2014/02/26 巨大ヒヨケムシ - Card of the Day -今日の1枚-

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巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge

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薀蓄回。生き物大好きな僕が「ヒヨケムシ」について語る。漢字で書くならば「日避虫」となろう、その名の通り太陽を避ける=夜行性傾向の強い蟲である。
節足動物門鋏角亜門クモ綱ヒヨケムシ目に属する、蜘蛛に似た・しかしシルエットが明らかに異なる連中の事をヒヨケムシと呼ぶ。

その最大の特徴は、カードでも描かれている長い触肢(歩行および接触による周囲の探索に用いる脚)と、巨大な鋏角(頭部の中央にある牙状の脚。蜘蛛の仲間たちの口はそれぞれの食生活に合わせて脚が変化したものとなっている)が作り上げる恐ろしげな風貌である。

また、その頭部から腹部にかけての特異な形状も本種の魅力ではあるのだが、残念ながらこのイラストの個体は巨大すぎてそこまで描かれていない。

英名の「Camel Spider」は、その体型および砂漠に生息していることからつけられたものだろう。砂漠などの乾燥地帯を中心に世界中の熱帯・亜熱帯に広く分布している。恐らくは低温に弱いようで、残念ながら日本には生息していない。


その鋏脚が示す通り肉食の獰猛なハンターであり、動くものならなんでも喰らいつく凶暴な性質と、獲物の身体を食いちぎり出血で弱らせてから貪り食う戦術を併せ持っている。

捕食対象は昆虫・同属・トカゲ・ネズミや小鳥と相手が何であれ襲い掛かる。タランチュラの類とは、お互いに食う・食われる関係にある。乾燥地帯を生きる多脚生物として、お互いに一撃必殺を極めた捕食者同士である。

タランチュラが毒を用いるアサシンならば、ヒヨケムシは肉弾戦バリバリ、大斧をフルスイングしてくるバーサーカーといったところだ。


えーカードの紹介でしたね。所謂「歩く火力」の最終進化系である。4マナでタフネス1とどんな戦闘でも死んでしまう貧弱さを代償として、パワー4トランプル速攻という殺傷能力とその敏捷性で何人も触れることができない除去耐性(被覆)を併せ持っている。

赤と緑、両方を用いるビートダウンで主に使われたが、「イゼットロン」といったコントロールがアグレッシブサイドボードとして走らせるなど、デッキを選ばない縦横無尽の活躍を見せていた。残念ながら《歓楽の神、ゼナゴス》との相性は悪い。

まあこの蟲は見るからに神話の類とは縁遠い存在であるし。飼いたいけど、流通は少なく長期飼育はすこぶる難しい。仕方なくこのカードで我慢するのだ。

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