかない。

 

それ以前の「職業タイプしか持っていないどう見ても人間な連中」も軒並みに人間となったため、一躍最大勢力へと成り上がった。

 

先輩面していたエルフやゴブリンも肩身が狭い思いをしていることだろう。

 

今や人間に出来ないことの方が少なくなっている。

 

軽量アタッカー、除去能力、アドバンテージ獲得、相手への妨害、さらにはフィニッシャーやコンボパーツとしての役割まで。

 

我々の世界の人間と同様、人が手を取り合って力を合わせれば出来ないことなど何もないのだ―――などと恰好をつけるのはここらにしといて、本題に入ろう。

 

今日の1枚、このイニストラード・ブロックのストーリーでも主要登場人物でもある彼女は、仲間を・プレイヤーを守るため、プレイヤーが呪文を唱えることを妨害する。

 

全ての呪文をたった1マナではあるが重くする。しかしこれがたった1マナと侮るなかれ。

 

この稼いだ1ターンが明暗を分けることは皆様ご承知のことだろう。

 

《至高の評決》が4ターン目に撃てないということは、1回多く全軍突撃することが出来る。

 

それだけの時間を稼げれば十分というものだ。

 

このカードが採用されたデッキは、各種人間ビートダウン(GW、UWなどW+一色が主流。
これも全カラーに存在する人間ならでは)、またその派生形である「Naya Blitz」のサイドボード、人間とはまた違うアプローチのGW・セレズニアビートなどだ。

 

これらのデッキ、何れも1ターン稼げれば十分にライフを削りきれるデッキだ。

 

この時間稼ぎに加えて、2マナパワー2・先制攻撃のボディは申し分ない。

 

唯一の弱点は、伝説のクリーチャーであることか。ただ、こんな能力持ちを2体3体と出されてはゲームにならないのだから当たり前ではあるよね。

 

この点は逆に《Karakas》で守れるくらいに思った方が良いだろう。

 

スタンダードは勿論、レガシー・さらにはヴィンテージでさえその強烈な存在感を示している。

 

レガシーではGWの「マーベリック」では定番の1枚。

 

ヴィンテージでは「フィッシュ」や「ZOO」などでパッと場に出て、パワー9なくともパワー9に対抗できるということを証明し続けている。


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