2014/03/06 霊界への門、神ヶ眼 - Card of the Day -今日の1枚-

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霊界への門、神ヶ眼/Gods'Eye, Gate to the Reikai

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英語・アルファベットに関するマジック豆知識を紹介するこの1週間、本日は「カード名に含まれる英単語の数」が最も多い1枚である《霊界への門、神ヶ眼》の紹介である。このカード名に含まれているのは6単語…もっとゴテゴテした名前のカードがありそうで、意外にないというのもおもしろい(勿論、銀枠を全力で排除した結果である。25単語って…)。


《霊界への門、神ヶ眼》はアンコモンの伝説の土地という、実に「レジェンド」以来の登場となる珍しい1枚として注目を集めた。カードとしても珍しい能力を持っており、これが墓地に送られると1/1のスピリット・トークンを場に残していく。

破壊されても別のリソースを場に残す土地というのは、他に類を見ない。しかし、この能力はどう使ったものだろうか?土地破壊対策としてサイドインしたところで、相手はこれ以外の土地を割ってくるだけだろう。無色マナしか出ないのがなんとも辛いところである。そして仮に《ハルマゲドン》のような全体土地破壊対策として仕込んでも、出てくるのは1/1バニラ1体のみである。

神河ブロックのスピリット・トークンにありがちな勘違いなのだが、このスピリット達は我々が近年遭遇した「イニストラード」の宙を舞う幽霊たちとは同じ部族ではあるが、根本的に別物である。彼らは地べたを這う脆弱な魑魅魍魎なのだ。もしこの魑魅魍魎達が飛行を有していれば…評価はまた違ったものになったかもしれない。いずれにせよ、面白いが使いにくいカードには間違いない。


昨年の大きな変更として「レジェンド・ルール」の改定があった。これは、複数の同名の伝説のパーマネントが、同一のプレイヤーのコントロール下となった時に「どれを残すか」をプレイヤーが選び残りを墓地に置くというもの。この変更で、こ

のカードを軸にしたデッキ(そんなものあるのか)は挙動が大きく変更されている。以前までは「神ヶ眼Aを場に出す→次のターンBを場に出す、2枚とも墓地に行きスピリットが2体場に出る→Cを場に出す→Dを場に出し2体…」という動きをしていたが、現在は「Aを場に出す→次のターンBを場に出す、Bを廃棄してスピリットを1体場に出す→Cを場に出す、Cを廃棄してスピリットを…」というように、トークンの生産速度は変わらないがそれが2ターンに1回か毎ターンかという差が出るようになった。

個人的には、チャンプブロックなども考慮すれば現在の方が強化されていると思う。《世界のるつぼ》《壌土からの生命》を用いて、さあデッキを作ってみよう(やめとこう)。

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